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日常のちいさな旅

平 川 渚 Hirakawa Nagisa

作ったもの、見たもの  記録、お知らせ、報告

この秋

2008年12月12日 | exhibition
遠州横須賀街道ちっちゃな文化展、おおいたの若い作家たち展、飛び出せ!!Made in 九州展 に参加しました。

○遠州横須賀街道ちっちゃな文化展
今年5回目となるアートかくれんぼという企画での参加でした。アートかくれんぼは今回で終わりますが、来年はまた違ったかたちで参加できたら、と思います。毎年来る度に横須賀倶楽部の方々の働きぶりに目から鱗が落ちる思いです。

○おおいたの若い作家たち展
今回は縦90cm、横30cmの縦長の写真を6枚出品しました。掛軸のような画面構成で写真を見せることができたら面白いのではないかという試みを自分なりにしたつもりです。

○飛び出せ!!Made in 九州~九州でアートすること
最終日前の報告会に参加してきました。会期中九州各地を巡った琴姫の報告。
私なりに「九州でアートすること」について考えてみたのだけれど、ことさら九州だからどうこう、というのは意識していなくて、今自分がいる場所でやってる、というだけで、どんな場所でもやれることはあるだろうし、どんな場所でもやってみたいと思います。大分でも東京でも海外でも、結局自分がどうするか、ってことなのではないだろうかと思っています。


写真ものせられない慌しい報告となりましたが、今日から約2ヶ月間フランスに行ってきます。電話はつながりませんがメールはチェックできますので連絡ください。どなた様もよいお年を。

おおいたの若い作家たち展

2008年11月05日 | exhibition
11/5(水)から11/9(日)まで、大分県立芸術会館で開催される「おおいたの若い作家たち展」に参加します。
今回は写真作品を出品しております。

展覧会の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.bunkasai-oita.jp/bijutsu.html

最終日には参加作家によるアーティストトークが14時から行われます。

今日搬入に行ってきましたが、みなさん大作が多く、かなり見応えのある展示になっております。私は割と小さめですが。
お近くの方はぜひご来場くださいませ。

飛び出せ!!展 はじまりました

2008年10月14日 | exhibition
10月11日、ギャラリーアートリエにて「飛び出せ!!Made in 九州~九州でアートするということ」がいよいよ始まりました。
初日にはオープニングレセプションも開かれ、たくさんの方が訪れてくださいました。参加作家の一人として、来てくださった方々、どうもありがとうございました。

私は10月7日からレセプションの時間ぎりぎりまで、公開制作をいたしました。ギャラリーの外側にある、ショーウィンドウの中です。




L字型のガラス張りのケース。なんとなくの作品のイメージと、ガラスで仕切られた空間、商業施設・・・などということを頭に置きながら、制作していきました。やり始めると、自然とかたちが出来ていく感じでした。

しかし、途中、ふと、ショーウインドウから出て作りかけの自分の作品を眺めた時に、あれ?今までと、何か違う・・・。よくよく考えると、これ、他のショップのウィンドウディスプレイと、一体何が違うんだろう?と思ってしまったわけです。これは「アート」と呼べるのだろうか?と。
これまでは、場所が個性や時間の蓄積を持っているようなところに自分の作品をからませることで、その場の見え方が変わることや関わることが面白くてやってきたようなところがありますが、今回は中に何が入ってもいいように無個性に作られた、ケースの中。背景との絡みも何もなく、状況や時間などという要素も関係のない、当然ですが「作品のみ」を見せる空間。自分が作ったものだけが丸裸になってしまうと、私は今まで自分の作品だと思っていたものの、どの部分を「作品」だと言ってきたのだろうか?ということがわからなくなってしまいました。

ま、つまりは今までの作品はその状況とか行為そのものとかが重要な要素であったわけで、でも今回は公開制作が終わればそれがほとんど見えなくなって「造形」のみが残るのだ、ということに2日目の夜くらいに気づいたのです。作り始める前からとっくにそんなこと気づいておくべきだったのでしょうが、ま、何でもやってみないとわからないね、と思いつつそれより気づいたからにはそれを反映させることが大事だろうと、残りの2日半でどうにかこうにか納得いくものができました。



それにしても、今回の滞在制作は楽しかった。まだオープン前の、ついたてで仕切られた会場にはいつも誰かいた。みんなそれぞれのやるべきことを24時の閉館ぎりぎりまでねばりながらオープンに向かっていった。あー、疲れたといいながら屋外に出ればそこは中洲川端、旨いものがたくさんあった。夜はゲストキュレーターの浦田琴恵さんと一緒に毎日アート・アパート88に宿泊した。私は床にダンボール+寝袋、琴恵ちゃんは机を二つつなげてその上に畳を載せて寝る・・・という状況下、それでもなんだかとてもあー、充実してる、というかあー、今自由だー、というのを感じていました。たぶん納得のいくものがみっちり作れたのも、こういう環境があったからかも、と思いました。

オープンまであと2日、という日の夜、作業をしていたら、ギャラリーの向かい側の壁が、いきなり壊されはじめ、次の日の朝にはmakiiという食料品店になっていた!!これにはとても驚いた。何しろ制作中ガラス越しに見える景色がすっかり変わった。人がたくさん通るようになった!そしてがぜん離れたところからでも作品が見えるようになった!!一気にお向かいが賑やかに明るくなったので、私もおもむろに照明を増やしたりしてみた。



とにもかくにも、「飛び出せ!!~~」展は始まりました。会期中、いろんな関連企画があります。詳細についてはこちらで確認できます。

なんだか、面白いことになりそうです。

飛び出せ!!Made in 九州 展

2008年10月05日 | exhibition
10/11~11/30まで、福岡市の中洲川端駅直通の「博多リバレイン」地下2階にある「ギャラリーアートリエ」にて開催されるグループ展に参加します。



  旅するアート page. 4
  「飛び出せ!!Made in 九州 ~九州でアートするということ~」
会期 10月11日(土)~11月30日(日) 10~20時 無休
  ※入場無料
ゲストキュレーター:浦田琴恵 城野敬志
*出品作家 (予定)
    ●福岡: 生島 国宜 山川 順子
    ●佐賀: 川崎 陽介 大串 亮平 塩月 悠
    ●長崎: 祝 利恵子
    ●大分: 国本 泰英  平川 渚
    ●宮崎: 杉原 木三
    ●鹿児島: 高岡 栄司  永里 関人  桑原 祐美
    ※浦田 琴恵 × 城野 敬志もweb作品を制作予定
*イベント (いずれも入場無料)
   オープニングレセプション 10月11日(土) 15時~
   クロージング報告会 11月29日(土) 15時~
*関連企画(いずれも浦田・城野企画)
   「琴姫プロジェクト~九州アートを探す旅~」(九州全域)
     10月13日(月祝)~11月3日(月祝)まで(予定)
   「全員展in九州」(佐賀県AMP 佐賀県神崎郡吉野ヶ里町)
     11月9日(日)~15日(土)(予定)



そして私は10月7日の午後くらいから10日まで、現場で公開制作を行います。ショーウインドウのようなガラスケースの中ですので、面白い感じの公開制作になるのではないかと思います。初日の10/11(土)は、15時よりオープニングレセプションとトークがあります。

今回の展示場所は、「博多リバレイン」という商業施設の中にあるギャラリー。
今まで路地裏とか築50年のアパートとか戦前に建てられた公会堂とかで展示をしてきただけに、こういうキラキラした感じの場所は初めてです。今までその場所に自分を沁み込ませるようにして作ってきたけれど、今回は一体どうなるのだろうか・・・ある程度イメージを固めるために下見に行くのですが、やはり実際7日に行って作り始めないことにはわからないです。結局は周りの空気とかその場所に影響を受けたものが出てくるんだと思います。制作の4日間が楽しみです。お近くにお越しの際はぜひのぞいてみてください。

「部屋を編む」終わりました。

2008年07月23日 | exhibition
ご報告が遅くなりましたが、gallery blue ballenで開催した 「部屋を編む」平川渚 6月30日で無事終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。















ガラスばりの入り口と窓から入る明るい陽光と風と、6月の気候を感じながら糸を編んでいくのは幸せな時間でした。

最初の方に見てくれた方が終わりの方にまた来てくださったり数度足を運んでくださった方がいたり、見てくれる方も楽しんでもらえたのが伝わってきて嬉しかったです。

湯布院に観光に来て通りかかった人々も、思ったよりすんなりこの行為を受け入れてくれて興味を持ってくれたり。またここでも意外な反応が知れて、面白かったなぁ。

次回は野外でやれたらいいな。木と木の間を編んでいく、、、来年か、再来年か、季節のいい時に、、、。