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日常のちいさな旅

平 川 渚 Hirakawa Nagisa

作ったもの、見たもの  記録、お知らせ、報告

搬入ドキュメント

2010年11月28日 | exhibition
11月15日夕方、「夢の繭」の搬入がはじまりました。由布院駅の待合室でもある会場で、実際に繭の形を作っていきます。


右側が夢の繭の成形をしてくださる大橋重臣さん。左側が大橋さんの竹の制作をお手伝いされている森さん。足元にあるのが湯布院の子ども達297人が作った「ドリームネット」。


まず繭の頭の部分を作ります。マケットを見ながら、みんなで作っていきます


小さい輪と大きい輪を組み合わせ、頭の部分ができた


待合室利用のお客さんも見守る中、胴体の半分を作るべく、ドリームネットを床に並べます。


竹の輪を、ひとつずつつなぎ留めていきます。 なんてキレイ!!!!


そしてそれをめくって折り返し、つなぎ合わせます。


魅惑的な作業風景


胴体の半分がほぼできた!


そしてそれを立たせます! おぉ~と歓声があがる


もう半分を作っていきます


奥の方でもう半分ができてきた


内側と外側からつなぐ


胴と、頭の部分をつなぎ合わせる大橋さん


たくさんの方々の協力で、繭が作られていきます


子宮内の胚のよう・・・


不思議な光景


ふたつがつなぎ合わされました でかい!!!


さぁいよいよこれを吊りあげます 


少しずつワイヤーでひっぱり上げる


美しい光景・・・


そして!!!

無事に繭は浮き、大橋さんが最後ひとりで形を整えて、とてもすっごい繭ができました。

ぜひ、ひとりでも多くの方に、会場で、見ていただきたいです。

12/6まで 9:00~19:00 (最終日は16:00まで)
会場 由布院駅アートホール(JR由布院駅構内)

よろしくお願いいたします


ゆふいん三世代物語 第一部 「夢の繭」

2010年11月11日 | exhibition
「夢の繭」

湯布院町の子どもたちを中心に、数ヶ月かけて「ドリームネット」づくりを行いました。ドリームネットとは、竹の輪に毛糸やビーズなどを編み込んで作る、夢をつかまえるための装置です。
夏祭り会場や町内各所、湯布院町にある4つの小学校を訪問してワークショップを行い、約290個のドリームネットが集まりました。そしてそれらを全て繋ぎあわせ、竹工芸家・大橋重臣氏の協力のもと、全長8mほどの大きな立体作品「夢の繭」を作ります。子どもたちが、夢やねがいを編み込んで作ったドリームネットがひとつの大きなかたちとなり、由布院駅アートホールの空間に出現します。
また、駅の待合室でもある会場内には、誰でも参加できる、大きなドリームネットも用意しています。様々な場所から訪れた、たくさんの人々の手が加わって、このドリームネットは会期中どんどん様相が変化していきます。ぜひ会場を訪れて、あなたの夢も編み込んでください。
たくさんの子どもたちと駅を訪れた人々が、アーティストになる展覧会です。


会場:由布院駅アートホール(JR由布院駅構内)
会期:2010年11月16日(火)~12月6日(月) 無休
開館時間:9:00~19:00(最終日は16:00まで)
TEL :0977-84-4678
☆オープニングパーティー・交流会:11月17日(水)19:00~参加無料(どなたでもお気軽にご参加ください)



子ども、光

2010年11月09日 | exhibition

先日、小学校に出かけて行ったワークショップで、どうしても授業の時間内で終わらず続きをやりたい、という双子の男の子がお母さんと一緒に由布院駅アートホールに来てくれました。



ひとりの子は完成して、もうひとりの子を待っている間、窓から光がサーッと射して、男の子の顔に糸が影を作って、それを私は隣で見ていて、ああ、なんてなんて、美しいのだろう、と見とれていました。ほんの一分にも満たない時間だったのだけれど、とても美しいものがそこにありました。



美しいもの、って、手が届かないところにあって、だから美しい、と感じるのかな、と思った午後。



大橋重臣さん

2010年11月09日 | exhibition
ゆふいん三世代物語で展示する「夢の繭」づくりにおいて、竹工芸家・大橋重臣さんにご協力いただいています。
ドリームネットに使う竹の輪と、実際に夢の繭を組み立てるところを大橋さんに全面的にお願いしております。


展示の1/50のマケットを作ってくれている大橋さん





ドリームネットを組み合わせて立体を作る際に、この、竹の編みの手法が使われるのです!!!


大橋さんとは数年前に同時期に別々の会場で個展をしていた際にある雑誌で紹介されたことがきっかけで知り合い、お互いの展示を見に行って、その後も大橋さんは私の展示を家族で見に来てくださったり、ワークショップに参加してくれたり、同じグループ展に参加したりしていました。
糸、と竹のひご、という細いものを編んだり組んだりしてものを作るということへの興味と、それとなにかこうものづくりの際の空間把握の感覚と、展示に対する考え方に似ている部分があるような気が勝手にしていました。私は長い時間をかけて少しずつ空間を埋めていくのに対して大橋さんはパーツを一気に組み立てて立体を出現させることができるのを、自分にはない部分だなぁと、すごいなぁと思っておりました。

今年の6月、大分市戸次にある帆足本家酒造蔵で開催された大分もの展というイベントの際、大橋さんが作った竹のドームに、私が行ったワークショップでできたくもの巣の作品を、とりつけて展示したことがありました。



その際に、なにかこれは発展できそうな、そんな気がしていて、今回の「ゆふいん三世代物語」の一部を担当させてもらうことになった時に、私ひとりでやるのではなく、ぜひ大橋さんと一緒に作品を作りたい、と思いました。

私のぼんやりとしたイメージをかたちにしてくれている大橋さん、もうその仕事ぶりを大尊敬しています。
夢の繭が実際にかたちになるのは搬入日当日。約8mあるので実際に会場で組み立ててゆきます。

もうすぐだ!

ドリームネット

2010年11月09日 | exhibition
ゆふいん三世代物語の第一部「夢の繭」のパーツとなる、「ドリームネット」づくりを、湯布院町内の4ヶ所の小学校に出かけて、行いました。


1、2年生あわせて9人の川西小学校


みんなしんけんなまなざしで説明を聞いてくれている


竹工芸家・大橋重臣さんが作ってくれた竹の輪に毛糸をとりつけて、毛糸を針で縫っていきます


作品が完成したら、このドリームネットを使ってつかみたいもの、を書いてもらっています


この子は作品にタイトルがあって、キラキラしているから「駅のでんき」。(作品は最後由布院駅アートホールに展示されます)


由布院小学校の3年生のひとクラス


全員で集合写真!!!

子ども達が作ってくれたドリームネット約290個を、最後全部つなぎあわせて、「夢の繭」という、繭のかたちの立体作品を作り、11/16~12/6まで、由布院駅アートホールに展示します。
どんな夢の繭ができあがるのか、ドキドキします。