雨傘では防げないもの 映画主題歌「シェルブールの雨傘」フランス・シェルブール
「モナムール(恋人よ)」「ジュテーム(愛してる)」。歌詞のようなささやきを交わしていそうな恋人たち=フランス・シェルブール駅
甘く切ない音楽映画「シェルブールの雨傘」の舞台になったフランス・シェルブールの港は、半分以上が海軍施設として一色に塗り潰されています。聞けば、イギリス海峡に突き出たコタンタン半島先端という地勢から、軍港としての歴史は古く、第2次世界大戦でも、この地を占領したナチス軍と連合国軍が激戦を繰り広げたといいます。
とはいえ、映画のロケ地巡りをするのなら、半径1キロにも満たない街の中心部を散策すればことは足ります。雨傘店として使われた店舗や、恋人たちがオペラを鑑賞した劇場、港沿いの石畳道など、みんな見事に残っていて、ファンは今でも夢心地で映画の世界を追体験できます。戦場に向かう恋人を、カトリーヌ・ドヌーブさん演じるジュヌビエーブが見送った駅のホームに立てば、感傷的な主題歌が今にも聞こえてきそうです。
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Michel Legrand 映画「
シェルプールの雨傘」
フランス映画「シェルブールの雨傘」は、セリフのすべてを歌で表現した画期的なミュージカル映画であった。主演のカトリーヌ・ドヌーブの出世作でもあり日本でも大ヒットした。音楽担当は鬼才ミシェル・ルグランでここでもすばらしいスコアを書いている。レコードは映画の音声トラックからそのまま記録した、本当の意味でのオリジナル・サウンドトラックである。それにしても、当時のドヌーブは美しかった・・・・なぁ。ちなみに、歌っているのはドヌーブ本人ではなく、ダニエル・リカーリの吹き替えである。リカーリは後に、「二人の天使」という曲を大ヒットさせたフランスでは有名な歌手である。YOU TUBE より
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シェルプールの雨傘”岩崎宏美 YOU TUBE