【オープン戦 中日1―6ロッテ ( 2018年3月23日 ナゴヤD ) 】
ロッテ涌井 充実90球 5回1失点「いい球増えた」
4年連続9度目の開幕投手を務めるロッテ・涌井は5回7安打1失点で最終調整登板を終えた。中日打線に粘られ90球を要したが、表情に余裕があった。
「直球は前回より、いい球も増えた。開幕戦で気持ちが入ればスピードも出てくる」
正捕手・田村の腰痛で江村とのコンビだった。4回1死三塁、松井雅に直球を3球続けて左犠飛を打たれ「シーズン中ならば三振を狙いにいく場面」。ただ、リードに首は振らず、降板後に「ちょっと話した」という。失敗も経験させ、成長を促した。
9回の加藤の満塁弾で勝ち越し、オープン戦首位浮上。「連覇」へ王手をかけた。昨季は球団ワースト87敗と失速したが「井口さんに初勝利を届けたい」と涌井。同じ失敗は繰り返さない。 (福浦 健太郎)
現役最年長野手ロッテ・福浦 オープン戦11打席目で初打点
42歳のロッテ・福浦和也内野手が23日の中日戦(ナゴヤドーム)でオープン戦11打席目で初打点を挙げた。
0―0の2回1死三塁、中日・小笠原の140キロ直球を中前適時打した。「チャンスで打てて良かったです。オープン戦もきょうを入れて残り3試合だし、1打席1打席を大事にしていきたい」。現役最年長野手だが、直球への対応力もまだまだ、衰え知らずだ。通算2000安打まで残り、38本と迫る。代打中心だった昨季70試合で30安打だったものの、スタメンに定着すれば達成は十分可能だ。
ロッテドラ2藤岡裕 復帰打「高めの球をしっかりと叩けた」
首痛で離脱していたロッテドラフト2位・藤岡裕(トヨタ自動車)は6回に代走で出場。9回無死一塁ではバント失敗の後、木下雄の直球を中前打した。
「高めの球をしっかりと叩けた」。遊撃の定位置を争う平沢も9回に適時二塁打を放った。井口監督は「残り2試合、いい競争になる」と話した。
ロッテドラ1安田 2軍でプロ初アーチ ヤクルトドラ1村上も
ロッテのドラフト1位・安田(履正社)がイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に「6番・三塁」で出場し、3―8で迎えた8回2死で、ヤクルトのドラフト2位・大下(三菱重工広島)からプロ初本塁打を放った。
「打った瞬間は打球が上がりすぎたかと思いましたが、風にも乗りスタンドに届いてくれた。一本一本の積み重ねが、1軍へつながると信じ、これからも頑張ります」。オープン戦は8試合で13打数1安打の打率・077と苦しみ、17日からは育成重視のために2軍に降格していた。
また、ヤクルトのドラフト1位・村上(九州学院)も3点リードの7回2死三塁で唐川から左越え2ラン。札幌ドームで映像をチェックした小川監督は「たいしたもんだ」と評価していた。
ロッテドラ1安田 プロ初本塁打「1本1本の積み重ねが、1軍へつながっていくと信じ」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18=履正社)が23日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)でプロ初本塁打を放った。3―8の8回2死だ。ヤクルトのドラフト2位・大下佑馬投手(25)=三菱重工広島=の直球をとらえバックスクリーンへと放り込んだ。
「打った瞬間は打球が上がりすぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本1本の積み重ねが、1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と安田はコメントした。
なお、この日は「6番・三塁」でスタメン出場し、4打数1安打。オープン戦は8試合、13打数1安打の打率・077、2打点と苦しみ、今月17日からは育成重視のために2軍に降格していた。
(以上 スポニチ)
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「しっかり放ってくれると思います」/井口監督
ロッテ涌井がオープン戦最終登板となった中日戦で7安打を打たれながらも5回1失点と好投。
井口資仁監督も「開幕戦もしっかり放ってくれると思います」。
ロッテ加藤、左打席で満塁弾「両方打って」井口監督
ロッテは9回に両打ちの加藤翔平外野手(26)が左打席で決勝の満塁アーチ。チームはオープン戦首位に立った。
加藤は「打った瞬間いったとは思いましたけど、オープン戦ですし、自分の結果よりもああいう接戦をものにできたのが1番大きい」と笑顔をみせた。
ただ2回に中日先発の左腕小笠原に対して右飛。5回には同じく左腕の笠原に左飛に倒れた。
もともと右打ちながら、現在は左打席の方が得意だという加藤は「左投手に対しての右打席が僕の大きな課題。打ったことよりもそっちを反省しないといけない」と表情を引き締めた。
井口監督も「両方打ってほしいですね。せっかくスイッチなんだから」と期待を込めて叱咤(しった)激励していた。
ロッテ藤岡裕大が復帰安打「良い競争に」井口監督
首を痛めて戦列を離れていたドラフト2位の藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が実戦に復帰した。6回に代走で途中出場すると、9回の打席では送りバントを2度失敗した後、中前打で出塁し、加藤の満塁弾で勝ち越しのホームを踏んだ。
試合後は「(中日木下雄の球は)速くは感じましたけど、強引にならずにセンター中心に打てたのは良かった」。その上で「バントは100%に近い確率で決めないといけない。タイミングを取るのが難しいし、もともとうまい方じゃないですけど、できないと自分が損をする」と反省した。
一方、井口監督は「追い込まれてましたけど、しっかりと高めの球を打ててました」と評価。この日は遊撃のレギュラーを争う平沢も適時二塁打を放っており「(平沢)大河も良いところで打ちましたし、良い競争になっているんじゃないですか」と話し、オープン戦残り2試合の結果によって開幕戦の先発遊撃手を決めると説明した。
ロッテ1位安田2軍でプロ1号「積み重ねが1軍へ」
ロッテのドラフト1位安田尚憲内野手(18=履正社)が23日、“プロ1号”を放った。
戸田で行われたイースタン・ヤクルト戦に「6番三塁」でスタメン出場。5点を追う8回表2死の場面で、相手のドラフト2位大下佑馬投手(25=三菱重工広島)がカウント1-2から投じた真っすぐを強振。打球はバックスクリーンの右下の部分にドカンと突き刺さった。
安田は「打ったのはストレートです。打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へ繋がっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と話した。この日は4打数1安打だった。
1軍のオープン戦が行われるナゴヤドームで“吉報”を聞いた井口資仁監督(43)も「こないだ室内で打っていた時も非常に良い形で打っていた。1発が出ていなかったので、本人もやれるんじゃないかという気になってくれると思います。結果がなにより一番の薬なんで、これからも自分の形をしっかりと出してもらえたらいいなと思います」と喜んだ。
(以上 日刊)
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ロッテ・涌井、開幕準備OK5回1失点!「井口監督に初勝利届ける」
ロッテの涌井秀章投手(31)が23日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回1失点で開幕前最後の登板を終えた。
被安打7ながら涌井は「順調には来ています。ちょっといつもと違う配球もあったので」と、日頃あまり組まない捕手の江村にあえて任せたため、結果は織り込み済み。一回から得点圏に走者を置いても四回一死三塁の犠飛のみで抑え、井口監督も「しっかりやってくれた」と信頼は揺るがない。
この日の最速は144キロ。「開幕で気持ちが入ればもっとスピードも出る」と充実ぶりを口にした涌井。「井口監督に初勝利を届けられるよう、残り1週間調整して勝つ投球ができれば」と万全の準備で、エースが9度目の開幕投手に臨む。 (芳賀宏)
ロッテ・涌井は5回1失点「最少失点なら負けることはほぼない」
ロッテの開幕投手を4年連続で務める涌井は、7安打されながらも5回1失点。「最少失点なら負けることはほぼない。ストレートは前回登板よりもいい球が増えた。順調にきていると思う」と冷静に語った。
四回に犠飛で失点しても「シーズン中なら三振を狙う場面。江村とはなかなか組まないので勉強しつつ」と控え捕手との呼吸を確かめる余裕を見せた。井口監督は「空振りがほとんど取れなかったが、要所は抑えた。(開幕戦も)しっかりやってくれるでしょう」と評価した。
ロッテ・加藤が満塁弾「あとは打ち返すだけだった」
ロッテの加藤が1-1の九回二死満塁で価値ある本塁打を放った。相手は支配下登録されたばかりの木下雄。フルカウントから8球目の149キロを芯で捉えて右翼席に放り込み「とにかく点を取りたいという思いだった。ボールになる変化球は見逃せたし、あとは打ち返すだけだった」と誇った。
俊足の外野手で両打ちということもあり、井口監督の期待は高い。定位置確保に向けてアピールに成功し「オープン戦の残り2試合もしっかり勝って、チームも自分もいい形で開幕したい」と力強かった。
福浦(二回に適時打)
「チャンスで打てて良かった。オープン戦も残り2試合だし、1打席を大事にしていきたい」
藤岡裕(首痛から復帰。九回に好機を広げる安打)
「安打が出てほっとした。しっかり高めをたたけた。でも、その前にバントをしっかり決めないといけない」
ロッテの42歳・福浦、20歳の中日左腕・小笠原から先制打
中日は20歳左腕・小笠原、ロッテは31歳右腕・涌井が先発。ロッテは二回、一死三塁とし、42歳の福浦の中前適時打で先制した。
ロッテD1・安田に待望の“プロ1号”「風にも乗ってスタンドまで届いてくれました」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=は23日、ヤクルトとのイースタン・リーグ(戸田)で待望の“プロ1号”を放った。
「6番・三塁」で先発出場した安田は八回二死、カウント1-2から直球をバックスクリーン右にソロ本塁打。「打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と笑顔をみせた。
安田は16日に2軍行きを通告されて以降、イースタン・リーグでプレー。この日は4打数1安打だった。
ナゴヤドームでのオープン戦前に伝え聞いた井口資仁監督は「本人も1本で“行ける”という気持ちになったんじゃないか。結果は何よりのクスリ。これからも自分のスイングを続けてほしい」と話した。
高校ドラ1「本」競演!ヤクルト・村上&ロッテ・安田が2軍で1号
ヤクルト・村上宗隆内野手(18)=九州学院高=とロッテ・安田尚憲内野手(18)=履正社高=の両ドラフト1位が23日、イースタン・リーグでの対戦(戸田)でともに“プロ1号”をマークした。
「4番・三塁」で先発した村上は七回、二死三塁から左越えに2ラン。2008年の高校生ドラフト1巡目右腕、唐川の119キロのカーブに対し、体勢を崩されずに運んだ。「反対方向にも飛ばせる自信がある」と左打席から左翼へのアーチで、技術の高さを見せた。先輩にハイタッチで祝福された18歳は「節目の1号になる。この1号から、どんどん自分の打撃を出していきたい」と胸を張った。
安田は「6番・三塁」で先発し、八回二死からバックスクリーンへたたき込んだ。「いいスイングができた。風にも乗ってスタンドまで届いてくれました」と笑顔。未来を担う大砲2人が、戸田で“競演”を果たした。
知らせを聞いた両軍の1軍監督もうなった。映像を見たヤクルト・小川監督は「大したもの」。ロッテ・井口監督は「結果は一番のクスリ。これからも自分のスイングでいい形で打っていってくれたら」と期待した。
「村上もいい打撃をしていて刺激になった」。と安田。2人はそろって、ホームランボールを大事そうにバッグにしまった。 (横山尚杜)
ロッテD1・安田、2軍戦で初本塁打「一本一本の積み重ねが1軍に…」
ロッテのドラフト1位ルーキー安田(大阪・履正社高)が23日、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で初本塁打を放った。ドラフト2位新人の大下(三菱重工広島)の直球を中越えに運び「風に乗って届いてくれた。一本一本の積み重ねが1軍につながっていくと信じて、これからも頑張る」と話した。
朗報を遠征先の名古屋で伝え聞いた井口監督は「結果は何よりの薬。一発が出て『行ける』という気持ちになってくれるのでは」と喜んだ。
(以上 サンスポ)
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【ロッテ】涌井、開幕前ラスト登板で5回7安打1失点粘投「順調に来ている。開幕が楽しみ」
ロッテ・涌井秀章投手(31)が開幕前最後の先発で粘りの投球を見せた。5回を投げ7安打を浴びたが1失点。最少失点に抑えたエースは「順調に来ている。ストレートは前回よりもいい球が増えた」とうなずいた。オープン戦は4試合、計14イニングで3失点、防御率1・93。安定感を示した。4年連続9度目の開幕に向けて「9回目なので特別な感情はないですけど、井口監督に初勝利を届けられればと思ってしっかり調整してきた。開幕が楽しみです」と30日の楽天との開幕戦(ZOZO)へと気持ちを切り替えた。
【ロッテ】加藤のグランドスラムで首位浮上!開幕スタメン猛アピール
ロッテが最終回までもつれ込んだ一戦を制してオープン戦首位に浮上した。開幕右翼を狙う加藤翔平外野手(26)が1―1の9回2死満塁の場面で育成右腕・木下の149キロの直球を右翼席に運んだ。オープン戦1号となる満塁弾に「接戦をものにしないとシーズンは勝っていけない。とにかく点を入れるという意識だった。打った瞬間に行ったかなと思った。オープン戦なので、自分の結果よりも接戦をものにできたのが大きい」と控えめに喜んだ。
9回は先頭の井上、藤岡の連打と菅野の四球で無死満塁のチャンスを作るも、代打・李が三ゴロ併殺に倒れ、不穏な空気が流れたが、田村が粘って四球でつなぎ最後に加藤が決めた。井口監督は「チャンスが途切れたと思ったけどカバーしてくれた」と評価した。
「開幕スタメンを目標にやってきた。使ってもらえるように残り2試合アピールしたい」と加藤。開幕戦のスコアボードに名前を載せるため、快音を鳴らし続ける覚悟だ。
【ロッテ】ドラ2藤岡裕、実戦復帰即安打! 平沢との開幕遊撃争いは佳境へ…
首痛のため実戦から遠ざかっていたロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が3日の日本ハム戦(札幌D)以来、20日ぶりに実戦復帰を果たした。
6回の代走から途中出場。9回には真ん中高めの直球を中前にはじき返し、「強引にならずに打てた」と納得の表情を浮かべた。6回の守備では平田の打ったフライが二塁後方に上がったが、後ろ向きになりながら追いついてキャッチ。攻守でアピールした。
開幕遊撃を争う平沢も3打数1安打1打点。送りバントに1四球と2番打者の役目を果たした。井口監督は「藤岡は追い込まれてましたけど、高めをかぶせて打てていた。試合勘というところは練習からしっかりできているので(問題ない)。大河(平沢)もいいところで打ちましたし、いい競争になっている」と2人の若手の活躍に目を細めていた。
【ロッテ】ドラ1安田がプロ1号!「1本、1本の積み重ねが1軍につながる」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=が「6番・三塁」でスタメン出場し、プロ初本塁打を放った。
3―8の8回2死走者なしの場面で、1ボール2ストライクからの5球目の直球をバックスクリーンへ右へと運んだ。ヤクルトのドラフト2位・大下からの1号ソロに「打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と1軍昇格を見据えて、一歩ずつ成長していくつもりだ。
井口監督も「一発が出ていなかったので、これでいけるんじゃないかと思ってくれたら。結果が何より一番の薬ですからね」とルーキーの今後を楽しみにしていた。
(以上 報知)
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ロッテ・涌井5回1失点 4年連続9度目の開幕投手へ順調
4年連続9度目の開幕投手を務めるロッテ・涌井が、順調な仕上がりをアピールした。
最終調整となった中日戦で5回を7安打、失点は犠飛での1失点のみ。五回以外は毎回走者を背負ったが、要所を締めたエースは「順調にはきている。1点取られた場面もシーズン中なら三振を狙うところ。(開幕投手は)9回目なので特別な感情はない」と淡々と話した。
(デイリー)
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【中日目線】
「辞めると言えば決まりだよ」/森監督
中日小笠原の好投でジーとの開幕投手レースに終止符。防御率1・35と安定した数字を残した。
森繁和監督は「3人には伝えてある。(防御率は安定しているが)0点のヤツもいるよ。まあ、明日投げる投手が(開幕投手を)辞めると言えば決まりだよ」。
中日小笠原3回1失点「ものすごく課題が残った」
中日開幕投手候補の3年目左腕小笠原慎之介投手(20)が、オープン戦での最終先発マウンドに上がった。
3回を投げ、1安打1失点で終えた。「ものすごく課題が残った。初回で修正できなかった。1球でも早く修正点を見つけるようにしたい」と、降板後もブルペンで50球を投げ調整した。これでオープン戦で4試合に先発、20回3失点で防御率1・35。中日史上最年少開幕投手へ、アピールした。
中日笠原が3回0封好投で初開幕ローテ入り確実へ
中日笠原祥太郎投手(23)が初の開幕ローテ入りを確実にする好投を見せた。4回からの3イニングを2安打無失点で抑えた。直球に切れと力があり、福浦を直球で見逃し三振に打ち取るなど、連打を許さなかった。
広島との開幕2戦目までは小笠原かジーの2人で内定済み。笠原は第3戦が濃厚になっている。「ほかにもいい投手がいるし、まだ分からないけど、開幕ローテに入れたらうれしい。そこでしっかり投げて貢献したい」と一層、気を引き締めていた。
中日木下雄介が支配下即日登板、ファン大拍手も黒星
試合前に支配下契約を結んだばかりの木下雄介投手(24)が、苦すぎる黒星スタートを切った。背番号98の新ユニホームは間に合わず、201番のままで同点の9回に登板した。
いきなり連打と四球で無死満塁とされた。三-捕-一の併殺でひとまずピンチを回避したが、また四球で満塁。加藤にフルカウントからの直球を右翼席に運ばれた。フルカウントになると、支配下契約を知る中日ファンからナゴヤドームではめずらしい大拍手で背中を押されたが、結果で応えられなかった。その後、さらに1点を失った。
「シーズンだともっと力むと思う。しっかり練習します」と反省した右腕。近藤投手コーチは「もともと9回にいかせる予定だった。緊迫した場面の経験をさせたいと思った」と肥やしにすることを願った。
中日高橋周平3安打「開幕に向けていい方向」森監督
中日高橋周平内野手(24)が3安打と気を吐いた。2回、6回と中前にクリーンヒット。8回は内の初球をたたいて左中間三塁打。「初球が1番大事。打てる球が来たら追い込まれる前に打とうと思っている」と納得の表情だった。
20、21日のソフトバンク2連戦(ヤフオクドーム)は無安打。三振も4つあり「キャンプでやっていたことと違う形になりつつあった」と、打撃のリズムを崩している様子があった。ただ、22日の練習日をはさんで復調。「いつもならずっと悪い方にいくが、いろいろな人から助言をもらって、それを自分も理解して修正できた」と手応えを口にした。
二塁のレギュラー争いは荒木、亀沢との三つどもえ。森繁和監督(63)は「今日みたいな打撃ができれば、開幕に向けていい方向にいくのでは」と評価。開幕スタメンに間違いなく前進した。
(以上 日刊)
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中日・小笠原 四球課題 開幕投手は…森監督明言避ける
中日先発の小笠原は3回1安打1失点、毎回3四球の内容を「ものすごく課題の残る試合だった」と反省した。
カーブ、チェンジアップと変化球でストライクが取れず、苦しい投球に終始。開幕前最後の登板で課題が山積し「残りの日数で少しでも不安を減らしたい」と誓った。30日の広島戦での開幕投手について森監督は「(開幕カードに投げる)3人には言ってある」と話すにとどめ、明言は避けた。
中日・小笠原 3回1失点も3四球に「課題が残る試合」開幕投手は「監督のお言葉を待つのみ」
中日の小笠原慎之介投手(20)がロッテ戦に先発。3回1安打1失点ながら毎回の3四球に「ものすごく課題が残る試合だった」と反省した。
初回、先頭・荻野を歩かせると2回も先頭・鈴木への四球がきっかけで1死三塁から福浦に中前適時打を浴びた。カーブ、チェンジアップと「変化球でカウントが取れなかった」と悔しがった。
オープン戦最後の登板で不安を残し「残りの日数で少しでも不安を減らしたい」。3年目で初の開幕投手に名乗りを上げている左腕は「やりたい気持ちはあるが、監督が決めること。監督のお言葉を待つのみです」と話した。
周平 開幕スタメン決定的 OP戦初の3安打で猛アピール
中日・高橋が今春オープン戦で初の3安打を記録し、16年以来、2度目の開幕戦先発の座を決定的にした。2回に涌井のフォークを中前に運び、6、8回は初球直球を中前打と左中間三塁打。「結果として出てくれたのでよかった」とうなずいた。
打率4割だったキャンプ中の実戦から一転、3月に入って以降は「ズレがあった」と調子が下降。「いつもだったら悪い方向にいくが、すぐ修正できるように体が動いてくれるようになった」と手応えをつかんだ。
飛躍を期待され続けてきた7年目の24歳。森監督にも「開幕に向けていい方向に向くでしょう」と復調気配を認められ、「開幕がゴールでない。自分のできることをやっていく」と静かに意気込んだ。
中日・木下雄 支配下即登板も5失点 森監督「次に生かして」
中日は23日、育成の木下雄介投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。
年俸は420万円で背番号は201から98に変更。ナゴヤドーム内で会見し、「これからがスタート。もっと気を引き締めてやりたい」と意気込んだ。生光学園から進んだ駒大を右肘故障のために1年で中退。野球から離れた時期もあったが、四国IL・徳島を経て16年育成ドラフト1位で中日に入団した。同点の9回に登板したロッテ戦では満塁被弾するなど5失点。森監督は「苦い経験を次に生かしてくれたら」と期待を寄せた。
(以上 スポニチ)
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【中日】開幕投手最有力の小笠原、3回1失点「あとは監督のお言葉を待つのみ」
中日の開幕投手が最有力視されている小笠原慎之介投手(20)が、予定の3回で1安打1失点。53球を投げてオープン戦の最終登板を終えた。
開口一番「ものすごく課題が残った」と唇をかんだ。初回先頭の荻野に四球を献上。2回も先頭・鈴木への四球をきっかけに1点を失った。3回にも1死から2015年夏の甲子園の決勝で東海大相模のエースとして対決した仙台育英出身の平沢に四球を与えた。「変化球でカウントが取れなかった」と振り返ったように、カーブを11球投げて、ストライクゾーンに収まったのは初回2死三塁から井上を見逃し三振に仕留めた1球だけ。降板後もブルペンで約50球を投げ込み調整した。
成果もある。「短いイニングで修正できなかったが、変化球が入り始めたので良かった。(公式戦では)1イニングでも1球でも早く(修正の手がかりを)見つけられるようにしたい」と振り返ったのは、3回先頭の荻野を三ゴロに打ち取ったカーブ。1ストライクからボールゾーンにドロップする球を打たせたことに光明を見いだした。
いまだ開幕投手の指名はされてないという。「やりたい気持ちはあります。あとは監督のお言葉をいただくだけ。それを待つのみ」と20歳。オープン戦は4試合で防御率1・35。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。
【中日】木下雄、支配下契約→即5失点…それでも“代魔神”の可能性十分
この日に支配下登録されたばかりの中日・木下雄介投手(24)が、満塁弾を浴びるなど1イニング5安打2四球5失点と散々だった。
同点の9回にマウンドに立った67人目の支配下選手。新背番号「98」のユニホームが手元に届くのは25日の午前とあって、従来の背番号「201」で登場した。それが悪かったのか、安打、安打、四球で、あっという間に無死満塁のピンチ。何とか2死満塁までこぎつけたが、加藤を迎えてフルカウント。竜党から「頑張れ!」と拍手も沸き上がったが、苦し紛れの真ん中内寄りの直球を右翼席中段に運ばれた。「力みすぎました。シーズンに入ればもっと力むと思う。しっかり練習したい」と悪夢の満塁被弾を振り返った。
さらに1点も失って計5失点。オープン戦の防御率は9・00に跳ね上がったが、森繁和監督(63)の高評価は変わらない。「木下を9回に投げさせたのは、投手コーチもいろんなことを考えた上でのこと。経験を次に生かしてくれたらいい」と淡々。1億1000万円でチーム投手最高年俸の守護神・田島が安定感を欠くようなら、新年俸が支配下最低保障の420万円の木下雄を“代魔神”に据える可能性もあるのか。
近藤真市投手コーチ(49)は説明した。「木下は予定通りの9回。タジ(田島)どうこうでなく、競った場面(での登板)がなかったので、経験させたかった。結果はああいう風になったけど、1点の重みが分かったはず。満塁のフルカウントから真っすぐでいき、1点を惜しんで4点を取られた。経験を次に生かしてくれたらいい」と、指揮官と同じ言葉で雑草派右腕の奮起に期待。うなりを上げる最速151キロの直球を武器に、田島や鈴木博とクローザーの座を争うことも十分あり得そうだ。
(以上 報知)
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開幕投手候補の中日・小笠原、猛省3四球
開幕投手候補の20歳左腕、小笠原は3回1安打1失点も3四球を猛省した。一回に続き、二回も先頭打者に四球を与えて一死三塁から福浦に中前適時打を浴び、「課題が残った試合だったと思う。(開幕投手は)やりたい気持ちはあるが、監督が決めること」と語った。24日は新外国人のジー(前ツインズ)が先発予定で森監督は「あした(24日)を見てから」と話すにとどめた。
中日・小笠原は3回1失点「残りの日数で不安取り除かないと」
中日の小笠原はオープン戦最後のマウンドを3回1安打1失点で終えた。制球に苦しみ、3四球。登板後はブルペンに直行して約50球を投じ「変化球でカウントを取れなかった。シーズン始まるまでの残りの日数で不安を取り除かないと」と話した。
開幕投手の最有力候補に挙げられている。3年目の左腕投手は「やりたい気持ちはある。監督から言葉をいただくだけ。待つのみです」と改めて意欲を語った。
(以上 サンスポ)
ロッテ涌井 充実90球 5回1失点「いい球増えた」
4年連続9度目の開幕投手を務めるロッテ・涌井は5回7安打1失点で最終調整登板を終えた。中日打線に粘られ90球を要したが、表情に余裕があった。
「直球は前回より、いい球も増えた。開幕戦で気持ちが入ればスピードも出てくる」
正捕手・田村の腰痛で江村とのコンビだった。4回1死三塁、松井雅に直球を3球続けて左犠飛を打たれ「シーズン中ならば三振を狙いにいく場面」。ただ、リードに首は振らず、降板後に「ちょっと話した」という。失敗も経験させ、成長を促した。
9回の加藤の満塁弾で勝ち越し、オープン戦首位浮上。「連覇」へ王手をかけた。昨季は球団ワースト87敗と失速したが「井口さんに初勝利を届けたい」と涌井。同じ失敗は繰り返さない。 (福浦 健太郎)
現役最年長野手ロッテ・福浦 オープン戦11打席目で初打点
42歳のロッテ・福浦和也内野手が23日の中日戦(ナゴヤドーム)でオープン戦11打席目で初打点を挙げた。
0―0の2回1死三塁、中日・小笠原の140キロ直球を中前適時打した。「チャンスで打てて良かったです。オープン戦もきょうを入れて残り3試合だし、1打席1打席を大事にしていきたい」。現役最年長野手だが、直球への対応力もまだまだ、衰え知らずだ。通算2000安打まで残り、38本と迫る。代打中心だった昨季70試合で30安打だったものの、スタメンに定着すれば達成は十分可能だ。
ロッテドラ2藤岡裕 復帰打「高めの球をしっかりと叩けた」
首痛で離脱していたロッテドラフト2位・藤岡裕(トヨタ自動車)は6回に代走で出場。9回無死一塁ではバント失敗の後、木下雄の直球を中前打した。
「高めの球をしっかりと叩けた」。遊撃の定位置を争う平沢も9回に適時二塁打を放った。井口監督は「残り2試合、いい競争になる」と話した。
ロッテドラ1安田 2軍でプロ初アーチ ヤクルトドラ1村上も
ロッテのドラフト1位・安田(履正社)がイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に「6番・三塁」で出場し、3―8で迎えた8回2死で、ヤクルトのドラフト2位・大下(三菱重工広島)からプロ初本塁打を放った。
「打った瞬間は打球が上がりすぎたかと思いましたが、風にも乗りスタンドに届いてくれた。一本一本の積み重ねが、1軍へつながると信じ、これからも頑張ります」。オープン戦は8試合で13打数1安打の打率・077と苦しみ、17日からは育成重視のために2軍に降格していた。
また、ヤクルトのドラフト1位・村上(九州学院)も3点リードの7回2死三塁で唐川から左越え2ラン。札幌ドームで映像をチェックした小川監督は「たいしたもんだ」と評価していた。
ロッテドラ1安田 プロ初本塁打「1本1本の積み重ねが、1軍へつながっていくと信じ」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18=履正社)が23日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)でプロ初本塁打を放った。3―8の8回2死だ。ヤクルトのドラフト2位・大下佑馬投手(25)=三菱重工広島=の直球をとらえバックスクリーンへと放り込んだ。
「打った瞬間は打球が上がりすぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本1本の積み重ねが、1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と安田はコメントした。
なお、この日は「6番・三塁」でスタメン出場し、4打数1安打。オープン戦は8試合、13打数1安打の打率・077、2打点と苦しみ、今月17日からは育成重視のために2軍に降格していた。
(以上 スポニチ)
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「しっかり放ってくれると思います」/井口監督
ロッテ涌井がオープン戦最終登板となった中日戦で7安打を打たれながらも5回1失点と好投。
井口資仁監督も「開幕戦もしっかり放ってくれると思います」。
ロッテ加藤、左打席で満塁弾「両方打って」井口監督
ロッテは9回に両打ちの加藤翔平外野手(26)が左打席で決勝の満塁アーチ。チームはオープン戦首位に立った。
加藤は「打った瞬間いったとは思いましたけど、オープン戦ですし、自分の結果よりもああいう接戦をものにできたのが1番大きい」と笑顔をみせた。
ただ2回に中日先発の左腕小笠原に対して右飛。5回には同じく左腕の笠原に左飛に倒れた。
もともと右打ちながら、現在は左打席の方が得意だという加藤は「左投手に対しての右打席が僕の大きな課題。打ったことよりもそっちを反省しないといけない」と表情を引き締めた。
井口監督も「両方打ってほしいですね。せっかくスイッチなんだから」と期待を込めて叱咤(しった)激励していた。
ロッテ藤岡裕大が復帰安打「良い競争に」井口監督
首を痛めて戦列を離れていたドラフト2位の藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が実戦に復帰した。6回に代走で途中出場すると、9回の打席では送りバントを2度失敗した後、中前打で出塁し、加藤の満塁弾で勝ち越しのホームを踏んだ。
試合後は「(中日木下雄の球は)速くは感じましたけど、強引にならずにセンター中心に打てたのは良かった」。その上で「バントは100%に近い確率で決めないといけない。タイミングを取るのが難しいし、もともとうまい方じゃないですけど、できないと自分が損をする」と反省した。
一方、井口監督は「追い込まれてましたけど、しっかりと高めの球を打ててました」と評価。この日は遊撃のレギュラーを争う平沢も適時二塁打を放っており「(平沢)大河も良いところで打ちましたし、良い競争になっているんじゃないですか」と話し、オープン戦残り2試合の結果によって開幕戦の先発遊撃手を決めると説明した。
ロッテ1位安田2軍でプロ1号「積み重ねが1軍へ」
ロッテのドラフト1位安田尚憲内野手(18=履正社)が23日、“プロ1号”を放った。
戸田で行われたイースタン・ヤクルト戦に「6番三塁」でスタメン出場。5点を追う8回表2死の場面で、相手のドラフト2位大下佑馬投手(25=三菱重工広島)がカウント1-2から投じた真っすぐを強振。打球はバックスクリーンの右下の部分にドカンと突き刺さった。
安田は「打ったのはストレートです。打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へ繋がっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と話した。この日は4打数1安打だった。
1軍のオープン戦が行われるナゴヤドームで“吉報”を聞いた井口資仁監督(43)も「こないだ室内で打っていた時も非常に良い形で打っていた。1発が出ていなかったので、本人もやれるんじゃないかという気になってくれると思います。結果がなにより一番の薬なんで、これからも自分の形をしっかりと出してもらえたらいいなと思います」と喜んだ。
(以上 日刊)
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ロッテ・涌井、開幕準備OK5回1失点!「井口監督に初勝利届ける」
ロッテの涌井秀章投手(31)が23日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回1失点で開幕前最後の登板を終えた。
被安打7ながら涌井は「順調には来ています。ちょっといつもと違う配球もあったので」と、日頃あまり組まない捕手の江村にあえて任せたため、結果は織り込み済み。一回から得点圏に走者を置いても四回一死三塁の犠飛のみで抑え、井口監督も「しっかりやってくれた」と信頼は揺るがない。
この日の最速は144キロ。「開幕で気持ちが入ればもっとスピードも出る」と充実ぶりを口にした涌井。「井口監督に初勝利を届けられるよう、残り1週間調整して勝つ投球ができれば」と万全の準備で、エースが9度目の開幕投手に臨む。 (芳賀宏)
ロッテ・涌井は5回1失点「最少失点なら負けることはほぼない」
ロッテの開幕投手を4年連続で務める涌井は、7安打されながらも5回1失点。「最少失点なら負けることはほぼない。ストレートは前回登板よりもいい球が増えた。順調にきていると思う」と冷静に語った。
四回に犠飛で失点しても「シーズン中なら三振を狙う場面。江村とはなかなか組まないので勉強しつつ」と控え捕手との呼吸を確かめる余裕を見せた。井口監督は「空振りがほとんど取れなかったが、要所は抑えた。(開幕戦も)しっかりやってくれるでしょう」と評価した。
ロッテ・加藤が満塁弾「あとは打ち返すだけだった」
ロッテの加藤が1-1の九回二死満塁で価値ある本塁打を放った。相手は支配下登録されたばかりの木下雄。フルカウントから8球目の149キロを芯で捉えて右翼席に放り込み「とにかく点を取りたいという思いだった。ボールになる変化球は見逃せたし、あとは打ち返すだけだった」と誇った。
俊足の外野手で両打ちということもあり、井口監督の期待は高い。定位置確保に向けてアピールに成功し「オープン戦の残り2試合もしっかり勝って、チームも自分もいい形で開幕したい」と力強かった。
福浦(二回に適時打)
「チャンスで打てて良かった。オープン戦も残り2試合だし、1打席を大事にしていきたい」
藤岡裕(首痛から復帰。九回に好機を広げる安打)
「安打が出てほっとした。しっかり高めをたたけた。でも、その前にバントをしっかり決めないといけない」
ロッテの42歳・福浦、20歳の中日左腕・小笠原から先制打
中日は20歳左腕・小笠原、ロッテは31歳右腕・涌井が先発。ロッテは二回、一死三塁とし、42歳の福浦の中前適時打で先制した。
ロッテD1・安田に待望の“プロ1号”「風にも乗ってスタンドまで届いてくれました」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=は23日、ヤクルトとのイースタン・リーグ(戸田)で待望の“プロ1号”を放った。
「6番・三塁」で先発出場した安田は八回二死、カウント1-2から直球をバックスクリーン右にソロ本塁打。「打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と笑顔をみせた。
安田は16日に2軍行きを通告されて以降、イースタン・リーグでプレー。この日は4打数1安打だった。
ナゴヤドームでのオープン戦前に伝え聞いた井口資仁監督は「本人も1本で“行ける”という気持ちになったんじゃないか。結果は何よりのクスリ。これからも自分のスイングを続けてほしい」と話した。
高校ドラ1「本」競演!ヤクルト・村上&ロッテ・安田が2軍で1号
ヤクルト・村上宗隆内野手(18)=九州学院高=とロッテ・安田尚憲内野手(18)=履正社高=の両ドラフト1位が23日、イースタン・リーグでの対戦(戸田)でともに“プロ1号”をマークした。
「4番・三塁」で先発した村上は七回、二死三塁から左越えに2ラン。2008年の高校生ドラフト1巡目右腕、唐川の119キロのカーブに対し、体勢を崩されずに運んだ。「反対方向にも飛ばせる自信がある」と左打席から左翼へのアーチで、技術の高さを見せた。先輩にハイタッチで祝福された18歳は「節目の1号になる。この1号から、どんどん自分の打撃を出していきたい」と胸を張った。
安田は「6番・三塁」で先発し、八回二死からバックスクリーンへたたき込んだ。「いいスイングができた。風にも乗ってスタンドまで届いてくれました」と笑顔。未来を担う大砲2人が、戸田で“競演”を果たした。
知らせを聞いた両軍の1軍監督もうなった。映像を見たヤクルト・小川監督は「大したもの」。ロッテ・井口監督は「結果は一番のクスリ。これからも自分のスイングでいい形で打っていってくれたら」と期待した。
「村上もいい打撃をしていて刺激になった」。と安田。2人はそろって、ホームランボールを大事そうにバッグにしまった。 (横山尚杜)
ロッテD1・安田、2軍戦で初本塁打「一本一本の積み重ねが1軍に…」
ロッテのドラフト1位ルーキー安田(大阪・履正社高)が23日、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で初本塁打を放った。ドラフト2位新人の大下(三菱重工広島)の直球を中越えに運び「風に乗って届いてくれた。一本一本の積み重ねが1軍につながっていくと信じて、これからも頑張る」と話した。
朗報を遠征先の名古屋で伝え聞いた井口監督は「結果は何よりの薬。一発が出て『行ける』という気持ちになってくれるのでは」と喜んだ。
(以上 サンスポ)
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【ロッテ】涌井、開幕前ラスト登板で5回7安打1失点粘投「順調に来ている。開幕が楽しみ」
ロッテ・涌井秀章投手(31)が開幕前最後の先発で粘りの投球を見せた。5回を投げ7安打を浴びたが1失点。最少失点に抑えたエースは「順調に来ている。ストレートは前回よりもいい球が増えた」とうなずいた。オープン戦は4試合、計14イニングで3失点、防御率1・93。安定感を示した。4年連続9度目の開幕に向けて「9回目なので特別な感情はないですけど、井口監督に初勝利を届けられればと思ってしっかり調整してきた。開幕が楽しみです」と30日の楽天との開幕戦(ZOZO)へと気持ちを切り替えた。
【ロッテ】加藤のグランドスラムで首位浮上!開幕スタメン猛アピール
ロッテが最終回までもつれ込んだ一戦を制してオープン戦首位に浮上した。開幕右翼を狙う加藤翔平外野手(26)が1―1の9回2死満塁の場面で育成右腕・木下の149キロの直球を右翼席に運んだ。オープン戦1号となる満塁弾に「接戦をものにしないとシーズンは勝っていけない。とにかく点を入れるという意識だった。打った瞬間に行ったかなと思った。オープン戦なので、自分の結果よりも接戦をものにできたのが大きい」と控えめに喜んだ。
9回は先頭の井上、藤岡の連打と菅野の四球で無死満塁のチャンスを作るも、代打・李が三ゴロ併殺に倒れ、不穏な空気が流れたが、田村が粘って四球でつなぎ最後に加藤が決めた。井口監督は「チャンスが途切れたと思ったけどカバーしてくれた」と評価した。
「開幕スタメンを目標にやってきた。使ってもらえるように残り2試合アピールしたい」と加藤。開幕戦のスコアボードに名前を載せるため、快音を鳴らし続ける覚悟だ。
【ロッテ】ドラ2藤岡裕、実戦復帰即安打! 平沢との開幕遊撃争いは佳境へ…
首痛のため実戦から遠ざかっていたロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が3日の日本ハム戦(札幌D)以来、20日ぶりに実戦復帰を果たした。
6回の代走から途中出場。9回には真ん中高めの直球を中前にはじき返し、「強引にならずに打てた」と納得の表情を浮かべた。6回の守備では平田の打ったフライが二塁後方に上がったが、後ろ向きになりながら追いついてキャッチ。攻守でアピールした。
開幕遊撃を争う平沢も3打数1安打1打点。送りバントに1四球と2番打者の役目を果たした。井口監督は「藤岡は追い込まれてましたけど、高めをかぶせて打てていた。試合勘というところは練習からしっかりできているので(問題ない)。大河(平沢)もいいところで打ちましたし、いい競争になっている」と2人の若手の活躍に目を細めていた。
【ロッテ】ドラ1安田がプロ1号!「1本、1本の積み重ねが1軍につながる」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=が「6番・三塁」でスタメン出場し、プロ初本塁打を放った。
3―8の8回2死走者なしの場面で、1ボール2ストライクからの5球目の直球をバックスクリーンへ右へと運んだ。ヤクルトのドラフト2位・大下からの1号ソロに「打った瞬間は打球が上がり過ぎたかと思いましたが、風にも乗ってスタンドまで届いてくれました。1本、1本の積み重ねが1軍へつながっていくと信じて、これからも頑張っていきます」と1軍昇格を見据えて、一歩ずつ成長していくつもりだ。
井口監督も「一発が出ていなかったので、これでいけるんじゃないかと思ってくれたら。結果が何より一番の薬ですからね」とルーキーの今後を楽しみにしていた。
(以上 報知)
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ロッテ・涌井5回1失点 4年連続9度目の開幕投手へ順調
4年連続9度目の開幕投手を務めるロッテ・涌井が、順調な仕上がりをアピールした。
最終調整となった中日戦で5回を7安打、失点は犠飛での1失点のみ。五回以外は毎回走者を背負ったが、要所を締めたエースは「順調にはきている。1点取られた場面もシーズン中なら三振を狙うところ。(開幕投手は)9回目なので特別な感情はない」と淡々と話した。
(デイリー)
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【中日目線】
「辞めると言えば決まりだよ」/森監督
中日小笠原の好投でジーとの開幕投手レースに終止符。防御率1・35と安定した数字を残した。
森繁和監督は「3人には伝えてある。(防御率は安定しているが)0点のヤツもいるよ。まあ、明日投げる投手が(開幕投手を)辞めると言えば決まりだよ」。
中日小笠原3回1失点「ものすごく課題が残った」
中日開幕投手候補の3年目左腕小笠原慎之介投手(20)が、オープン戦での最終先発マウンドに上がった。
3回を投げ、1安打1失点で終えた。「ものすごく課題が残った。初回で修正できなかった。1球でも早く修正点を見つけるようにしたい」と、降板後もブルペンで50球を投げ調整した。これでオープン戦で4試合に先発、20回3失点で防御率1・35。中日史上最年少開幕投手へ、アピールした。
中日笠原が3回0封好投で初開幕ローテ入り確実へ
中日笠原祥太郎投手(23)が初の開幕ローテ入りを確実にする好投を見せた。4回からの3イニングを2安打無失点で抑えた。直球に切れと力があり、福浦を直球で見逃し三振に打ち取るなど、連打を許さなかった。
広島との開幕2戦目までは小笠原かジーの2人で内定済み。笠原は第3戦が濃厚になっている。「ほかにもいい投手がいるし、まだ分からないけど、開幕ローテに入れたらうれしい。そこでしっかり投げて貢献したい」と一層、気を引き締めていた。
中日木下雄介が支配下即日登板、ファン大拍手も黒星
試合前に支配下契約を結んだばかりの木下雄介投手(24)が、苦すぎる黒星スタートを切った。背番号98の新ユニホームは間に合わず、201番のままで同点の9回に登板した。
いきなり連打と四球で無死満塁とされた。三-捕-一の併殺でひとまずピンチを回避したが、また四球で満塁。加藤にフルカウントからの直球を右翼席に運ばれた。フルカウントになると、支配下契約を知る中日ファンからナゴヤドームではめずらしい大拍手で背中を押されたが、結果で応えられなかった。その後、さらに1点を失った。
「シーズンだともっと力むと思う。しっかり練習します」と反省した右腕。近藤投手コーチは「もともと9回にいかせる予定だった。緊迫した場面の経験をさせたいと思った」と肥やしにすることを願った。
中日高橋周平3安打「開幕に向けていい方向」森監督
中日高橋周平内野手(24)が3安打と気を吐いた。2回、6回と中前にクリーンヒット。8回は内の初球をたたいて左中間三塁打。「初球が1番大事。打てる球が来たら追い込まれる前に打とうと思っている」と納得の表情だった。
20、21日のソフトバンク2連戦(ヤフオクドーム)は無安打。三振も4つあり「キャンプでやっていたことと違う形になりつつあった」と、打撃のリズムを崩している様子があった。ただ、22日の練習日をはさんで復調。「いつもならずっと悪い方にいくが、いろいろな人から助言をもらって、それを自分も理解して修正できた」と手応えを口にした。
二塁のレギュラー争いは荒木、亀沢との三つどもえ。森繁和監督(63)は「今日みたいな打撃ができれば、開幕に向けていい方向にいくのでは」と評価。開幕スタメンに間違いなく前進した。
(以上 日刊)
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中日・小笠原 四球課題 開幕投手は…森監督明言避ける
中日先発の小笠原は3回1安打1失点、毎回3四球の内容を「ものすごく課題の残る試合だった」と反省した。
カーブ、チェンジアップと変化球でストライクが取れず、苦しい投球に終始。開幕前最後の登板で課題が山積し「残りの日数で少しでも不安を減らしたい」と誓った。30日の広島戦での開幕投手について森監督は「(開幕カードに投げる)3人には言ってある」と話すにとどめ、明言は避けた。
中日・小笠原 3回1失点も3四球に「課題が残る試合」開幕投手は「監督のお言葉を待つのみ」
中日の小笠原慎之介投手(20)がロッテ戦に先発。3回1安打1失点ながら毎回の3四球に「ものすごく課題が残る試合だった」と反省した。
初回、先頭・荻野を歩かせると2回も先頭・鈴木への四球がきっかけで1死三塁から福浦に中前適時打を浴びた。カーブ、チェンジアップと「変化球でカウントが取れなかった」と悔しがった。
オープン戦最後の登板で不安を残し「残りの日数で少しでも不安を減らしたい」。3年目で初の開幕投手に名乗りを上げている左腕は「やりたい気持ちはあるが、監督が決めること。監督のお言葉を待つのみです」と話した。
周平 開幕スタメン決定的 OP戦初の3安打で猛アピール
中日・高橋が今春オープン戦で初の3安打を記録し、16年以来、2度目の開幕戦先発の座を決定的にした。2回に涌井のフォークを中前に運び、6、8回は初球直球を中前打と左中間三塁打。「結果として出てくれたのでよかった」とうなずいた。
打率4割だったキャンプ中の実戦から一転、3月に入って以降は「ズレがあった」と調子が下降。「いつもだったら悪い方向にいくが、すぐ修正できるように体が動いてくれるようになった」と手応えをつかんだ。
飛躍を期待され続けてきた7年目の24歳。森監督にも「開幕に向けていい方向に向くでしょう」と復調気配を認められ、「開幕がゴールでない。自分のできることをやっていく」と静かに意気込んだ。
中日・木下雄 支配下即登板も5失点 森監督「次に生かして」
中日は23日、育成の木下雄介投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。
年俸は420万円で背番号は201から98に変更。ナゴヤドーム内で会見し、「これからがスタート。もっと気を引き締めてやりたい」と意気込んだ。生光学園から進んだ駒大を右肘故障のために1年で中退。野球から離れた時期もあったが、四国IL・徳島を経て16年育成ドラフト1位で中日に入団した。同点の9回に登板したロッテ戦では満塁被弾するなど5失点。森監督は「苦い経験を次に生かしてくれたら」と期待を寄せた。
(以上 スポニチ)
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【中日】開幕投手最有力の小笠原、3回1失点「あとは監督のお言葉を待つのみ」
中日の開幕投手が最有力視されている小笠原慎之介投手(20)が、予定の3回で1安打1失点。53球を投げてオープン戦の最終登板を終えた。
開口一番「ものすごく課題が残った」と唇をかんだ。初回先頭の荻野に四球を献上。2回も先頭・鈴木への四球をきっかけに1点を失った。3回にも1死から2015年夏の甲子園の決勝で東海大相模のエースとして対決した仙台育英出身の平沢に四球を与えた。「変化球でカウントが取れなかった」と振り返ったように、カーブを11球投げて、ストライクゾーンに収まったのは初回2死三塁から井上を見逃し三振に仕留めた1球だけ。降板後もブルペンで約50球を投げ込み調整した。
成果もある。「短いイニングで修正できなかったが、変化球が入り始めたので良かった。(公式戦では)1イニングでも1球でも早く(修正の手がかりを)見つけられるようにしたい」と振り返ったのは、3回先頭の荻野を三ゴロに打ち取ったカーブ。1ストライクからボールゾーンにドロップする球を打たせたことに光明を見いだした。
いまだ開幕投手の指名はされてないという。「やりたい気持ちはあります。あとは監督のお言葉をいただくだけ。それを待つのみ」と20歳。オープン戦は4試合で防御率1・35。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。
【中日】木下雄、支配下契約→即5失点…それでも“代魔神”の可能性十分
この日に支配下登録されたばかりの中日・木下雄介投手(24)が、満塁弾を浴びるなど1イニング5安打2四球5失点と散々だった。
同点の9回にマウンドに立った67人目の支配下選手。新背番号「98」のユニホームが手元に届くのは25日の午前とあって、従来の背番号「201」で登場した。それが悪かったのか、安打、安打、四球で、あっという間に無死満塁のピンチ。何とか2死満塁までこぎつけたが、加藤を迎えてフルカウント。竜党から「頑張れ!」と拍手も沸き上がったが、苦し紛れの真ん中内寄りの直球を右翼席中段に運ばれた。「力みすぎました。シーズンに入ればもっと力むと思う。しっかり練習したい」と悪夢の満塁被弾を振り返った。
さらに1点も失って計5失点。オープン戦の防御率は9・00に跳ね上がったが、森繁和監督(63)の高評価は変わらない。「木下を9回に投げさせたのは、投手コーチもいろんなことを考えた上でのこと。経験を次に生かしてくれたらいい」と淡々。1億1000万円でチーム投手最高年俸の守護神・田島が安定感を欠くようなら、新年俸が支配下最低保障の420万円の木下雄を“代魔神”に据える可能性もあるのか。
近藤真市投手コーチ(49)は説明した。「木下は予定通りの9回。タジ(田島)どうこうでなく、競った場面(での登板)がなかったので、経験させたかった。結果はああいう風になったけど、1点の重みが分かったはず。満塁のフルカウントから真っすぐでいき、1点を惜しんで4点を取られた。経験を次に生かしてくれたらいい」と、指揮官と同じ言葉で雑草派右腕の奮起に期待。うなりを上げる最速151キロの直球を武器に、田島や鈴木博とクローザーの座を争うことも十分あり得そうだ。
(以上 報知)
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開幕投手候補の中日・小笠原、猛省3四球
開幕投手候補の20歳左腕、小笠原は3回1安打1失点も3四球を猛省した。一回に続き、二回も先頭打者に四球を与えて一死三塁から福浦に中前適時打を浴び、「課題が残った試合だったと思う。(開幕投手は)やりたい気持ちはあるが、監督が決めること」と語った。24日は新外国人のジー(前ツインズ)が先発予定で森監督は「あした(24日)を見てから」と話すにとどめた。
中日・小笠原は3回1失点「残りの日数で不安取り除かないと」
中日の小笠原はオープン戦最後のマウンドを3回1安打1失点で終えた。制球に苦しみ、3四球。登板後はブルペンに直行して約50球を投じ「変化球でカウントを取れなかった。シーズン始まるまでの残りの日数で不安を取り除かないと」と話した。
開幕投手の最有力候補に挙げられている。3年目の左腕投手は「やりたい気持ちはある。監督から言葉をいただくだけ。待つのみです」と改めて意欲を語った。
(以上 サンスポ)
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