秋空の散歩道で…♪

朝から雲の動きが微妙に広がりを見せています

時間と共に　雲が蒸発でもしたのでしょうか…

空は青一面のキャンバスに　眩しいほどのお日様を抱えて
１日を明るく照らしてくれました




珍しく、お昼休みに　みんなでお散歩
裏山の遊歩道をのんびりと歩きます

ここは　桜並木路で　春になると桜色に染まったトンネルとなります
綺麗な遊歩道です

少し黄みがかった桜の葉もまた
今の季節ならでは趣で　遊歩道を包んでいます





木漏れ日を浴びながら
清々しい秋の空をお供に　お散歩も　いいものです


風が少し強めに吹いてきます


ざわざわざわと　木々を揺さぶり
何かを言いたげです


一瞬つむじ風の様に強く吹き付けてきても
今日はそれすらも気持ち良く感じます


日蔭では　肌寒く感じる風も
お日様とのコラボで　人に幸せを与えてくれます




散歩の途中…秋めいてきた木々の間から
目立つ色の果実が目を惹きます


クサギの果実です





クサギ（臭木）の果実
クマツヅラ(熊葛)科クサギ属


白い花とは裏腹に　その果実は　赤い萼と藍色の果実が目を惹くほど艶やかです

その姿は、5枚の 萼 が　ほおづきの実の皮をめくっていくように開いて
瑠璃色の実が顔を出しているようです


これは…果実を好む小鳥さんへのアピールともいえるかもしれません



私を食べて、種を運んで行って～♪



そんな気持ちを全身に醸し出し
目を惹くほどに艶やかな井出たちで　小鳥さんを待っているのでしょう♪


現に　秋に実る果実は　小鳥が良く来るためでしょうか
直ぐに無くなってしまうようです



私も　このように自分をアピールできたらいいのですが
羨ましい限りです…



しかし…クサギ…という名前…
ちょっとかわいそうな気もします


葉や茎を傷つけると、カメムシのような　嫌な匂いがすることから
臭う木＝クサギと呼ばれるようになったようです


ただ…人によっては　カメムシではなく　
ピーナッツバターのような香りに感じる人もいるようです
人それぞれなのですね　　ただ…


真夏に咲く白い花が満開になっている時は
甘い　優しい芳香を漂わせており　心地よさを感じます…のに…




ここで　覚書…




クサギの若葉は食べられます

ここで疑問…カメムシほどのにおいを放つ葉を食せるのでしょうか…？
どうも、この葉の悪臭は　茹でたり蒸したりする事で消えてなくなるようです
各地方では　色々な料理に利用されているそうです
寺院などでの精進料理にはよく使われているようで
春に出る若葉を、茹でて水にさらして　アク抜きをした後　お浸しなどで召しあがるとか・・・
ふむふむ…クサギの実を見ながら
来年の春は　これだな…と密かに思ってしました…




果実は染料となり　草木染めができます　

藁の灰汁で煮だした液で布を染めると浅黄色になるそうです♪　
一度草木染め挑戦してみようかと密かに果実を狙っています




葉や小枝は生薬にもなるそうです


クサギの葉・小枝の乾燥したものは、リウマチ、高血圧、下痢に…

腫れ物や痔には　煎じた液で洗えば　消毒兼外用薬に…

殺菌作用が非常に強いらしいです　

民間療法では、葉をちぎって酢に漬けておいて、主
に　足にできた、オデキに塗布すると腫れがとれる…らしいです



花言葉：　運命　治療


まさに　運命的な出会いの　治療薬ですね♪