こんにちは、nagiです。昨日も歯医者に行ってきました。親知らずではなく、虫歯の方の治療の続きでした・・・。治療する前より、今の方が痛いというのはどういうことでしょう・・・?右側でものが噛めません、虫歯のところにものが当たると痛いのです。
さて、ゆうさんと2回目を観に行くハズだった映画「初恋」。しかし、すでのどこの映画館でも上映終了か、レイトショー扱いになってしまっているため、観に行くのを断念しました。ので、今更ながら感想をアップしたいと思います。個人的にはもう一度見たいので、観に行っちゃうかも。
以下感想。
基本的にnagi的には好きな映画です。ただ、人によっては「嫌い」、というか「退屈」だと思うかもしれないなぁ。始終淡々と、大きな盛り上がりもなく話が進んでいくから。まあ、原作もかなり淡々と進んでいくからこれでいいんじゃないかな、と思います。たまたま新宿で見たんですが、新宿の話だから新宿で見て良かったかも。写真で見覚えのある建物や、当時のネオンが今のネオンに変わると「あ!あそこなんだ!」とか思えたし。
三億円事件までは結構長いわりに、原作にないエピソード(亮とユカの話や暴動のシーンなどなど)が多いのでみすずと岸のシーンが割りと少ない(原作にないみすずと岸のシーンもあったりはするんだけど)。だから、みすずが岸に惹かれていく過程がちょっと分かりづらい気がします・・・。で、三億円事件自体もかなりあっさり。まあ、事件があっさりなのはnagi的には全然かまわないんだけど。あくまでこの事件はひとつの経過だと思っているから。ただ、その後のみすずと岸のエピソードが大幅にカット&変更されているので、そこがちょっとな・・・と。個人的には事件後のみすずと岸の諸々がメインだと思っているので。
後半を短くするための苦肉の策だと思うんですが、岸の父親秘書らしき男の人が出てくるのにちょっと唖然・・・。伏線として亮が逮捕されて、岸が助けるシーンを入れたのかな?しかもバイク屋の親父さん殺されちゃうの!?う~ん・・・。
あと突っ込みたいのは、「亮死ぬの早くない!?」ということ。他の仲間達はほぼ原作にあるようになっている(といっても、その後がテロップで出るだけ)んだけど、原作では亮が病気に倒れるだけのシーンで亮が死んじゃう・・・。えっと~。もちょっと長生きしてなかったっけ?亮・・・。なんで彼だけあんなに原作と変えたんだろう?
もう一つ!みすずが男に襲われた後から話が始まるんですが、これ、みすずと岸が出会う伏線になるはず・・・でも結局回収されずに終わっちゃうんですよ、この伏線。いいのかな・・・?原作にある「女性であることへの嫌悪感」は映画の中でまったく描かれていないし。わざわざそこから始めなくても良かったんじゃないかなあ、と思いましたね。意味ありげなのに、まったくストーリーに関係ないエピソードになってしまった。
この映画に出ている俳優さんたち、実はほとんど知りませんでした・・・。宮崎あおいでさえ、「NANA」で知ったようなものだったり。他の方々は押してしかるべし(苦笑)いかに邦画に疎かったかが良く分かります(笑)でも、皆さん結構演技派みたいですね。次回作で競演している人も多いっぽい。確かに上手だったな。ユカ役の方がちょっと・・・って感じでしたが。
さて、みすず役の宮崎あおい。この方上手いですね~。注目されるのも分かる気がします。ただ、みすずとして見ると1人だけ垢抜けすぎ?という気もする。不良というわけでもないからなのかな?それにしても・・・といった感じです。後、事件の際、変声マイクが付いている、という設定がなかったようなんですが、宮崎あおいの可愛い声だと若干無理があるような。かなり低めな声を出してはいたけれど、ちょっとね。表情が豊かなので、台詞でのやり取りが無くても感情がわかる。すごいですね。
岸役の小出恵介。実は、nagiのイメージしていた岸とはかなり違かったり。もうちょっと色白でインテリっぽいイメージがあったんですが、結構「不良」といっても差し支えない感じになっちゃっている気がするんです。上手いとは思うんだけどな~。nagiが思ってたイメージじゃないだけで。そういう演出なのか、不器用な青年って感じより、単に無愛想な感じが多少・・・。原作以上に仲間達から外れてしまっている設定みたいですね。仲が良いはずの亮とのシーンも少なかったからなおさら。
亮役の宮崎将。宮崎あおいの実のお兄さん。役の上でも兄妹です。nagiの中の岸のイメージはこの人の方が近かったりします。兄妹だから実際にそんな配役だと微妙だとは思いますが(笑)妹がやたらと有名になってしまい、比べちゃうと確かに少々地味な気もしますが、この人も上手いです。みすずが初めて“B”に来た時の表情とかすっごく良かった!!みすずと見詰め合うシーンとか、岸とのシーンも良かったな。でも岸とのシーンはかなり少なくなっちゃってたなぁ。その分他の仲間とのシーンは増えていたし、原作に無いエピソードでの出番は多いんだけど。
ユカ役の小嶺麗奈。原作に無いエピソードが増えて一番得をしたと思われる役です。体張ってますね・・・。ヌードシーンとかあるし。でも、演技が上手いか、と言われるとちょっと・・・。周りが上手い分微妙。亮とのシーンがかなり増えてますね。蓮っ葉な女性役は合ってはいるかな。
バイク屋の親父さんに藤村俊二。良くあんなちょっとの役で出演してくれたなぁ。そこにびっくり!!みすずと岸としか会ってないんだけどね。でも、大分原作とキャラクターが違う・・・。やったら丁寧なおじいちゃんになってるなあ。
まあ、つらつら書きましたが、nagiは好きです。この映画。実際にたまり場であるジャズ喫茶は実際にあった「ジャズ・ヴィレッジ」というジャズ喫茶だそうで。そして亮(のモデル)は、一力干城(いちりきたてき)という方、タケシは芥川賞作家の中上健次氏だそうです。原作のラストに出てきた、死んだ亮にタケシが送った詩も、実際に亡くなった一力さんに中上氏が送った詩の抜粋です。
更に、このジャズ喫茶のアルバイトボーイには学生時代の北野たけし氏がいたらしいです(対談で話していたらしい)。中上氏や一力氏の外にも、仲間のその後が詳しく書かれていることもあり、この仲間達は確実に実在していたのだと思います。事件を起こしたかどうかは個人個人がどう思うかですが。nagiは本当の話かな、と思っています。
nagiの感想はこんな感じです。まあ、学生運動などにはあんまり賛成できないんですが。現在、20歳が大人じゃない、と言われますが、30年前、今のnagiと同年代の人たちは、大人びているようで子供じみているような感じがあります。確かに、色々考えてはいると思う。大人びている人も多かっただろうと思う。でも、やっていることは大人なんだろうか・・・?権力への反発と言えば聞こえはいいけれど、暴力で人を痛めつけ、人に迷惑をかける。この行動自体は大人とはいえない気がします。今のように何も行動しないでいるよりはいいのかもしれないけれど・・・。nagiには理解しがたい行動だな、と。
そんなことを言いつつ、nagiは国内外問わず学生運動やそういう系のストーリーに何か惹かれると言うか、哀愁を感じます。この「初恋」しかり、映画の「姉のいた夏いない夏」しかり。浅間山荘の事件とかね。こういった内容の本や映画などを観ると、妙に物悲しい気分になる。好きなんだけど、カーペンターズやABBAを聞くと切なくなる。何ででしょうね?自分でも理由はさっぱりなんですが、気づいたらこんなでした。
と、以上です。DVDでたら買っちゃうだろうなあ(笑)
さて、ゆうさんと2回目を観に行くハズだった映画「初恋」。しかし、すでのどこの映画館でも上映終了か、レイトショー扱いになってしまっているため、観に行くのを断念しました。ので、今更ながら感想をアップしたいと思います。個人的にはもう一度見たいので、観に行っちゃうかも。
以下感想。
基本的にnagi的には好きな映画です。ただ、人によっては「嫌い」、というか「退屈」だと思うかもしれないなぁ。始終淡々と、大きな盛り上がりもなく話が進んでいくから。まあ、原作もかなり淡々と進んでいくからこれでいいんじゃないかな、と思います。たまたま新宿で見たんですが、新宿の話だから新宿で見て良かったかも。写真で見覚えのある建物や、当時のネオンが今のネオンに変わると「あ!あそこなんだ!」とか思えたし。
三億円事件までは結構長いわりに、原作にないエピソード(亮とユカの話や暴動のシーンなどなど)が多いのでみすずと岸のシーンが割りと少ない(原作にないみすずと岸のシーンもあったりはするんだけど)。だから、みすずが岸に惹かれていく過程がちょっと分かりづらい気がします・・・。で、三億円事件自体もかなりあっさり。まあ、事件があっさりなのはnagi的には全然かまわないんだけど。あくまでこの事件はひとつの経過だと思っているから。ただ、その後のみすずと岸のエピソードが大幅にカット&変更されているので、そこがちょっとな・・・と。個人的には事件後のみすずと岸の諸々がメインだと思っているので。
後半を短くするための苦肉の策だと思うんですが、岸の父親秘書らしき男の人が出てくるのにちょっと唖然・・・。伏線として亮が逮捕されて、岸が助けるシーンを入れたのかな?しかもバイク屋の親父さん殺されちゃうの!?う~ん・・・。
あと突っ込みたいのは、「亮死ぬの早くない!?」ということ。他の仲間達はほぼ原作にあるようになっている(といっても、その後がテロップで出るだけ)んだけど、原作では亮が病気に倒れるだけのシーンで亮が死んじゃう・・・。えっと~。もちょっと長生きしてなかったっけ?亮・・・。なんで彼だけあんなに原作と変えたんだろう?
もう一つ!みすずが男に襲われた後から話が始まるんですが、これ、みすずと岸が出会う伏線になるはず・・・でも結局回収されずに終わっちゃうんですよ、この伏線。いいのかな・・・?原作にある「女性であることへの嫌悪感」は映画の中でまったく描かれていないし。わざわざそこから始めなくても良かったんじゃないかなあ、と思いましたね。意味ありげなのに、まったくストーリーに関係ないエピソードになってしまった。
この映画に出ている俳優さんたち、実はほとんど知りませんでした・・・。宮崎あおいでさえ、「NANA」で知ったようなものだったり。他の方々は押してしかるべし(苦笑)いかに邦画に疎かったかが良く分かります(笑)でも、皆さん結構演技派みたいですね。次回作で競演している人も多いっぽい。確かに上手だったな。ユカ役の方がちょっと・・・って感じでしたが。
さて、みすず役の宮崎あおい。この方上手いですね~。注目されるのも分かる気がします。ただ、みすずとして見ると1人だけ垢抜けすぎ?という気もする。不良というわけでもないからなのかな?それにしても・・・といった感じです。後、事件の際、変声マイクが付いている、という設定がなかったようなんですが、宮崎あおいの可愛い声だと若干無理があるような。かなり低めな声を出してはいたけれど、ちょっとね。表情が豊かなので、台詞でのやり取りが無くても感情がわかる。すごいですね。
岸役の小出恵介。実は、nagiのイメージしていた岸とはかなり違かったり。もうちょっと色白でインテリっぽいイメージがあったんですが、結構「不良」といっても差し支えない感じになっちゃっている気がするんです。上手いとは思うんだけどな~。nagiが思ってたイメージじゃないだけで。そういう演出なのか、不器用な青年って感じより、単に無愛想な感じが多少・・・。原作以上に仲間達から外れてしまっている設定みたいですね。仲が良いはずの亮とのシーンも少なかったからなおさら。
亮役の宮崎将。宮崎あおいの実のお兄さん。役の上でも兄妹です。nagiの中の岸のイメージはこの人の方が近かったりします。兄妹だから実際にそんな配役だと微妙だとは思いますが(笑)妹がやたらと有名になってしまい、比べちゃうと確かに少々地味な気もしますが、この人も上手いです。みすずが初めて“B”に来た時の表情とかすっごく良かった!!みすずと見詰め合うシーンとか、岸とのシーンも良かったな。でも岸とのシーンはかなり少なくなっちゃってたなぁ。その分他の仲間とのシーンは増えていたし、原作に無いエピソードでの出番は多いんだけど。
ユカ役の小嶺麗奈。原作に無いエピソードが増えて一番得をしたと思われる役です。体張ってますね・・・。ヌードシーンとかあるし。でも、演技が上手いか、と言われるとちょっと・・・。周りが上手い分微妙。亮とのシーンがかなり増えてますね。蓮っ葉な女性役は合ってはいるかな。
バイク屋の親父さんに藤村俊二。良くあんなちょっとの役で出演してくれたなぁ。そこにびっくり!!みすずと岸としか会ってないんだけどね。でも、大分原作とキャラクターが違う・・・。やったら丁寧なおじいちゃんになってるなあ。
まあ、つらつら書きましたが、nagiは好きです。この映画。実際にたまり場であるジャズ喫茶は実際にあった「ジャズ・ヴィレッジ」というジャズ喫茶だそうで。そして亮(のモデル)は、一力干城(いちりきたてき)という方、タケシは芥川賞作家の中上健次氏だそうです。原作のラストに出てきた、死んだ亮にタケシが送った詩も、実際に亡くなった一力さんに中上氏が送った詩の抜粋です。
更に、このジャズ喫茶のアルバイトボーイには学生時代の北野たけし氏がいたらしいです(対談で話していたらしい)。中上氏や一力氏の外にも、仲間のその後が詳しく書かれていることもあり、この仲間達は確実に実在していたのだと思います。事件を起こしたかどうかは個人個人がどう思うかですが。nagiは本当の話かな、と思っています。
nagiの感想はこんな感じです。まあ、学生運動などにはあんまり賛成できないんですが。現在、20歳が大人じゃない、と言われますが、30年前、今のnagiと同年代の人たちは、大人びているようで子供じみているような感じがあります。確かに、色々考えてはいると思う。大人びている人も多かっただろうと思う。でも、やっていることは大人なんだろうか・・・?権力への反発と言えば聞こえはいいけれど、暴力で人を痛めつけ、人に迷惑をかける。この行動自体は大人とはいえない気がします。今のように何も行動しないでいるよりはいいのかもしれないけれど・・・。nagiには理解しがたい行動だな、と。
そんなことを言いつつ、nagiは国内外問わず学生運動やそういう系のストーリーに何か惹かれると言うか、哀愁を感じます。この「初恋」しかり、映画の「姉のいた夏いない夏」しかり。浅間山荘の事件とかね。こういった内容の本や映画などを観ると、妙に物悲しい気分になる。好きなんだけど、カーペンターズやABBAを聞くと切なくなる。何ででしょうね?自分でも理由はさっぱりなんですが、気づいたらこんなでした。
と、以上です。DVDでたら買っちゃうだろうなあ(笑)
う~ん。僕はもうすぐ二十\歳になるのに社会への反発なんかはなにも考えてないですヽ(。∀゜)ノ ただ、政治家は嫌いですけど
僕も暴\力は反対ですね。僕は人生で一度も人を殴ったことないんですよ!(←なんだこの自慢は)
nagiさんはすごいや(^○^)
私なんて、20歳過ぎてますが、あんまり考えていない・・・(汗)政治家は・・・あんまり好きじゃないですね。詳しくない(20歳過ぎていてこんなこと言っている時点でダメダメです)ですが。
私も、殴ったことはない・・・と思います。ぶったことは。あります
えっえっ!?なんかすごいこと書きました?私
ぶった??ブッタ!?
なんて酷いことを…(´~`)
すごいですか?すごいなんて言われたの初めてですよ~