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2020年2月2日(日) ☁/一時☀
大又林道~P-1334~薊岳~明神平
大又林道~P-1334~薊岳~明神平
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P-1334取付きの枝尾根からの続きです
基本急な登りの連続ですが
ジグザグにゆっくりと登っていきます
高度が上がるにつれ 風を感じ出し
取付き始めて感じた暑さは
いつの間にか引いて
上着を一枚羽織ります
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稜線に出る手前で 枝尾根から広い山腹を
トラバースしながら登る所が出てきます
そこは・・・今までの尾根道と違い
雰囲気ががらりと変わったように見えます
目の前に広がった圧巻の樹林帯に
足を止め 何度も見上げます
広大な山腹の圧巻の景色に目を奪われても
見ると登る事の違いを知ります
そして 今回選んだコースで
一番気を引き締めて
踏ん張って登らなければならない所だった・・・と
感じたところでもありました
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P-1334 直下の支尾根
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P-1334直下のトラバースの斜面
見た目と現実は違いを実感して登ります
チェーンアイゼンを履いている私すでが
ピッケルを出して使います
ふと前方を行くチチに目を向けると
さすがのチチも
ここでピッケルを取り出しています
早くつけすぎたと思ったチェーンアイゼン!
この時ほどありがたや~と
感じたことはありませんでした
薄っすらと付いた雪と凍った地面が
嫌らしくも難度を上げている感じです
その時々の条件で油断できな状況になる事は
山では珍しくありません
慎重に登っていくだけです!
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頑張って登っていくと
霧氷祭りが待っていました!
青空は見えませんが
色々な姿の霧氷を楽しむことが出来ます
急登を登る合間でも霧氷を楽しんでいると
緩やかな平地のような尾根に出ます
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P-1334
急登を終えて ようやくP-1334に立つと
そこは一気に霧氷祭り最盛期!
冬将軍が居座って
別世界を作り出していました~♪
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薄っすらと薊岳が 水墨画の様に
森の向こうから姿を現してきます
今からそちらに伺いますよ~♪
右手側方向に足を向けて
薊岳を目指して進んで行く事にします
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しかし・・・
一気に霧氷の世界へと展開し
足が進むはずもありません!
丁度 薊岳から降りてこられたと思われる
二人の男女とすれ違います
「ピッケル持っているわ
こんなところ要らないのに」
一笑して通り過ぎていきます
悲壮な顔をしていたのでしょうか・・・
体力のなさが 表面に出ていたのかもしれません
思わず苦笑をしながら
ゆっくりと薊岳の方に向かっていきます
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大台ヶ原方面
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木ノ実矢塚と薄っすらと大台ヶ原
ガスで霞む景色に浮かぶ稜線と
それを囲むようにひろがる六角花に
時の過ぎるのも忘れそうになります
だけど・・・なんですよね・・・
薊岳を目指して登って来たのですよね・・・
進まねばなりません・・・!
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それでも 足が止まる・・・
今季初の見事な霧氷祭り!
無理からぬことです・・・が
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何度も上を見上げて
霧氷の世界に心奪われます
今年は暖冬の影響で中々みる事が出来なかったので
この時をどれほど待ったことでしょう
欲を言えば 青空が欲しい・・・ところです
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もうすぐ薊岳の頂上です
しかし 空は白いカーテンを引いたまま
景色を閉ざして 冬らしくも
モノトーンの世界を作り出して迎えます
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薊岳についてみたものの
視界ゼロ状態のモノトーンの世界のままでした
しかし ガスの動きが微妙・・・
上空の高い所では 風は
強く吹いて雲を押しのけようとしているのでしょうか
雲の動きが速く ガスが蠢いています
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大峰方面の雲が動き出す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/da/f3aaf0fb1e665c4eebf728c0e532e284.jpg)
景色は望めそうにない感じでしたが
動きのある空に変化が見られ始め
段々 遠くの稜線を捉えられるほどに・・・
これは期待できそうな・・・
お昼には青空が見えるはずだが・・・
チチの一言で 暫く様子を見る事になり
風も然程気になるほどではないので
ここで休憩を取り ミルクティーで体を温めます
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右から赤ゾレ山 伊勢辻山その後ろに薄っすらと高見山
段々 幕が開くように雲が上がっていきます
赤ゾレ山や伊勢辻山など
台高の峰々が姿を現し
その奥に うっすらと高見山を捉えます
更に 雲は動きを速めていきます・・・
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大峰方面
閉ざされた大峰方面の 幕開けです
霧氷に日が差し その輝くばかりに白い美しさに
溜息が漏れます
待った甲斐があります♪
チチの言う通り 青い空が覗き始めます
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国見山 馬駆ヶ辻 赤ゾレ
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赤ゾレ山 高見山 伊勢辻山
ご褒美を頂いた瞬間です!
霧氷の白さと 青い空
それを囲む台高山脈と大峰山脈!
眺望に恵まれ始め 同じ場面の写真を
何度も撮る私でした
金剛・葛城山脈の方面は うっすらと幕が張られ
はっきり・すっきりとはいきませんでしたが
微かに浮かぶ稜線は確認できました
漸く 冬景色を味わう事が出来・・・
暫し 酔う様に見惚れます
それでも いつまでもいるわけにはいかず
腰を上げて お別れを言います
今日はありがとう♪
またお邪魔させて下さいね♪
つづく
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