何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

傷跡

2018-06-25 20:38:39 | 
孤独な心とバラ色の余韻が
蜘蛛の糸のように絡まったまま
透き通った一部に傷跡を残したまま
誰かを欺いてまで
慰めが欲しかったわけじゃない
言葉は飾りでもナイフでもなく
心から溢れるさざ波
傷ついて失って知っていく
本当に失いたくないものの前で
信じなければ
見えないものもあるのだと


変わらない夢

2018-06-17 22:33:12 | 
暗い部屋で膝を抱えてる
街の景色も
あの人の髪型も変わった
明日も当たり前に朝が来て
当たり前に過ぎていく毎日
変わらないのは私だけ
夜の闇が運んでくる
懐かしい記憶だけが宝物
あの頃少しだけ夢を見てた
誰かを愛するという夢
誰かに愛されるという夢


2018-06-17 01:02:15 | 
愛は欲しいときほど側になくて
鬱陶しいときほど近くにあった
都合よく
コントロールしようとすればするほど
愛は本質を見抜き
遠ざかっていく

傷ついた心を癒してくれたのも
幸福を感じて胸が踊ったのも
すべて愛を感じたときだった
いつも僕を救ってくれたのは
愛だった


二人の世界

2018-06-15 21:12:00 | 
紫陽花の季節
愛し合った日々
6月の雨が胸を打つ

みんな幸せそう
雨に濡れながら
つぶやいた

懐かしい愛の歌を歌ってた
あの頃は幸せだったのに
二人の世界があったのに

結ばれることはない
二人の世界を
隔てていたもの
それは愛だった