未知との遭遇・見えないイメージの探索

主人公ロイは、日常生活に見え隠れする奇妙なイメージを追い求め、ついに未知のターゲットに遭遇する

紐理論の終焉2

2008-12-01 23:27:14 | Weblog
宇宙を満たしているはずの
見えない物質ダークマターと
観測されないダークエネルギーを求めて
南極の氷の下2450mの奥深くに
縦横高さおよそ1kmという
巨大なアイスキューブ・ニュートリノ望遠鏡が
建設されているという。
(見えない宇宙:ダン・フーパー 日経BP社 2008)

われわれの知らないところで、
人類の飽くことなき好奇心を満たすために、
巨費が投じられている。

ダークマターもダークエネルギーも
現在の宇宙の観測事実を説明するために、
必要とされるが、
その正体と、宇宙誕生の秘密の解明のため、
宇宙は紐からできている
という、まか不思議な理論が構築されている。

ところで一昨日、ツタヤで
「注目度No1、ツタヤ一押し」の標語とともに
「神様のパズル」が出ているのを見つけた。
興行的には失敗、とのことで、期待せずに見たが
これが面白い、
ダークマター、ダークエネルギーに関わる
現代宇宙論の問題点が
アニメとギャグに色を添えて、
うまくまとめられているし、
適度にはちゃめちゃで、初期の筒井康隆的。

さて、紐の話のつづき、
紐にぶら下がったペンダントを、
2回転させて、紐をねじる。
ペンダントを逆回転させず、
同一方向を保ったまま、
ねじれを元に戻せるか。
上下左右前後に動かしてもよいが、
紐の間をくぐらせてはいけない。

すでに、このブログの最初に
アニメが出てしまっているので
回答は、元に戻せる のだ。
種明かしは後にしようと思ったが、
アニメGIFがブログの最後にきてくれない。
なお、このアニメは上下が左右になって、
90度回転している。

それで、これが一回転だと元に戻らない。

一回転で元に戻らず、
二回転して初めて元に戻る構造を
スピノールという。

宇宙は、スピノールが複雑に絡んで
ツイスターという構造になっている、
という理論も構築されている。

この宇宙の「神様のパズル」は、
どうも、もつれた紐をどのようにほどくか、
ということなのか、
何がなんだか、絡まりあって
訳が分からなくなります。