アメリカ!編みんぐ_AMING

アメリカ/ 魅了された編み物生活

モヘア、螺旋編みスカーフ

2006-03-21 17:36:56 | Weblog
今年のスカーフのテーマは
Be cool, Be edgy、Be jazzy

毎日、サンフランシスコへの通勤、バートの電車の中で編んでいると、必ずと言っていいほど<ちょっと注文したいんだけど名刺ある?>とか<彼女にプレゼントするから売ってくれへん?>なんてお声がかかる。お~っとつい関西弁がでたけどもちろん英語での会話。有るときは酒臭い酔っ払いのホームレスから売ってくれとお声がかかり、すっかり閉口。I wish I could ! と言い返した。毎日のバート電車<BART/Bay-Area-Rapid-Transitの略>ではサンフランシスコのホームレス達ががひとときの憩いと言おうか、寒さしのぎといおうか乗車してきて車内で日銭を稼いでいる。ホームレスといってもバートに乗車してくる連中は結構な小銭を持っているのだ。先日なぞ、年のころ38-43歳くらいの若手の白人が列車の中ほどに仁王立ちになりそれも堂々とした大きな声で<Any one have changes 75 cents ? I am Homeless, I am hungry !! ><つまり日本語で、誰か75セントのつり銭を持っているものおらんかや!おいどんは天下のホームレスだ、はらへった~~!という意味。>と叫ぶので私はあきれ果てて眺めていたのだが、そのアナウンスを聞くなり、ご愁傷な中国人の男性と、向かい合わせの女性の2人がこそこそとバッグをかき回しながら、それぞれ1ドル紙幣をみすぼらしげに彼の手に渡した。とってもじゃあないけど、日本人が想像するような惨めなホームレスなんてもんではない。側で見ている方が惨めなホームレスになったみたいな気分になってしまう。私は思わず、<こういう調子でいくと、1回の乗車で1車両につき2ドルをかせぐことができ、移動しながら全9車両を回ると18ドルになります。さて1日中乗車して回るとホームレスはいったいいくらもうけられるのでしょうか??ただし、サンフランシスコ空港~フリーモント駅路線間は片道2時間かかるものとします。>てな算数の問題がアメリカの小学生用にできそうだなんて考えてしまった。とするとお金儲けという点では私はホームレス以下の効率の悪いスカーフ編みなんかをしているとも言える。むむむっ~~つ!思わずアメリカのホームレスに脱帽したのだった。毎日の通勤時間、往復でたったの1時間だけど結構な編み物ができるので、馬鹿にした時間でもない。バートの中では、大概のサラリーマンはラップトップで仕事の下書きをしたり、ブラックベリーでスケジュールをチェックしたり、読書をする人々が多い。ヤングはもっぱらアイポッドのテユーン族と言ったところだ。まっ、良いか私もお金では買えない、Quality of Lifeをバートで追求していますのよ、ホームレスさん。


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1 コメント

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ニットカフェ (Kate & Yarn)
2006-04-25 20:32:45
本当にアメリカはニット盛んですよね(出来る人も出来ない人も)

私も毎夏はノースカロライナでニットカフェやってます

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