【SIDE-A】
INVITATION
思い出を盗んで
愛のきざし
潮の香り
秋の気配
【SIDE-B】
変わってゆく女
あなたがいれば
恋人よそのままで
HERO
夏もとうとう終わり、秋の長雨シーズンの到来です。ぽつぽつ、しとしと・・・降っているのかいないのか、そんな天気が続きます。こんな季節に聴きたいアルバムはこれでしょう
というわけで、紙ジャケCDレビュー、第7弾は『JUNKTION』です。
発売は1977年9月。
私が初めて聴いたのは、おそらく発売から10年近く後、高校に上がったかどうかの頃だったと思います。前作の『SONG IS LOVE』が、青春の青さ、甘さを歌った多感なラブソングが多かったのに対して、『JUNKTION』はジャケットからして男っぽいし、曲も凝っていて、
「随分と大人っぽいアルバムだなぁ」
と思ったのを覚えています。正直なところ、当時は苦手でしたねぇ
今では非常に”私好み”のアルバムなのですが。
『秋の気配』、『潮の香り』の2大名曲と、その周りに配された渋い曲たち。
オリジナルアルバムとしては、決してまとまっているとは思えません。曲数も9曲と中途半端な感じですし、サウンドも5人になって、アコースティックなところと、バンドっぽい部分がまだ混沌としています。でもね、”アンバランスなバランス感”とでもいいましょうか、なんとも絶妙な配曲なんですよね。
その渋い曲たちの中でも、私のお気に入りは、小田さん作詞、ヤスさん作曲の『あなたがいれば』。
小田さんの描く切ない世界を、ヤスさんの大人っぽいメロディと甘い声で表現してあって、隠れた名曲です
シングルバージョンより長めの、ちょっとジャズっぽい間奏は、昔は違和感があったのですが、今聴くと格好いいのです
ところで、ヤスさんの曲で小田さんの詩というのは、この曲のみ・・・のはず。貴重な一曲です。(『HERO』も『幻想』も、いわゆる”共作”ですものね)
あっ、調べたわけではなく、自分の記憶だけで語ってますので、他にもあったらばスイマセン
『愛のきざし』は、小田さんのファルセットを聴くことができる貴重な曲。
昨年のPRESS(何号かは忘れましたが)、望月さんのコーナーを読むまでは、このファルセットはヤスさんだろうか?と思ってました
他にも、一曲目の『INVITATION』のイントロは、、『SONG IS LOVE』のアウトロの別アレンジだったりと、マニアックな聴き方を楽しめるアルバムです。(そのあたりが、今の私好みなのかも)
そうそう、マニアックといえば、このアルバムのジャケット写真。
このコレクションラック右下のカセットテープのラベルの文字、小田さんの筆跡でしょうか?昔っから気になってるんですけど。
CDの紙ジャケではよく見えないので、わざわざLPを引っ張り出して接写みましたが・・・。
・・・わからん。それこそ望月さんのコーナーに投稿しろってね
で、 このジャケット。
コレクションラックに貼られた二人のピンナップ、なんともさりげなくっていいですね
昔の小田さんとヤスさんの声って、ホント似てますよね~。
ユニゾンなんて二人の声が完全に溶けちゃって、ひとつになってますもん。
『HERO』、私も正確に聴き分ける自信はないかもです~(汗)
♪友たちは知っていた~♪の部分は小田さんで、後はヤスさんかなぁって、ずっと思ってるんですけどね。
ああ『幻想』も『HERO』も、ライブで聴くことは叶わないんでしょうかねぇ。聴いてみたいです。
ほかは『Christmas Day』も「共作」でしょう。この中に、『幻想』が特に好きです。
恥ずかしいですが、『HERO』についていつも疑問を抱いています。いったい、ボーカルは誰なんでしょうかと。
この曲は二人揃って歌ってたのを知ってるのに、「ここは小田さんか、ヤスさんか」といつも悩んでます。この曲だけに、お二人の声を識別できませんというわけです。変ですね...泣きたくなってしまったくらいです。(笑)
私もランナウェイは『LIVE』バージョンの方が好きです。
今のヤスさんが歌う『ランナウェイ』も素敵ですが、やはりこの曲は小田さんとのツインボーカルを前提として書かれたものだと思ってマス。
自分は「LIVE」の「ランナウェイ」をよく聞きます。nanoriさんが書かれている「ランナウェイ」のユニゾンは自分も大好きで、思わず書き込んでしまいました。「春は~、もうすぐそこ~、この旅の~お~わりに~、あなた~の~やさしい~微笑みがほしいから~」のところ、もう、何回聞いても美しい。と思います。
ただ、小田さんの曲でヤスさんがリードボーカルの『さわやかな朝をむかえるために』や、逆にヤスさんの『ランナウェイ』にしても、私的には二人で歌ってこそ、の曲だと思っています。『ランナウェイ』のユニゾンを是非意識して聴いてみて下さい
”ツインボーカル”がオフコースの魅力だと思います。
このアルバムの「HERO」は小田さん、ヤスさん作詞作曲ですが、1曲の歌をヤスさんが歌われ、途中から小田さんが歌っておられますよね?
こうして1つの曲を2人のリードボーカルで歌われた曲は他にもあったでしょうか?
私はこの1曲しか分からないのですが それだけに2人で歌われた曲だと思うと感慨深くて、今思えば奇跡のような曲だとも感じているんですが
高校生の時にこのLP聴きまして やはり当時は「秋の気配」と「愛のきざし」が好きでしたね~。 で、やはり、昨年のドームツアーをきっかけに「紙ジャケ」買いまして。今になって初めて「HERO」を2人で歌われてる事に気が付きました。
他には「幻想」と「あなたがいれば」が2人の共作ですね。2人の共作はほんとに少ないので 「おおっ~」って聴いてしまいますね。
nanoriさんのおかげで オフコース時代のアルバムをいろいろな感じ方で聴けるのが楽しいですし、今更ながらやっぱりオフコースが大好きだなぁと思います。
オフコースには秋が良く似合います。
さてさて、いったい何を注文されたのでしょうか?
また感想教えて下さいね~
私は今、潤子さんのCDを買おうかどうしようか悩み中です。
この記事読んでたら、すっごく欲しくなって、
でもって、過去の紙ジャケCDレビューを読んだら、他にも欲しくなっちゃって・・・
いっぱい注文しちゃった
オフコースの曲って、今聴いてもまったく古く感じないところが凄いですよね。
私の30年も、motoさんと同じような感じです。『Over』に始まって、初期の頃の曲にハマり、また5人時代の曲を聴き・・・てな感じでエンドレスです(笑)
「Three and Two」以降の作品をしばらく聞き、何かのタイミングで「SONG IS LOVE」~「FAIRWAY」に移り、その後初期の作品に移行し、また、「OVER」を聞いて・・・ってな感じで30年も経っているんですね。なのに今日聞いても新しい。
私もこのアルバムは、昨年CDで購入するまでほとんど忘れておりました
どの曲とはいいませんが、中には聴いても思い出せなかったものも・・・
ちゃんと自分でLP買ってるくせにねぇ。
でもこうやって、過去の作品を遡って思い出すのは楽しいものですね。
聴いたら思い出すのでしょうか。そう願います。
やっぱりちまちまとCDを買い集めていかなくちゃ。アナログでは残っていても、聴けません
マッチ箱の話、kakoさんに言われて思い出しました!
そうでしたそうでした、ドルフィンのものっていう話でした。
あと私が気になるのは、煙草。セブンスターですね。
当時はヤスさん、まだ煙草を吸ってましたよね。ヤスさんの銘柄がセブンスターだったのかもしれません。
”試行錯誤”な感じが、今聴くと興味深いです。
そうか、『幻想』は共作ではなくて、小田さん作詞でしたか。
いわれてみれば、『HERO』の世界と通じるものがありますね。
そうやって聴くとますます面白いアルバムです。
なんとなく、小田さん、ヤスさんのお気に入りの私物をあつめたのかな?とかね♪
当時はテニスもよくされていたみたいだし、ワーゲンのキーホルダーはあのシングルジャケットの黄色いワーゲンを思い出します。あれは、友人のと聞いたような気がしますが・・。
インクは小田さんっぽい・・?当時、わたしもこのメーカーのカラーインクを集めてました。
左下のマッチはユーミンの曲の「ドルフィン」と山手の「展覧会」(もうないそうです)のマッチだそうです。←http://www23.ocn.ne.jp/~bis/text32.htm
nanoriさんのアップの画像で気づいたのですが、ふたりのピンナップと一緒に止められているのはイヤリングですよね。なんか思わせぶりです(笑)
「歌を捧げて」の後と、「INVITATION」の前の小田さんとヤスさんのささやくような歌声にいつもトロ~ンとしてしまいます♪これ、大好き!
このアルバムに合う季節ですね。
この時期になると、いつもこのアルバムを聴いています(それに9月は小田さんの誕生日ですものね)♪
この時期のオフコースは実質的には5人にはなってはいたものの、まだまだ試行錯誤の時代。
5人になって、どういうサウンドを目指したらいいか、模索をしている時期ではないでしょうか。
そのためか、色々なタイプの曲が実験的に収録されていて、凄く興味深いです。
小田さん作詞、ヤスさん作曲の「あなたがいれば」僕も大好きです!
シングルバージョンとは違う間奏のジャズ風のアレンジが何とも言えません。
小田さん作詞、ヤスさん作曲は他にも「幻想」があります。
この曲は、60年代後半~70年代初頭に起きた学生運動がモチーフとなっていて、この続編が「HERO」と聞いております。