中野寛成日記

民主党大阪府第8区総支部長 衆議院議員中野寛成の日々の活動を綴った日記です。

結婚式で新夫婦にエール

2008年03月24日 | 日々思うこと
 3月23日、親しい税理士のご子息の結婚式に出席し、乾杯の発声とともに新郎新婦にエールをおくりました。

 結婚式で新郎新婦の新しい決意に満ちた幸せな姿を見ることは、実に嬉しいものです。この23日の結婚式は、父上の税理士を尊敬し、同じ道を歩み始めた新郎と、エステティシャンの店をたたんで、新郎をサポートしようと決意した新婦の晴れ姿を頼もしく拝見しました。
 二人とも学生時代からの多数の友人たちと恩師が出席して祝福され、その様子から新郎新婦ともに素晴らしい人柄を感じさせられました。

 私には乾杯の発声を依頼されましたが、その際、「星の王子さま」の作者、サン・テクジュペリの言葉から―

「本当の愛とは、互いに見つめ合っていることではなく、一つの目標に向かって手を取り合って歩み続けること」

 という言葉を添えさせていただきました。

 お二人のご多幸をお祈りしています。

街頭演説で激励されました。

2008年03月24日 | 日々思うこと
 3月22日、民主党街宣車で、中川隆弘大阪府議会議員や豊中市議会議員の民主党議員団で、豊中市内の街頭演説を行いました。お陰様で、「民主党、もっとしっかりしろ。中野ガンバレ」のお声を多数いただき、感激しつつも使命の重さを感じました。

 年度末を迎え、国会をはじめ、府議会、市議会も予算審議を中心に活発な議論が展開されています。

 この日は、現在、中心となっている話題について次のように概要を訴えました。

1.社会保険庁、防衛省の不祥事や事故を見れば、戦後60年、日本の行政機構が制度疲労をおこしており、真の改革のため政権交代が必要なこと。
2.年金を一元化し、財源を税にすること。
3.日本銀行総裁は、政権に都合の良い人ではなく、財政と金融を分離して日銀の中立性を保つため。また、国民の貯金の利息を保障するためにも財務省以外の人を選ぶべきであること。
4.道路行政こそ、日本最大の利権であり、「しがらみと癒着」の象徴であること。もはや、一部の高速道路は今払われている高速料金などで必要最小限(宮崎など)造ることとし、むしろ街の中の生活道路に重点を移すこと。道路特定財源は一般財源化し、地方に移すべきこと。

 多くの方に立ち止まって聞いて頂き、励まして頂き、心から感謝いたします。

夜間学級の卒業式で感動

2008年03月21日 | 日々思うこと
 3月19日夜、豊中市立第四中学校(私の母校)の夜間学級の卒業式に参列し、年上の後輩たちの老いてもやまぬ向学心に感動しました。

 3月はまさに卒業式シーズンです。私も幼稚園、小学校、中学校などの卒業式に出席させて頂き、子供たちの初々しい夢や決意に感動し、エネルギーをもらっています。

 中でも、特に感動したのは、夜間学級の卒業式でした。卒業生も若い人ではなく、逆に私よりもほとんどが年上、70歳代の人までおります。学齢期に、戦後の混乱や家庭の事情で通学できなかった人たちばかりです。還暦を過ぎてからの9年間、小学校、中学校の課程を学んだ人もいました。高槻、能勢からも通学しています。

 高齢で仕事をしながら、夜は長時間かけて「字を覚えたい」の一心で通学し続けて、遅くとも晴れの卒業式を迎えた皆さん、その胸中をおもうとき感動の涙を禁じえませんでした。

 でも、運動会、修学旅行、文化祭などひるの生徒たちと中身は違っても同じプログラムで思い出に残し、後輩(みんな高齢者)たちや、学び舎に別れを告げる姿は、感激や満足感とともに、「いつまでも学校で仲間たちと一緒にいたい」という思いが強いことも痛いほど感じさせられました。

 学校の案内には、「字が読めるよ、字が書けるよ、友達ができるよ」と呼びかけていますが、夜間生たちの文集にも、「市役所の書類に自分の名前が書けるようになった」という喜びの言葉がならび、人生の重みや深さ、学びや言葉の感じ方の大きさをも教えられました。

 卒業生の皆さんの今後の人生の充実を祈るとともに、このような学校の存在の重要性を改めて感じました。

音楽は素晴らしい!

2008年03月18日 | 日々思うこと
「日本民謡の会」と「関西アジア歌謡祭」に参加してきました。

 3月16日、午前中に高槻市現代劇場で開催された日本民謡西川流三津栄会の発表会に、午後は今話題の大阪府立ドーンセンターで開催された関西アジア人協会主催の「アジア歌謡祭」に出席しました。

 私は、高校・大学を通じてコーラスをやり、国会でも超党派の音楽議員連盟の副会長として日本文化芸術振興基本法を議員立法成立の一翼を担ったり、国会コーラス愛好会の会長を務めましたが、音楽はすべてのジャンルが好きです。妻もいまだに3つの合唱団に属し、コーラスを楽しんでいます。

 日本民謡は五音階が多く、手拍子を打てる四拍子か二拍子、ほとんどが労働歌です。沖縄民謡は別の五音階ですが比較的に恋歌も多いように思います。民謡は、世界中どこの民謡かわからないものですが、イタリア民謡(ナポリ民謡)のようにコンクールの優勝曲が民謡に採用されるところでは作者がわかります。

 その中でも、日本民謡はその多様性においても群を抜いています。四季があり、国土も南北に長く、山あり海ありで実に面白く奥が深いとも言えましょう。

 アジア歌謡祭は、在日の色々な国の人々が参加しました。
 中国、韓国、フィリピン、インドネシア、インド、アラブ諸国の人々・・・。アジアは実に広いと感じます。東は日本から西はトルコまで、アラブ諸国(イラン、イラク、サウジアラビア、アフガニスタン)まで含まれる。
 独特の風土と言葉の違いがあるが、何となく哀愁をおびているメロディには共通点も感じます。
 音楽を通じてアジアの心を一つにすることは、時節柄極めて有意義だと思います。

 余談ですが、歴史上世界の四聖人は、キリスト、マホメッド、釈迦、孔子はみんなアジアの人です。現在、戦争や紛争といえばアジアが舞台ですが、しかし宗教戦争(陰に資源戦争)の色合いが強いところがありますが、四聖人ともに「平和」を唱えた人たちであることを考え、アジアこそ平和の原点となりたいものです。

孫が二人、幼稚園を卒園しました

2008年03月14日 | 日々思うこと
 我が家も教育論でおおにぎわい

 3月13日、孫の幼稚園の卒園式に行きました。

 私には娘が2人。それぞれ3人の子供を産み、私には6人の孫がいます。その成長は早いもので、この4月からはいちばん上の孫娘の6年生を筆頭に、4年生、3年生、1年生2人、そして幼稚園年中組となります。
 みんな豊中市に住んでいますので、誕生日のお祝いなどで集まると大変な騒ぎです。

 また、6人もいると、度々「風邪をひいた・怪我をした」など、妻はどちらかのお留守番に呼び出されます。
 娘は、幼稚園の教諭の経験もあり、この一年PTA(母の会)会長をさせて頂き、卒園式でも代表して挨拶をしておりました。

 ところで、我が家では、娘が幼稚園教諭の経験者、娘婿のご両親は中学校や小学校の校長経験者、そして私の妹は現職の中学校校長。おまけに私自身も衆議院文教委員が長かったので、最近の文部科学省の急変を繰り返す教育行政に対する批判や、学校現場の苦労話など、教育論でおおにぎわい。

 孫やお友だちの元気な姿を見ながら、より美しい地球と明るい社会を残したいと改めて痛感しています。

久しぶりに国会を訪れました

2008年03月13日 | 日々思うこと
民主党よ、泰然自若として正義の闘いを!

 3月10日から11日に上京し、緊迫する国会を訪れ、民主党幹部と会ってきました。
 
 10日には民主党参議院控室で、直嶋政調会長、簗瀬国会対策委員長たちと会い、夕刻には鳩山事務所で鳩山幹事長と会談。また、11日には衆議院内で山岡国会対策委員長や若手の代議士たちと意見交換をし、昼食は副議長室で横路孝弘副議長とご一緒しました。

 丁度、衆参両院ともに日本銀行総裁問題で大騒ぎの様子でしたが、私はお会いした皆さんに

「民主党は自信と信念をもって正論を貫いてほしい。自民党や政府は参院逆転の現実を未だ認識せず、昔ながらの古い小手先の国対政治をやろうとしている。民主党こそ審議拒否や引き延ばし戦術を使う必要はない。
 堂々と、両院で正論を述べ、是々非々で臨み、国民の役に立たぬ法案などは参議院で粛々と反対し否決すればよい。
 参議院での民意によって与えられた与野党逆転の力にもっと自信を持ち、その力を内外にしっかりと見せつけるべきだ。
 与野党の協議は、それから国民の目の前で行えばよい」

 と申し上げました。

 時には、物事は外からのほうがよく見えることがあるように思います。

日本銀行の総裁人事に思う

2008年03月11日 | 日々思うこと
 日本銀行の新総裁は財・金分離の精神で公明正大な人を選んでほしいものです。国会の良識と力がはかられます。

 政府は、先週末、新しい日本銀行の総裁候補として現副総裁で元財務省事務次官の武藤敏郎氏を国会に提案してきました。そして衆参両院は本日、議院運営委員会をそれぞれ開き、正副総裁候補から所信を聴取し、与野党各党が質疑を行う予定です。

 私は、ふと10年前の「金融再生法」の審議を思い出しました。その時は、私は「衆議院金融安定化に関する特別委員会」の野党を代表する筆頭理事を務め、自民党理事の津島氏、石原氏、塩崎氏とやりあったものでした。

 バブルがはじけた後、金融機関(銀行など)が抱える大きな不良債権を処理し、また金融界をどのように再編するかが課題でしたが、これを財務省(旧大蔵省)が財務と金融に関する権限を分離し、金融庁を中心に思い切った対策を講じる「金融再生法」野党案を、時の小渕内閣が丸呑みすることによって解決したのでした。これによって、日本の金融パニックを未然に防止することができたのです。

 その財務省の最高責任者であった武藤氏を金融のトップである日銀総裁にすることはどうしても矛盾するものと考えます。

 政府は、政略をやめ、国会をはじめ多くの国民が納得する人選をやり直すことが、事態打開の早道だと思います。

春季生活闘争、連合ガンバレ!

2008年03月11日 | 日々思うこと
 3月7日、扇町公園で開催された連合大阪の決起集会に参加しました。
また、同日各ターミナルでの活動では、梅田・ナビオ前で街頭演説とビラ配りの応援もさせて頂きました。
 
日本の企業の労働分配率は過去5年間低迷し、平均賃金も9年間下降を続けてきました。

一方、定率減税の廃止による実質増税や、地方税(府・市民税)の連続増税、社会保険料や医療費の自己負担率の引き上げなどによって、この数年、国民の可処分所得は減っています。

 加えて、3月9日の発表では、全労働者の3分の1を過す1730万人が非正規社員となり過去最高を記録しました。

 非正規雇用労働者(パート・派遣)の正社員への採用や賃上げは中小零細企業にとっては辛いことですが、利益を上げている企業は、不安定な一時金=ボーナスではなく、ローンなど安心して生活設計ができるベースアップ=賃上げにも協力してほしいものです。

日本経済はどうしても輸出(外需)に依存しがちですが、不安定さを増す国際経済の中にあって、国民所得を向上安定させることこそ、消費を活性化し、商店街を繁昌させ、商工業を持続的に発展させる王道だと考えます。

日本の労働者=消費者の意見を集約し、代表している「連合」の春の活躍に期待しています。

ご卒業、ご入学おめでとう

2008年03月07日 | 日々思うこと
「学び」の目的は「友だち」づくり

 3月は卒業式、4月は入学式や入社のシーズンです。
 私のお祝いのメッセージの中には、幼稚園では「お友だちといっぱい遊んで仲良くして下さい」とお遊びを強調し、保護者の皆さんには「保護者と幼稚園は子育てのパートナー」と申し上げています。
 もちろん、学校はその名の通り「学び」の場であることは言うまでもありません。
 数年前、私が衆議院副議長の時、母校(当時・長崎県崎戸町立蛎浦小学校、現・西海市立崎戸小学校)を訪れたことがありました。校長先生が全児童を集め、可愛い後輩たちに挨拶する機会を与えて下さいました。
 私は、体育館の正面にあった長崎らしく、大きな「平和」の文字と飛び立つ鳩の絵を見ながら話しました。
 「皆さんの元気な姿に感謝しています・・・。さて、勉強は何のためにするのでしょう?私は日本中に、そして世界中に友だちを作るためだと思っています。そのための道具として国語や社会、歴史、世の中の仕組み、数学、理科などを学び、お互いの考えや文化を理解しあうのです。その集大成が世界の平和です。大きな友情と夢を育てて下さい。」
 最近の荒んだ世相を見る時、子供たちにもっと純粋に前向きに「生と学びの目的は友情を育て拡げること」と思ってもらえるようわかりやすく教えたいものです。
 また、就職される皆さんが、真の職業人としての自覚を持ち、「企業や社員の利益や給料は、社会貢献の報酬である」との原点を忘れずに頑張ってほしいものです。
 ご活躍とご健勝を心からお祈りします。

強行採決か、審議拒否か

2008年03月06日 | 日々思うこと
解決策は、政府与党の誠意と野党の良識

 国会は大詰めを迎えると、問題法案や対決法案に関して、「与党の強行採決」と「野党の審議拒否」とが交錯します。
 その際、与野党ともに「本音」と「建て前」、言い換えれば「使命感」と「パフォーマンス」がぶつかり合うことになります。
 もちろん、正しい議会制民主主義の在り方からいえば、審議を尽くして採決するのが当たり前ですが、提案側の説明不足や資料不足があれば審議が混乱し、スキャンダルが加われば時間不足にもなります。
 2月29日、与党が新年度予算を年度内に成立させるため、参議院が否決しても、また30日以内に採決しなくても「1ヶ月で自然成立」の規定を逆利用して衆議院で強行採決したやり方は、衆参ネジレの今日、他の法案を犠牲にした「古い国会対策」であったとしか言いようがありません。
 ガソリン税対策も、日銀総裁問題も、そして予算案や外交(条約)も基本的には提案し、執行するのは政府の責任です。
 政府は、国会での否決や時間切れを、わざと野党の抵抗が悪いという印象付けに使っているように見えます。
 これこそ無責任と言わざるをえません。
 日本が衆議院ー参議院の二院制をとっている限り、政権交代の際には必ず一定期間ネジレ(?)がおこるのは制度上、当然のことです。
 その期間の国会対策こそ与野党の政権担当能力が問われます。
民主党は、せっかくの政権交代のチャンスをつかみました。
小手先の戦術にこだわらず、国と国民生活の中長期の展望を持って頑張りたいものです。