涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

2022.12.09

2022-12-09 20:12:46 | 書籍
最近図書館で借りてきた米澤穂信『インシテミル』を読み終わった。
結構前に映画か何かでフワッと目にしていたタイトルなんだけど、映画も原作も読まずに来てしまった。
元々古典部シリーズや満願なんかは読んでて、米澤穂信作品は結構相性が良かったし、図書館で気軽に借りられるし読んでみるか的な感じで手に取った。

で、タイトルからしてどんな作品なんだろうと思って読んでみたら、クローズドサークルモノのデスゲームがおっぱじまってて。
いやーこれが面白いんだ。デスゲームモノ特有のどんどん不穏な空気になっていく雰囲気が凄い文章から分かる。
こういう文章書きてーなーと思うくらい、ジワジワ不穏な空気になっていく。

読み終わって、結局タイトルのインシテミルってなんだったんだって思ってwiki観たら、ひたすら淫してみようっていう想いから作られてんのね。
各部屋に割り当てられた凶器がその凶器の原典からちょっとズラされてるのとか、その辺なのかな~と思った。

この誰がどの凶器を持ってて、どういう使い方をしたのかってのかが凄い肝なんだよね。
これ以上言うとネタバレみたいな感じでアレだから軽くに留めとくけど、ソコを巡る攻防がめっちゃ面白かった。

あとラストは何か続編を匂わせるような感じだったから、続編が出てきたらチェックしてみたいですね。
いやーおもろい時間を過ごせました。


元々ミステリーやサスペンスものはめっちゃ読み込んでるわけじゃないけど、結構好きなのでまた図書館で新しい作品借りるなり、本屋で買ってみるなりしてみようかな。
そう思い立って色々おススメされているミステリー小説探してみたら綾辻行人『十角館の殺人』に行き当った。
皆コレおススメしてんのよね。なので、次はこれを探してみようかと思う。

あと、俺が結構好きな今村昌弘の屍人荘シリーズも『兇人邸の殺人』っていう新作出てたのね。
『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』は両方とも楽しかったので、これも探してみようと思う。


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