なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

クラゴン君、ルーフ・ボンネット塗装下地作成1日目

2018年11月14日 23時57分07秒 | 車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)

とうとう、めんどくさい作業の開始です。

 

台風21号の暴風雨で無残なことになったクラウンワゴンです。

近所ではフロントガラスが割れたり、飛来物リンチでズタボコになったり、ひっくり返ったりした車があちこちにあったのです。

そんな中、私のクラウンワゴンは、微妙に駐車位置が動いていただけで生き残っているように見えました。(風圧で30cmほど車が移動してました)

しかし....

風速50m/sの暴風雨にさらされてます。風速50m/sって時速換算で180Km/hですよ。

雨風だけならまだいいのですが、台風で巻き上げられた田畑からの砂攻撃もすごいのです。もちろん木の枝攻撃もくらっています。超大型台風って田畑が広がる地方都市だとサンドブラストなのね。

なので、車の体裁をしてますがキズだらけなのです。

こういうのは素直に板金屋のお仕事です。

板金屋に見せました。

これは全塗装とちゃうで、全部板金塗装や。

ボンネットと天井が細いキズだけちゃうで、この小さい点なんて鋭利なもので深く刺さっているんやで。

そんなのは研磨してパテせなあかんかも?うまいいこといってサフやで...

つまり下地作りからせなあかん。それも全面や。

単なる全塗装でメタリックならぶっかけで20万からでこのクラスなら30万考えろ。下地作成からなら50万とかなるで、だから廃車にして買い換えたら?

そもそも、どこにどんなものが当たってついたキズなのかわからん。だからそう剥離して下地つくらんと責任もった仕事でけへん。中途半端な仕事してお金貰ったらお互いが後々に不満なことになると思うからこの車体の塗装は受けたくない。

まあー、現実的な話です。

しかしねー。代わりの車を用意できるでもなし...

車としてはご機嫌なのですが、台風被害で外装ダメージです。外装そのままで乗り続けるとしても、深い小さい点キズがある以上、間違いなくそこから錆びるのでなにかしらの塗装が必要です。

って、ことで、こうなればやりましょう。

引きの写真だと綺麗に見えるでしょ。

作業前に簡単洗車はしてますよ。その状態にてボンネットのアップです。

クリヤーが剥げているのは、台風21号で小さいキズがついてそこから徐々に広がっていったものです。

(1週間ぐらいでカビのように急にあちこちに広がった)

小さくて深い点キズとか、たくさんある細い線傷なんてカメラに映りません。そんなのが大量に全面にあるのです。

さて、ボンネットを塗装するとしたら、やっぱりウォッシャーノズルとモールは外したいよねー

ってことで、部品外し作業からです。

 

まずはウォッシャーノズルを外すべくボンネット裏へ

ボロくてもクラウンの冠を背負っているので、なまいきにボンネット裏に騒音耐熱保護材が貼り付けられてます。

それが大きいクリップ止めなのよ。それも13個もあるよ。

内張り剥がしをいろんな角度から差し込んで外れないか試してみるのですが...

私のスキルでは外せそうにありません。

これは無理やりこじってパッキン折ながら取り外すことになりそう。

でも、パッキン折したら、先端部分がボンネット袋内部に残ってしまう。

それって、ずーっとエンジン振動で揺すられてボンネットからカタカタ音がするとかになりそう。

そんなのやだー。ってことでウォッシャーノズルを取り外すのをあきらめました。

ボンネットについたままで一緒に塗装されることになります。

 

次はボンネット先端のモールです。仮にフードトップモールと呼びますね。

こいつはボンネットの端を咥えるように挟み込んでいて裏からビス止めです。

両端に縁ゴムが伸びていて、それはクリップ止めです。

フードトップモールはお手軽に外れましたが...

ボルト止めの受けネジ側クリップが2個割れてました。(私が割ったんじゃないよ。すでに割れていた。たぶんネジの締めすぎ)

縁ゴム固定クリップ2個はすでにバカになっていてプチるゴムのようなやつで貼り付けられてました。

真ん中位置のボルト止めの受けネジ側クリップが曲者で、でべそになってます。

このでべそが引っかかるので、フードトップモールをスライドして簡単取り出しできません。ちょっとモールを撓ませてでべそをかわさないといけません。

 

次は、ボンネット後ろ端のモールを取り外します。

こいつはU字型モールが咥えるように挟み込んでいるだけに見えます。

ついては、CRC556を流し込んで、よーくヌルヌルにしてから、ゴットハンドで優しく愛撫しながら御開帳です。

曲がるなよー。って慎重に丁寧に抜き取ります。まあーお姉さんを愛撫してご機嫌とるよりはずーっと簡単です。

取り外したモールはこんな形状してます。

 

次はAピラー周りなのよ。塗装って外せるものは外すべきだし...

まずはAピラー根本の隙間埋めの詰め物を抜き取ります。

差し込んであるだけなので簡単に取り外しできました。

 

次はフロントガラスサイドの化粧モールです。

これのゴム部分が劣化して欠けているのです。

この車体は前オーナーにて、純正ベージュメタから、前オーナー曰くハリヤーのシャンパンゴールドへ全塗装されてます。つまりくすんだ金から薄い金へ色変えされているのです。

その時にモールを外さずにマスキングして塗装しているのよね。

マスキングしているとはいえ、ゴム系部品に溶剤が降りかかっているわけで、こんな感じにゴムが溶剤に反応して縮れたりひび割れたりしているのよ。

これが気に入らんのよ。私がまたマスキングして塗装して溶剤に侵されたらこいつらってどうなるのよ。

ということで、ガラスサイドモールが外れないかコネコネしたらモールが動くのよね。

そうとなれば内貼り剥がしを差し込んで

そーっと持ち上げて、どうなってんの?って中身を覗き込むのです。

「パシッ」と突然音がして、

しまった...

固定クリップが1個折れました。

モールのめくり方が悪かった。このクリップならこっちからこうやって...

とかして外しました。

固定クリップ1個破損です。

トヨタ共販に近々訪問しなければならないこと確定です。

どんなクリップで固定されているのかわかったので反対側は要領よくいきましょう。

ガラスの方を内側と表現して、内側から外側へめくるようにしてモールを浮かせます。

モールの下に固定クリップが見えるのでCRC556を吹き込んでクリップの爪を滑りやすくして、丁寧にめくっていけばいいだけです。

はい。はずれました。

が、しかし....

ゴミに取り囲まれていたクリップは、クリップが撓む逃げ分がゴミつまりでなくなってまして折れました。

つまり、クリップダメが1個増えました。

 

次はフロントガラス上のモールです。

これも手でグイグイしたら動くのです。

ということはめくれるはずです。

その前に今のモール左右位置を記録です。

そーっとめくりつつ中を覗き込むと、どうも上にめくればいいようで、ぐいっとやったらパパンって外れました。

うーむ。残念、クリップ1個が折れました。

折れた破片はガラス貼り付け接着剤に突き刺さってました。

 

次は、ルーフサイドのモールです。これも外したいのです。

というのは、ルーフドリップレーンがAピラーへ伸びているのですが、あろうことか、Aピラー部分でルーフサイドモールがドリップレーンを覆い隠しているのです。

つまり、ドリップレーンがトンネルになっています。

そこに、台風21号の飛来ゴミが盛大につまっています。

このまま塗装したら、雨水の逃げ道を塞いでいるゴミを塗装コーティングして、水をつまらせてしまうことになります。

なので、ドリップレーンの掃除必須です。掃除のためにはルーフモールを外す必要性が...

このモールですが、前側先端は特に固定されておらず、後ろ側先端はリヤクォーターガラス上のモールへクリップジョイント、中間はモール自体をビス止めです。

ビスを外してモールを揺するとモールがスルリと車体から外れます。後ろ先端クリップはモール自体を引き抜くようにスライドして簡単に取り外せました。

ドリップレーンのゴミはこんなありさまでした。モールを外してよかったと思う瞬間です。

 

結果として、これだけのモールを取り外しました。

 

残り時間は塗装下地作りです。

塗膜がしっかりしていたらサンドペーパーでサクサクと撫でて簡単荒らしだけでいいのですが...

小さい点傷の周りをブラヘラで擦るとこんな....

おいおい、イワシの鱗かよ。って状態です。

これってブラヘラでこするだけでクリヤーがフィルムのように剥げるということです。

ともかく塗装の表面をサンドペーパーで荒らします。

そんなこんなで....

夕方5時でタイムアップです。もう暗いのです。

 

はい、本日の出来栄えです。

あああっっっ。これでもう後に戻れない状況です。

本当に私の未熟テクで塗装できるのか?

いや、色を塗るのはできるだろう。

クラウンとして自負できるような塗肌になれるのかどうか...

そこはど素人の作業です。DIYです。

まあー、台風21号被災キズだらけよりは良しという仕上げぐらいにはもっていきたいと思います。


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