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2019年11月3日(日)☁ 妙高山 燕登山道コース
妙高山(南峰)からの続きです
妙高山は成層火山です
太古から噴火を繰り返し
独特の地形を形成しており
山頂には大きな奇岩が並んでいて
溶岩ドームなど火山独特の景観が楽しめます
そんな妙高山には山頂が二つあり 北と南に分かれます
南峰は最高視点を示し
北峰は測量の基準点となる一等三角点があります
妙高山に二つの山頂がある謎・・・?
広い山頂部分を確認するように
北峰へと向かいます
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/42/e2aefa5f1260bea5356b034a7b8e782a.jpg)
妙高山南峰から北峰
午後から下り坂で雨が降る・・・
天気図を見ても 予報を聞いてもそうでしたが
今見る空は なんと穏やかなものでしょう・・・
強い風が吹くわけでもなく
冷ややかではありますが
心地よい空気が漂い 風の存在を感じません
大きな奇岩の並ぶ ごつごつした山頂を移動して
北峰に向かう距離は100mほどでしょうか・・・?
人をも飲み込むような大岩の連座・・・
圧倒されながらもその間を進みます
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日本岩 2450m
奇岩が続き 溶岩ドームも芸術品のよう
その中でも大きな岩が立ちはだかります
これが日本岩!
中央火口丘のマグマが冷えて固まった安山岩で
奇岩の中でも 最大級の一つだそうです
その前を通り抜けて北峰へと向かいます
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荒野が広がる?
2000m以上の山頂に居るとは思えない・・・
これも妙高山独特のものでしょうか
一足先に見せる冬枯れの景観に
少し寒々しさを感じます
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北峰 2446m
登頂部の端に辿り着きました
日が当たる部分は 霜が融けたためでしょうか・・・
どっろどろ!
泥濘の中に標識が誇らしげに立っております
出来る範囲で飛び石状態で 移動しますが
靴は一瞬にして泥まみれになります
ゴツゴツしていても 平坦な頂!
奇岩の岩場だけど どろどろの泥濘の頂!
不思議な感じの北峰 面白い♪
ここで少し休憩を取る事にします
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南峰方面
はやり午後から雨になるとは思えない穏やかさ・・・
テントを持ってくればよかったと思うほど・・・
近からず遠からず・・・目の前に広がる焼岳と火打山
延びる稜線が誘惑の手を伸ばしてきているよう・・・
あそこまでどれほどかかるかしら・・・
火打山を見ながら誰ともなしに呟く・・・
ふと このまま歩いていきたい衝動に駆られます
3~4時間以上はかかるよ・・・
頂上はもっとかかる・・・
チチが無理と言わんばかりにいう・・・
そう・・・
分かっていても 誘惑が私を揺さぶります
今度 また来たらいい・・・
チチの言葉に頷きながらも 火打山を見つめます
雪ならまだしもこの季節 雨だったら・・・
この季節の雨は厳しいものがある・・・
諦めざるを得ない
また いつか・・・
コーヒーを飲みながら
いつまでも見つめていました
さて・・・戻ろう
10合目の分岐まで引き返します
往路では気付かなかった 小さな冬を発見します
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白馬 杓子岳
あれ・・・
空の様子が変わり始めたようです
下からガスが上がってきています
やはり予報は当たっているようです
さっさと下る方が賢明かもしれません
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外輪を眼下に見ながら岩場を下っていきます
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眼下に広がる眺望
怪しげな雲の動き・・・
山頂にたどり着くまで待っていてくれていたのでしょうか
空の動きは早く どんどん変わっていきます
同じルートを戻るのですが
往路と復路 目線が変わり違う感じ・・・
特に岩場は やはり怖い!
高度感を直接感じて下らなければなりません
人工的にステップは作られていますが
緊張感マックス!
人は本当に恐怖や緊張すると
声が出ないものでしょうか
口はへの字になり
無言で足元を見ながら下っていきます
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岳樺林
岩場さえ過ぎれば・・・
往路で見落としていた景色を楽しみつつ
ドンドン下っていきます
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岳樺からの遠望
風穴まで下るのに 然程距離を感じません
すぐに着いた感じです
穴に手を当ててみると
微かに冷たい風の流れを感じます
二つ並ぶ穴を見ていると
山の吐息のような感じもします
急な登りは急な下りになります
滑らないように注意が必要!
それでも 下りは
必然的にペースが上がっていきます
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岳樺と笹
七合目の光善寺池
いつの間にか張っていた氷が融けているよう
日が当たり出して融けて また凍り
繰り返しながら 何時しか・・・
雪の下に埋まるのでしょうね・・・
ダケカンバと笹床が
気持ち良さげに天を仰いでいます
そして 再び 天狗堂迄の急坂を下って
笹のトンネルへと潜っていきます・・・
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一気に下って来た天狗堂
広場になった平坦な所は 良き休憩場です
ここで膝を休めるように
足を投げ出し休憩です
後から下って来た男性と少し会話をして
別れを告げます
私的にはここからの下りに 苦手意識がありますが
下らねば帰れません
慎重に下って行く事にします
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五合目
胸突き八丁が
尻もち八丁にならないように
慎重に下って💦 下って💦
湯道分岐まで一気に下ります
途中沢沿いに出ますが
登りと違い 道を外しやすいのでしょうか
そのまま沢を下る登山者を見かけます
声をかけてみますが届かないようです
調度 登山道と並行して歩くところがあり
そこで 少し離れた登山道を歩くこちらに気づき
漸く 沢から離れるように登山道に戻られます
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4合目辺りになると水は透明から白濁になり
温泉成分を含んだ水に変わっていきます
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白い沢水を渡渉して
まずは 滝を目指して下ります
ここからは道は狭く
切れ落ちたトラバースの道になります
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称名滝まで下ると まずはホッとします
よそ見をして歩かない限り
安心な舗装道になります
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いつの間にかガスが降りてきて
湿気の多い神秘な雰囲気に包まれます
その為でしょうか・・・黄葉が妙に生え
冬の山から晩秋に引き戻された感じです
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往路の時には気付かなかった黄葉の美しさ
復路では余裕が出来たためでしょうか
黄葉を楽しんで歩く自分がおりました
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ススキの穂が艶やかに・・・
※近くで穂を確認していないのでもしかしたら オギだったらスミマセン・・・
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惣滝
ガスが降りてきて
青空が隠れてしまっています
それでもここまで下ると 安心感からか
余裕で景色を楽しんでいます
里に近づくと 秋の名残が濃く
紅葉と落葉の間の魅力を味わえます
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黄金の湯
道から黄金の湯場が見えます
人が入っているようで
影が薄っすらと映し出されています
黄葉に包まれた露天風呂・・・
冬は閉鎖されるようですが
雪の中の露天風呂も素敵なのでしょうね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/26/fd9dd6a04f33f3c3edecdf5bdec4a199.jpg)
さらば 妙高山
またいつの日か・・・
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漸く帰り着いた感じで 一先ず駐車場に向かいます
朝の時より落ち葉が増えた感じですが
晩秋の風合いがいい感じです
着替えをもって 再び燕温泉に向かいます
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ホテル花文を望む
高台に見える ホテル花文
今日はこちらを利用させていただく事にします
ただ・・・時間的な事でしょうか
食事はしていないとのことで
入浴だけの利用となります
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硫黄の香りが漂う乳白色の硫黄泉
丁度良い湯加減の温泉で
ゆっくりと浸かる事が出来ます
上がっても硫黄の匂いがいつまでも体から離れず
ぽかぽかとして気持ちがいい・・・
いい温泉です♪
温泉の余韻に浸りながらホテルを出ると・・・
ありゃま~!
外も乳白色!
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景色は一変して
幻想的な世界と早変わり・・・
霧雨でしょうか 路面も濡れています
やはり下山して正解だったと
この時改めて実感しました
帰りもまた・・・
慎重に車を走らせて帰路につきました・・・
終
最期までお付き合い下さってありがとうございます
蘇りました。ブログを読み返し、紅葉のすばらしさを
かみしめていますが、妙高山へは、天候の悪さで未踏
です。
ブログを拝見して妙高山にいつかは・・・の思いです。
返信が遅くなり申し訳ございません
私も妙高山は初めてでした
紅葉の見事な所と聞いておりましたが
今回は落葉と混ざったちょっと渋い紅葉の時期に訪れたようです
それでも やはり圧巻の紅葉に満足させて頂きました
私もまた いつか・・・と思うお山でした
コメントありがとうございます
返信が遅くなり申し訳ございません
錫杖様のブログを拝見した時 驚きました
1週間違いですね
1週間違うとこんなに違うのかt暫し見つめておりました・・・それでも 紅葉の見事さは素晴らしいとしか言いようがないです
ブナ林 そしてダケカンバ帯の印象は目に焼き付きます
葉は落ちておりましたが
白い木肌がまた印象強く 登る過程でも 何度足を止めて見入った事でしょうか
季節季節のお山の魅力 訪れるたびに 印象付けられますね
コメントありがとうございます♪