時の結晶 2008-04-28 21:33:46 | 詩 君がゆっくりと息をしている 僕だけに許された愛おしい寝顔を 惜し気もなく見せつけて 切ないほどこの心を狂わせる 今、静かに 君の隣で確かめている 僕を悩ませるそのやさしい瞳に うっすらと刻まれた 美しい目尻の窪みを そしてそれが 君の生きてきた月日を 物語っているということを これからも僕たちは 笑い合っていられるだろうか 君のふたつの目尻に 素晴らしい時の結晶を 刻んであげられるだろうか 明日を告げるベルが鳴り 夢うつつ 君が目を覚ましたとき きっと僕は静かに問いかけるだろう 幸せか、と にほんブログ村 にほんブログ村