【パ・リーグ ロッテ3―5西武 (4月8日 QVCマリン)】
ロッテ伊東監督、古谷3失点で首位陥落「四球多い」
ロッテは連勝が2で止まり、首位から陥落した。
先発古谷が5回3失点で降板。4四球と制球が不安定で、失点につながった。打線は西武菊池から6回までに7安打したが、つながりを欠き、2点にとどまった。
伊東勤監督(53)は「ヒットはよく出たけど、投手が四球が多かった。それで、攻撃のリズムが…。流れが良くなかった」と話した。
ロッテ古谷5回3失点「自ら崩れてリズム乱した」
ロッテ先発の古谷拓哉投手(34)は、5回4安打3失点で降板した。
1回、2回は3者凡退に抑えたが、1-0の3回に崩れた。先頭への四球から1死満塁を招き、森に押し出し四球を与えた。浅村には犠飛を打たれ、この回2失点で逆転された。5回にも先頭への四球から3点目を失った。
降板後「余計な四球が失点に…。今季初登板で入りは良かったのですが、自ら崩れて自分のリズムを乱してしまった。チーム状態がいい中で、野手の人のリズムも崩してしまい申し訳ないです。悔しいですね」と話した。
(以上 日刊)
ロッテ・古谷、大荒れ4四球…指揮官は嘆き節「新人じゃないんだから」
大谷(日本ハム)、摂津(ソフトバンク)と敵の“開幕投手斬り”を続けてきたが、菊池を捕まえ切れずに首位陥落。伊東監督は「よくヒットは出たけど、(自軍投手に)よけいな四球が多く、攻撃のリズムが作れなかった」。先発左腕の古谷が左打者ばかりに4四球を与え、3番手・藤岡も2四球から失点。「初登板の新人じゃないんだから、若手の手本になるような投球を見せてほしい」と嘆いた。
ロッテ・古谷、初先発も振るわず3失点「野手のリズムも崩してしまい申し訳ない」
ロッテの古谷が今季初先発したが、五回までに3点を失って降板した。三回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡むリズムの悪い投球だった。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
伊東監督(四球から失点した古谷に)
「攻め切れていない。四球は左打者ばかり。左投手が左打者を抑えられないと、こうなる」
デスパイネ(一回、ビデオ判定の結果適時二塁打となり)
「際どいタイミングになったけど(走者の)清田のナイススライディングだね」
清田(本塁でのクロスプレーでビデオ判定の末に生還が認められ)
「タッチされていないのは分かっていた。タイミングはアウトだと思ったので、炭谷のミットの動きを見ながらうまくすり抜けられた」
(以上 サンスポ)
古谷、初先発で振るわず…四球絡み失点「申し訳ない」
ロッテの古谷が今季初先発したが、5回までに3点を失って降板した。3回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡む内容で「野手のリズムも崩してしまい申し訳ない」と反省した。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
(スポニチ)
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「白黒つけてもらった方がいい」/伊東監督
アウトからセーフになった1回のビデオ判定についてロッテ伊東勤監督のコメント。
「我々としても白黒つけてもらった方がいい。今回は点が入ったけど、逆のケースでも文句は言えない」。
公式戦初!ロッテ先制点はビデオ判定で覆りセーフに
ロッテが“史上初”の形で先制した。1回2死一塁でデスパイネが左越え二塁打。一塁走者の清田は本塁へ滑り込むも、クロスプレーでアウトに。だが、ビデオ判定に持ち込まれ、タッチをかいくぐり生還したことが認められた。
本田責任審判員は「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンス。今季からコリジョンルール導入に伴い、本塁クロスプレーでもビデオ判定が採用されている。今回はコリジョンではなく、アウト、セーフの確認のためのビデオ判定だった。それにより判定が覆るのは公式戦初だった。
ロッテ清田本塁クロスプレーはビデオ判定「セーフ」
ロッテが1回、ビデオ判定の末、先制点を挙げた。
1回2死一塁でアルフレド・デスパイネ外野手(29)が西武菊池から左越え二塁打を放った。一塁走者の清田育宏外野手(30)は一気に本塁生還を狙った。中継でバックホームされ、本塁クロスプレーになり、最初の判定はアウト。だが、清田は捕手のタッチをかいくぐったとアピール。ビデオ判定に持ち込まれた。
約5分後、責任審判の本田塁審が「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンスした。その瞬間、球場は沸いた。自軍ベンチに戻っていた清田は両手でガッツポーズ。チームメートとハイタッチをかわし、喜んだ。
先制打のデスパイネは「ストレートのいい投手なので、ストレートに合わせていったけど、スライダーにうまく対応できた。際どいタイミングになったけど、キヨ(清田)のナイススライディングだね。初回にいい先制点が取れた。このまま勢いに乗っていきたい」と話した。
今季から、本塁クロスプレーでもビデオ判定が導入された。これにより判定が覆るのは、公式戦では初めてのケースとなった。
(以上 日刊)
初めて判定覆る!ロッテ、本塁リプレー検証でアウトがセーフに
ロッテの初回の攻撃で、本塁でのクロスプレーを巡ってビデオ判定が行われた。
2死一塁からデスパイネの二塁打で一塁走者の清田が本塁に突入。一度はアウトとされたが、映像を見た審判団の協議の結果、セーフとなった。「コリジョンルール」でボールを持たない捕手が走路をふさぐことが禁じられているが、今回のケースは単純な空タッチ。本塁でのクロスプレーに疑義が生じた場合に行うリプレー検証で判定が覆るのは初めてだ。
ただ、今季初先発の古谷が5回4安打3失点でリードを守れず今季初の逆転負けで、初めて首位陥落。古谷は「リズムを乱してしまった」と肩を落とした。
▼本田英志・二塁塁審(責任審判)審判が疑念を抱いたので(検証した)。あのプレーは、コリジョン(衝突)はなかった。
ロッテ コリジョンルールで判定覆り先制も…打線にあと1本出ず
ロッテが今季初の逆転負けを喫し、開幕12戦目で首位陥落となった。打線は11安打を放つもあと一本が出なかった。伊東監督は「ヒットはよく出たけど…」と悔しがった。
初回2死一塁では、デスパイネの左翼線二塁打で一塁走者の清田は本塁へ突入。捕手のタッチをかいくぐってベースに触れたかに見えたが、判定はアウト。審判団は試合を4分間中断して映像を確認し、セーフに覆って先制点を奪った。
本塁の危険な衝突を防ぐために導入された「コリジョンルール」。それに伴い、今季から「リプレー検証」が本塁クロスプレーでも行うことができるようになった。初めて判定が覆り、伊東監督は「白黒つけてくれたら従うしかない。逆のケースでも文句は言えない」。想定外の先制点が入ったが、リードを守りきれなかった。
(以上 スポニチ)
ロッテ・清田、激走滑り込み!本塁クロスプレーがビデオ検証で判定覆る
8日のロッテ-西武1回戦(QVCマリン)で、今季から導入された本塁上のクロスプレーによるリプレー映像の検証により、公式戦で初めて判定が覆った。
ロッテの一回の攻撃で、二死一塁からデスパイネの左翼線への打球で本塁に突入した一走・清田は「アウト」の判定。ロッテ側のアピールと審判団の協議で映像検証を行い、捕手・炭谷がタッチしていなかったことが確認されて「セーフ」に“逆転”。デスパイネは二塁打となった。
責任審判の本田二塁塁審は「コリジョン(接触)とは関係ない。判定に疑念が生じたので協議した。タッチしていなかったのでセーフとした」と説明。伊東監督は「(米大リーグで導入されている)チャレンジみたいになりましたけどね。どちらに転んだとしても、はっきりしてもらった方がいい」と話した。
ロッテ・清田が本塁上クロスプレー…「ビデオ判定」でアウトがセーフに覆る
8日、ロッテ-西武1回戦が行われたQVCマリンで、アウトの判定がビデオ検証の結果、セーフに覆った。
問題の場面はロッテ一回の攻撃。二死二塁からデスパイネが左翼線に安打を放ち、二走・清田が本塁上のクロスプレーで「アウト」。しかし、ロッテ側が抗議し、審判団が約5分間のビデオ検証を行い、「セーフ」のアナウンス。デスパイネの安打は適時二塁打となり、二死二塁で試合が再開された。
今季から、新たに適用されたコリジョンルールに伴い、本塁上のクロスプレーにも「ビデオ判定」が導入。これによって判定が変更されるのは、公式戦では両リーグを通じて初のケースとなった。
(以上 サンスポ)
【ロッテ】史上初、アウトからセーフ!本塁ビデオ判定覆すも首位陥落
歴史的ジャッジだ。リプレー検証を終え、責任審判を務める本田二塁塁審がマイクを手にした。「ただいまのホームのプレー。アウトの判定をしましたが、セーフとして2死二塁で試合を再開します」。今季からコリジョン(衝突)ルールと同時に導入された本塁クロスプレーでのビデオ判定で、初めて判定が覆った。
問題のプレーは初回2死一塁。デスパイネの左翼線二塁打で、一塁走者の清田が本塁突入。滑り込みながら、炭谷のタッチをかわして左手で本塁に触ったように見えたが、判定はアウトだった。清田は両手を広げて不満をアピール。伊東監督の要請もあって審判団が映像を検証し、炭谷の空タッチを確認。ロッテの得点を認めた。
清田「タイミングはアウト。炭谷のミットの動きを見ながら、うまくタッチをすり抜けられた」
本田塁審「審判が判定に疑念を抱いたのでリプレー検証した。協議の結果、タッチをしていなかったのでセーフと判定した」
伊東監督「きょうはたまたまウチに点が入ったけど、白黒はっきりさせてくれた方がいい」
炭谷「コリジョンじゃなくてタッチより先に(ベースを)触っていたという説明だった」
オープン戦では、ビデオ判定の末にコリジョンルールが適用され、判定が覆ったケースはあるが、走者と捕手の衝突を伴わないプレーでは初めて。空タッチは、新ルール対策として、走路を空けて本塁手前で返球を受けたことが原因。西武が逆転し、ロッテは首位陥落。結果的には勝敗を分けたプレーではなかったが、今後も同様のビデオ判定は増えそうだ。(片岡 泰彦)
【ロッテ】ビデオ判定で判定覆り先制!清田のアピール実る
ロッテが8日の西武戦(QVC)でビデオ判定によって判定が覆り先制した。
1回裏の2死一塁、デスパイネがレフト線に放った当たりで、一塁ランナーの清田がホームを狙ったが、送球は坂田―鬼崎―炭谷と渡り本塁タッチアウトで3アウトチェンジ。
しかし判定に不服な清田は両手を広げノータッチをアピール。西武ナインは一度ベンチに戻ったが、審判団が集まり協議。ビデオ判定の末、セーフとなりロッテが初回に1点を先制した。
◆パ・リーグ試合規定
第55条(リプレイ映像使用)
リプレイ検証は、「フェンス際の打球がフェンスを越えたかどうか両翼ポール付近の打球がフェアかファウルか、観客が打球に触れたかどうか、フェンス際の打球がフェンスに当たったか野手が捕球したかの判定、または本塁上でクロスプレイ(おもに本塁での衝突プレイ)の判定」に疑義が生じ、当該試合の責任審判員が必要と認めた場合に限り行う。
(以上 報知)
ロッテ ビデオ判定で先制も逆転負け
一回2死一塁、デスパイネの左翼線二塁打でロッテ・清田が本塁を突いたが、クロスプレーとなり一度はアウトに。清田がタッチをかいくぐったと抗議し、ビデオ判定で「セーフ」と覆った。
思わぬ形で先制点が転がり込んだが、先発の古谷が崩れ敗戦。伊東監督は「あれだけストライクが入らないと野手のリズムが悪くなる」と苦言を呈した。
(デイリー)
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ロッテが9日の西武戦で『ALL for CHIBAイベントデー』を開催!!
プロ野球のロッテは、9日の西武2回戦(QVCマリン、午後2時開始)で今季初の『ALL for CHIBAイベントデー』を実施する。今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用するほか、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
ロッテ・細谷「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひたくさんの方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA! サンキュー、CHIBA!」
(サンスポ)
ロッテ赤ユニ初着用 細谷「サンキューCHIBA」
ロッテは4月9日の西武2回戦(QVCマリン)を、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として行う。
今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用する他、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
細谷圭内野手(28)は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA! サンキュー、CHIBA!」と呼び掛けた。
(日刊)
ロッテ 9日西武戦で「ALL for CHIBA」タオル全員配布
ロッテは8日、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として開催される9日の西武戦(QVCマリン)で「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを全員に配布すると発表した。
今シリーズでは、赤を基調としたデザインに一新された「CHIBA」ユニホームを初めて着用する。
細谷は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA!サンキュー、CHIBA!」とコメントした。
(スポニチ)
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ロッテの勝利願い「ナマステ!」試合中にヨガ
5回表終了後、「マリーンズ YOGA タイム」が行われた。
西武3連戦は「半月のポーズ」。センター後方のバックスクリーンに映像が映し出され、マリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが「吸いながら、両手を身体の横から頭の上で指を組んで、人さし指を立てます。吐く息で上体を右へと倒していきましょう。さらに伸びを深めたい方は、目線も空を見上げていきます。脇腹を伸ばしていくことで、脇腹の引き締め、そして冷え性の改善にも効果的なポーズです。それでは、最後にマリーンズの勝利を信じて戦士のポーズ! ナマステ!」と説明した。
(日刊)
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【西武目線】
「いつもの雄星らしからぬ感じ」/田辺監督
今季初勝利の先発菊池について西武田辺徳雄監督のコメント。
「我慢して放ってくれた。いつもの雄星らしからぬ感じ。今シーズンは安定している」。
西武菊池雄星粘って1勝、リベラ本読みシンプル思考
西武菊池は直球の威力でロッテ打線を抑え込んだ。1点差に迫られた6回2死一、三塁。代打井口を150キロ内角直球で追い込んだ。「今日、一番良かった」というボールを勝負どころで投げ込むと、最後はワンバウンドするチェンジアップを振らせて乗りきった。ピンチでも動じずに粘れた。その背景には、今季のある取り組みがあった。
書店で見つけた元ヤンキース、マリアノ・リベラの自伝「クローザー」を読んだことがきっかけだった。ギネス記録652セーブを挙げた守護神は著書で「シンプルに考える」「やるべきこと出来ることをやる」と書いていた。「それを読んで、まず自分を客観視しないとなって思いました」。それからシンプルに考えることがテーマになった。
開幕前、勝つために何が必要なのか。自問自答した。「今までは調子の悪い時があると、腕の角度とか、体重移動とか、どこが悪かったのか、どうしたらいいのか、そんなことばかり考えてました」。世界最速のチャプマンら、メジャー選手の動画を参考にしたこともあったが「今考えると、情報過多というか、自分からノイズみたいなものまで拾っていた」と気が付いた。だから、シンプルに考えるよう変えた。
この日はイレギュラーな出来事もあった。1回、本塁クロスプレーの判定が、ビデオ確認の結果、アウトからセーフに覆った。「これすごいなって思った。今までメジャーで見てたけど、初めてなので」。1度はベンチに引き揚げながら、再登板で角中を遊ゴロに打ち取った。そこでも全く動じなかった。
粘り勝ちの今季初勝利の後で「やってきたことを貫くだけ。いい時ばかりではないので、自分のできることをしっかりやりたい」と言った。今年の菊池には、重厚な雰囲気が漂っている。【竹内智信】
(以上 日刊)
雄星 三度目の正直1勝「勝てなくて焦りもあった」
三度目の正直だ。西武の菊池が今季3度目の先発で初勝利を手にした。
初回に本塁上のクロスプレーがビデオ判定でアウトからセーフに覆って1点を失ったが「初めてのケースで間が空いたけど、しっかり(次の打者を)遊ゴロに打ち取れた」と動揺はなかった。毎回のように走者を背負っても粘り強く投げた。5回2死一塁では清田を147キロ直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズ。6回7安打2失点でチームを4連勝に導いた。
7年目にして初の開幕投手を務めたが、2試合連続で勝ち星に恵まれなかった。「2試合勝てなくて焦りもあった。開幕投手を務めたシーズンの初勝利は今まで以上にうれしい」。ウイニングボールをポケットにしまい込んでバスに乗り込み「今回は大事に取っておきます」と会心の笑みを見せた。 (重光 晋太郎)
(スポニチ)
【西武】雄星、3戦目1勝「力でねじ伏せようと思った」
待ちに待った初白星だ。菊池の「勝ちたい」という思いがこもった1球だった。2点リードの5回2死一塁で打席は清田。「負けるときは清田さんの長打にやられてる」と警戒度MAXで臨んだ相手にフルカウントから「力でねじ伏せようと思った」と真ん中高めの147キロで空振り三振を奪い、渾(こん)身のガッツポーズを見せた。
開幕投手に指名されながら2試合勝ち星が付かず「焦りもあった」。3度目の正直となったこの日は「とにかく粘った」と6回で7安打を浴びながら2失点で切り抜けた。
降板直後の7回には味方が2点を追加しロッカールームで「お~、でけぇ!」と大声で感情を表した。4連勝を呼ぶ投球に田辺監督も「我慢してよく投げてくれた」。「今までで一番うれしい1勝目」を挙げた帰り際。左腕はホッとした表情で「緑茶が五臓六腑(ぷ)に染みますね」とペットボトルでささやかに“祝杯”を上げた。(吉田 淳)
(報知)
西武開幕投手の雄星、やっと初白星「勝ちたいという気持ちで投げた」
開幕投手だった菊池が3戦目で今季初白星を手にした。6回を7安打2失点でしのぎ「勝ちたいという気持ちで投げた。とにかく粘れた」と安堵した。一回に本塁クロスプレーの判定が覆って1点を失ったが、こらえた。六回は1点差とされ、なお二死一、三塁で、代打井口を空振り三振に仕留めた。岸だけでなく野上、菊池と先発陣に勝ちがつき、チームは4連勝。軌道に乗ってきた。
(サンスポ)
西武4連勝 雄星“3度目の正直星”
西武開幕投手の菊池が、3度目の登板で今季初勝利を挙げた。6回を7安打2失点でしのぎ、「今日は勝ちたいという気持ちで投げた。とにかく粘れた」。
9戦目まで先発では岸しか白星を挙げていなかったが、野上、菊池と連続で勝ち投手となり、チームは4連勝。8年ぶりの優勝へ、先発ローテが軌道に乗り始めた。
(デイリー)
私も思ってました。。。
『清田くんが雄星くんを打ってくれるに違いない』とっっ。。。
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西武・森、プロ初の2番でつなぎ役果たす「後ろが浅村さんだったので…」
西武の森がプロ初の2番に座り、つなぎ役を果たした。0-1の三回1死満塁ではフルカウントから押し出し四球を選び、浅村の勝ち越し犠飛につなげた。五回も安打で好機を広げて追加点に絡み「後ろが浅村さんだったのでつなごうという気持ちでした」と話した。
田辺監督は「古谷を打っているということで攻撃的な1、2番にした」と意図を説明した。その策が的中し「森は2番らしい働きをしてくれたね」と目を細めた。
炭谷(一回の本塁クロスプレーでアウトの判定が覆り)
「コリジョンじゃなくてタッチより先に(ベースを)触っていたという説明だった」
西武・潮崎ヘッド兼投手コーチ(菊池について)
「走者を出してもよく粘った。一つ勝ってちょっと余裕が出てくるかな」
(サンスポ)
西武森2番新布陣で4連勝 田辺監督「攻撃的に」
西武が森友哉捕手(20)を2番に置く新布陣で4連勝を飾った。
3回にはつなぎの意識で押し出し四球を選び、5回無死一塁では右前打でチャンスを広げた。森は「後ろが浅村さんだったので、つなげばなんとかしてくれると思った」と振り返った。
森を2番に置いた意味について田辺徳雄監督(49)は「古谷を打ってるということで、左を並べて攻撃的な1、2番を組んだ」と説明した。この日は詰めの甘い攻撃も見受けられ「雑な攻撃は直していかないと、1点勝負になった時にボロが出る」と苦言を呈した田辺監督だったが、森については「よく我慢していたね」と評価した。
(日刊)
ロッテ伊東監督、古谷3失点で首位陥落「四球多い」
ロッテは連勝が2で止まり、首位から陥落した。
先発古谷が5回3失点で降板。4四球と制球が不安定で、失点につながった。打線は西武菊池から6回までに7安打したが、つながりを欠き、2点にとどまった。
伊東勤監督(53)は「ヒットはよく出たけど、投手が四球が多かった。それで、攻撃のリズムが…。流れが良くなかった」と話した。
ロッテ古谷5回3失点「自ら崩れてリズム乱した」
ロッテ先発の古谷拓哉投手(34)は、5回4安打3失点で降板した。
1回、2回は3者凡退に抑えたが、1-0の3回に崩れた。先頭への四球から1死満塁を招き、森に押し出し四球を与えた。浅村には犠飛を打たれ、この回2失点で逆転された。5回にも先頭への四球から3点目を失った。
降板後「余計な四球が失点に…。今季初登板で入りは良かったのですが、自ら崩れて自分のリズムを乱してしまった。チーム状態がいい中で、野手の人のリズムも崩してしまい申し訳ないです。悔しいですね」と話した。
(以上 日刊)
ロッテ・古谷、大荒れ4四球…指揮官は嘆き節「新人じゃないんだから」
大谷(日本ハム)、摂津(ソフトバンク)と敵の“開幕投手斬り”を続けてきたが、菊池を捕まえ切れずに首位陥落。伊東監督は「よくヒットは出たけど、(自軍投手に)よけいな四球が多く、攻撃のリズムが作れなかった」。先発左腕の古谷が左打者ばかりに4四球を与え、3番手・藤岡も2四球から失点。「初登板の新人じゃないんだから、若手の手本になるような投球を見せてほしい」と嘆いた。
ロッテ・古谷、初先発も振るわず3失点「野手のリズムも崩してしまい申し訳ない」
ロッテの古谷が今季初先発したが、五回までに3点を失って降板した。三回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡むリズムの悪い投球だった。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
伊東監督(四球から失点した古谷に)
「攻め切れていない。四球は左打者ばかり。左投手が左打者を抑えられないと、こうなる」
デスパイネ(一回、ビデオ判定の結果適時二塁打となり)
「際どいタイミングになったけど(走者の)清田のナイススライディングだね」
清田(本塁でのクロスプレーでビデオ判定の末に生還が認められ)
「タッチされていないのは分かっていた。タイミングはアウトだと思ったので、炭谷のミットの動きを見ながらうまくすり抜けられた」
(以上 サンスポ)
古谷、初先発で振るわず…四球絡み失点「申し訳ない」
ロッテの古谷が今季初先発したが、5回までに3点を失って降板した。3回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡む内容で「野手のリズムも崩してしまい申し訳ない」と反省した。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
(スポニチ)
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「白黒つけてもらった方がいい」/伊東監督
アウトからセーフになった1回のビデオ判定についてロッテ伊東勤監督のコメント。
「我々としても白黒つけてもらった方がいい。今回は点が入ったけど、逆のケースでも文句は言えない」。
公式戦初!ロッテ先制点はビデオ判定で覆りセーフに
ロッテが“史上初”の形で先制した。1回2死一塁でデスパイネが左越え二塁打。一塁走者の清田は本塁へ滑り込むも、クロスプレーでアウトに。だが、ビデオ判定に持ち込まれ、タッチをかいくぐり生還したことが認められた。
本田責任審判員は「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンス。今季からコリジョンルール導入に伴い、本塁クロスプレーでもビデオ判定が採用されている。今回はコリジョンではなく、アウト、セーフの確認のためのビデオ判定だった。それにより判定が覆るのは公式戦初だった。
ロッテ清田本塁クロスプレーはビデオ判定「セーフ」
ロッテが1回、ビデオ判定の末、先制点を挙げた。
1回2死一塁でアルフレド・デスパイネ外野手(29)が西武菊池から左越え二塁打を放った。一塁走者の清田育宏外野手(30)は一気に本塁生還を狙った。中継でバックホームされ、本塁クロスプレーになり、最初の判定はアウト。だが、清田は捕手のタッチをかいくぐったとアピール。ビデオ判定に持ち込まれた。
約5分後、責任審判の本田塁審が「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンスした。その瞬間、球場は沸いた。自軍ベンチに戻っていた清田は両手でガッツポーズ。チームメートとハイタッチをかわし、喜んだ。
先制打のデスパイネは「ストレートのいい投手なので、ストレートに合わせていったけど、スライダーにうまく対応できた。際どいタイミングになったけど、キヨ(清田)のナイススライディングだね。初回にいい先制点が取れた。このまま勢いに乗っていきたい」と話した。
今季から、本塁クロスプレーでもビデオ判定が導入された。これにより判定が覆るのは、公式戦では初めてのケースとなった。
(以上 日刊)
初めて判定覆る!ロッテ、本塁リプレー検証でアウトがセーフに
ロッテの初回の攻撃で、本塁でのクロスプレーを巡ってビデオ判定が行われた。
2死一塁からデスパイネの二塁打で一塁走者の清田が本塁に突入。一度はアウトとされたが、映像を見た審判団の協議の結果、セーフとなった。「コリジョンルール」でボールを持たない捕手が走路をふさぐことが禁じられているが、今回のケースは単純な空タッチ。本塁でのクロスプレーに疑義が生じた場合に行うリプレー検証で判定が覆るのは初めてだ。
ただ、今季初先発の古谷が5回4安打3失点でリードを守れず今季初の逆転負けで、初めて首位陥落。古谷は「リズムを乱してしまった」と肩を落とした。
▼本田英志・二塁塁審(責任審判)審判が疑念を抱いたので(検証した)。あのプレーは、コリジョン(衝突)はなかった。
ロッテ コリジョンルールで判定覆り先制も…打線にあと1本出ず
ロッテが今季初の逆転負けを喫し、開幕12戦目で首位陥落となった。打線は11安打を放つもあと一本が出なかった。伊東監督は「ヒットはよく出たけど…」と悔しがった。
初回2死一塁では、デスパイネの左翼線二塁打で一塁走者の清田は本塁へ突入。捕手のタッチをかいくぐってベースに触れたかに見えたが、判定はアウト。審判団は試合を4分間中断して映像を確認し、セーフに覆って先制点を奪った。
本塁の危険な衝突を防ぐために導入された「コリジョンルール」。それに伴い、今季から「リプレー検証」が本塁クロスプレーでも行うことができるようになった。初めて判定が覆り、伊東監督は「白黒つけてくれたら従うしかない。逆のケースでも文句は言えない」。想定外の先制点が入ったが、リードを守りきれなかった。
(以上 スポニチ)
ロッテ・清田、激走滑り込み!本塁クロスプレーがビデオ検証で判定覆る
8日のロッテ-西武1回戦(QVCマリン)で、今季から導入された本塁上のクロスプレーによるリプレー映像の検証により、公式戦で初めて判定が覆った。
ロッテの一回の攻撃で、二死一塁からデスパイネの左翼線への打球で本塁に突入した一走・清田は「アウト」の判定。ロッテ側のアピールと審判団の協議で映像検証を行い、捕手・炭谷がタッチしていなかったことが確認されて「セーフ」に“逆転”。デスパイネは二塁打となった。
責任審判の本田二塁塁審は「コリジョン(接触)とは関係ない。判定に疑念が生じたので協議した。タッチしていなかったのでセーフとした」と説明。伊東監督は「(米大リーグで導入されている)チャレンジみたいになりましたけどね。どちらに転んだとしても、はっきりしてもらった方がいい」と話した。
ロッテ・清田が本塁上クロスプレー…「ビデオ判定」でアウトがセーフに覆る
8日、ロッテ-西武1回戦が行われたQVCマリンで、アウトの判定がビデオ検証の結果、セーフに覆った。
問題の場面はロッテ一回の攻撃。二死二塁からデスパイネが左翼線に安打を放ち、二走・清田が本塁上のクロスプレーで「アウト」。しかし、ロッテ側が抗議し、審判団が約5分間のビデオ検証を行い、「セーフ」のアナウンス。デスパイネの安打は適時二塁打となり、二死二塁で試合が再開された。
今季から、新たに適用されたコリジョンルールに伴い、本塁上のクロスプレーにも「ビデオ判定」が導入。これによって判定が変更されるのは、公式戦では両リーグを通じて初のケースとなった。
(以上 サンスポ)
【ロッテ】史上初、アウトからセーフ!本塁ビデオ判定覆すも首位陥落
歴史的ジャッジだ。リプレー検証を終え、責任審判を務める本田二塁塁審がマイクを手にした。「ただいまのホームのプレー。アウトの判定をしましたが、セーフとして2死二塁で試合を再開します」。今季からコリジョン(衝突)ルールと同時に導入された本塁クロスプレーでのビデオ判定で、初めて判定が覆った。
問題のプレーは初回2死一塁。デスパイネの左翼線二塁打で、一塁走者の清田が本塁突入。滑り込みながら、炭谷のタッチをかわして左手で本塁に触ったように見えたが、判定はアウトだった。清田は両手を広げて不満をアピール。伊東監督の要請もあって審判団が映像を検証し、炭谷の空タッチを確認。ロッテの得点を認めた。
清田「タイミングはアウト。炭谷のミットの動きを見ながら、うまくタッチをすり抜けられた」
本田塁審「審判が判定に疑念を抱いたのでリプレー検証した。協議の結果、タッチをしていなかったのでセーフと判定した」
伊東監督「きょうはたまたまウチに点が入ったけど、白黒はっきりさせてくれた方がいい」
炭谷「コリジョンじゃなくてタッチより先に(ベースを)触っていたという説明だった」
オープン戦では、ビデオ判定の末にコリジョンルールが適用され、判定が覆ったケースはあるが、走者と捕手の衝突を伴わないプレーでは初めて。空タッチは、新ルール対策として、走路を空けて本塁手前で返球を受けたことが原因。西武が逆転し、ロッテは首位陥落。結果的には勝敗を分けたプレーではなかったが、今後も同様のビデオ判定は増えそうだ。(片岡 泰彦)
【ロッテ】ビデオ判定で判定覆り先制!清田のアピール実る
ロッテが8日の西武戦(QVC)でビデオ判定によって判定が覆り先制した。
1回裏の2死一塁、デスパイネがレフト線に放った当たりで、一塁ランナーの清田がホームを狙ったが、送球は坂田―鬼崎―炭谷と渡り本塁タッチアウトで3アウトチェンジ。
しかし判定に不服な清田は両手を広げノータッチをアピール。西武ナインは一度ベンチに戻ったが、審判団が集まり協議。ビデオ判定の末、セーフとなりロッテが初回に1点を先制した。
◆パ・リーグ試合規定
第55条(リプレイ映像使用)
リプレイ検証は、「フェンス際の打球がフェンスを越えたかどうか両翼ポール付近の打球がフェアかファウルか、観客が打球に触れたかどうか、フェンス際の打球がフェンスに当たったか野手が捕球したかの判定、または本塁上でクロスプレイ(おもに本塁での衝突プレイ)の判定」に疑義が生じ、当該試合の責任審判員が必要と認めた場合に限り行う。
(以上 報知)
ロッテ ビデオ判定で先制も逆転負け
一回2死一塁、デスパイネの左翼線二塁打でロッテ・清田が本塁を突いたが、クロスプレーとなり一度はアウトに。清田がタッチをかいくぐったと抗議し、ビデオ判定で「セーフ」と覆った。
思わぬ形で先制点が転がり込んだが、先発の古谷が崩れ敗戦。伊東監督は「あれだけストライクが入らないと野手のリズムが悪くなる」と苦言を呈した。
(デイリー)
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ロッテが9日の西武戦で『ALL for CHIBAイベントデー』を開催!!
プロ野球のロッテは、9日の西武2回戦(QVCマリン、午後2時開始)で今季初の『ALL for CHIBAイベントデー』を実施する。今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用するほか、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
ロッテ・細谷「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひたくさんの方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA! サンキュー、CHIBA!」
(サンスポ)
ロッテ赤ユニ初着用 細谷「サンキューCHIBA」
ロッテは4月9日の西武2回戦(QVCマリン)を、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として行う。
今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用する他、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
細谷圭内野手(28)は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA! サンキュー、CHIBA!」と呼び掛けた。
(日刊)
ロッテ 9日西武戦で「ALL for CHIBA」タオル全員配布
ロッテは8日、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として開催される9日の西武戦(QVCマリン)で「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを全員に配布すると発表した。
今シリーズでは、赤を基調としたデザインに一新された「CHIBA」ユニホームを初めて着用する。
細谷は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA!サンキュー、CHIBA!」とコメントした。
(スポニチ)
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ロッテの勝利願い「ナマステ!」試合中にヨガ
5回表終了後、「マリーンズ YOGA タイム」が行われた。
西武3連戦は「半月のポーズ」。センター後方のバックスクリーンに映像が映し出され、マリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが「吸いながら、両手を身体の横から頭の上で指を組んで、人さし指を立てます。吐く息で上体を右へと倒していきましょう。さらに伸びを深めたい方は、目線も空を見上げていきます。脇腹を伸ばしていくことで、脇腹の引き締め、そして冷え性の改善にも効果的なポーズです。それでは、最後にマリーンズの勝利を信じて戦士のポーズ! ナマステ!」と説明した。
(日刊)
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【西武目線】
「いつもの雄星らしからぬ感じ」/田辺監督
今季初勝利の先発菊池について西武田辺徳雄監督のコメント。
「我慢して放ってくれた。いつもの雄星らしからぬ感じ。今シーズンは安定している」。
西武菊池雄星粘って1勝、リベラ本読みシンプル思考
西武菊池は直球の威力でロッテ打線を抑え込んだ。1点差に迫られた6回2死一、三塁。代打井口を150キロ内角直球で追い込んだ。「今日、一番良かった」というボールを勝負どころで投げ込むと、最後はワンバウンドするチェンジアップを振らせて乗りきった。ピンチでも動じずに粘れた。その背景には、今季のある取り組みがあった。
書店で見つけた元ヤンキース、マリアノ・リベラの自伝「クローザー」を読んだことがきっかけだった。ギネス記録652セーブを挙げた守護神は著書で「シンプルに考える」「やるべきこと出来ることをやる」と書いていた。「それを読んで、まず自分を客観視しないとなって思いました」。それからシンプルに考えることがテーマになった。
開幕前、勝つために何が必要なのか。自問自答した。「今までは調子の悪い時があると、腕の角度とか、体重移動とか、どこが悪かったのか、どうしたらいいのか、そんなことばかり考えてました」。世界最速のチャプマンら、メジャー選手の動画を参考にしたこともあったが「今考えると、情報過多というか、自分からノイズみたいなものまで拾っていた」と気が付いた。だから、シンプルに考えるよう変えた。
この日はイレギュラーな出来事もあった。1回、本塁クロスプレーの判定が、ビデオ確認の結果、アウトからセーフに覆った。「これすごいなって思った。今までメジャーで見てたけど、初めてなので」。1度はベンチに引き揚げながら、再登板で角中を遊ゴロに打ち取った。そこでも全く動じなかった。
粘り勝ちの今季初勝利の後で「やってきたことを貫くだけ。いい時ばかりではないので、自分のできることをしっかりやりたい」と言った。今年の菊池には、重厚な雰囲気が漂っている。【竹内智信】
(以上 日刊)
雄星 三度目の正直1勝「勝てなくて焦りもあった」
三度目の正直だ。西武の菊池が今季3度目の先発で初勝利を手にした。
初回に本塁上のクロスプレーがビデオ判定でアウトからセーフに覆って1点を失ったが「初めてのケースで間が空いたけど、しっかり(次の打者を)遊ゴロに打ち取れた」と動揺はなかった。毎回のように走者を背負っても粘り強く投げた。5回2死一塁では清田を147キロ直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズ。6回7安打2失点でチームを4連勝に導いた。
7年目にして初の開幕投手を務めたが、2試合連続で勝ち星に恵まれなかった。「2試合勝てなくて焦りもあった。開幕投手を務めたシーズンの初勝利は今まで以上にうれしい」。ウイニングボールをポケットにしまい込んでバスに乗り込み「今回は大事に取っておきます」と会心の笑みを見せた。 (重光 晋太郎)
(スポニチ)
【西武】雄星、3戦目1勝「力でねじ伏せようと思った」
待ちに待った初白星だ。菊池の「勝ちたい」という思いがこもった1球だった。2点リードの5回2死一塁で打席は清田。「負けるときは清田さんの長打にやられてる」と警戒度MAXで臨んだ相手にフルカウントから「力でねじ伏せようと思った」と真ん中高めの147キロで空振り三振を奪い、渾(こん)身のガッツポーズを見せた。
開幕投手に指名されながら2試合勝ち星が付かず「焦りもあった」。3度目の正直となったこの日は「とにかく粘った」と6回で7安打を浴びながら2失点で切り抜けた。
降板直後の7回には味方が2点を追加しロッカールームで「お~、でけぇ!」と大声で感情を表した。4連勝を呼ぶ投球に田辺監督も「我慢してよく投げてくれた」。「今までで一番うれしい1勝目」を挙げた帰り際。左腕はホッとした表情で「緑茶が五臓六腑(ぷ)に染みますね」とペットボトルでささやかに“祝杯”を上げた。(吉田 淳)
(報知)
西武開幕投手の雄星、やっと初白星「勝ちたいという気持ちで投げた」
開幕投手だった菊池が3戦目で今季初白星を手にした。6回を7安打2失点でしのぎ「勝ちたいという気持ちで投げた。とにかく粘れた」と安堵した。一回に本塁クロスプレーの判定が覆って1点を失ったが、こらえた。六回は1点差とされ、なお二死一、三塁で、代打井口を空振り三振に仕留めた。岸だけでなく野上、菊池と先発陣に勝ちがつき、チームは4連勝。軌道に乗ってきた。
(サンスポ)
西武4連勝 雄星“3度目の正直星”
西武開幕投手の菊池が、3度目の登板で今季初勝利を挙げた。6回を7安打2失点でしのぎ、「今日は勝ちたいという気持ちで投げた。とにかく粘れた」。
9戦目まで先発では岸しか白星を挙げていなかったが、野上、菊池と連続で勝ち投手となり、チームは4連勝。8年ぶりの優勝へ、先発ローテが軌道に乗り始めた。
(デイリー)
私も思ってました。。。
『清田くんが雄星くんを打ってくれるに違いない』とっっ。。。
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西武・森、プロ初の2番でつなぎ役果たす「後ろが浅村さんだったので…」
西武の森がプロ初の2番に座り、つなぎ役を果たした。0-1の三回1死満塁ではフルカウントから押し出し四球を選び、浅村の勝ち越し犠飛につなげた。五回も安打で好機を広げて追加点に絡み「後ろが浅村さんだったのでつなごうという気持ちでした」と話した。
田辺監督は「古谷を打っているということで攻撃的な1、2番にした」と意図を説明した。その策が的中し「森は2番らしい働きをしてくれたね」と目を細めた。
炭谷(一回の本塁クロスプレーでアウトの判定が覆り)
「コリジョンじゃなくてタッチより先に(ベースを)触っていたという説明だった」
西武・潮崎ヘッド兼投手コーチ(菊池について)
「走者を出してもよく粘った。一つ勝ってちょっと余裕が出てくるかな」
(サンスポ)
西武森2番新布陣で4連勝 田辺監督「攻撃的に」
西武が森友哉捕手(20)を2番に置く新布陣で4連勝を飾った。
3回にはつなぎの意識で押し出し四球を選び、5回無死一塁では右前打でチャンスを広げた。森は「後ろが浅村さんだったので、つなげばなんとかしてくれると思った」と振り返った。
森を2番に置いた意味について田辺徳雄監督(49)は「古谷を打ってるということで、左を並べて攻撃的な1、2番を組んだ」と説明した。この日は詰めの甘い攻撃も見受けられ「雑な攻撃は直していかないと、1点勝負になった時にボロが出る」と苦言を呈した田辺監督だったが、森については「よく我慢していたね」と評価した。
(日刊)
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