気持ちを飲み込んで
寂しさを押し殺す
整わない問題が
山積みの頭の中
消えない傷
淡い残り香
人との出会いは
痕跡を残す
影も光も写す
心細くて頼りない
いつも解けそうな手
何度繋ぎ直しても
彷徨う
二人の手
あなたの自転車の後ろに乗って
そっと肩に手を乗せた
風に誘われてあなたの髪がなびく
まぶしすぎてまっすぐ見れない
ぎこちなさが耳を熱くさせる
あなたのことは信じない
みんなに優しいから
思わせぶりな笑顔は
この心を切なくさせるだけ
だからあなたのことは信じない
あなたの自転車の後ろに乗って
後ろ姿を焼き付ける
背中からあなたの温もりが伝わって
こぼれ落ちてしまいそう
私のことは信じないで
嘘が得意だから
笑顔を装って
涙を隠すなんて平気
だから私のことは信じないで
あなたの自転車の後ろに乗って
いつも空ばかり見上げてた
あなたに気づかれないように
でもあなたに気づいて欲しくて
いつも何かに追いつめられて
泣いてる私を
あなたは真夜中でも飛んできて
連れ出してくれた
暗く沈んでいても
あなたに会えば元気になれた
余裕がなくても
あなたを感じれば自由になれた
心を見失いそうになっても
あなたの温もりがあれば
私は私でいられた
またね。と車を降りて
あなたが見えなくなるまで見送った後も
手を振るこの手を握って
私は祈った
このままずっと
ずっと永遠に
私たちが私たちでありますように…と
ツッタサカナニ
エサヲアゲナイデ
ニゲラレテシマウヒトガイル
エサヲアタエスギテ
コロシテシマウヒトモイル
ワタシハエサヲタクサンアタエタラ
ヒロクテジユウナトコロニ
ニガシテアゲル
イイヒト
トキドキワルイヒト
