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音楽の話題を日々徒然に。

LIVE

2010-01-20 19:33:09 | 紙ジャケCD

【SIDE A】
1.愛を止めないで
2.Run Away
3.恋を抱きしめよう
4.雨の降る日に
5.思いのままに
                                                               
【SIDE B】
1.風に吹かれて
2.汐風のなかで
3.失恋のすすめ
4.老人のつぶやき
5.さわやかな朝を迎えるために
6.Chili’s Song

【SIDE C】
1.歴史は夜つくられる
2.君を待つ渚
3.SAVE THE LOVE
4.生まれ来る子供たちのために

【SIDE D】
1.さよなら
2.のがすなチャンスを
3.愛を止めないで
4.僕の贈りもの

このあいだ風邪で寝込んでいたとき、小田さんの夢を見ました。
ゴルフのプロアマで小田さんが優勝し、私はその試合のテレビ中継を録画し損ねた・・・という内容。
まんま、『NEXT』ですが、その時うつらうつらしながら聴いていたのは『NEXT』ではなく、『LIVE』でした

・・・ということで、今回の紙ジャケCDレビューは、オフコース2枚目のライブアルバム『LIVE』です。

思えば最近のアーティストって、あまりライブアルバムって出さないような・・・。
DVDが主流なのでしょうか。私としては視点が固定されてしまうDVD映像よりも、音だけのアルバム方が想像が広がるので好きですね。

とかなんとか、今でこそええかっこ言うてますが、20数年前に、このアルバムを最初に聴いた時の感想ってあまり芳しいものではなく・・・

「これって、『Three and Two』とどこが違うん?」

買って損したかも・・・なぁんてことを思ってました。白状します、ゴメンナサイ
確かに、アルバム『Three and Two』9曲のうち7曲が入ってますからね。
”ライブ”ということに価値を見いだせなければ、こんな感想になってしまうわけです。(中古LPとはいえ、中学生には高かったし・・・
でも、逆にいえば、それだけオフコースがレコードの音を忠実にライブで再現していたということで、彼らのライブのクオリティがいかに高かったかということの証明のようにも思います。

そんな2枚組、全19曲の中でも、私が「あぁ、やっぱライブだなぁ。」と感じる曲をあげてみます。

まずは、A面の『Run Away』
アルバム『Song is love』収録バージョンとはコーラスワークが違っていて、私的にはこちらの方が好みです
小田さんとヤスさんのユニゾンの素晴らしいこと!
このバージョンで聴くと、『Run Away』という曲は、最初っから”ツイン・ヴォーカル”、すなわち”二人で歌う”ということを前提にして作られた曲なのではないかと思ってしまいます。『のがすなチャンスを』にも同じことが言えるかもしれません。

お次は、B面の『風に吹かれて』
これは小田さんの歌い方が、なんとも「ライブだなぁ」と思わせてくれます。
なんといいますか、レコードではクールな高音部分を、熱く、躍動感たっぷりに歌ってる感じがいいですね。歌ってる表情が目に浮かんでくるようです。

そして、
同じくB面の失恋のすすめ』
レコードとは違い、ヤスさんのアコギ一本のアレンジです。
この時使っていたギターは、ヤスさん曰く、「IBANEZのAWシリーズだったと思う」とのことですが、このアコースティックギターの音色がすごく素敵なんですよ
ちょっと電子的な感じもするお洒落な音。
それがこのギターの特性なのか、ヤスさんの演奏テクによるものかはわかりませんが、このアルバムの聴きどころのひとつだと思います。

あと、全体を通じていえることですが、松尾さんのコーラスが非常に効果的ですよね。
『SAVE THE LOVE』なんて特にそう感じます。
そうそう、この『SAVE THE LOVE』。昨年、一昨年とヤスさんのライブで聴いた時ももちろん感動だったのですが、やはりこうして聴くと、この曲は小田さんの演奏があってこそのライブだなぁ、と。
ヤスさんのギターに忠実で、誠実な小田さんの演奏が好きです
『思いのままに』もそうですけど、小田さん、もう一度シンセ弾いてくれないかしらん

1枚目のライブアルバム『秋ゆく街で』の時は二人だったオフコース。
6年後の『LIVE』では、厚みを増したバンド・ライブに進化しています。
初々しかった二人の、格好良い変貌ぶりに着目して、聴き比べてみるのも面白いかもしれません
   
   

こちらは歌詞カード。凝った作りでしたね。

★過去のレビューはコチラ → ♪紙ジャケCD

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20 コメント

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Unknown (kako)
2010-01-20 22:09:32
いいなぁ・・・♪
小田さんの夢を見れるなら寝込んでもいいかも・・・って思っちゃいます(^_^;)

LIVEのレコード盤の写真の小田さん、ジローさんを後ろから抱きしめて・・・。ついつい妄想が膨らんでしまいます(^_^;)

歌詞カードの冊子もほんと豪華ですよね~。
ちょっとした写真集みたい。
みんなの手書きの文字もあるし・・・。
紙ジャケCDだと、ちっちゃすぎて悲しいから、やっぱりレコード持っててよかったとおもいます(*^_^*) 
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Unknown (nico)
2010-01-20 22:27:44
私も昨夜、何十年ぶりかに小田さんの夢を見ました!夢の中の小田さんは今の小田さんと昔の小田さんをミックスしたような顔で(って、同じ人間なのに…)、髪が伸びてました。「髪が伸びたねー」と何故かタメ口の私。「うん、これから伸ばそうかと思ってんだ」と小田さん。「長いほうが若く見えるね」とこれまたタメ口&おそれおおいコメントをする私。さすが、夢。

このアルバムのカバー、いま見てもおしゃれだわー。でもって、このアルバムを持ってるのに聴いた記憶がない!!なぜだー。
私、もう一度、小田さんがシンセやキーボードに囲まれてるライブ観たいわー。それらを操る小田さんは『職人』っぽくってカッコよかった!いまだに私にとっては小田さんはギターではなくて、シンセサイザー、キーボードのイメージ。
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Unknown (アベちゃん)
2010-01-20 23:07:16
何と言うのでしょう???
とても30年以上も前のライブとは思えませんよねぇ。

サポートメンバー無しのたった5人だけでこういった分厚いサウンドを再現していたのは本当に凄いことだと思います
このライブアルバムはそれがよく判るアルバムですね!
改めて、オフコースのライブの完成度の高さを再認識させられるアルバムです♪
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LO/IVE (moto)
2010-01-20 23:27:17
前にもコメントさせて頂きましたが、自分はこのアルバムが大好きです。
「Run Away」のユニゾン、「風に吹かれて」のコーラスとか、とにかく何度聞いても新しいのです。「風に吹かれて」はこのライブバージョンを先に聞いたために、オリジナルを聞くのが怖かった覚えがあります。ライブとオリジナルに差がある人が多かったものですから。「老人のつぶやき」なんかも聞くたびに自分の気持ちをどこかへ連れて行ってくれます。
エアギターなんかもここで覚えました。
このアルバムでは小田さんのメロディとヤスさんのリズムが完全に解け合っている感じがします。
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Unknown (うるとらK)
2010-01-21 10:12:43
おお、この歌詞カードね。ウフフ。
オフコース時代のことはほぼ知らない私なのでこのてのネタは新鮮ですわ。
SAVE THE LOVEの前奏が好き。ゾクゾクしちゃいます。ライブDVDを見てるとみんな職人のように
機材を操って、しかも歌ってるのが凄いと思う。稲Pが「ギター演奏の音と違う音で歌うのは
難しい。小田さんはいつもやってるのかと思うと
やっぱり凄いと思う」って何かに書いてたな~。うん。すごいよね。
今夜あたり小田さん、夢に出てくれないかな。
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あぁ 聴きたい~ (はる)
2010-01-21 20:04:13
nanoriさんの紙ジャケシリーズ詳しくてホント読み応えありますね~。 私も早速『LIVE』が聴きたくなりました。私は、火曜日から明日まで広島で3泊4日の合宿研修に参加してまして…。外界から遮断されてひたすら勉強してます頭がパンクしそうです。明日 帰ったら早速聴きます。それから 土曜日は松江でスタレビのライブに行って来ます。要さんやメンバーの皆さんの歌声が楽しみですよ~。

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kakoさんへ (nanori)
2010-01-21 20:24:38
kakoさん、実は私、このLP盤が行方不明なんですぅ~!!
たしかに持ってたはずなのに、一体どこへいってしまったのか・・・
ジャケットの見開きの写真もいいですよね。
全員盛装で。小田さん、この頃からジャケットの袖まくってるし(笑)

kakoさんもこのアルバム聴きながら寝て下さい。小田さんの夢みれるかも、です
ちなみに夢の中の小田さんは、グレーのポロシャツに、めずらしくクリーム色のジャケットを着ておられました
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nicoさんへ (nanori)
2010-01-21 20:29:18
さすが、nicoさん!小田さんにタメ口ですかい?夢の中でも「上から目線」やし
私なんて、夢に出てきたとはいえテレビの中ですよ~!!優勝インタビューを受けてはりましたわ

このジャケットはたしか小田さんの発案だったとか。お洒落ですよね~。
でもnicoさん、まずは聴いて下さい!これを聴くと、シンセに囲まれた小田さんを妄想しますよ。
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アベちゃんへ (nanori)
2010-01-21 20:33:47
そうそう!私アルバムのクレジット確認したもの。
あれ?この時ってサポートメンバーいたっけ?って
5人だけとは信じられませんよねぇ。
私の不幸は、一番最初に好きになったバンドがオフコースだったことかも。
これが「普通」と思っちゃうと、他のライブが物足りない!
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motoさんへ (nanori)
2010-01-21 20:40:54
そうそう、motoさん以前、この「Run Away」が好きだって仰ってましたよね♪
大サビのハモリもテンション上がります!
「老人のつぶやき」のコーラスも好きです。
ほんと、この頃のオフコースは絶好調。仰る通り、小田さんとヤスさんがガッチリ溶け合ってますよね
ホント、何度聴いても飽きません

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