ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【2018/4/4~4/11】

2018年04月11日 16時10分16秒 | マリーンズ2018
≪2018/4/4≫

新生ロッテが快進撃3連勝 新コーチ5人引き抜きが奏功




 ロッテが3日のオリックス戦に勝って3連勝。井口資仁新監督(43)は試合後、七回に代打で同点タイムリーを放った平沢の殊勲打を「期待に応えてくれた」と喜んだ。

 ロッテは昨年、シーズン87敗を喫して最下位。辞任した伊東監督に代わって迎えられたリーグ最年少の青年監督は、大胆なチーム改革を施した。開幕の先発メンバーにドラフト2位の藤岡(トヨタ)、同4位の菅野(日立製作所)という新人を抜擢。ルーキーの同時開幕スタメンは、ロッテでは21年ぶりのことで、この2人がここまで打率.333、.400と好スタートを切り、チームに新風を吹き込んでいる。

 が、指揮官にとってそれ以上に心強いのが、脇を固めるコーチ陣の存在だろう。日米通算21年の現役生活で日本一にも世界一にもなった豊富な経験があるものの、指導者経験はゼロ。そこで、自ら組閣をし、交渉役まで買って出た末に鳥越ヘッド、清水将バッテリー担当、金森打撃担当、的場戦略担当に今岡二軍監督と実に5人もの腹心を外部から引き抜いた。

 巨人や阪神など資金力のある球団は別にして、監督が交代してもコーチ陣の刷新は最小限にとどめるのが昨今の流れ。球団が余計な出費を避けるからで、例えば辻新監督を迎えた昨年の西武も一軍の外部招聘は馬場コーチ1人だけだった。

 新生ロッテが快進撃を続けるようなら、球団も財布のひもを緩めた甲斐がある。

(日刊ゲンダイ)

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≪2018/4/5≫

開幕3連戦を終えて ロッテ・鈴木大地の想い





 千葉ロッテマリーンズの背番号「7」、鈴木大地です。内野手をしています。梶原(紀章)広報の方から開幕3連戦が終わった後に突然、「文春でコラムを書いてよ」と振られてパソコンを渡され、まだ開幕カードが終わった試合後の熱気が残っている中で、書かせていただくことになりました。

 普段から梶原広報の書く文春コラムは読んでいたので、どのような媒体なのかはイメージが湧くのですがいざ、書いてみろと言われると困惑しました(しかも、いきなり急に)。ですのでとりあえずシンプルに井口資仁監督のスタートとなったこの開幕3連戦の選手である私が今思う素直な感想を書かせていただくことにします。

シートノックで受けた大きな拍手

 まず、なんといってもチームの雰囲気がとてもいいです。ベンチが明るいですし、よく声が出ています。キャンプから首脳陣に「とにかく明るくいこう」、「声を出そう」と言われていました。キャンプでは今までにない活気で練習をしてきたのですがその手ごたえというのは正直、自分たちには分かりませんでした。それを感じることが出来たのが石垣島キャンプを終えて沖縄本島に移動しての練習試合の時です。

 2月21日にコザで広島戦。22日に北谷で中日戦を行いました。あれは忘れもしない試合前シートノックが終わった時です。自分たちが大声を出しながらノックを受けているのを見ていたスタンドのお客様から自然と大きな拍手が沸き起こったのです。コーチからも「ノックで拍手が起こるなんてすごいなあ」と言われました。ああ、自分たちの声はスタンドのファンにも届き、共感を持ってもらえたと凄く自信が湧きました。これから長いシーズン、悪い状態の時は必ず来ると思います。そんな時はあの日、シートノックで受けた拍手を思い出したいです。それが自分たちの原点だと思います。

 残念ながらシーズン開幕戦を落としてしまいましたが、翌日の試合前円陣で鳥越(裕介)ヘッドコーチが「打席に入って一人だと思うなよ。みんなベンチから大きな声を出して後押ししてくれている。みんなで戦っているんだ。一人じゃない。一人で背負い込まなくていいぞ」という話をしてくれました。あの言葉で、すごく選手たちは楽になりましたし、キャンプからずっと続けてきた自分たちの野球のスタイルの原点を思い出すことが出来たと思います。

ベンチを盛り上げた首脳陣の演出

 とにかく今年は走る。次の塁を狙うというスタイルを徹底しています。また出塁するためには打つだけではなく四球を意識しています。昨年はチーム全体でリーグ最少の387個しか四球を選べませんでした。最多が488個で福岡ソフトバンクホークス。この101個の差が順位に直結したと言っても過言ではないと思います。今年はボールをしっかりと見極めて相手投手から嫌らしい打線だと思われるようにしたいと思っています。

 最後にもう一つ、今年のマリーンズの雰囲気の良さを象徴するエピソードを紹介させていただきます。あれは2戦目の事でした。守備で好プレーをした井上(晴哉)内野手がベンチに戻ってくると鳥越ヘッドコーチが「よくやった」とベンチに常備されているロッテの乳酸菌ショコラ アーモンドチョコレートを渡して爆笑を誘いました。それを井口監督も見ていたのだと思います。続く打席で井上選手がバックスクリーン右に2打席連続の本塁打を放ちベンチに戻ってくるとハイタッチの際に井口監督が乳酸菌ショコラ アーモンドチョコを2つプレゼントしていました。今までに見た事のない光景で「今年のチームは本当にいいなあ」と実感できた瞬間でした(もちろん、こちらもベンチは大爆笑となりました)。

 監督もおっしゃっていたように千葉ロッテマリーンズは最下位に終わった昨年の悔しさを晴らすべく今年、戦っていきます。目標は1974年以来となるシーズン1位でのリーグ優勝です。そしてこの文春コラムペナントレースでは梶原広報を中心にパ・リーグ2連覇をしたいと思います。カジさんのコラムは少し大げさな部分があるのですけど実際にあったことをしっかりと紹介してくれていて選手もみんな読んでいます。最近では球団職員になった上野(大樹)さんの記事が自分はとても心に残りました。今回は私が書きましたがカジさん的には色々な選手がコラムを書いたら面白いと考えているようですのでぜひこちらも優勝できるように応援よろしくお願いします!

(文春野球コラム ペナントレース2018)

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≪2018/4/6≫

【乾坤一筆】

開幕1軍逃し涙をにじませたロッテ・安田、開花まで2軍で養分をたくわえてほしい






 今年はあっという間に終わってしまった印象の桜だが、今週訪れた比叡山(滋賀・大津市)は参道こそ満開だったが山の上はまだつぼみ。いかに気温に左右される花なのかと思い知った。

 携帯もスマホもない時代、大学入試などの合格を「サクラサク」と風情ある電報で伝えていた。今季のプロ野球では13人の新人が「サクラサク」、開幕1軍を勝ち取った。早くも勝利を挙げたり、スタメンで結果を残した選手もいる。一方で、キャンプから話題を集めた日本ハムの清宮幸太郎内野手らは無念の2軍スタートとなった。

 開幕の数日前、イースタン・リーグに出場するロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(履正社高)に会った。2軍行きが告げられた際、「実力がないのは分かっていた。1日も早く上がってきたい」と語るその目は潤んでいた。しかし、久しぶりに見た安田の表情からは悲壮感が消え、実に晴れ晴れとして野球に打ち込む18歳だった。

 「正直、今は楽な気持ちでやれています。ファームですが結果も出ているので」

 その数日前には初本塁打、連日安打も出ている。レベルの違いがあるのはもちろんだが、何より大器を悩ませていたのは周囲の喧噪(けんそう)ではなかったか。オープン戦ではプロの球に対応できず「自分のスイングを」と言い続けていた。とはいえ、結果を残さなければいけない焦りもあっただろう。何より、打てなくてもメディアに囲まれ「どうだ?」と聞かれる。きっと「見ての通りだよ!」と叫びたかっただろうが、ぐっとこらえている姿に心苦しさを感じていた。

 だからファームで見た笑顔にほっとした。いずれプロとしてプレッシャーと戦うときは必ず来る。そのときまで、じっと養分をたくわえてつぼみが開くのを待てばよいのだと思う。

 ソメイヨシノばかりが取り上げられるが、日本には約300種類以上の桜があるという。2月に咲く寒桜、八重桜など4月下旬以降や5月になって花開く桜、フダンザクラのように秋から冬に芽吹く桜もある。

 5月、いや夏以降にも「サクラサク」が届くルーキーもいるはずだ。

芳賀 宏(はが・ひろし)
 1991年入社。オウム事件、警視庁捜査一課からプロ野球のベイスターズ、ヤクルト、NPB、2003年ラグビーW杯、06年サッカーW杯を担当した“何でも屋”。サンスポ、夕刊フジ、産経新聞で運動部デスクを務め、現在はときどき“猟師”。サンスポコムで「新人猟師日記」を連載中。

(サンスポ)

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≪2018/4/7≫

圧倒的な動画再生回数、ロッテドラ3左腕は「猫だまし投法」で飛躍なるか





マリーンズユーチューブチャンネルでは再生回数ナンバー1

 昨年10月に行われたドラフト会議で千葉ロッテから3位指名を受け、プロ入りを果たした山本大貴投手。最大の特徴は、右手を折りたたみながら投げる独特なフォーム。三菱自動車岡崎時代に「先輩とキャッチボールをする中で、暴投したらどうしようという考えがあった。コントロールしようとした結果、あのフォームになった」という理由で現在の“猫だまし投法”にたどり着いたという。

 動画の再生回数は12球団ナンバー1を誇り、ロッテファンのみならず、野球ファンから注目を集めているマリーンズユーチューブチャンネルで、広報の梶原紀章氏が撮影した「広報カメラ」の「猫だまし投法! ルーキー山本大貴投手のピッチングにカメラが接近」は石垣島春季キャンプで配信した動画のナンバー1に輝いた。ロッテファンも、その独特なフォームを注目した。

 独特なフォームで注目されたが、プロでは結果のみが求められる。開幕1軍を目指しアピールしたいところだったが、2月12日に行われた紅白戦では1イニングを投げて7四死球4失点と苦しい投球になった。

「審判も(アマチュアと)絶対に変わる。ただ打者と勝負する以前に周りが気になって、集中しきれていなかった。自分のやるべきことをやってダメだったときに考えようと思っているのに、それができなかったのが一番の原因だと思います」と当時を振り返る。

春季キャンプで悔しい経験も「また考え直せばいい」

 さらに2月19日に発表された那覇行きのメンバーの中に、同期入団の安田尚憲、藤岡裕大ら支配下登録のルーキー5人が入った中、山本だけ名前がなかった。

 「同期入団なので、悔しい」と話したが、「だからといってどうこうするわけでもない。自分のやるべきことをやって結果を残していければいい。それがダメだったら、また考え直せばいい」とすぐに気持ちを切り換えた。

 紅白戦で苦しんだ山本だが、シーズンが開幕してからは2軍戦に2試合に登板して、防御率0.00を記録する(※4月6日現在)。3月30日の西武との2軍戦では、四球を1つ与えたが、1回を無安打無失点に抑えた。

「自分自身、器用な方ではないので、やりくりできるようなタイプではない。出来る限り早く合わせたいですけど、経験を積んでいく事が大事だと思います」。

 プロの水に慣れ、自分のペースをつかんだときに“猫だまし投法”の本領を発揮するときなのかもしれない。

(フルカウント)

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≪2018/4/8≫

ロッテ若き左腕が習得目指す“究極カーブ”とは? 「感覚をモノにしたい」





巨人・田口との自主トレで教わったカーブ

 今年の春季キャンプ前にロッテの成田翔投手は、「投げ方が似ている部分があったので、自分からお願いして、一緒にやらせていただきました」と、2年連続2桁勝利を挙げた巨人の田口麗斗投手と自主トレを行った。

 その自主トレで成田投手は「田口さんはブレーキのあるカーブを投げられていた。ブレーキのかかったカーブを投げられれば、ピッチングの幅が広がると思ったので、自分から思い切って聞きました」と、成長するために先輩から“カーブ”を教わった。

 ハワイの自主トレから戻ってきた後、1月23日のロッテ浦和球場で早速ブルペンに入りカーブを試投。「教わって1週間くらいなので、全然完璧になっていない。ここからシーズンが始まるまでに田口さんから教わったカーブに追いつけていければと思います」と話した。

カーブの出来には納得いかず

 あれから2か月弱。成田は田口のカーブに近づいているのか……。話を聞いてみると「低めにはいくんですけど、カウント球としては全然(ストライクが)取れていない」と現状を説明した。

「キャッチャーがいつでも(ストライクが)取れると思ってカーブのサインを出せるように精度を上げていきたいと思います。それには物足りないです」と反省の言葉が並ぶ。

 精度を上げるために「自分の感覚をつかまなければ、一歩ずつ前には進まない。ブルペンで投げることから始めたい」と話し、「感覚の問題なのでしっかり投げて、感覚をモノにしたい」と続けた。理想形として「カウント球で簡単にストライクを取って、自分有利な投球ができるように、そういうボールにしたい」と語る。

 2軍戦では4月3日の巨人戦でテンポの良い投球で3回を無失点に抑えるなど、ここまで2試合に登板して防御率0.00と結果を残す。田口から教わったカーブを自分のモノにできれば投球の幅が広がり、1軍初勝利、1軍定着も見えてくる。

(フルカウント)

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≪2018/4/10≫

【1軍をマクレ】9割9分反対されたプロの道… ロッテ育成出身22歳が“ポジティブ父”に恩返し





外野で1軍定着を狙う22歳「最大の敵は自分」

 昨季限りで現役を退いた井口資仁新監督を迎え、新たなスタイルで優勝を目指すロッテ。「走塁改革」をキーポイントとし、1つ先の塁を狙う攻撃的な野球で貪欲に勝利を狙う。開幕戦には21年ぶりに2人のルーキー、菅野剛士外野手と藤岡裕大内野手がスタメンに名を連ねるなど、若手も積極的に起用。そこで今季、Full-Countでは1軍に割って入ろうと奮闘するロッテ若手スターを定期的にご紹介していく。記念すべき第1回は、2013年に育成1位で入団し、翌年には支配下契約を勝ち取った5年目・肘井竜蔵外野手だ。

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 ロッテの外野手争いは熾烈を極める。現在1軍にいる荻野、清田、岡田、菅野に加え、加藤、伊志嶺、三家、ペゲーロ、そして故障で離脱中の角中。厚い壁を乗り越えて、1軍昇格→定着を狙うのが22歳の肘井だ。

「元々、外野にコンバートされた時も争いは熾烈だったので、今に始まったことじゃない。自分がやるべきことをきっちりやっていればチャンスは来ると思います。もちろん周りの選手はライバルなんですけど、最大の敵は自分なんじゃないかなって。

 対戦するのは他の野手じゃなくて、相手のピッチャー。自分が相手ピッチャーと対戦して、それを周りが評価してくれる。他の野手が打つか打たないかは気にせず、自分がどうするか。チャンスは自分で掴みにいくものですけど、掴むためにも自分のことをしっかりしようという感覚です」

 捕手としてドラフトされたが、出場機会を増やしながら「僕の長所」という打撃を伸ばすために1年目から主に外野手として出場。2016年に外野手登録に変更された。「試合に出てなんぼの世界。育成だったので、とにかく試合に出たい。やっぱりそこが大きかったですね」と振り返る。

育成から1年で支配下登録「周りの皆さんが押し上げてくれた」

 高校時代は甲子園出場こそ果たせなかったが、通算46本塁打と強打で鳴らした。少なからずパワーヒッターの自負を持ってプロ入りしたが、ベテラン野手の打撃練習を目の当たりにし、いきなり出鼻をくじかれた。

「育成で入って、もちろん僕が一番ヘタクソだったんですけど、左打者の自分がライトに引っ張った打球よりも、右打者の先輩が流した打球の方が飛んでいたんです。とんでもないところに来たな、と思って(笑)。どう考えても敵うわけないと思いました」

 だが、ここで「オヤジ譲りでスーパーポジティブなんです」という性格が発揮される。

「ピッチャーと対戦した時に『あれ? 案外ボールが見えてるな』って。まず、そこに少し手応えがあったんです。その時に僕は一番年下の18歳で、先輩方の中には30歳を越える人もいた。確かにバッティング練習とかすごいし、試合でもバンバン打つんですけど、『自分が30歳を越えた時にああいう風になっていればいいのかな』って思ったんです。この選手たちが18歳の時はどうだったんだろうって。そもそも、僕がカンカン打てていたらドラフト1位で入団してるはず。そう自分の中で考えたら、変な焦りみたいなものが消えました」

 1年目の2014年は育成として2軍で60試合に出場し、打率.253を記録。「もう1年育成かな」と思っていたというが、秋季キャンプは1軍に同行。翌春のキャンプでも与えられたチャンスで結果を出し、3月に支配下登録された。「支配下は自分で勝ち取ったというより、スタッフや首脳陣を含めて周りの皆さんが支配下に押し上げてくれるような形で使って下さった」と感謝を忘れない。

 2015年に2軍戦で顔面に死球を受けるアクシデントに見舞われたが、ここまで3シーズンで1軍出場は合計30試合。「ユニホームを着ているからには1軍でやりたい」という肘井は、「僕の長所はバッティング。そこを磨かないと上(1軍)で勝負できないと思っています」と断言する。今季は「外角球を反対方向へ強く打ち返すこと」、そして三振を減らすため「2ストライクからのアプローチ」に意識を置きながら打席に立つ。

プロ入りを唯一支持した父「3年でクビになったら、その時考えればいい」

 今年で5年目。以前は自分に与えられたチャンスは、さらに若手に与えられるようになった。1軍、2軍の区別なくスタートした井口新体制でのキャンプでは、「手応えは多少なりともあったんですけど、自分の中で危機感が生まれました」と明かす。

「このままじゃダメなんだなっていう危機感が生まれました。打つだけじゃ今年は勝負できないんだって。もちろん打ち続ければチャンスはあるけど、そういうわけにもいかない。何かプラスαが必要なんです。

 特に今年はチームが走塁重視を掲げているので、やることは明確になっている。1軍、2軍関係なく、1つ先の塁を狙ってアウトになってもいいって言われています。元々、僕は前に前に気持ちが走る方なんですけど、さらに意識は強まりました」

 大学進学の話もあり、プロ入りは「9割、いや9割9分の人に反対されました」という。そんな中、プロの世界へ背中を押してくれたのは「オヤジだけです」。「3年でクビになったら、その時考えればいい」と送り出してくれたスーパーポジティブな父。その決断をサポートしてくれた家族のためにも、「今年は1軍に上がって定着するように」と気合いが入る。

 名字の珍しさもあるが、キラキラネーム全盛の世代で「肘井竜蔵」という名前は一際目を引く。「渋い名前ですよね。でも僕、自分の名前が大好きなんです。自分に子供が生まれたら、絶対渋い名前にしますね」と屈託なく笑う22歳。1日も早く1軍に昇格、定着し、誇りを持つ名前を全国区に広めたい。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

(フルカウント)

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≪2018/4/11≫

マリン新マウンドはメジャー流硬め、助っ人追い風か





<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 アスファルトでジャンプしたら膝が痛いし、砂浜で跳べば足場が安定しない。極端に言えばそれくらい違うのだろう。マウンドの硬さの話だ。

 今季ZOZOマリンは人工芝の全面張り替えに伴い、マウンドとベース周りにも改修が施された。マウンドは投手陣の総意として、硬めが希望された。日米両球界を経験した小林雅英投手コーチ(43)はこう話す。

 「他の球場がけっこう、硬くなってるんですよね。国際試合をするところが増えてきて。外国人投手の要望もあったと思いますけど、僕らが入ったころより、粘土質の多いマウンドが増えてきている。最近はそれに慣れている選手も多いです」

 従来の日本のマウンドは土が軟らかく、傾斜が小さかった。そのため多くの投手は重心を低くして、しっかり踏み込んで投げる。逆に、硬いマウンドに足を固定し、上半身のパワーで投げる外国人投手は、軟らかい足場に苦労する傾向にあった。

 小林コーチはZOZOマリンのマウンド仕様を決める際、配合の異なる土のサンプルを4種類ほど見比べた。「アンツーカーと粘土の割合ですね。硬すぎると足に負担がかかるし、粘土だと水はけが悪くなる。屋外球場なので雨で感覚が変わることもある。すべての条件に合わせるのは難しい」。

 熟考の末、これまでのアンツーカー主のオレンジ色の土から、粘土質を7割程度まで増やした配合に変更した。ブルペンも同じ配分に変えた。「色合い的には、京セラや札幌ドームと同じような感じです」。札幌ドームは日本の球場の中でも、メジャー規格に近いとされるマウンドだ。

 土の配量は、不都合があれば今後も変更が可能という。特にリリーフの場合、軟らすぎると、登板時に足場が穴だらけになることを嫌う選手が多い。今年も中継ぎにシェッパーズ、先発ローテにもボルシンガーと新助っ人が入っている。ぱっと見では分かりづらい“土の変更”が、投手陣の好投をアシストするかもしれない。【ロッテ担当 鎌田良美】

(日刊)

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