何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

希望

2018-08-27 22:03:03 | 
心に希望の空が広がる
出会えたことの喜びが
泉のように湧き上がり
小さな不安は
静かに風に揺れる
愛を感じるほど
その思いは次第に強くなり
真実は霞んでいく
どこかに飛んで行ってしまいそう
そうなる前に
希望の空が消えないうちに
あなたに伝えます
「ありがとう」


一番星

2018-08-21 22:32:52 | 
一番星を目指して
歩いていた
ためらいのない笑顔
愛の深さ
その意味も知らず
そばにいるのが当たり前で
暗がりの道は
いつも誰かが照らしてくれた
まっすぐに続く道
綺麗に咲いた花にも気づかずに
踏みつけて通り過ぎる日々
光は次第に薄れて
一番星はいつの間にか消えていた
ひとり暗い道
今もどこにも辿り着けないまま
足跡を探っている
人って愚かだな
失ってからしか
気づけないなんて


航路

2018-08-11 20:38:50 | 
見送る影も
迎えに来る気配もない
船はとっくに漕ぎ出して
ゆらゆらと進んでいる
どこを目指して漕ぐか
あてもないけれど
ただひたすらに
幸せを望んでいた日を頼りに
漕ぎ続けていればきっと
どこかへはたどり着くだろう