名古屋市内、東京都区部内という
都市内における
公園・庭園対決の第二弾。
第二弾は、2つの都市を代表する
繁華な地域にある公園の対決。
久屋大通公園 VS 新宿御苑
「Hisaya-odori Park
公式サイト」
「一般財団法人国民公園協会
新宿御苑」サイト
久屋大通公園は、名古屋市中区で、
名古屋市中心部の栄を南北に貫く
久屋大通(ひさやおおどおり)の
中央分離帯にある大規模都市公園。
久屋大通は、いわゆる100m道路
である。
北の外堀通りから、南の若宮大通
(若宮大通も100m道路)までの
約2㎞に渡る長大な直線的公園だ。
日本国内に3本しかない100m道路
であるが、そのうちの2本が名古屋
にあるのだ。
北エリア・テレビ塔エリアは、
「Hisaya-odori Park」と商業施設
の三井ショッピングパーク「RAYARD
Hisaya-odori Park」として再整備され、
この部分だけで5.4ヘクタールある。
商業施設だけでなく、芝生の広場が
広がっている区域もあり、また、
名古屋のシンボルの一つである
名古屋テレビ塔(ネーミングライツに
より現在の呼称は、中部電力MIRAI
TOWER)が鎮座まします。
名古屋テレビ塔は、東京タワーよりも
古い日本最古の電波塔で、設計者は
後に東京タワーや二代目通天閣も設計
した内藤多仲。名古屋テレビ塔は、
高さ180mで東京タワー(333m)より
低いが、さっぽろテレビ塔(147.2m)、
京都タワー(131m)、神戸ポートタワー
(108m)、横浜マリンタワー(106m)、
通天閣(103m)などよりは高い。
また、このエリアは、地下には、
商業店舗が立ち並ぶ大きな地下街
である「セントラルパーク地下街」
が存在し、
栄地区の他の地下街である「森の
地下街」や「サカエチカ」と
つながっているので、
地上と地下と合わせると倍の規模
になり、急な雨でも地下に行けば
OKという便利なことになっている。
南エリアは、それほど開発が進んで
いないが、
最南端には、面積1.6ヘクタールの
久屋大通庭園フラリエがあり、
市民の憩いの場となっている。
新宿御苑は、東京都新宿区と渋谷区
にまたがる環境省所管の庭園。
もともとは江戸時代に信濃高遠藩
内藤家の下屋敷があった場所。
東京都心部に58.3ヘクタールという
広大な面積を有する。
玉藻池を中心とする回遊式日本庭園、
広大な芝生と巨樹が特徴のイギリス
風景式庭園、プラタナス並木のある
フランス式整形庭園が組み合わさり、
東西に連なる上ノ池、中ノ池、下ノ池、
来園者が森に親しむための「母と子の森」
なども存在する。
春は、花見の名所として大勢の観光客
で賑わう。
散策マップによると、新宿御苑は、
周囲3.5㎞であるが、
久屋大通公園は、北端から南端の
フラリエの奥まで行き、
道路の反対側(向かい側)に移って
北端まで戻ってくると4㎞を超え、
(そういう周り方をする人は、あまり
いないだろうが)
更に地下街(セントラルパーク地下街、
森の地下街、サカエチカ)も同レベル
で存在するので、
全体的な延べ面積は、新宿御苑の方が
圧倒的ではあるが、
久屋大通公園もなかなかのものだ。