ありのままに…

ぼちぼちとマイペースで。。。

余命1ヶ月の診立ての利用者様。

2024-01-19 21:28:19 | 日常
昨年12月から訪問しはじめ、

88歳、男性、独居。

事業対象者の為、まだ介護度申請

しておらず、

お掃除の仕事で訪問して

おりました。

訪問当初は、介護情報が

ほとんどなく、

ケアマネはじめ、私も手探り状態

で訪問しておりました。

訪問当初はまだまだお元気で

自炊もし、家事ほとんどが

できておりましたが、

少しずつ体調不良が出はじめて

12月末の訪問では、

急に顔、手足の浮腫が出てきて、

ケアマネもびっくり!

お子様はいなく、

急遽、姪っ子様が病院受診へ

付き添いし、

初めて、大病していることが

姪っ子様自身も知り、

今まで利用者様一人で全てのことを

行い、回りの親族は関わって

来なかったようです。

腎臓疾患のようですが、

入院、治療、手術全てを拒否して

おり、

自宅でひっそりと死を迎えたいと

この前、話しており、

「私の前では死なないで

下さいよ!」と冗談混じりに話を

しましたが、

なんだか、現実味が出てきました。

一昨日、その利用者様、

姪っ子様と一緒に病院受診し、

検査結果の数値が3ヶ月前に比べて

1000倍近く上昇。

一刻も早く治療をしないと

手遅れの状態。と宣告され、

そう言われても

本人はピンとこないようで、

未だに自宅生活を望んでいるよう

なのです。。。

初めて訪問した時も少し変わって

いるような人にみえましたが、

奥様に早く先立たれ、

男1人で全ての家事を行い、

今は歩行不安定ですが、

それでも自炊しなくては、と

頑張って食事を調理して食べて

いるようです。

先程、所長からその方の件で

電話があり、

もう1ヶ月の命と宣告を受けたとの

ことで、

顔、手足は浮腫んで、歩行不安定

ではいますが、

それなりに動けてはいますし、

会話もできている状態なのに、

残り1ヶ月の命!!と聞いて、

びっくりというか、

あ然。。。

まさかとしか思いませんが、

本当のようなのです。

そして、

本人希望の在宅生活を維持させる

為、もう1日訪問を追加し、

全て私が担当するとの計画。

少しずつ私にも慣れてきて下さって

いる為、新たな別のヘルパーは

入れないとのこと。

今後の訪問で万が一、チャイムを

鳴らしても返事がない場合は、

必ずケアマネさんに電話連絡し、

ケアマネさんが最初に訪問自宅へ

入る。訪問時に急変した場合は、

至急救急車要請し、

所長、ケアマネに連絡など打ち合

わせをし、

あっという間の1ヶ月間で

みるみるうちに容態急変になって

いくのが信じられません。


この仕事をして、

今年で12年になり、

実父母を含め、利用者様の死にも

何人も直面してきましたが、

今回の利用者様は男1人で生きて

来られ、しっかり生活して

来られたとは思いますが、

残りわずかな『生』をどう思って

いるのか?

何もかも投げやりで

もしかしたら、治療すれば助かる

かもしれないのに拒否をし、

自らの命を呆気なく終わらそうと

している。。。

嫌なこと、嫌いなことから逃げて

それでよいのか??

人の命は儚いものですが、

皆が一生懸命生きよう、

頑張ろうとしているから、

尊く思えるのであって、

何もかも投げやりで回りの身内の

ことなど考えていないのは

高齢者でも無責任しか

考えられません。。。


たかがヘルパーの独り言ですから

どうでも良いことなんですけど、



時々、義父も受診時「もう歳だか

らどうなっても良いんだ。。。」と

医者の前でぼやいております。。。

「なら、病院受診するなよ!」と

思う時があり、

医者だって、生きたい人の為に

診てあげたい、助けてあげたい。と

思うだろうに、

投げやりな言葉を言う人の命を

本心は助けたいだろうか?と

思う時がある。

実父母のように早くにあの世へ

逝ってしまい、もっともっと

生きたかっただろうに、と思うと

切なくなる。。。


昨年12月中に2人の利用者様が

ご逝去され、

1人は100歳。

もう1人は93歳。

2人とも生きようと頑張って生活

していた人たちです。

だから、

尊敬もしますし、

成仏するようにと願いもします。

たかがヘルパーの独り言。。。


























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