何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

愛は愛

2019-11-22 21:42:51 | 
土曜の午後の昼下がり
冬なのに春みたいに暖かで
グラウンドに寝そべって
手を広げる
風に乗って同じ速さで流れてく雲は
何処まで行くんだろう

私はあなたが思っている私だろうか
あなたは私が思っているあなただろうか
私は例え私が思っているあなたじゃなくても
それを許せたり
受け入れたりできることが
愛するということなのだと
あなたに出会って初めて知りました

土曜の午後の昼下がり
ほんの少し温かい気持ちになれたのは
こんなことをふと考えていたからなのです
風に流されて形が変わっても
雲は雲
愛は愛
それはあなたに出会って知りました




苦笑

2019-11-19 21:43:11 | 
人の心の複雑さや秘めた感情
それを分かってほしいと
どこかで思っていた私は
あなたの無邪気で素直すぎる心を
これでもかというほど見せられて
それからは何故かどんなことでも
笑って受け止めるという
強さにも似た諦めが生まれたのです


平和な闇

2019-11-07 22:39:24 | 
ただ楽しく生きていたいだけなのに
みんな僕を傷つける
誰も不幸になんかするつもりはないよ
だから笑ってるだけなのに
心ない人ばかり
知らなくてもいいことを
どうして聞かなくちゃいけないんだろう
君はさぞかし晴れ晴れとした気分だろう
調子よく相槌を打って
聞き分けよく振る舞ってる僕のことなんか
構うもんかって具合に楽しそうだ
真っ暗で何も見えない
無音の平和な闇の中に身を沈めて
このまま居なくなってしまいたい