ソフトB 8連勝で堅首、和田1673日ぶり完封2勝目、福田V三塁打
ソフトバンクは2位ロッテを下して8連勝、首位を守りゲーム差を1に広げた。先発和田は6安打完封で2勝目。和田の完封勝利は2011年9月21日のオリックス戦(京セラドーム)以来1673日ぶり。
両軍無得点から試合が動いたのは6回、長谷川のチーム初安打を足掛かりに1死一、二塁とし福田の右中間2点三塁打、今宮の犠飛で3点を先制、8回にも1死一、三塁から中村の適時打などで加点し、快勝した。
先発の和田は序盤走者を出しながらも粘りの投球でしのぐと、4回以降は2安打のみに抑えて得点を許さなかった。
ロッテは先発二木が5回までパーフェクトに抑えたが、6回に初安打を浴びると踏ん張り切れなかった。
(スポニチ)
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ソフトバンク和田完封「気持ちこめた」日本5年ぶり
柳田の記録は止まっても、負けない九州魂はエンドレスだ。最後のサインに、ソフトバンク和田毅投手(35)は小さくうなずいた。140キロ直球でロッテ鈴木を詰まらせ、二ゴロで試合終了。「相手も良かったが、負けじと先に点を取られないように投げた。最後まで行きたい気持ちがあった」。被安打6でチームの完封勝利一番乗り。自身は日本復帰後の初、1673日ぶりの完封劇となった。
最大のピンチは3回に訪れた。2死満塁で5番角中を追い込んでから、外角直球で空振り三振を奪った。長いイニングを投げるためにペース配分が頭にあったが、ここは別だった。「あの場面だけは全力で投げた。最高のボールを投げられた」。冷静な表情の陰で、期するものがあった。登板前日の19日に募金活動に参加。熊本や大分出身のファンから声をかけられた。「野球でがんばるしかない。1球1球に気持ちをこめた」と使命を悟った。気迫で危機を乗り越え、以降は危なげなくゼロを並べた。
23歳の斐紹とバッテリーを組む。チームの課題である捕手育成も、自らの役割として向き合う。12歳下の捕手を食事に誘うなどコミュニケーションを心がけた。イニング間の反省会でも「あれはよかった」「これは危ない」と自らの考えを伝えた。この日、2人のテーマは内角攻め。「完封という結果は、投手と捕手の共同作業だし、野手も守りもある。1人でできるわけではない。今日はほとんどサインに首を振っていない。いいリードをしてくれた」。そして自身2勝目で大きな成果が出た。
チームは昨年の最長に並ぶ8連勝。工藤監督は「見事だった。制球がいいから、追い込まれてから打つのは難しい」と最敬礼だ。ベテラン左腕が圧倒的な存在感を放ち、首位固めに入った。【田口真一郎】
▼ソフトバンク和田が11年9月21日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、5年ぶり9度目の完封勝利。QVCマリンではプロ初完封した新人時代の03年4月16日ロッテ戦以来13年ぶり2度目。屋外球場での完封も前記ロッテ戦以来2度目になる。日本プロ野球から大リーグに渡り、再び日本に戻って完封をマークしたのは村上雅則(5度)吉井理人(1度)石井一久(3度)と今月2日の巨人戦で記録した広島黒田に次いで5人目。
◆世代今季初完封 「松坂世代」と呼ばれるソフトバンク松坂と同学年の選手のうち、今季先発した投手は和田の他にヤクルト館山、阪神藤川、DeNA久保康がいるが、完封勝ちは和田が第1号。
「うまく散らしながらやってくれた」/工藤監督
勝ったソフトバンク工藤公康監督のコメント。
-和田がチーム初完封
工藤監督 見事でしたね。素晴らしい。制球がいいから、追い込まれてから打つのは難しい。(8回終了後にベンチで)「大丈夫?」と聞くと「全然いけます」と言ったので「任せたよ」という話をした。
-斐紹もよくリードした
工藤監督 自信にしてほしい。内角をドンドンいこうというのはミーティングで話をしていた。うまく散らしながらやってくれた。
-8連勝
工藤監督 みんなが1個1個大事に戦っていくという思いがゲームの中で出ている。少ないチャンスをものにしている。勝ちたいという思いが強いと思う。
-柳田の連続四球がストップ
工藤監督 今までの四球もボール球に手を出さなかった。今のまま見極めていけば安打、本塁打も出る。
ソフトバンク和田完封「気持ちこめた」日本5年ぶり
柳田の記録は止まっても、負けない九州魂はエンドレスだ。最後のサインに、ソフトバンク和田毅投手(35)は小さくうなずいた。140キロ直球でロッテ鈴木を詰まらせ、二ゴロで試合終了。「相手も良かったが、負けじと先に点を取られないように投げた。最後まで行きたい気持ちがあった」。被安打6でチームの完封勝利一番乗り。自身は日本復帰後の初、1673日ぶりの完封劇となった。
最大のピンチは3回に訪れた。2死満塁で5番角中を追い込んでから、外角直球で空振り三振を奪った。長いイニングを投げるためにペース配分が頭にあったが、ここは別だった。「あの場面だけは全力で投げた。最高のボールを投げられた」。冷静な表情の陰で、期するものがあった。登板前日の19日に募金活動に参加。熊本や大分出身のファンから声をかけられた。「野球でがんばるしかない。1球1球に気持ちをこめた」と使命を悟った。気迫で危機を乗り越え、以降は危なげなくゼロを並べた。
23歳の斐紹とバッテリーを組む。チームの課題である捕手育成も、自らの役割として向き合う。12歳下の捕手を食事に誘うなどコミュニケーションを心がけた。イニング間の反省会でも「あれはよかった」「これは危ない」と自らの考えを伝えた。この日、2人のテーマは内角攻め。「完封という結果は、投手と捕手の共同作業だし、野手も守りもある。1人でできるわけではない。今日はほとんどサインに首を振っていない。いいリードをしてくれた」。そして自身2勝目で大きな成果が出た。
チームは昨年の最長に並ぶ8連勝。工藤監督は「見事だった。制球がいいから、追い込まれてから打つのは難しい」と最敬礼だ。ベテラン左腕が圧倒的な存在感を放ち、首位固めに入った。【田口真一郎】
▼ソフトバンク和田が11年9月21日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、5年ぶり9度目の完封勝利。QVCマリンではプロ初完封した新人時代の03年4月16日ロッテ戦以来13年ぶり2度目。屋外球場での完封も前記ロッテ戦以来2度目になる。日本プロ野球から大リーグに渡り、再び日本に戻って完封をマークしたのは村上雅則(5度)吉井理人(1度)石井一久(3度)と今月2日の巨人戦で記録した広島黒田に次いで5人目。
◆世代今季初完封 「松坂世代」と呼ばれるソフトバンク松坂と同学年の選手のうち、今季先発した投手は和田の他にヤクルト館山、阪神藤川、DeNA久保康がいるが、完封勝ちは和田が第1号。
(以上 日刊)
和田1673日ぶり完封!ソフト8連勝、工藤監督「ありがたい」
13年前と違う姿がそこにはあった。試合後、カメラマンからフラッシュを浴びたソフトバンク・和田は9イニングを一緒に守った斐紹を呼び、2人で納まった。チーム完封1号で2勝目を挙げた左腕はヒーローは2人だと主張するように笑った。
「0点に抑えることができたし、斐紹がいいリードしてくれました。まだまだ上はありますけど、今日に関しては100点でいいと思います」
23歳の女房役と組み、4試合目。初めてリードに首を振らなかった。「引っ張ってもきょうの風では長打はない。2人で話し(右打者は)内角を攻めるのはテーマだった」。QVCマリンは左翼から本塁への強風だった。初回1死二塁では5日の同カード(ヤフオクドーム)で2ランを浴びた清田に4球目まで内角を攻め込み、真ん中低めの139キロで空振り三振。4回無死、井口にひやりとする飛球を打たれたが、風に押し戻され左飛になった。
6安打で飾った完封は、11年9月21日のオリックス戦(京セラドーム)以来1673日ぶり。03年4月16日のプロ初完封はこの球場だった。百戦錬磨の城島に引っ張られた新人が13年後、伸び盛りの捕手を育てながら勝った。イニング間は横に座り「このボールは良かった。ここはこうだ」と即座に修正し、鍛え上げた。「真っすぐが良かったのでカットボールは使わなかった」と斐紹。左手に感じる感触を信じ、メジャー仕込みの和田の決め球を封じる大胆リードは成長の証だ。
就任後最長タイの8連勝となった工藤監督は「これくらいの時間(2時間30分)で9回終わるとありがたい。テンポがいいから相手も早打ちする」と納得顔。和田は「九州は被災された方がたくさん、いらっしゃる。僕らは野球で頑張るしかない。一球一球気持ちを込めて投げた」と話した。地元球団として被災地へ勇気を与える使命も背負う左腕のたくましく、頼もしい114球だった。(福浦 健太郎)
≪国内復帰して1年目に完封勝利は2人目≫和田(ソ)が今季初の完封勝利。和田の完封は11年9月21日オリックス戦以来9度目で、ロッテ戦はオリックス戦と並びカード別最多の3度目。QVCマリンでは03年4月16日にプロ初完封して以来2度目となった。和田は昨年カブスに在籍。大リーグ球団から国内復帰して1年目に完封勝利は、03年吉井(オ)が4月18日ロッテ戦で達成して以来2人目。吉井も和田と同じ復帰4試合目だった。
完封の和田、女房役斐紹に感謝「いいリード きょうは首振ってない」
12日の前回登板で日本復帰初勝利を飾ったソフトバンク・和田が、今度は首位を争うロッテを完封した。米国で挙げた5勝に完封はなく、2011年9月21日のオリックス戦(京セラドーム)以来1673日ぶりの快投だった。
前回は6回1失点の勝利に「自分としては50点」と厳しい評価を下していたが、この日は「最後まで投げられて良かった」と笑みを見せた。序盤は毎回安打を許し、3回は2死満塁とされたが角中を三振に切って取り先制点を許さなかった。この場面を「あそこは全力で行った」とギアを上げてしのぎ切った。
バッテリーを組んだ斐紹に対しても「いいリードをしてくれた。きょうは首を振っていない。感謝です」と、リズムよく投げられたことを称賛した。
チームはこれで8連勝、ロッテに1ゲーム差をつけ、開幕直後のもたついた姿はもう見られない。最後に和田は「チームがいい形になっている。連勝がいつまでも続くよう戦っていきたい」と自信に満ちた表情で締めくくった。
(以上 スポニチ)
鷹、止まらん8連勝!和田が日本復帰後初の完封「余力あった」
九回には笑みすらこぼれた。「余力があった」と三者凡退。その笑顔はウイニングボールを受け取って弾けた。ソフトバンク・和田が日本球界復帰後、初完封勝利だ。
「0点に抑えた。上はあるけど、きょうに関しては100点です」
立ち上がりから積極的に内角を突いた。三回まで53球を要しながら、粘った。三回二死満塁で角中を低めの直球で空振り三振。「あの場面は全力でした」。ピンチはこれっきりだった。
終盤の中軸には序盤と一転、外角のチェンジアップを多投した。多彩な投球術を披露して114球、被安打6。2011年9月21日のオリックス戦(京セラD)以来1673日ぶりのシャットアウトで2勝目を挙げた。
「九州で被災された方もたくさんいて、少しでも勇気づけられたらと思いました」
熊本、大分での地震を受け、前日19日にロッテと合同募金活動に参加した。ファンと握手し「熊本や大分出身という人もいた。きれいごとかもしれないけど、今まで以上に一生懸命に」と奮い立ち、最高の結果で被災地にメッセージを送った。
「完封は本当に結果で、捕手との共同作業だし、野手の守りも(ある)。一人ではできないもの」
この日も周囲に気を配った。常に捕手の斐紹(あやつぐ)を気にかけ、背番号21をもらった岩崎には、お礼に時計を贈った。キャンプでは新人の育成選手とも食事。復帰時の誓いは「柱になれる活躍」と「若手の手本」。両方を実現しながら3連覇を目指す。
「チームがいい形で連勝しているし、いつまでも続くように一丸で頑張ります」
プロ野球記録に並んだ柳田の18試合連続四球は止まったが「投」のヒーローの躍動で8連勝。チーム一番乗りの完封を果たした左腕も、5年ぶりに復帰した鷹の強さを誇った。 (安藤理)
データBOX
◎…和田の完封勝利は2011年9月21日のオリックス戦(京セラD)以来9度目(メジャーではなし)。今季チームでは初。ロッテ戦に限ると06年5月3日(ヤフーD)以来3度目。米大リーグから日本球界に復帰して完封したのは、今年の広島・黒田博樹に次いで5人目
◎…ホークスで35歳1カ月以上での完封は、昨年のスタンリッジが36歳4カ月(球団最年長完封、4月4日の西武戦)で記録。日本投手では1999年の工藤公康の36歳2カ月(7月13日のロッテ戦)以来17年ぶり
◎…ソフトバンクの8連勝は昨年7月28日の楽天戦~8月6日の日本ハム戦以来
ソフトB・和田、日本復帰後初完封! 工藤監督最長の8連勝
ソフトバンク・和田毅投手(35)が、6安打5奪三振で日本復帰後初完封で2勝目(1敗)を挙げた。左腕の快投でチームは8連勝を飾った。
和田は内角中心の配球で、攻めた。三回は2安打と四球で二死満塁のピンチを迎えたが、角中を低めの直球で空振り三振。四回以降は危なげない投球で、ロッテ打線を2安打に抑え、シャットアウトした。
左腕の114球の完封劇で、チームは工藤監督指揮下で最長の8連勝。ソフトバンクの勢いは止まらない。
斐紹(好リードで和田の完封に貢献)
「首を一度も振られなかったのがうれしい。出来過ぎなくらい」
長谷川(六回にチーム初安打で口火を切るなど2安打)
「自分のイメージ通りで充実した打席だった」
ソフトバンク・佐藤投手コーチ(和田に)
「ブルペンから良かった。球の力が強かった。(相手は)スピードガンより速く見えたと思う」
(以上 サンスポ)
【ソフトバンク】和田、5年ぶり完封の裏に被災者への思い「1球たりとも気を抜かない」
二ゴロを完成させたソフトバンク・内川が、手をたたいて近づいてきた。2勝目を挙げた和田を中心に笑顔の輪が広がった。「最後まで投げたかった。気持ちを込めて投げました」。チーム一番乗り、2011年9月21日のオリックス戦(京セラD)以来、5年ぶりとなる完封で、チームを8連勝へ導いた。
QVC特有の風を読み、12歳下の女房役・斐紹とは「引っ張られても内角を突けば長打はない」と対策した。唯一で最大のピンチは3回。2安打と四球で2死満塁とし、角中を迎え、ギアを上げた。「あの場面だけは全力で投げた」。この日最速の142キロ、外角低めのストレートで空振り三振を奪った。
被安打はすべて単打。102球で8回を終え、工藤監督から「最後、大丈夫だね?」と問われた。「ペース配分ができたし、余力はありました。斐紹も本当にいいリードをしてくれた」。豊富な経験を生かしたクレバーな快投。有言実行のシャットアウト劇を演じた。
5年ぶりに日本球界へ復帰し、19日には熊本地震の支援募金活動に参加した。「被災された方の苦しみやつらさを考え、野球をできる幸せを感じないといけない。1球たりとも気を抜かずに投げる」。登板前に明かした決意。被災地を思い、114球に魂を込めた。
2時間30分の省エネ試合でロッテに連勝。工藤監督は「これくらいの時間で終わってくれてありがたい」と冗談を飛ばし「見事でした」とベテラン左腕に最敬礼。2月のキャンプでは外国人全員を焼き肉に誘い、チームの和を大事にする背番号21。独走態勢へ、さらにエネルギーを注入した。(長田 亨)
(報知)
タカ8連勝、和田は日本復帰後初完封
淡々と、時に力強く「0」を並べていった。「(捕手の)斐紹がいいリードをしてくれた」。ソフトバンクの和田は謙遜したが、35歳の年輪、気持ちの強さが詰まった投球だった。
23歳の捕手と話し合ったテーマは2つあった。インコースをうまく使うこと、球数を少なくすること-。そのためにチェンジアップを減らし、ストレートを増やした。五回まで1人の走者も許さなかったロッテ先発の二木が崩れていったのとは対照的に、和田は抜群の制球力、絶妙な投球テンポと力加減で後半も付け入る隙を与えなかった。
唯一のピンチだった三回は2死から連打を浴び、デスパイネには四球を与えて満塁とした。続く角中は内角を攻めた後、直球を外角低めへ。バットに空を切らせ、狙い通りに三振を奪った。「あそこは全力でいった」。球速はこの日最速の142キロだった。
日本球界に復帰した今季、ここまで3度の先発で最長は今月5日のロッテ戦での7回。122球を要した。「抜くときは抜き、力を入れるときは入れる」で114球。テーマを完遂し、2011年9月21日以来、4年7カ月ぶりとなる完封勝利をつかんだ。「完封は結果。投手と捕手の共同作業と打者のおかげ。1人ではできない」。チームメートに感謝したベテラン左腕を、工藤監督も「見事、素晴らしい」とたたえた。
(デイリー)
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ソフトバンク柳田 王超え連続四球日本新より積極打
記録よりも打線のつながりだ。ソフトバンク柳田悠岐外野手(27)は今季19戦目にして初めて、四球なしで試合を終えた。前日19日に70年巨人王貞治と並んだ連続試合四球のプロ野球記録更新はならず。9回先頭で積極的に打ちにいき、中前打で2点追加の口火を切った。5回まで完全に抑えられた打線は6回以降に8安打5得点。和田をしっかり援護した。
柳田は王超えよりも積極打法を貫いた。9回、ロッテ南の初球の高め直球を迷わずフルスイングした。2点追加を導く中前打。ここまで遊ゴロ、遊ゴロ、見逃し三振と3打席凡退で迎えたこの試合最後の打席、プロ野球新記録となる19試合連続四球がかかっていたが、四球を選ぶ意識はほとんどなかった。
1回の第1打席も3ボール1ストライクから見逃せばボールになる高め直球を振っていき、ファウル。連続四球は王球団会長が70年に巨人で記録した18試合に並んだところでストップした。試合後、これで連続四球のことを聞かれなくなると問われ「そう、それ」とニヤリと笑った。もともと、四球記録にはまったく興味がなく、過熱する周囲に戸惑っていたのも事実だった。工藤監督は「柳田のいいところは最初から打っていくところ。ここまで四球を積み上げてきたことは自信にしていい」と話した。
柳田が出塁した9回は内川が右前打で続いてチャンスを拡大。中村晃の右前適時打と相手の暴投で勝利を決定づける2点を奪った。ロッテ先発二木に5回までわずか50球で走者を1人も出せず完全に抑え込まれていた。だが6回、長谷川のチーム初安打をきっかけに、1死一、二塁とすると福田が右中間へ先制2点適時三塁打を放ち、一気に攻略した。工藤監督は「向こうのペースだった。福田が直球を合わせてくれた。得点を取ると投手に勇気が出るし、大胆にいける」と、8連勝中すべて1番で使い続ける福田の一打を勝因に挙げた。周囲が盛り上がった柳田の連続試合四球は止まったが、攻撃力はとどまるところを知らない。【石橋隆雄】
(日刊)
ソフトB柳田“らしく”連続試合四球ストップ 最終打席は初球打ち
ソフトバンク・柳田の記録は「らしく」ストップした。第3打席まで四球がなく、9回に迎えた第4打席。
「甘い球が来たらガンガン行く」と話していた通り初球の真ん中高め直球を叩いて中前へ運んだ。開幕から続いていた連続試合四球は、1970年の巨人・王貞治(現ソフトバンク球団会長)のプロ野球記録に並ぶ18試合で終わった。ただ、柳田本人は「ここから。また、あした」と一つの区切りとし、記録について聞かれなくなることに「そう、それ!」と笑って引き揚げた。工藤監督は「ここまで四球を積み重ねたのは自信にしていい。今の見極めをしていれば必然的に安打も長打も増える」と話した。
≪開幕からの連続試合出塁は19試合に≫柳田(ソ)が4打数1安打で今季初めて四球なし。開幕の3月25日楽天戦から続けていた連続試合四球は70年王(巨)と同じく18試合のプロ野球タイ記録で止まった。それでも9回に安打を放ち開幕からの連続試合出塁は19試合に。開幕からの連続試合出塁のパ・リーグ記録は83年スティーブ(西)の40試合。柳田はどこまで迫れるか。
ソフトB柳田 連続試合四球ストップ、王さん超え新記録ならず
ソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)は20日、ロッテ戦で四球出塁がなく18試合連続四球でストップした。前日並んだ1970年に王貞治(巨人=現ソフトバンク球団会長)がつくった連続四球のプロ野球記録を46年ぶりに更新することはできなかった。
この日、柳田は初回の第1打席でロッテ先発の二木に対し、いきなり3ボールとなったが、結局フルウントから遊ゴロ、4回の第2打席は二木から初球打ちで遊ゴロ、6回の第3打席は二木に対し、2ボール2ストライクから見逃し三振、9回の第4打席は南から初球を中前打し、4打数1安打だった。
(以上 スポニチ)
鷹・柳田、四球記録ストップも「まあここから」
ソフトバンクの柳田は18試合連続四球で止まった。1970年の王(巨人)のプロ野球タイ記録に終わっても「まあここから」と淡々と話し、記録について聞かれなくなることを問われると「そう、それ(がいい)」と笑った。
第3打席まで四球がなく、九回に迎えた第4打席は「甘い球が来たら初球からがんがんいく」と話していた通り、初球を中前へ運んだ。工藤監督は「彼の良いところは積極的に打つところ。四球を大事にしてほしいが(持ち味の)長打はそのうち増える」と期待を寄せた。
ソフトB・柳田、“王超え”ならず連続四球は18試合で止まる
ソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)が、1安打を放ったものの、四球なしに終わり、1970年に王貞治(巨人、現ソフトバンク球団会長)がつくった18試合連続四球のプロ野球記録の46年ぶり更新はならなかった。
柳田の連続四球は18試合で止まった。遊ゴロ、遊ゴロ、見逃し三振で迎えた、九回の第4打席は中前打を放った。
この試合は、“王超え”がかかっていたが、四球なしに終わり、46年ぶりの記録更新はならなかった。
(以上 サンスポ)
【ソフトバンク】柳田、連続四球ストップも晴れやか!最終打席初球フルスイングで中前打
試合後の柳田は晴れやかだった。記録について聞かれなくなることを問われると「それっす、それ(がいい)。まあ、ここから。またあしたです」と笑った。工藤監督も「すごいと思う。ここまでの四球を自信にしてほしい」と心中を思いやった。
開幕から続けていた連続四球は18試合でストップ。前日(19日)に王貞治(巨人)がマークしたプロ野球記録に並び、46年ぶりの更新が期待された。初回の第1打席はいきなり3ボールを見極めたが、その後、フルカウントから遊ゴロ。4回は初球を遊ゴロ、6回も見逃し三振に倒れた。9回の最終打席は初球攻撃。代名詞のフルスイングで中前へ運び、決定的な2得点の起点になった。毎日のように四球の話題を振られ「意識してない」と繰り返してきた。工藤監督も「最初から積極的に打つのがいいところ。長打もホームランも出てくる」とトリプルスリー男に期待。大目標の「3割40発40盗塁」へ再発進だ。
(報知)
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ソフトB・福田、先制2点三塁打「思い切って打ちにいった」
ソフトバンクの福田が0-0の六回1死一、二塁で右中間を破る先制の2点三塁打を放った。この回の初安打をきっかけにつくった初めての好機をものし「チームが打てていない中、チャンスで回ってきたので思い切って打ちにいった」と声を弾ませた。
開幕戦で1番を務めたが、不調のため5試合目で先発から外れた。藤井打撃コーチから「打席で間がない」と助言を受け、練習でスローボールを打って感覚を修正。再び1番に定着してからは安打を量産している。
(サンスポ)
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