nagi-RYTHEM

nagiのブログです。つれづれに綴って行きたいと思います。よろしければお付き合いくださいませ。

宮あおい&宮将「たりないピース」

2006-07-03 23:29:01 | book
 こんばんは、nagiです。

 「NANA」、「初恋」を見てから少々気になっている宮あおい&宮将兄妹。彼らがインド旅行に行った時の写真や日記、話し合ったことなどが書かれた写真集というのかな?そんな本、「たりないピース」を読みました。

 まあ、旅行と言うか、プロジェクトの一環で行ったものなので、はっきり言ってしまえばお仕事なんですが。貧困や貧富の差が問題視されている今、10年後、自分や世界はどうなっているのか。また、どうなっていて欲しいのか。そんなことを考えさせられる本です。

 物乞いをする人たちにお金を上げるのはその場しのぎにしかならない。その場にいる全ての人たちにお金をあげられるわけでもない。通りすがりである旅行者が安易にやってよいこととも思えない。でも、現実として“今”お金がないと助からない命もある。そういったジレンマというか、自分の目で見て感じたこと、思ったことをかなりストレートに書いていると思いました。

 私は海外に行ったことも無いし、ストリートチルドレンや現実に生活に困っている人を自分の目で見たことがありません。(ホームレスとかは別だけれど)募金とかも、あんまりした経験が無い。そんな私が言うのもおかしいとは思うけれど、実際に物乞いをする人に会っても、私はお金をあげないと思う。やっぱりその場しのぎにしかならないと思うし、それによって「この人お金くれる」と思われても困るから。決して望んでしている生活じゃないかもしれないけれど、通りすがりで事情もほとんど分からない部外者がやってよいこととは思えないから。その場所でボランティアをしていたり、なんなりして、事情を理解しているなら別だと思うけれど・・・。

 実際、その場になってみないと分からないけれど。今の段階ではそう思う。宮兄妹も、骨が見えちゃっている怪我をして指を切断しなくてはいけないかもしれない、でも治療するお金が無くてそのまま放置している女の子にあって、お金をあげるべきかかなり悩んだようです。お金をあげるのが良いとは思えないけれど、お金をあげればその子の指は治るかもしれない。そんな感情の揺らぎを体験したそうです。

 かなり考えさせられる内容だと思います。良かったら読んでみてください。

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2 コメント

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自分だったら・・・ (shino)
2006-07-04 00:11:43
nagiさん、こんばんは

とても考えさせられる問題ですね。

世界には日本では考えられないような

過酷な環境で生きている子供たちが大勢いて

誰かが手を差し伸べなければいけないと思いますが

それは単にお金を渡すことではないですよね。



でもその現実を目の当たりにしたら

どうするかな~?って思っちゃいますね

難しい・・・
shinoさん (nagi)
2006-07-04 10:21:26
shinoさん、おはようございます~



過酷な環境にいるために、生きることすらままならない子供達がたくさんいる。知識としては知っていても、実際に自分で見てみないと実感はわき辛いな・・・と思います。

お金をあげることは、確かに助かることなんでしょうけど、それだけ、って感じがします。少しずつ変えていくしかないんでしょうが、「今」生きている人たちもいる・・・と。ジレンマですね。



難しいですね・・・自分がその現実を見て、きちんと直視できるのか・・・。甚だ疑問です。