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拾い読み★2013-290≪コラム記事≫

2013年10月21日 01時01分45秒 | マリーンズ2011~15
【ヒーロー】
「待ってろ、巨人」 ロッテ・グライシンガーを発奮させた古巣への“恨み”




 延長十回に決勝本塁打を放ったのはブラゼルだが、この男の快投を忘れてはいけない。

 負ければ楽天に王手をかけられる大事な一戦。崖っぷちのチームを救うべくマウンドに上がると、6回4安打無失点の好投でCSの流れを変えた。

「ようやくチームに貢献できた。ずっと迷惑をかけていたからね」

 助っ人右腕にとっては「ぶっつけ本番」の一戦だった。9月中旬に右肩痛のため、CS進出をかけ熾烈な戦いを繰り広げるチームから離脱。気持ちが切れてもおかしくはなかったが、彼には大きな目標があった。

 自分を見限った古巣へのリベンジである。11年オフに巨人をクビになりロッテ入り。直後のキャンプで巨人への思いを聞くとこう漏らしていた。

「(戦力外通告は)手術を受けた右ひじの状態もよくなっていたときだった。それに、(巨人で)調子が上がらなかったのは捕手との相性なんかもあったから。この悔しい思いを晴らすためにも頑張らないとね」

「打倒巨人」を胸に昨季は12勝をマークしながら、チームは5位に低迷。巨人へのリベンジはならなかった。今季3位のロッテはCSファーストステージで2位の西武を倒し、ファイナルに進出。巨人も昨18日、3連勝で広島を蹴散らし一足早く頂上決戦にコマを進めた。ロッテが今シリーズで楽天も蹴散らせば、巨人に借りを返せるチャンスが訪れる。

 試合後、巨人が日本シリーズに進出したことを伝えると不敵な笑みを浮かべこう言った。
「このCSでボクが投げるチャンスはもうないと思う。後はチームが楽天に勝ち越すことを祈るだけ。もう一度、日本シリーズで投げる機会が来ることを信じている。巨人との対戦? 楽しみだね」

 右肩痛はまだ完治していないが、気温14度の寒さの中、肩が温まるホットクリームを入念に塗ってマウンドに上がった助っ人は2年越しのリベンジに燃えている。

(ゲンダイネット)
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