2028年の技能五輪国際大会が
日本のモノづくりの中心地である
愛知県で開催されることに決定しました。
(今年は、9月10日から14日まで
フランスのリヨンで現在開催中)
(日刊工業新聞)
名古屋からは、
中央アルプス、鈴鹿山脈、
日本三霊山(富士山、立山、白山)
の一つである白山、
「山は富士、嶽は御嶽」と謳われた
御嶽山
などが見えます。
そんな名古屋からの山岳展望の本が
6月に出てました。
「名古屋からの山岳展望」
横田和憲 著(風媒社)
横田和憲は、1955年、名古屋市
生まれ。
名古屋大学工学部電気科卒。
自動車部品の開発に携わった後、
陶芸工房「スタジオK2」を瀬戸市
に開設。
見る場所としては、
名古屋市西部では、
名駅のミッドランドスクエアの
名古屋市中部では、
旧テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)、
名古屋市東部では、
東山公園の東山スカイタワーなどが
著名であるが、他にも色々な場所
がある。
夏の甲子園29度目出場の
愛知の中京大中京が
大会での100試合目に白星
を挙げたが、
これは全国最多の79勝目
でもあった。
中京は、久々の夏の甲子園
での勝利(9年ぶりとからしい)
だった。
JR名古屋高島屋で開催される
冬のアムール・デュ・ショコラは、
売上高40億円を超える日本最大の
チョコレートイベントだが、
これが今年から夏も開催される
ようになった。
有名店や有名パティシエなど
約30の国内外ブランドが集う
夏のスイーツの祭典。
本年が初開催だ。
午前2時、3時から並んでいる人
もいるらしい。
テレビのインタビューでは、岡山
から来ている人がいた。
個人的には、ゴディバ初の
チョコレートかき氷に興味津々。
ただ、大盛況のようなので、
また東京あたりにマネされることに
なるかね。
最近、出た本。
「日本史のなかの愛知県」
梅本博志 編(山川出版社)
あの高校の歴史教科書で有名な
山川出版社から出た愛知県の本。
梅本博志は、1954年生まれ。
元愛知県埋蔵文化財調査センター
所長。
他の執筆者は、
伊藤厚史
1961年生まれ、名古屋市見晴台
考古資料館学芸員。
小川裕紀
1973年生まれ、愛知県陶磁美術館
主任学芸員。
鬼頭秀明
1956年生まれ、民俗芸能研究家、
三重県文化財保護審議会委員。
小坂延仁
1980年生まれ、愛知県埋蔵文化財
調査センター主査。
佐藤公保
1958年生まれ、元愛知県埋蔵文化財
調査センター調査研究課長。
山田仁美
1978年生まれ、愛知県立一宮高校
教諭。
週間ポストの最新号
(2024.6.21号)の
特集
” 衝撃予測 大阪沈没
『未来の年表』著者 河合雅司
「名古屋に抜かれ、高齢者まで
東京へ」”
” 衝撃予測大阪沈没 "との記事の
サブタイトルには、
”『未来の年表』の著者 河合雅司氏
が読む人口減「名古屋に抜かれ、若者
も高齢者も東京へ」”
とある。
河合雅司氏の「未来の年表」シリーズ
は、ベストセラーのシリーズだ。
未来の年表 5冊合本版
(講談社現代新書)
河合雅司 著
特集によれば、
三大都市圏の中で、大阪を中心とした
大阪圏(大阪、京都、兵庫、奈良)
は、東京圏や名古屋圏と比べて、
衰退が早く訪れると見られ、すでに
人口減少の傾向があると。
(大阪では、高齢者とりわけ低所得の
独居者の数や割合が大きいと)
福岡、札幌、仙台などの商業都市は、
人口減により消費者が減り、
息が続かなくなっていくが、
名古屋、浜松、広島といった工業都市
は、雇用が残るためイノベーション
を起こしやすく、人口や都市機能を
維持できる可能性があり、その点、
大阪圏は、産業集積地であり、企業数
も多く、雇用が不足しているわけでは
ないものの、
高齢化に加えて若者の流出も課題で、
20代前半の東京圏への転出超過数は
大阪府が1位、兵庫県が2位となって
いるらしい。
東京が五輪なら、大阪は万博、
東京がディズニーランドなら、大阪
はユニバーサル・スタジオ・ジャパン
(USJ)といった東京と並ぶ東西の
二大軸だという意識がむしろ大阪圏
内部で完結してしまう点を作り出す
だけで、そこから、どう他の産業や
地域全体の発展へ結びつけていくのか
というビジョンが存在しなくなっており、
その点、裾野の広い自動車産業がある
名古屋とは異なり、大阪は、このまま
衰退すれば、名古屋に抜かれるような
形になると。
すなわち、「東京が○○だから、大阪
も○○を」といったような日本国内での
立ち位置を気にしたり、
東京への対抗意識を持ったりすることに
執着すれば未来は無いということらしい。
また、一足早く高齢化が進む大阪で、
一人暮らし老人が増えてキャパが
足りなくなれば、
沈みゆく大阪が、東京に集まる高齢者
の一大供給源になるとも。
名古屋・愛知が日本を作った
と書くと、オーバーな感じが
する人もいるだろうが、
実際、現在の日本の主要都市
の多くを名古屋人・愛知人が
作っている。
東京(江戸)と名古屋を作ったのは
徳川家康(愛知県岡崎市出身)、
鎌倉を作ったのは
源頼朝(名古屋市熱田区出身)、
大阪を作ったのは
豊臣秀吉(名古屋市中村区出身)、
金沢を作ったのは
前田利家(名古屋市中川区出身)、
広島を作ったのは
福島正則(愛知県あま市出身)、
熊本を作ったのは
加藤清正(名古屋市中村区出身)、
などなど。
名古屋人・愛知県人が街を作る
とき、
単にハード面だけではなくて、
文化・風習などのソフト面においても、
大きな影響を与えたはずなので、
実は、日本中に、名古屋・愛知の
影響が大きく残っていると思われる。
たとえば、
中国で生まれた漢字であるが、
本場の中国では、簡体字とかになって、
元々の漢字とは、かなり違った形になり、
むしろ、漢字を昔に導入した日本の
方が、昔ながらの漢字を使っていたり
するように、
昔は、名古屋・愛知で行われていた
ような風習や、使われていた言葉で、
今は、名古屋・愛知では廃れてしまった
ようなものが、
名古屋・愛知以外の街に残っていたり
する可能性があるのだ(っていうか、
実際にあるだろうね。)。
テレビやYouTube動画で
鶴舞公園が出てきたときに
ナレーションで「つるまい」こうえん
と読むと、
「つるまい」こうえんではなく、
「つるま」こうえんですよと
クレームが入ったり、コメントが
入ったりする。
本当にそうか?
確かに、名古屋市としての施設名の
読みは「つるま」こうえんだ。
しかしながら、JRの鶴舞駅の
読みは「つるまい」えきであり、
町名としての鶴舞の読みは、
名古屋市の呼称でも「つるまい」だ。
(たとえば、「つるまい」いっちょうめ
とか)
名古屋市自身が鶴舞という文字を
2とおりに読んでいるのだ。
まず、日本語としては鶴舞を
「つるま」と読む読み方はない。
鶴舞を「つるま」と読めば
日本語としては間違いの部類になる。
なので、
ワープロアプリ、ワープロソフトで、
単純に「つるま」と入力して
漢字変換しても鶴舞という漢字は
出てこなかったりする。
おそらく、昔は、話し言葉として
「つるま」という地名であったが、
その後、地名に漢字を当てるように
なって、鶴間(つるま)だったり、
鶴萬(つるま)だったりというのがあり、
最終的には、
鶴が舞うという表現がカッコイイので
次第に文字としては鶴舞を用いるように
なったのだと思われる。
古地図には、「ツルマ」とカタカナ表記
されているものもあるらしい。
すなわち、
もともとは、「つるま」という読みの
地名であったが、漢字にした場合には
鶴舞と書くのがいちばんカッコイイので
読みは「つるま」、漢字は鶴舞が
定着していったのだろう。
だが、上に書いたように、鶴舞を
「つるま」と読むのは、日本語としては
間違いなので、名古屋市は、
町名の鶴舞を「つるまい」という正しい
読みに直したということだ。
ただ、施設名としての鶴舞公園の名称は
固有名詞であり、
固有名詞として、名古屋市が「つるま」
こうえんと正式呼称することにした以上、
やはり、鶴舞公園は「つるま」こうえん
と読むのが正しいということになるのか。
実は、戦前の昭和3年に鉄道省が
駅を作ったときの駅名が
鶴舞公園駅であり、その正式呼称を
「つるまい」こうえんえきとしたのだ。
鉄道省ということは、要するに、国が
鶴舞公園の正式呼称を
「つるまい」こうえんにすると決めた
ということだ。
当時は、愛知県知事は、選挙で選ばれる
のではなく、内務省すなわち国から
派遣されてきた。
国は、県の上位機関であり、地名その他
県に関する事項の最終決定権は、県や市
ではなく、国にあったのだ。
その国が鶴舞公園駅を「つるまい」こうえん
えきと読み、鶴舞公園は「つるまい」こうえん
と読むのだと決定したのであるから、
その時点で、鶴舞公園の正式名称は、
「つるまい」こうえんになったと解釈できる
のだ。
つまり、名古屋市が施設としての鶴舞公園の
正式呼称を「つるま」こうえんとしている
こと自体が間違った行政行為であると
言えないこともないのだ。
まあ、いずれにしても、
他人が鶴舞公園を「つるまい」こうえんと
読んだことに対して、
誇らしげに「つるま」こうえんの間違い
だろと指摘する人は、
いろんなことをよく知らない恥ずかしい人
なのかもしれない。
バレンタイン催事で何度も
売上げ日本一を達成している
日本最大級のチョコの祭典
ジェイアール名古屋タカシマヤの
アムール・デュ・ショコラ。
2月7日までの来場者数は58万人。
(昨年度は、最終70万人以上。
果たして、2月14日までに
昨年を超えるか。)
今年の売上げは過去最高の約40億円
を見込んでいるらしい。
(2024.1.18~2024.2.14)