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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【5/19~5/20】

2024年05月21日 03時50分12秒 | マリーンズ2024
≪5/19≫


5月最強の岡大海

 ロッテの岡大海は5月、月間打率.341、4本塁打、8打点、出塁率.408、長打率.750、OPSは1.158と、マリーンズ打線を引っ張っている。

 5月に入り長打が増えた要因について岡は「う〜ん、そうですね」と少し考えた後、「ゴロが少なくなっているのかなというのはありますかね」と答えた。

 長年こだわってきた長打率、出塁率に関しては、「5月はいい感じになっていますけど、納得のいく数字ではないので、もっと上を目指していきたい」と現状に満足していない。 

オフから取り組んできたこと

 岡は今季に向けてシーズンオフは“スイングスピード”、“ライナー性の打球を増やせるように”意識して取り組んできた。4月23日の取材で岡は「試合ではまだ納得いっていない打球が多いですし、引っ張った打球もまだゴロとか多いので、まだまだだと思います」と話し、5月も「まだまだ納得のいくものはないですけど」としながらも、「少しずつ良くなってきているのはあるのかなと思います」と理想には近づいてきているようだ。

 気になるのが、オフから取り組んできた中で“納得がいっていない”部分。

 そこについて岡は「一番は引っ張った打球に対してゴロの確率が多いので、もっとライナーを求めていきたいなと思います。試合になったらなかなか難しいですけど、精度を上げていきたいなと思います」と話した。 

1、2打席目に好結果も

 今季の岡はスタメン出場した時の1打席目の打率が.429(28-12)、2打席目の打率が.393(28-11)、特にスタメン出場した時の第2打席は現在3試合連続で安打中。18日の日本ハム戦は第1打席、第2打席で共に安打を放っている。“ヒロミナイト”で試合終盤の勝負強さに注目が集まることが多いが、今年の岡大海は早い打席でもきっちりと結果を残す。

 1、2打席目に強い理由について訊くと、岡本人は「特にないと思います」とキッパリ。練習で取り組んできた成果が、1、2打席目に強いという結果になっているのだ。

 また、打撃の状態について4月は「特別良いわけでもなく、悪いわけでもない」とのことだったが、5月も「今もそうだと思いますね」と、12日の日本ハム戦で1試合2本塁打、14日のオリックス戦で2試合連続本塁打、18日の日本ハム戦で4安打、直近出場した5試合で打率.556(18-10、)3本塁打、4打点、素晴らしい数字を残しているそこまで4月と変わっていない。

 「出塁率と長打を意識したいなと思いますし、その中で上位打つ時であれば、ソト、ポランコと長打のある選手が多いので、なんとか出塁したいと思うことは多いですね」。チームの勝利に貢献するため、出塁率、長打にこだわっていく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪5/19≫


絶妙なバント安打

 「練習でずっと理想としていたバントができたので、完璧なバントだったかなと思います」。

 ロッテの小川龍成が19日の日本ハム戦で、三塁線に絶妙なセーフティバント安打を決めた。

 2-0の2回一死一、二塁で迎えた第1打席、伊藤大海が投じた初球、バントを試みるもバットを引いて1ボール、続く2球目に三塁線にセーフティバント。日本ハムの三塁手・郡司裕也が一塁へ送球もできない三塁へのバント安打となった。 

 吉井理人監督も、このバント安打に「うまかったです」と絶賛し、「1球目はサインだったんですけど、2球目はサインを消して、自分でやって上手くいきましたよね。あれはよかったです」と褒めた。

 小川のバント安打で満塁となり、髙部瑛斗の振り逃げで得点に繋がった。

日々の積み重ね

 試合を振り返れば、何気ない安打の1本だが、小川にとっては長年練習を積み重ねてきた成果を発揮したバント安打でもある。

 昨年10月13日にZOZOマリンスタジアムで行われたCSに向けた練習では、バントマシンで三塁方向に繰り返しセーフティバントの練習を行っていた。小川に練習後、話を聞くと「毎日やっています!」と返ってきた。

 今年に入ってもその姿は変わらない。ZOZOマリンスタジアムで行われる試合前練習では、バントマシンを相手に黙々とバント練習。18日の日本ハム戦も、全体練習前に1人黙々とバントマシンを相手に入念にバント練習を行っていた。

 5月7日の取材で、公式戦で三塁線のセーフティバントを決めたいかと質問すると、小川は「そういったところが持ち味になってくると思うので、相手をかき乱すじゃないですけど、流れが悪かったりとか、なかなかヒットが出ないピッチャーの時にそういう時にリズムを崩すというか、そう言ったことができたらなと思って常に練習しています」と話していた。

 セーフティバントだけでなく、バントも22年4月26日の楽天戦で失敗したのを最後に同年5月28日の阪神戦から14度の犠打機会全て成功させている。

 小川はバント成功率の高さについて「バントは自分のところで自信がないところ。本当に練習も数多くやりますし、試合の時も1球1球集中してバントをしっかり決められるように。自信がないからこそしっかり練習して、できているのかなと思います」と明かしている。

 実戦を想定して、毎日コツコツと積み重ねてきた。その成果を今回、発揮した。この先も送りバント、セーフティバントを決めて、チームに重要なピースになっていく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪5/20≫


サンケイスポーツで今年からロッテ担当を務める森祥太郎記者が、選手やチームの裏側に迫る新連載。1回目は開幕投手を務め、今季3勝をマークする小島和哉投手(27)のリラックスタイムに行っている〝ソロ活〟に迫った。

良い香りに包まれながら揺らめく煙を見つめてリラックスする。小島の至福の時間だ。早大の先輩である阪神・大竹が、2022年にインスタグラムの投稿で、お香を勧めていたのがきっかけ。「お香って線香の匂いのイメージがあったのですが(大竹から)『意外といろんな匂いがあるよ』といわれて試しに買ってみるかと。使ったらいいじゃん、と思ってやっています」とハマった。

時間があるときには必ず自宅の机の上に置き、香りを充満させるのがルーティン。最近は松葉などの爽やかな香りに透明感のある香りをブレンドした森林浴をイメージしている「葵」や甘くパダリーで温かみがあるとされる「ホワイトムスク」がお気に入りだ。ファンからも多くプレゼントされており、さまざまな香りを楽しんでいる。「終わった後の匂いとかも好きなんですよね」と最後まで楽しんでいる。

寝る前には小さな木のディフューザーに、アロマオイルを垂れ流して眠りにつくのが日課。良い香りに包まれることで交感神経の働きを抑えて副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができるといわれている。癒やしの空間を作って登板前後の張りつめた緊張などをほぐす。他にも自宅では観葉植物を育てて楽しんでいる。「3人の子供(観葉植物)を持つパパです。すぐ枯れちゃうんですよ」と悪戦苦闘している。 

海外サッカーにも2、3年前ほどからドハマりしている。「青色が好きだからかな(笑)」とイングランド、プレミアリーグの強豪マンチェスターシティのファン。時差の関係で深夜に試合があるときには、登板日が近くなければ早めに寝るなどして自分の睡眠時間をうまく調整し、観戦している。

ライブ観戦だけにとどまらず、録画した試合をもう一度みるほどだ。2度目は細かい戦術や選手の配置などを理解するために何度も一時停止ボタンを押しながらじっくりと見る。ベルギー代表MFのデ・ブライネが推しで「ストライカーももちろん好きですが、チームをコントロールしたり、支えたりする人が好きですね」と目を輝かせて話した。

「もちろん自分の登板は2回以上見て振り返ったり、研究したりしています」。今季は2年連続で開幕投手を務め、リーグ最多の2完投するなどエースの働きをみせる。つかの間の休息を有意義に使って、好投につなげている。(サンケイスポーツロッテ担当・森祥太郎)

(サンスポ)

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≪5/20≫


開幕は二軍スタート

 ロッテの菊地吏玖は開幕二軍スタートも、5月4日に一軍昇格すると、ここまで2試合に登板している。

 2月の練習試合では4試合・4回2/3を投げて、7失点だったが、失点したのは2月21日の中日との練習試合のみで他の3試合は無失点。オープン戦も1試合の登板だったが、3月5日のDeNA戦、2回を投げて被安打0、2奪三振、0与四球、無失点という投球内容だった。

 開幕をファームで迎えたが、一軍の実戦で「しっかり自分のピッチングができれば、歯が立たないとかはないなと思ったので、おそらく歯が立たない感情になっていたら、色々迷っていたかもしれない。そういうわけじゃないので、色々クリアにしてできているかなと思います」と自信を持って投げることができた。 

 ファームでは「三振をしっかり取るというところは念頭においてやってきている。しっかり、3球以内で追い込んで、そこからきっちり1球で仕留めるのをやっていますね」と“奪三振”にこだわり過ごした。

 一軍の練習試合、オープン戦での登板を経て、一軍で投げるにあたって必要と感じたからだろうかーー。

 「そうですね、やっぱり僕みたいなピッチャーは三振を取らないと上で抑えていけないと思いますし、三振を取れないと球数もかさんでしまう。そのぶん、シーズン後半になったりとか、長い目で見たときに球数が多くなってしまったら、息も短くなってしまう。そこは1日でも早く仕留め切れるピッチャーになりたいなと思います」。

 石垣島の紅白戦から「自分が課題に思っている部分が、セット以降のところ。そこでテンポよくたくさん投げたほうが修正も聞きやすいですし、その辺を考慮して、今後もワインドアップに戻すことを視野に入れつつ今はセットでやっている感じです」としばらくは走者がいない時もセットポジションでの投球を続けていたが、3月22日のヤクルト二軍戦から「そこもある程度落ち着いてきたので、いいかなというところで、はい」と走者がいないときは振りかぶって投げる形に戻した。

 「今続けている取り組みを継続してやっていきながら、体調も整えながら呼ばれたらいつでも行けるように準備していきたいと思います」。ファームで11試合・10回2/3を投げ、0勝1敗、防御率0.84と結果を残し、5月4日に一軍昇格を果たした。 

今季初登板で西武・中村に一発

 5月6日の西武戦で今季初登板を果たす。8-0の9回に登板した菊地は、先頭の中村剛也にオールストレート勝負で挑むも、6球目のストレートをレフトスタンドに運ばれた。

 「カウント不利になってしまうと真っ直ぐに頼るしかなくなってしまってということがあって、結局最後も真っ直ぐ1、2、3で運ばれています。ただ、1ストライクから1球取って、その後2ストライク目で中村さんも真っ直ぐ100%で振ってくる中で真っ直ぐで空振りを取れた。球界で活躍している選手を真っ直ぐ狙いで真っ直ぐで空振りを取れたというのは、自分の真っ直ぐを投げられれば空振りを取れるんだと。自信にはなったので、そこは課題もありつつ、収穫もあったと思います」。

 ファームでは“3球以内で追い込む”ことを心がけて投げていたが、「そこはマリンが風強くて、その辺が影響しつつ、そこに対応しきれなかった。中村さんもそうですし、結構不利なカウントになることが多かった。まだまだ勇気を出して、ゾーンに強く投げることをもっとやっていかないといけないなと思いました」と課題を口にした。

 変化球に関しても「まだゾーンに投げているだけであったりとか、決まって欲しいところで決めきれていないところが多かった。まだまだだと思います」と反省。

 中村に一発を浴びたが、1回を1失点に抑え、試合を締めた。吉井理人監督は試合後、この日の菊地の投球に「出鼻をくじかれたんですけど、最後は抑えてくれてよかった」と振り返った。

 翌7日の試合前練習中には、小野晋吾投手コーチと振り返りを行なっている場面があった。

 「昨日(5月6日)中村さんのところの状況だったり、心理的なところの話とか、その辺で収穫があったところもあるし、課題がどうしようもない課題ではなくて、ちゃんと潰せる次に繋がる課題だった。その辺は経験できてよかったんじゃないかなと思います」。

 今季初登板を経て、一軍で結果を残すために「不利なカウントを作らないというところがしっかりできれば、バッターも迷って、真っ直ぐも通りやすくなると思いますし、変化球も打ち取りやすくなるところが出てくると思うので、しっかりと少ない球数で有利なカウントを作っていくのが大事かなと思いました」と話した。

 「昨日(5月6日)で一軍のマウンドに上がる時の自分はどういうふうになるのかというのも、だいたいわかったので、その辺は次以降よりバッターに向かっていってやるべきことがよりクリアになった状態で行けるんじゃないかなと思います」。

吉井監督から教わったフォーク

 今季2度目の登板となった5月10日の日本ハム戦では3-6の8回に登板し、1回・13球を投げ、0被安打、2奪三振、1与四球、無失点に抑えた。この日は先頭の代打・レイエスに対して、2ストライクから空振り三振を仕留めた129キロフォークがストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちを見せた。

 フォークの軌道が変わったように見える。菊地本人も「変わったと思います。前日に吉井さんから教えてもらったフォークです。教えてもらって投げて次の日の練習でキャッチボールで投げて、感触が良くていざブルペンで投げてマウンドで投げても感触が良かった。いい感じかなと思います」と好感触。

 これまでの取材で決め球に関しては「その日にいいものを使っていこう」と話していたが、フォークを決め球にしてもいいのではないかと感じた。菊地本人はどう思っているのだろうかーー。

 「ああいうふうに毎回落ちてくれれば、バッターもおそらく警戒して真っ直ぐ取りやすくなったり、他の球種が取りやすくなるというのはあると思います。あのボールで空振りを誘ってというのもできると思う。あれは決め球で確立していきたいなと思います」。

 5月10日の登板を最後に一軍登板がない。現状では点差のついた場面での登板がメインとなりそうだ。「大量リードしている場面ですとか、そういうところでの登板がまだ主になるので、ズルズルいって結果ゼロではなくて、3人ですっきりと打ち取ってゼロというところを目指していければいいのかなと思います」。与えられたポジションで結果を残して、一軍で居場所を掴みたい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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