何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

すごろく

2017-04-16 22:15:24 | 
近づいたと思ったら
離れて行って
ホッとしてたら
ハラハラして
捕まえたと思ったら
逃げて行って
ドキドキしてたら
落ち込んで
見つめたら
逸らされて

気がついたら
いつもスタート地点
すごろくだったら
ひとマスも進めない
とにかくひとマスでも進みたかった



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永遠

2017-04-16 13:11:21 | 
真っ黒な湖にピンクの花びら。
切ないコントラスト。
光に照らされ夜空に浮かぶ桜を見上げていた。
繕われた美しさは、眩しい太陽を浴びて淡く咲く本当の姿を知っているからか。

いつかあなたと話した“永遠”について考えていた。
あの時あなたは「永遠などない」と言ったけれど、
「どちらかが死ぬまで一緒にいたら“永遠”ということになる」と私が言ったこと覚えていますか。
そしてあなたは頷いて微笑むだけだった。
あなたはきっと永遠を信じていなかった。
最後に「僕は変わらない」と言ったのがあなたの答えだった。

どうしてあんなに切ない二人になってしまったのだろう。
それはあまりにも違ったから。
同じものになりたかったから。
同じものになれなかったから。

あなたは笑うかもしれない。
私はあなたと出会う前も後も“永遠”とか“ずっと”とか“変わらないもの”が、どこかにあると信じ続けている。
けれど、結局いつも叶わない。
信じ続けていてもずっと叶わなかった。
私が信じていることはもう叶わないのかもしれない。
それでも私はあなたと同じでずっとずっとこのままなのです。
本当の姿を知ってほしいのです。
繕わないで生きていたいのです。
ずっと私は私なのです。





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他には何も

2017-04-13 20:57:29 | 
心は近づけなくて
言葉は伝わらなくて
泣いてばかりいたけど
それもすべて
好きだから乗り越えられた

でもなぜだろう
僕が寄り添って欲しい時
いつも君はいなかった
それが言うまでもなく答えだろう?

そばにいて欲しかった
手をつないでいて欲しかった
他には何もいらなかった
君以外
何も



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僕は僕で

2017-04-12 20:10:42 | 
笑ってと僕が言うと
君はよく笑った
幸福感はすべてのものに色を付け
リズムを打つように日々は流れた
あの時はこんな日がずっと続くと思っていた

最後に見た君も笑顔だった
笑顔だったけど
心は嘘をつけなくて
涙が溢れてた

今の僕の目に映るものに色はなく
どんな音も胸に響かない
もう戻れないところまで来てしまった
僕は僕で生きていくしかないんだね




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雨が恋しくて

2017-04-11 20:59:07 | 
同じ空の下
一人満開の花を見上げる
疾うに諦めたはずの
叶わない約束だけが
切なく浮かんでは消えて
胸を締めつける

雨が恋しくて
風が恋しくて
全て散ってしまえば
忘れられるだろうか
この息をのむほどの美しさは罪
満開の桜がただ疎ましい



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