山に癒されて…♪

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本谷から 御在所岳  帰りは一の谷新道へ

2016年08月09日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2016年8月7日(日) 御在所岳 (本谷~一ノ谷新道経由)






コースタイム

7:30 駐車場 7:45 ← 10:21 大黒岩 10:30 → 10:35 御在所山上公園駅 1190m → 
10:50 御在所山一等三角点 1209.37m 11:15 → 11:32 大黒岩 → 
11:47 鷹見岩 1035m → 12:32 中道登山口 → 12:34 駐車場


歩行距離:42.2K
歩行時間:4時間04分
所要時間:4時間40分



コースは一般道ではなく、地図には記載されていない
沢登り的な要素が含まれているバリエーションルートを歩きます
クライミング要素のある山行となり
水平移動より垂直移動の要素が多い工程で 短い距離と短い時間の中で
心地より疲れを覚える事になります




 国道477号線沿いの駐車場


無料駐車場は満車
路肩の白線内に 納まる所に駐車します


 国道477号線



法枠工事も終了しているのに…ブツブツ

ラバーコーンがなければ
ここにも駐車で来るのですが…ブツブツ

今日も人気のお山は車も溢れ返っていますのに…ブツブツ




 
一の谷新道入り口


国道沿いに 簡素な茶屋があり
その横からの一の谷新道入り口より入山します







そのまま 建物の横裏の階段を上って
まっすぐ進めば一の谷新道へと向います

しかし、今回は 本谷ルートを目指しますので
一の谷新道へは行かず 階段をに曲がり
建物の裏に回る様に進みます



 
御在所山の家


裏には古い建物がひっそりと佇むように建っています

以前はここも賑わいを見せていたのでしょうか
薄汚れた窓の奥には 当時を偲ばせるように 
布団やテーブルがそのままになっているのが見えます

その御在所山の家の入り口の前に
本谷への入り口があります


 
本谷への登山口


丁度 小屋の裏へと廻る道でしょうか…



 すぐに裏山といった感じの道 →    河原へ下りる入り口

 
堰の上部の河原


堰の上部にでます


砂防堰堤の堆砂敷きの河原を歩きますが
その先は 木の枝が覆いかぶさった形で
…ちょっと 暗い感じがします



 河原からの入り口


その木の枝を潜る形で進むと 
河原から谷間の道へと変わっていきます



 谷間の道



大きな岩がゴ~ロゴロ
谷間にあるペイントを確認しながら登っていきます



 ゴロ岩の道




どんどん斜面は急になるけど
大きな岩のゴ~ロゴロは変わらず続きます


ホッサ ホッサ ふぁいとでございます…が

時に… ズルッ!





 ナメ滝



おぉ~


最初に出会うナメ滝です



ここから大小の滝に遭遇して 
谷歩きを楽しむことになります



しかし…喜んでばかりいられません…
沢登りと同じで、取るルートにより難しさがかわり
遡行感覚を取り戻さなければなりません


水量も少なく 沢登りというより 谷歩きの感じで
装備はある程度準備してきたものの
靴は…登山靴沢靴ではありません


苔が…怪しげにツルリと滑らせてくれそう…


直に挑むのはちょっと躊躇する所も…しかし…
チチの判断に任せつつも
高巻よりも 谷を攻めて見たくもなる衝動が沸々と…






なので…なるべく谷歩きを楽しむことに…






右岸に巻き道があるようで、上の方から人の声がします
沢に下りずに高巻きの道をトレースしている若者達が
抜きつ抜かれつの距離で登って来られております

大岩を超えるように 谷を登っていくと
前に立ちはだかる 滝の壁が…




不動滝



貫禄ある不動滝です

大きなチェックストーン
上の岩を支えています…

あの一つの岩で 上部に岩を止めているのがよくわかります



ここで滝を見ながら小休憩を取りましょう




滝と言っても 涸滝のように水量は殆どなく
周囲に苔むした岩肌が 天に向かって聳り立つ姿は
まさに摩天楼の如く…

登って登れなくもなさそうですが
不気味に張り付いている苔が…ちょっと嫌な雰囲気


何でも…過去に大きな事故もあった所のようですし…
無理はせずにここは素直に巻くことにしましょう





右岸の巻き道  急斜面  大木




不動滝から少し戻り
右岸の巻道で不動滝を巻くように登ります

そして、大きな大木を右手にみて
その大木の左上を回ってに降りる方が安全です




不動滝の上部


滝の上に降り立ちます
この下にあの不動滝が…


ここにある岩の面々…あのチェックストーンに支えられて
ここにあるのでしょうか…・・・




 降りてきたところを振り返る



巻道と言っても 
決して軟な道ではありませんね







清涼感も少なからず湛えて
大岩のつづく谷道が 限りなく上へと延びています


…岩を登るって 使わない筋肉を使っているよう…

油断が出来ない場面が多く
汗が止め処無く噴き出ている事すら気づかない…


それでも ただ只管 上へと登ります




見上げた先に 一段と大きな岩が
あの岩の所が コウモリ沢の分岐のよう…



しかし…まだまだ…遠い…




 ヤマアジサイ



岩陰にひっそりと咲くアジサイの花が
癒しのように微笑みかけてくれます




スラブ上の大岩



しかし…
ヤマアジサイの花を見てホッとしたのもつかの間
目の前に…ぞっ!


私の苦手な 登りだわ…







いつ設置されたロープ…?
私の中での信用度は駄々下がり

自力で登るほか無さそうです…


そして この大岩を超えると コーモリ沢分岐にでます



 コーモリ沢分岐 本谷   コーモリ沢分岐 コーモリ沢

本谷



ここは本谷へと入って行くため
倒木の下をくぐってへと進みます




倒木を越えて振り返る



涼しい風が時折吹いてくるポイントがあります
この倒木を超えたあたりにも
涼しい風の恩恵にあずかります

気が付けば、全身びっしょりと濡れて
シャワークライミングでもしたかのようになっています


濡れ鼠のような私…
下から吹き上がる風に慰められています







弱音は吐いている暇などありません!

まだまだ…先は長いです…


ふぁいと で ございます!


コーモリ沢の分岐からのペイントは
少なくなっていきます


遡行図を頭に描きながら
地形と地図で方向を確認して 
谷を詰めていきます




 


おっ 大黒滝が目の前に見えてきました



大黒滝



今にも転げてきそうな黒い岩…
一つ目標を見つけて 力が出てきます♪

しかし…たどり着くには
そう 簡単では無さそうです…







蜘蛛の糸…



垂れたロープが 
私には蜘蛛の糸にしか見えませんでした



ここも越えねばならないのですね…


ロープの垂れ方が…嫌い




そっと 岩に置いた手に
ぞっとするほど 冷たい感触が伝わってきました





つづく








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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (錫杖)
2016-08-09 19:17:57
このルートはバリエーションルートですね

知りませんでしたよ

見応えたっぷり
本谷ルートがあったなんて

ブログランキングボタンが
ハイキングだなんて

これをハイキングとしるnabekobiさんはスゴすぎる
返信する
御在所岳とは懐かしい (たか)
2016-08-09 21:39:09
行くところ行くところ恐ろし過ぎ
目指す先は厳しいミチノリですね。
「ついて来い」と言われても今の私にはとても無理としか言いようがないでしょう。
実は先日より坐骨神経痛で通院中です。
幾らか痛みは退きましたが当分はリハビリが続きます。
山も暫くは無理でしょう。
でも画像の一枚一枚を拝見させて頂いて
無鉄砲に登っていた頃が蘇り楽しく拝見する事が出来ました。
これからも楽しみにしてますね。

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錫杖様 お早うございます♪ (nanekobi5963)
2016-08-10 07:41:23
なんだか 気恥ずかしくなるコメントをありがとうございます

そんな…すごいといわれると
天に舞ってどこまでも登っていきそうな私です(笑)

本当にそんなことなく
ただ…チチに連れられていくだけなので…

チチは根っからの山屋なので 
変な?ルートを見つけてきますが(笑)

このルートは地図に載っていないので
本当に物好きの歩くルートなのかも・・・
でも 面白い所でした
もっと私に技術があれば 直登で楽しめたかもです…

錫杖様なら きっと素敵なアングルで 滝の魅力を
写し出された事でしょうに…
私のバカチョンカメラでも 谷の魅力は伝わりましたか?

いつも ご訪問下さってありがとうございます
とても励みになっております♪
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たか様 お早うございます (nanekobi5963)
2016-08-10 07:48:48
坐骨神経痛・・・なんと!
大丈夫ですか?

これは大変です…
早くよくなって下さるといいのですが…
祈る事しかできない私です・・・

たか様の山の履歴を知れば
その凄さがわかります
私の方が今も無鉄砲で無謀というべき行動かもです(笑)
いつまでたっても成長せず
ただただ…親の後を追う子供の様・・・

ただ・・・昔の楽しんでいた頃を思い出して
愉しめる今を 私も大切にして行きたいです
たか様の昔のお話 一度ゆっくりとお伺いしたいほどです♪

いつも コメントをありがとうございます♪




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こんばんは (延岡の山歩人K)
2016-08-10 20:06:57
地図にも記載されていない
沢登りやクライミング要素の登山道
厳しい登山されるものです

写真を拝見しても 怖いとこ多いですね
ハラハラドキドキ
しながら 楽しませていただきました

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延岡の山歩K様 こんばんわ (nanekobi5963)
2016-08-10 22:56:08
私もハラハラドキドキしました~

人の少ない所を選んで行くと
そうなってしまったようです(笑)
チチに連れられて行くだけの私ですので
その時々を楽しむ山歩きかもです

確か K様も高所恐怖症とかで
岩場の所からお写真を取られる時
寝て撮られたと書かれておりましたが
私も高所恐怖症…というと 疑われましたが
やはり 高い所は苦手です

でも そのハラハラドキドキ
怖いもの見たさではありませんが 覗いてみたくなります

変ですね(笑)
お山にはきっと魔物が棲んでいるのかもです♪
その魔物に魅入られたのでしょうか(笑)

いつも コメントをありがとうございます♪

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Unknown (山帽子)
2016-08-14 15:16:47
>ふぁいと で ございます!~

思わずガンバレ!と声かけたくなりました。
何事も体験です、それこそ、そこに 立ってみないと、
その言葉すらでませんものね

自分ももう忘れるぐらい(100年)??前に一度だけ
最もシンドイ? ロープウエイで。登らなくて楽チンでした。

でもすべてを忘れていますが(笑) 単なる行ったと、それだけを覚えているだけでござんすょ!

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おはようございます (nanekobi5963)
2016-08-15 07:55:23
本当に その場に立たないと
でない言葉もありますね
鳳凰三山の記事を拝読させて頂いている時も
歩いた事があるからこそ 
ガンバレ…!
そうそう…そうなのよ~
うんうん…いい所♪
などなど 感じる事が出来ますものね


>自分ももう忘れるぐらい(100年)??前に一度だけ
最もシンドイ? ロープウエイで。登らなくて楽チンでした

まぁ~ 100年昔 私はまだ一昔程度…
まだまだ未熟者ですね(笑)
ロープウェイからも魅力あるコースです♪

>でもすべてを忘れていますが(笑)

私も今の事も忘れ すべて記憶のかなたに…ですので
同じ山を登っても  いつも新鮮な気持ち(笑)

あっ・・・山帽子様とはちょっと違って
私の葉…大変な事かもです(笑)

記憶とは不思議なものですね
しんどい事はいつの間にか消えて
楽しかった事や感動だけを覚えていて
また…行きたくさせますものね

こんな会話ができるなんて
山帽子様のコメント 嬉しく思います
ありがとうございます♪


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