【ロッテ0―1オリックス (10月7日 京セラD) 】
「はっきりしてて」/伊東監督
ロッテが完封負けで3位に後退した。勝ちか引き分けなら、今日8日の最終戦で西武に引き分けても2位と優位に立てた。
CS第1ステージの地元開催へ後がなくなったが、伊東勤監督は「これで明日勝つしかない。いいじゃない、はっきりしてて」と明るかった。
(日刊)
ロッテ主力休ませ3位後退も西武戦に勝つ
ロッテが完封負けで3位に後退した。勝ちか引き分けなら、今日8日の最終戦で西武に引き分けても2位と優位に立てた。CS第1ステージの地元開催へ後がなくなったが、伊東勤監督(51)は「これで明日勝つしかない。いいじゃない、はっきりしてて」と明るかった。
初めから照準は“決戦”に合わせていた。井口、今江の3、4番コンビが負傷以外では今季初めて、そろってスタメンを外れた。「明日の方が重要」(伊東監督)とベテラン組を休ませる目的だった。さらにこの日は、腰痛の角中と左膝靱帯(じんたい)を損傷していた里崎が最短10日で1軍復帰。“試運転”合格と見なすと、里崎も5回でベンチに下げた。
敗戦覚悟の布陣で野手陣の調整は万全だ。あとは102日ぶりの1軍戦となる先発成瀬に託すのみ。「CSにつながる試合をしたい。シーズン最初と最後は、ビシッとエースで締めましょう!」と指揮官。準備は終えた。あとはその時を待つだけだ。【鎌田良美】
(日刊)
ロッテ 3位転落も主力温存、2位決戦「勝つしかない」
直接対決で2位をつかむ。ロッテは7日、オリックス相手にわずか3安打に封じられ、0―1の零敗を喫した。この結果、試合のなかった西武が勝率の差で2位に浮上し、ロッテは9月18日以来の3位となった。両チームは8日の今季最終戦で激突。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの本拠地開催を懸け、互いに総力戦で挑む。
勝って勢いをつけたかったが零敗。2連敗で3位に転落した伊東監督の表情は、むしろ吹っ切れたようにも見えた。
「いよいよあした(8日)勝つしかなくなった。はっきりしていいじゃないか。勝てばいいんだからね」
西武との「10・8」最終決戦。大一番を見据えたオーダーでこの日のオリックス戦に臨んだ。井口、今江、サブローの中軸3人を温存。一方で、ケガから復帰したばかりの角中と里崎を先発出場させて調整の場を与えた。マウンドに送り込んだ投手は先発・松永と藤岡の2人だけ。中継ぎ陣も休ませた。5回まで無失点の松永を、6回から藤岡に代えた継投が裏目に出た。藤岡がその回に竹原に決勝打を浴びたが、伊東監督は「予定通り。(松永は)次に投げるまで間隔がとれる」とCSを見据えた温存策だったことを明かした。チームは8日の朝に決戦の地・西武ドームへと移動するハードスケジュール。移動に伴う疲労も最大限考慮した。
もう勝つしかなくなった。オリックスに勝つか引き分けていれば、西武戦を引き分けても2位をキープできた。敗戦によって引き分けという選択肢は消滅したが、指揮官は「引き分けは最初から頭にない!」と強気に言い切った。
最終決戦の先発を託すのは、6月末から左肩痛で2軍調整を続けてきたエース左腕・成瀬だ。指揮官は「今の投手陣の中では一番経験もしているでしょう。開幕投手に締めくくってもらえばいい」とエースと心中する道を選んだ。さらに、今季9勝を挙げている西野をリリーフ要員としてブルペン待機させる方針で、まさに総力戦で勝利をつかみにいく。
西武ドームでは今季3勝8敗と分が悪い。それでも伊東監督は「苦手意識を払しょくする。手応えのあるゲームになると思うよ」と決戦を前に不敵に笑った。
≪勝てば2位≫ロッテがオリックスに敗れ、西武を勝率で3毛下回りゲーム差なしの3位に転落した。両チーム最終戦となる8日の直接対決で、西武が勝つか引き分けならそのまま西武が2位。ロッテが勝てば逆転でロッテが2位となる。両チームは今季西武ドームで11度対戦し、西武が8勝3敗と勝ち越している。
(スポ二チ)
【ロッテ】零敗3位転落 伊東監督、最終決戦へ決意の主力温存
今季9度目の零封負けにも、悲壮感はなかった。試合のなかった西武とゲーム差なしとなり、勝率の差で9月18日以来の3位に転落した。2位でのCS進出には、引き分けも許されない、より厳しい条件となったが、伊東監督は「いよいよ明日は勝つしかなくなった。はっきりしていていいんじゃないか」と前を向いた。
決戦へ向け、最後の準備は整った。今季124試合で3番に起用した井口と、96試合で4番に座った今江の主軸2人を、スタメンから外した。指揮官は「明日はどうしても勝たないといけない試合なので、ベテランを休ませる」と説明。ブラゼル、岡田もベンチスタートで、6日と同じメンバーは、根元、清田、鈴木の3人だけだった。
主力の温存に加え、2人のキーマンが復帰した。9月27日に左膝を痛め抹消されていた里崎が、完治即スタメンマスクをかぶり5回までプレー。同日に腰痛で戦線離脱した角中も「3番・左翼」で先発し、3打数無安打ながらフル出場を果たした。ベテラン捕手と昨季首位打者がともに実戦感覚を取り戻し、西武戦にはベストメンバーで臨む。
最後を託されたのは、左肩痛から復帰後初先発となるエース・成瀬だ。伊東監督が6日のブルペン投球を直接見て先発を決めたという。指揮官は「今の投手陣の中では成瀬が一番経験のある投手。投げる以上は試合をつくってほしい。最初(開幕戦)と最後、エースに締めてもらいましょう」と期待を寄せた。西武Dでは今季3勝8敗と苦戦しているが「苦手意識を払拭しないといけない」と決意を込めた。
(報知)
2位争い最終決戦へ!ロッテ・伊東監督、大一番へ大胆采配!!
負けるが勝ち!? ロッテは7日、オリックス最終戦(京セラドーム)に0-1で敗れ、9月18日以来となる3位に転落した。クライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(12日開幕)の本拠地開催は2位が絶対条件。8日の2位西武との今季最終戦に勝つしかなくなったが、伊東勤監督(51)はベテラン野手や中継ぎ陣を休ませる大胆采配をみせ、最終決戦に備えた。
もう「10・8」しかみえない。伊東監督が大勝負に出た。
「俺の中には(8日の西武戦は)引き分けなんかない。今日よりも明日の方が重要性が高いのでベテランは休ませる」
午後4時過ぎ。練習前のウオーミングアップでグラウンドに出ていた38歳井口と30歳今江を呼び、休養を告げた。
さらに5回無失点の先発・松永もCSを見据えて、86球で降板。2番手の藤岡も六回に失点したが、3イニングを任せた。こちらも中継ぎを温存する作戦だ。
結果は今季9度目の零封負け。だが、伊東監督に悲壮感はない。この日、勝っていれば最終決戦で引き分けでも2位が決まる。ただ、そんな心のスキを選手に与えないかのように言い切った。
「これでいよいよ勝つしかなくなった。(CSは)本拠地で迎えたいが、明日で終わりではない。次(CS)の方が大事だよ」
西武ドームでは今季3勝8敗と相性は悪いが、のるかそるかの大一番にそんな数字を気にしても仕方ない。最下位予想だったロッテを、肝の据わった采配でここまで導いてきた伊東監督が最後の賭けに出た。 (塚沢健太郎)
(サンスポ)
「10・8決戦」知るロッテ・中村C&清水Cが猛ハッパ
「10・8」決戦を知る人物がロッテには2人いる。1994年の中日-巨人最終決戦で「8番・捕手」だった中村武志バッテリーコーチ(46)と「1番・左翼」の清水雅治外野守備走塁コーチ(49)だ。
中村コーチは当時を「普通の状態ではない。ありえない一番だった」と振り返る。前回は負ければシーズン終了で、今回とは大きく異なるが「もし負けても次(CS)があるけれど、優勝決定戦ぐらいの気持ちで戦ってほしい。明日の結果がCSに影響してくると思う」と訴えた。
清水コーチは「現役ではないから。選手に頑張ってもらうだけ」と語り、三塁コーチャーとしてバックアップするつもりでいる。19年前の10・8は敵地に乗り込んだ巨人が勝利したが、今回は果たして…。
(サンスポ)
【ロッテ】零敗で3位転落 2位へ8日・西武戦の勝利が条件
2位ロッテがオリックス最終戦(京セラ)に0―1で敗れ、西武と入れ替わって3位に転落した。
8日の西武―ロッテ(西武ドーム)は両チームともにことしのレギュラーシーズン最終戦で、クライマックスシリーズのファーストステージ主催権がある2位を争う。73勝66敗4分けの西武は勝つか引き分けで2位が確定。74勝67敗2分けのロッテは勝利が必要となった。
8日の予告先発は牧田和久(西武)と成瀬善久(ロッテ)両投手。
より厳しい条件で2位を争う西武との直接対決に臨むことになった。2連敗で3位に転落したロッテの伊東監督は「いよいよ勝つしかなくなった。はっきりしていいんじゃないか」と開き直ったように言った。
5回まで松永が無失点で、6回の藤岡への継投が裏目に出た。監督は「予定通り。次に投げるまで間隔がとれる」とクライマックスシリーズを見据えた温存としたものの、藤岡はこの回、かつてロッテにいた竹原に決勝打を浴びた。2桁黒星も喫し「ストライクからボールにしたかったが、球が高くなった」と制球ミスを悔やんだ。
8日の舞台、西武ドームでは今季3勝8敗と苦戦している。指揮官は「苦手意識を払拭しないといけない」と話した。
(報知)
【ロッテ】伊東監督「勝つしかなくなった」
ロッテが完封負けで3位に後退した。
井口資仁内野手(38)、今江敏晃内野手(30)らベテランを休ませた結果、打線が散発3安打に沈んだ。
9月以降はオリックスに1勝6敗と大きく負け越して今季の対戦を終えた。
8日の西武との最終戦に勝てば2位、負けか引き分けなら3位が決まる。
伊東勤監督(51)は「これでいよいよ、明日勝つしかなくなった。いいじゃないですか、はっきりしてて。手応えのある試合になると思う。明日はもちろんベストメンバーでいきます」と話した。
(日刊)
ロッテが3位転落、西武と最終戦決戦へ
オリックが六回、1死一塁から竹原の左中間を破る適時二塁打で1点を先制した。先発した前田は6回を2安打無失点に抑え3勝目。最後は平野佳がピンチを招きながらも無失点で31セーブ目。
ロッテは二回に1死満塁の好機で細谷が遊ゴロ併殺打に倒れた。松永は5回を4安打無失点ながら打線の援護がなかった。
これでロッテは3位に転落。逆転2位のためには8日の2位西武との最終戦決戦で勝利が必要となる。
森脇監督は好投をたたえつつ、二回1死一塁からG・G・佐藤に与えた四球に苦言。「もう少し(捕手の)伊藤を含めたバッテリーが野球を分かってくれば。この経験を来年に生かさないと」とハッパをかけた。前田も「来年に向けて四球を反省しないといけない」と表情を引き締めていた。
(デイリー)
松永 満足5回0封「オールマイティーですね」
ロッテの松永が勝敗はつかなかったが、5回無失点と好投した。要所を締める投球で「先制点を与えたくない気持ちが力みにつながったが、3回から楽に投げられた」と満足げだった。
開幕からセットアッパーとしてフル回転。中盤以降はクローザーもこなし、先発投手の駒不足解消のために8月30日の日本ハム戦(QVCマリン)から先発に転向した。「1年目から中継ぎ、抑え、先発を経験できたのは本当に大きい。やっぱり俺はオールマイティーですね」と話した。
(スポ二チ)
ロッテ、ルーキーの松永が5回無失点好投
ロッテの松永が勝敗は付かなかったが、5回無失点と好投した。要所を締める投球で「先制点を与えたくない気持ちが力みにつながったが、三回から楽に投げられた」と満足げだった。
ドラフト1位の新人左腕はレギュラーシーズンでの登板はこの日が「最後だと思う」と言う。「次のステージでも自分の投球ができるように」とクライマックスシリーズでの奮闘を期した。
ロッテ・斉藤投手コーチ(松永に)「制球も良かったし、切れがあった」
角中(腰痛から1軍復帰)「(患部は)全く問題ない。違和感もない」
(共同)
【ロッテ】松永&藤岡、収穫1敗
ロッテは松永昂大投手(25)、藤岡貴裕投手(24)の左腕リレーで最少失点に抑えたが、打線が完封負けした。
CSでも先発予定の松永は5回を4安打無失点。社会人時代から京セラドーム大阪は相性が悪かったと言うが、三塁を踏ませない力投を見せた。「全体的に良かったんじゃないですかね。決めに行ったスライダーが力みから抜けていたので、その辺をしっかり修正していきたい。正直、昨年は(大阪ガス野球部の不祥事で)練習ができていなかったので、1年間持たないと思っていました。1年間で中継ぎ、抑え、先発を経験させて頂いたのは今後の野球人生で大きなものにつながると思います。まだ続きますので、次のステージでもしっかり自分の投球ができるように頑張ります」とコメント。
藤岡は6回に連打で1点を失い10敗目がついたが、最後まで投げ抜いた。「打たれた球は高めにいってしまった。抑えないといけなかった。でも他の投手陣を休ませられたのは良かった。あとは明日(2、3位が決まる西武戦で)勝てれば」と話した。
(日刊)
【檻さん目線】
「来季こそはCSを戦う」/森脇監督
オリックス森脇浩司監督が、本拠地最終戦となったこの日、「素晴らしい声援をいただきながら、不本意な成績で終わらせてしまったことを心から深くおわびいたします」と話し、頭を下げた。そして「来季こそはCSを戦うシーズンにしたい」とAクラス入りを最低目標に掲げた。「まずはそういう事実(CS進出)をつくらないといけない」と足元を見つめて2年目に挑む。
(日刊)
【オリックス】森脇監督、本拠最終戦で謝罪「心から深くおわび」
オリックス・森脇監督が本拠地最終戦セレモニーでファンに謝罪した。選手、コーチ陣と共にマウンド付近に整列すると「素晴らしい声援のなか、ふがいない結果に終わらせてしまい、心から深くおわびします。(来季は)一回り、二回り大きくなってCSを戦えるシーズンにしたい」と、就任1年目のBクラス5位の成績に頭を下げた。
本拠地での最終戦は7回から馬原、佐藤達、平野佳の新勝利の方程式での完封リレーとなり、「今年はバッテリーを含めた守りに焦点を置いてやってきた。少しは成果が出たかな」と笑顔を見せた。観戦に訪れた西名社長は「今年は想定外の成績だった。来年は優勝してほしい。これからも補強をやっていく」と、来季の巻き返しにバックアップを約束した。
(報知)
投高打低のオリ 今季を象徴する1点差勝利の本拠地最終戦
本拠地京セラドーム大阪での今季最終戦は、1点差での逃げ切り勝利。それが、オリックスの現状を象徴していた。点が入らない。しかし、点も取られない。投高打低のアンバランスぶりが最後まで目立った。
「結果的に5位。想定外の成績でした。原因ですか? 投打のかみ合わせが悪かったね」
試合後、そう総括したのは、西名弘明球団社長。チーム総得点499は、12球団ワースト。シーズン前の下馬評は低くはなかったが、主力にアクシデントが相次ぐなどし、5年連続Bクラスに低迷した。故障中だった坂口と後藤が1軍復帰したこの日も、2人とも無安打。チームも7安打で8残塁の拙攻だった。
一方で4人で完封継投の投手陣の今季総失点514はリーグ最少、防御率3・28も同トップ。ただ、得点力不足がたたり、1点差負けは今季、実に26試合を数える。
「ここだけはゼロで抑える。ぐわっと一気に襲いかかる。そういうシビアなことを、求められるところでできるか。そうすれば、1点差(の結果)を逆転できると思う」と森脇監督。捲土重来(けんどちょうらい)の2年目へ、課題は山積している。(喜瀬雅則)
(産経)
オリ・森脇監督「不本意な成績で深くおわび申し上げる」
オリックスは今季の本拠地最終戦だった。六回に竹原の二塁打で奪った1点を、前田ら投手陣が無失点リレーで守った。それでも、試合後のセレモニーで森脇監督はファンに対し「不本意な成績で深くおわび申し上げる」と就任1年目で5位と立て直せなかったことを謝罪した。
この日は坂口、後藤が1軍復帰した。ともに無安打で、監督は「中心選手としての役割もある」と残り3試合で来季につながるプレーを促した。
竹原(決勝打)「変化球にうまく対応できた。点が入る雰囲気がなかったので大きいのを打てたらいいと思っていた」
平野佳(セーブ王に望み)「狙えるものは狙っていきたい」
(共同)
オリックス森脇監督「心からおわび」
オリックスが本拠地、京セラドームでの最終戦を白星で飾った。竹原の適時二塁打で奪った1点のリードを前田から馬原、佐藤達、最後は平野佳と4投手の完封リレーで。
森脇監督は試合後のセレモニーで「今シーズンは苦しい、悔しい試合が多い中で1年間、温かい声援をありがとうございました」とあいさつ。「素晴らしい声援をいただきながら不本意な成績に終わり、心からおわび申し上げます。この成績を真摯(しんし)に受け止め、悔しさを胸に刻み、一回りも二回りも大きくなって京セラドームに戻ってきます。来年こそは皆様と一緒にクライマックス・シリーズを戦うシーズンにしたい」と、5位からの逆襲を誓った。
(デイリー)
オリックス前田、3勝目も森脇監督苦言
オリックスの前田が6回を2安打4四球の無失点に抑え、今季3勝目(4敗)を挙げた。
二回に安打から連続四球で1死満塁のピンチを招くが、細谷を遊ゴロ併殺打で切り抜ける。三回以降は二塁を踏ませず、危なげなくゼロを重ねた。「(今季)最後の登板なので、何としてもという気持ちだった」。昨季も京セラドームでの最終戦に先発して白星を挙げており、「相性がいいんですかね」と笑みをこぼした。
(デイリー)
「デホさん来年も一緒に」オリお願い色紙
オリックス李大浩内野手(31)にチームメートから異例の“残留お願い色紙”だ。ロッテ戦の練習開始前、この日で今季の試合を終え、チームを離れる主砲に選手たちのサインで埋め尽くされた1枚の色紙を受け取った。色紙の真ん中には「デホさんへ 来年も一緒に優勝を目指しましょう」と記されていた。今季でオリックスとの2年契約が切れる李は「こりゃ残ってやらなきゃと思ったが、契約の世界なので」と言いつつ「他のところでやるのは頭にない。条件が合えばみんなと一緒に優勝を目指したい」と話した。メジャー挑戦も視野に入れているが、国内はオリックスを最優先する意向。
(日刊)
【オリックス】デホ「条件合えば」今週中にも初残留交渉
オリックスの李大浩内野手(31)が7日、2年契約最終年で注目される自身の去就に関して「条件さえ合えば他のチームでやるつもりはない。来年もみんなと優勝を目指したい」と発言。チームへの愛着を口にしながらも、条件面が最優先となることを明かした。球団関係者は「代理人との交渉になる。早くに決めないといけない」と話し、早ければ今週中にも代理人を通して初の残留交渉を行う。
また、残り3試合(Kスタ)を残しているがシーズンの疲れを考慮し、今日8日に登録抹消することも決定。7日の試合がオリックスでの最後の試合となる可能性もある。来日2年目の今季はここまでフル出場の141試合に出場、打率3割3厘、24本塁打、91打点だった。
(報知)
李大浩、現時点でオリ残留希望「ほかでやることは頭にない」
今季で2年契約が切れるオリックスの李大浩内野手が7日、来季去就は「プロの世界なので」と条件面優先で決めることを示唆しつつも「オリックスに残りたい。ほかでやることは頭にない」と現時点では残留を希望した。
8日には出場選手登録を外れることを明らかにした。これで4番として活躍した今季を終えることになり、成績は打率3割3厘、24本塁打、91打点だった。
(共同)
【獅子さん目線】
西武Dに吉兆のカエル 勝って本拠CSだ
西武渡辺久信監督(48)が、2位を争うロッテとの「10・8」決戦に向け、闘志をぎらつかせた。勝てば、2位でのCSファーストステージが決まる一戦。「勝つか負けるか。それで勝負をつける」と力を込めた。チームは今季最多の7連勝中だが「戦い方はいつもと一緒」と冷静。「ここまで来たら涌井でしょう」と勝利の瞬間を守護神涌井で迎えるプランを立てた。
吉兆を予期する出来事もあった。西武ドームでの全体練習中、三塁側ベンチに現れたのはカエルだった。吉兆を暗示する動物とも言われ、ソフトバンクのペーニャがベンチにカエルの置物を持ち込み、チームが連勝した逸話もある。
今季は春季キャンプで室内練習場に「福」を連想させるとされるコウモリが出現した。9月26日には、その後の快進撃を予期するように、三塁側ベンチ裏に勝負の守り神と言われるムカデが現れた。
「10・8」決戦と言えば、94年の巨人対中日の歴史的一戦が有名だが、渡辺監督は「(印象深いのは)オレの中では10・19だね」。88年ロッテ対近鉄のダブルヘッダーでの結果の末、西武の優勝が決まった日を回想し、イメージを高めた。先発予定の牧田は「1球1球、魂のこもった投球をしようと。勝つためにやる」と必勝を誓った。【久保賢吾】
(日刊)
カエルさん、コウモリさん、ムカデさん…。
あぁ!!試合中にカラスくんが鳩ちゃんを襲撃ってのもありましたね。。。
ココは確か“ドーム球場”でしたよね??。。。自然との調和と共存(?)どんだけ~(◎ω◎;)
チームにとっては吉兆かもしれませんが、この手の生き物が苦手な人たちにとっては拷問と悲劇でしかない( ̄∇ ̄;)??
「勝つか負けるか」/渡辺監督
西武渡辺久信監督が、2位を争うロッテとの「10・8」決戦に向け、闘志をぎらつかせた。勝てば、2位でのCSファーストステージが決まる一戦。「勝つか負けるか。それで勝負をつける」と力を込めた。チームは今季最多の7連勝中だが「戦い方はいつもと一緒」と冷静。「ここまで来たら涌井でしょう」と勝利の瞬間を守護神涌井で迎えるプランを立てた。
(日刊)
【西武】最終決戦へ吉兆カエル!南米で「幸運」象徴の珍客
西武とロッテが8日、CS第1ステージの本拠地開催権をかけ、西武Dでの最終決戦に臨む。西武の先発の牧田は、94年の胴上げ投手、桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)から「10・8男」を継承する決意を示した。ロッテがオリックスに敗れたため、西武が2位に浮上し、8日は引き分け以上で2位が決定する。ロッテは井口、今江の主軸2人をスタメンから外し温存するなど、準備を整えた。
ゲロゲ~ロ!! 決戦前日、最終調整に臨む西武Dの三塁側ベンチに、“珍客”が現れた。イキのいいトノサマガエルが出現し、7連勝中のチームを象徴するかのように、ピョンピョンと躍動した。カエルは南米で幸運を招く象徴とされる。渡辺監督も「盤石だねえ」と目尻を下げた。
“吉兆3連発”だ。2月の南郷キャンプでは、中国で「福を運んでくる」とされるコウモリが室内練習場に飛来した。9月26日、楽天戦の試合前には、同じ西武Dの三塁側ベンチ裏にムカデが出現。ムカデは後ろに下がれないことから、退却をしない勝負の守り神とされるが、その日から7勝2敗と勝ちまくっている。
(報知)
【西武】牧やん、桑田継ぐ!最終決戦で必殺クイック「使う」
西武とロッテが8日、CS第1ステージの本拠地開催権をかけ、西武Dでの最終決戦に臨む。西武の先発の牧田は、94年の胴上げ投手、桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)から「10・8男」を継承する決意を示した。ロッテがオリックスに敗れたため、西武が2位に浮上し、8日は引き分け以上で2位が決定する。ロッテは井口、今江の主軸2人をスタメンから外し温存するなど、準備を整えた。
時は来た。先発の牧田は意外なほど穏やかに、大一番に臨む心境を語った。「特別負けようが勝とうが、気にしない。負けてもCSでたたけばいい。そのぐらい気にしないでいった方がいいのかな。気にすると自分の投球が、できなくなりますから」。勝つと思うな。思えば負けよ―。美空ひばりの名曲「柔」を思わせる無の境地で、マウンドに立つ決意を明かした。
プレッシャーには慣れっこだ。強心臓を買われ、3月のWBCでは侍ジャパンの守護神を任された。日の丸の重圧を力に変え、熱投。今季ロッテ戦には4試合に登板し、2勝1敗、防御率1・04と相性もいい。ノーワインドアップで投げながら、突然クイックに変える必殺技“牧やんクイック”にも「勝つためには手段を選ばない。ここぞというところでは、使おうと思う」と大胆予告。ロッテ打線を幻惑する構えだ。
「10・8」には思い入れも強い。静岡で過ごした少年時代、野球中継といえば巨人戦だった。94年は小学4年。“国民的行事”に熱くなった。「槙原さん、斎藤さん、桑田さん…。負けられない意地を感じました」
中でも桑田真澄に魅せられた。「桑田さんには勝ちたい、勝つという執念が見えた」。上手投げと下手投げの違いはあるが、緩急を駆使した投球術には影響を受けた。WBC台湾戦では同点の9回無死一塁、小飛球になった送りバントを決死のダイビングキャッチ。勇気を出しての全力プレーは、現役時代の桑田さんを思わせた。「10・8男」襲名の資格は十分ある。
チームは破竹の7連勝中。13試合連続で2点差以内の接戦で、11勝2敗だ。渡辺監督は「シーズン中は『ひ弱だ、ひ弱だ』と言い続けてきたけど、ぶっとくなったよね」とチームスローガンである「骨太」に成長したナインを褒めた。「1球1球、魂を込めて投げたい」と牧田。さあ、決戦だ。
◆「10・8決戦」 94年10月8日、長嶋監督率いる巨人と高木監督の中日が、ナゴヤ球場で史上初の「同率首位チーム同士による最終戦での優勝決定戦」に臨んだ。試合前のミーティングではミスターが「俺たちは勝つ! 勝つ! 勝つ!」と猛ゲキ。試合は巨人が槙原―斎藤―桑田の必勝リレーで、長嶋監督復帰後初の優勝を飾った。ミスターはこの決戦を「国民的行事」と表現。瞬間最高視聴率は67%をマークした。
(報知)
渡辺監督 涌井11連投で2位死守だ!吉兆も“出現”
西武・渡辺監督がロッテとの本拠地CS開催を懸けた今季最終戦の「10・8決戦」に向け、守護神・涌井の11連投を予告した。
涌井は6日の日本ハム戦(札幌ドーム)まで10戦連続で登板し、稲尾和久の持つ球団記録を更新。指揮官は「ここまで来たら涌井でしょ」と最終戦の登板も示唆した。11試合連続となれば72年の佐藤道郎(南海)に並ぶリーグ記録となる。
この日の練習は片岡、中村ら主力選手は休養したが、涌井は「寝たら元気になった」と参加。「あすはマキちゃん(牧田)に期待する。(登板機会が)なければないで助かる」と先発右腕にエールを送った。
10・8といえば94年の巨人―中日の最終決戦が有名だが、渡辺監督は「オレは10・19だな」とパ伝説の最終決戦、88年のロッテ―近鉄を思い描いた。「どっちで(CSを)やるかによって違ってくる。勝負をつける」と力を込めた。
練習中のベンチには幸運をもたらす「吉兆」の生き物と言われるカエルも出現。「縁起ものなんだ?盤石だね」と指揮官も笑顔を見せた。ナイターでロッテが敗れたため、2位に浮上。チームは破竹の7連勝中。あらゆる力を味方につけて2位の座を死守する。
▼西武・牧田 後ろがしっかりしているから初回から全力でいける。勝つために自分が何をすべきか考えたい。
(スポ二チ)
ゲコゲコ!西武・ナベQ「盤石」吉兆の蛙出た!!
ゲコゲコ。ロッテとの最終決戦(西武ドーム)を翌日に控えた7日、三塁側の西武ベンチにトノサマガエルが出現した。
一般的に幸運を招くとされる蛙。飛び跳ねる姿は上昇機運にたとえられるだけに、2位フィニッシュを目指す渡辺監督は「盤石だね」と上機嫌だ。今季は宮崎・南郷での春季キャンプで、幸運の象徴とされるコウモリが登場。9月下旬には、後ろに下がれないことから決して退却しない縁起モノとされるムカデも現れた。そして、この日の蛙。「すがれるものには何にでもすがる」という指揮官には頼もしく映ったに違いない。
「引き分けなんて考えず、勝つか負けるか。営業的にも違う」と渡辺監督。蛙の効果(!?)か、この日のナイターでロッテが敗れ、2位に浮上した西武がその座を堅持する。 (高橋かずみ)
(サンスポ)
最終戦もこの男!西武・渡辺監督「ここまで来たら涌井でしょ」
今季最終戦、ロッテ戦(西武ドーム)の九回は、この男が締める。10連投で6戦6セーブをマーク中の西武・涌井は7日、入念なマッサージを受け体を休ませた。「寝たら元気になりました。あしたは牧ちゃん(牧田)に期待しています」と、先発の牧田が最後まで投げきることを願いつつも、準備は万全の様子だ。渡辺監督も「ここまで来たら涌井でしょ」と勝ちゲームであれば、最終回に右腕を投入することを明言した。
(サンスポ)
西武・ナベQ、ロッテ戦へ「勝負をつける」
西武は7日、一部主力を除く選手が西武ドームで練習し、8日のロッテ戦(西武ドーム)に備えた。勝てば2位、負ければ3位が決まる。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの開催権を懸けた一戦に渡辺監督は「どっちで(CSを)やるかによって違ってくる。勝負をつける」と力を込めた。
チームは破竹の7連勝中。6試合連続セーブの涌井ら救援陣を軸に、接戦の強さが際立つ。8日の先発を任される牧田は「後ろがしっかりしているから一回から全力でいける。勝つために自分が何をすべきか考えたい」と意気込んだ。
(共同)
【西武】渡辺監督ロッテ戦「勝負つける」
西武が7日、勝てば2位が決まるロッテとの「10・8」決戦に向け、西武ドームで全体練習を行った。
中村、片岡ら主力を除くメンバーで、約2時間汗を流した。直接対決に向け、渡辺久信監督(48)は「やりがいがある。勝つか負けるか。それで勝負をつける」と意気込んだ。
(日刊)
「はっきりしてて」/伊東監督
ロッテが完封負けで3位に後退した。勝ちか引き分けなら、今日8日の最終戦で西武に引き分けても2位と優位に立てた。
CS第1ステージの地元開催へ後がなくなったが、伊東勤監督は「これで明日勝つしかない。いいじゃない、はっきりしてて」と明るかった。
(日刊)
ロッテ主力休ませ3位後退も西武戦に勝つ
ロッテが完封負けで3位に後退した。勝ちか引き分けなら、今日8日の最終戦で西武に引き分けても2位と優位に立てた。CS第1ステージの地元開催へ後がなくなったが、伊東勤監督(51)は「これで明日勝つしかない。いいじゃない、はっきりしてて」と明るかった。
初めから照準は“決戦”に合わせていた。井口、今江の3、4番コンビが負傷以外では今季初めて、そろってスタメンを外れた。「明日の方が重要」(伊東監督)とベテラン組を休ませる目的だった。さらにこの日は、腰痛の角中と左膝靱帯(じんたい)を損傷していた里崎が最短10日で1軍復帰。“試運転”合格と見なすと、里崎も5回でベンチに下げた。
敗戦覚悟の布陣で野手陣の調整は万全だ。あとは102日ぶりの1軍戦となる先発成瀬に託すのみ。「CSにつながる試合をしたい。シーズン最初と最後は、ビシッとエースで締めましょう!」と指揮官。準備は終えた。あとはその時を待つだけだ。【鎌田良美】
(日刊)
ロッテ 3位転落も主力温存、2位決戦「勝つしかない」
直接対決で2位をつかむ。ロッテは7日、オリックス相手にわずか3安打に封じられ、0―1の零敗を喫した。この結果、試合のなかった西武が勝率の差で2位に浮上し、ロッテは9月18日以来の3位となった。両チームは8日の今季最終戦で激突。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの本拠地開催を懸け、互いに総力戦で挑む。
勝って勢いをつけたかったが零敗。2連敗で3位に転落した伊東監督の表情は、むしろ吹っ切れたようにも見えた。
「いよいよあした(8日)勝つしかなくなった。はっきりしていいじゃないか。勝てばいいんだからね」
西武との「10・8」最終決戦。大一番を見据えたオーダーでこの日のオリックス戦に臨んだ。井口、今江、サブローの中軸3人を温存。一方で、ケガから復帰したばかりの角中と里崎を先発出場させて調整の場を与えた。マウンドに送り込んだ投手は先発・松永と藤岡の2人だけ。中継ぎ陣も休ませた。5回まで無失点の松永を、6回から藤岡に代えた継投が裏目に出た。藤岡がその回に竹原に決勝打を浴びたが、伊東監督は「予定通り。(松永は)次に投げるまで間隔がとれる」とCSを見据えた温存策だったことを明かした。チームは8日の朝に決戦の地・西武ドームへと移動するハードスケジュール。移動に伴う疲労も最大限考慮した。
もう勝つしかなくなった。オリックスに勝つか引き分けていれば、西武戦を引き分けても2位をキープできた。敗戦によって引き分けという選択肢は消滅したが、指揮官は「引き分けは最初から頭にない!」と強気に言い切った。
最終決戦の先発を託すのは、6月末から左肩痛で2軍調整を続けてきたエース左腕・成瀬だ。指揮官は「今の投手陣の中では一番経験もしているでしょう。開幕投手に締めくくってもらえばいい」とエースと心中する道を選んだ。さらに、今季9勝を挙げている西野をリリーフ要員としてブルペン待機させる方針で、まさに総力戦で勝利をつかみにいく。
西武ドームでは今季3勝8敗と分が悪い。それでも伊東監督は「苦手意識を払しょくする。手応えのあるゲームになると思うよ」と決戦を前に不敵に笑った。
≪勝てば2位≫ロッテがオリックスに敗れ、西武を勝率で3毛下回りゲーム差なしの3位に転落した。両チーム最終戦となる8日の直接対決で、西武が勝つか引き分けならそのまま西武が2位。ロッテが勝てば逆転でロッテが2位となる。両チームは今季西武ドームで11度対戦し、西武が8勝3敗と勝ち越している。
(スポ二チ)
【ロッテ】零敗3位転落 伊東監督、最終決戦へ決意の主力温存
今季9度目の零封負けにも、悲壮感はなかった。試合のなかった西武とゲーム差なしとなり、勝率の差で9月18日以来の3位に転落した。2位でのCS進出には、引き分けも許されない、より厳しい条件となったが、伊東監督は「いよいよ明日は勝つしかなくなった。はっきりしていていいんじゃないか」と前を向いた。
決戦へ向け、最後の準備は整った。今季124試合で3番に起用した井口と、96試合で4番に座った今江の主軸2人を、スタメンから外した。指揮官は「明日はどうしても勝たないといけない試合なので、ベテランを休ませる」と説明。ブラゼル、岡田もベンチスタートで、6日と同じメンバーは、根元、清田、鈴木の3人だけだった。
主力の温存に加え、2人のキーマンが復帰した。9月27日に左膝を痛め抹消されていた里崎が、完治即スタメンマスクをかぶり5回までプレー。同日に腰痛で戦線離脱した角中も「3番・左翼」で先発し、3打数無安打ながらフル出場を果たした。ベテラン捕手と昨季首位打者がともに実戦感覚を取り戻し、西武戦にはベストメンバーで臨む。
最後を託されたのは、左肩痛から復帰後初先発となるエース・成瀬だ。伊東監督が6日のブルペン投球を直接見て先発を決めたという。指揮官は「今の投手陣の中では成瀬が一番経験のある投手。投げる以上は試合をつくってほしい。最初(開幕戦)と最後、エースに締めてもらいましょう」と期待を寄せた。西武Dでは今季3勝8敗と苦戦しているが「苦手意識を払拭しないといけない」と決意を込めた。
(報知)
2位争い最終決戦へ!ロッテ・伊東監督、大一番へ大胆采配!!
負けるが勝ち!? ロッテは7日、オリックス最終戦(京セラドーム)に0-1で敗れ、9月18日以来となる3位に転落した。クライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(12日開幕)の本拠地開催は2位が絶対条件。8日の2位西武との今季最終戦に勝つしかなくなったが、伊東勤監督(51)はベテラン野手や中継ぎ陣を休ませる大胆采配をみせ、最終決戦に備えた。
もう「10・8」しかみえない。伊東監督が大勝負に出た。
「俺の中には(8日の西武戦は)引き分けなんかない。今日よりも明日の方が重要性が高いのでベテランは休ませる」
午後4時過ぎ。練習前のウオーミングアップでグラウンドに出ていた38歳井口と30歳今江を呼び、休養を告げた。
さらに5回無失点の先発・松永もCSを見据えて、86球で降板。2番手の藤岡も六回に失点したが、3イニングを任せた。こちらも中継ぎを温存する作戦だ。
結果は今季9度目の零封負け。だが、伊東監督に悲壮感はない。この日、勝っていれば最終決戦で引き分けでも2位が決まる。ただ、そんな心のスキを選手に与えないかのように言い切った。
「これでいよいよ勝つしかなくなった。(CSは)本拠地で迎えたいが、明日で終わりではない。次(CS)の方が大事だよ」
西武ドームでは今季3勝8敗と相性は悪いが、のるかそるかの大一番にそんな数字を気にしても仕方ない。最下位予想だったロッテを、肝の据わった采配でここまで導いてきた伊東監督が最後の賭けに出た。 (塚沢健太郎)
(サンスポ)
「10・8決戦」知るロッテ・中村C&清水Cが猛ハッパ
「10・8」決戦を知る人物がロッテには2人いる。1994年の中日-巨人最終決戦で「8番・捕手」だった中村武志バッテリーコーチ(46)と「1番・左翼」の清水雅治外野守備走塁コーチ(49)だ。
中村コーチは当時を「普通の状態ではない。ありえない一番だった」と振り返る。前回は負ければシーズン終了で、今回とは大きく異なるが「もし負けても次(CS)があるけれど、優勝決定戦ぐらいの気持ちで戦ってほしい。明日の結果がCSに影響してくると思う」と訴えた。
清水コーチは「現役ではないから。選手に頑張ってもらうだけ」と語り、三塁コーチャーとしてバックアップするつもりでいる。19年前の10・8は敵地に乗り込んだ巨人が勝利したが、今回は果たして…。
(サンスポ)
【ロッテ】零敗で3位転落 2位へ8日・西武戦の勝利が条件
2位ロッテがオリックス最終戦(京セラ)に0―1で敗れ、西武と入れ替わって3位に転落した。
8日の西武―ロッテ(西武ドーム)は両チームともにことしのレギュラーシーズン最終戦で、クライマックスシリーズのファーストステージ主催権がある2位を争う。73勝66敗4分けの西武は勝つか引き分けで2位が確定。74勝67敗2分けのロッテは勝利が必要となった。
8日の予告先発は牧田和久(西武)と成瀬善久(ロッテ)両投手。
より厳しい条件で2位を争う西武との直接対決に臨むことになった。2連敗で3位に転落したロッテの伊東監督は「いよいよ勝つしかなくなった。はっきりしていいんじゃないか」と開き直ったように言った。
5回まで松永が無失点で、6回の藤岡への継投が裏目に出た。監督は「予定通り。次に投げるまで間隔がとれる」とクライマックスシリーズを見据えた温存としたものの、藤岡はこの回、かつてロッテにいた竹原に決勝打を浴びた。2桁黒星も喫し「ストライクからボールにしたかったが、球が高くなった」と制球ミスを悔やんだ。
8日の舞台、西武ドームでは今季3勝8敗と苦戦している。指揮官は「苦手意識を払拭しないといけない」と話した。
(報知)
【ロッテ】伊東監督「勝つしかなくなった」
ロッテが完封負けで3位に後退した。
井口資仁内野手(38)、今江敏晃内野手(30)らベテランを休ませた結果、打線が散発3安打に沈んだ。
9月以降はオリックスに1勝6敗と大きく負け越して今季の対戦を終えた。
8日の西武との最終戦に勝てば2位、負けか引き分けなら3位が決まる。
伊東勤監督(51)は「これでいよいよ、明日勝つしかなくなった。いいじゃないですか、はっきりしてて。手応えのある試合になると思う。明日はもちろんベストメンバーでいきます」と話した。
(日刊)
ロッテが3位転落、西武と最終戦決戦へ
オリックが六回、1死一塁から竹原の左中間を破る適時二塁打で1点を先制した。先発した前田は6回を2安打無失点に抑え3勝目。最後は平野佳がピンチを招きながらも無失点で31セーブ目。
ロッテは二回に1死満塁の好機で細谷が遊ゴロ併殺打に倒れた。松永は5回を4安打無失点ながら打線の援護がなかった。
これでロッテは3位に転落。逆転2位のためには8日の2位西武との最終戦決戦で勝利が必要となる。
森脇監督は好投をたたえつつ、二回1死一塁からG・G・佐藤に与えた四球に苦言。「もう少し(捕手の)伊藤を含めたバッテリーが野球を分かってくれば。この経験を来年に生かさないと」とハッパをかけた。前田も「来年に向けて四球を反省しないといけない」と表情を引き締めていた。
(デイリー)
松永 満足5回0封「オールマイティーですね」
ロッテの松永が勝敗はつかなかったが、5回無失点と好投した。要所を締める投球で「先制点を与えたくない気持ちが力みにつながったが、3回から楽に投げられた」と満足げだった。
開幕からセットアッパーとしてフル回転。中盤以降はクローザーもこなし、先発投手の駒不足解消のために8月30日の日本ハム戦(QVCマリン)から先発に転向した。「1年目から中継ぎ、抑え、先発を経験できたのは本当に大きい。やっぱり俺はオールマイティーですね」と話した。
(スポ二チ)
ロッテ、ルーキーの松永が5回無失点好投
ロッテの松永が勝敗は付かなかったが、5回無失点と好投した。要所を締める投球で「先制点を与えたくない気持ちが力みにつながったが、三回から楽に投げられた」と満足げだった。
ドラフト1位の新人左腕はレギュラーシーズンでの登板はこの日が「最後だと思う」と言う。「次のステージでも自分の投球ができるように」とクライマックスシリーズでの奮闘を期した。
ロッテ・斉藤投手コーチ(松永に)「制球も良かったし、切れがあった」
角中(腰痛から1軍復帰)「(患部は)全く問題ない。違和感もない」
(共同)
【ロッテ】松永&藤岡、収穫1敗
ロッテは松永昂大投手(25)、藤岡貴裕投手(24)の左腕リレーで最少失点に抑えたが、打線が完封負けした。
CSでも先発予定の松永は5回を4安打無失点。社会人時代から京セラドーム大阪は相性が悪かったと言うが、三塁を踏ませない力投を見せた。「全体的に良かったんじゃないですかね。決めに行ったスライダーが力みから抜けていたので、その辺をしっかり修正していきたい。正直、昨年は(大阪ガス野球部の不祥事で)練習ができていなかったので、1年間持たないと思っていました。1年間で中継ぎ、抑え、先発を経験させて頂いたのは今後の野球人生で大きなものにつながると思います。まだ続きますので、次のステージでもしっかり自分の投球ができるように頑張ります」とコメント。
藤岡は6回に連打で1点を失い10敗目がついたが、最後まで投げ抜いた。「打たれた球は高めにいってしまった。抑えないといけなかった。でも他の投手陣を休ませられたのは良かった。あとは明日(2、3位が決まる西武戦で)勝てれば」と話した。
(日刊)
【檻さん目線】
「来季こそはCSを戦う」/森脇監督
オリックス森脇浩司監督が、本拠地最終戦となったこの日、「素晴らしい声援をいただきながら、不本意な成績で終わらせてしまったことを心から深くおわびいたします」と話し、頭を下げた。そして「来季こそはCSを戦うシーズンにしたい」とAクラス入りを最低目標に掲げた。「まずはそういう事実(CS進出)をつくらないといけない」と足元を見つめて2年目に挑む。
(日刊)
【オリックス】森脇監督、本拠最終戦で謝罪「心から深くおわび」
オリックス・森脇監督が本拠地最終戦セレモニーでファンに謝罪した。選手、コーチ陣と共にマウンド付近に整列すると「素晴らしい声援のなか、ふがいない結果に終わらせてしまい、心から深くおわびします。(来季は)一回り、二回り大きくなってCSを戦えるシーズンにしたい」と、就任1年目のBクラス5位の成績に頭を下げた。
本拠地での最終戦は7回から馬原、佐藤達、平野佳の新勝利の方程式での完封リレーとなり、「今年はバッテリーを含めた守りに焦点を置いてやってきた。少しは成果が出たかな」と笑顔を見せた。観戦に訪れた西名社長は「今年は想定外の成績だった。来年は優勝してほしい。これからも補強をやっていく」と、来季の巻き返しにバックアップを約束した。
(報知)
投高打低のオリ 今季を象徴する1点差勝利の本拠地最終戦
本拠地京セラドーム大阪での今季最終戦は、1点差での逃げ切り勝利。それが、オリックスの現状を象徴していた。点が入らない。しかし、点も取られない。投高打低のアンバランスぶりが最後まで目立った。
「結果的に5位。想定外の成績でした。原因ですか? 投打のかみ合わせが悪かったね」
試合後、そう総括したのは、西名弘明球団社長。チーム総得点499は、12球団ワースト。シーズン前の下馬評は低くはなかったが、主力にアクシデントが相次ぐなどし、5年連続Bクラスに低迷した。故障中だった坂口と後藤が1軍復帰したこの日も、2人とも無安打。チームも7安打で8残塁の拙攻だった。
一方で4人で完封継投の投手陣の今季総失点514はリーグ最少、防御率3・28も同トップ。ただ、得点力不足がたたり、1点差負けは今季、実に26試合を数える。
「ここだけはゼロで抑える。ぐわっと一気に襲いかかる。そういうシビアなことを、求められるところでできるか。そうすれば、1点差(の結果)を逆転できると思う」と森脇監督。捲土重来(けんどちょうらい)の2年目へ、課題は山積している。(喜瀬雅則)
(産経)
オリ・森脇監督「不本意な成績で深くおわび申し上げる」
オリックスは今季の本拠地最終戦だった。六回に竹原の二塁打で奪った1点を、前田ら投手陣が無失点リレーで守った。それでも、試合後のセレモニーで森脇監督はファンに対し「不本意な成績で深くおわび申し上げる」と就任1年目で5位と立て直せなかったことを謝罪した。
この日は坂口、後藤が1軍復帰した。ともに無安打で、監督は「中心選手としての役割もある」と残り3試合で来季につながるプレーを促した。
竹原(決勝打)「変化球にうまく対応できた。点が入る雰囲気がなかったので大きいのを打てたらいいと思っていた」
平野佳(セーブ王に望み)「狙えるものは狙っていきたい」
(共同)
オリックス森脇監督「心からおわび」
オリックスが本拠地、京セラドームでの最終戦を白星で飾った。竹原の適時二塁打で奪った1点のリードを前田から馬原、佐藤達、最後は平野佳と4投手の完封リレーで。
森脇監督は試合後のセレモニーで「今シーズンは苦しい、悔しい試合が多い中で1年間、温かい声援をありがとうございました」とあいさつ。「素晴らしい声援をいただきながら不本意な成績に終わり、心からおわび申し上げます。この成績を真摯(しんし)に受け止め、悔しさを胸に刻み、一回りも二回りも大きくなって京セラドームに戻ってきます。来年こそは皆様と一緒にクライマックス・シリーズを戦うシーズンにしたい」と、5位からの逆襲を誓った。
(デイリー)
オリックス前田、3勝目も森脇監督苦言
オリックスの前田が6回を2安打4四球の無失点に抑え、今季3勝目(4敗)を挙げた。
二回に安打から連続四球で1死満塁のピンチを招くが、細谷を遊ゴロ併殺打で切り抜ける。三回以降は二塁を踏ませず、危なげなくゼロを重ねた。「(今季)最後の登板なので、何としてもという気持ちだった」。昨季も京セラドームでの最終戦に先発して白星を挙げており、「相性がいいんですかね」と笑みをこぼした。
(デイリー)
「デホさん来年も一緒に」オリお願い色紙
オリックス李大浩内野手(31)にチームメートから異例の“残留お願い色紙”だ。ロッテ戦の練習開始前、この日で今季の試合を終え、チームを離れる主砲に選手たちのサインで埋め尽くされた1枚の色紙を受け取った。色紙の真ん中には「デホさんへ 来年も一緒に優勝を目指しましょう」と記されていた。今季でオリックスとの2年契約が切れる李は「こりゃ残ってやらなきゃと思ったが、契約の世界なので」と言いつつ「他のところでやるのは頭にない。条件が合えばみんなと一緒に優勝を目指したい」と話した。メジャー挑戦も視野に入れているが、国内はオリックスを最優先する意向。
(日刊)
【オリックス】デホ「条件合えば」今週中にも初残留交渉
オリックスの李大浩内野手(31)が7日、2年契約最終年で注目される自身の去就に関して「条件さえ合えば他のチームでやるつもりはない。来年もみんなと優勝を目指したい」と発言。チームへの愛着を口にしながらも、条件面が最優先となることを明かした。球団関係者は「代理人との交渉になる。早くに決めないといけない」と話し、早ければ今週中にも代理人を通して初の残留交渉を行う。
また、残り3試合(Kスタ)を残しているがシーズンの疲れを考慮し、今日8日に登録抹消することも決定。7日の試合がオリックスでの最後の試合となる可能性もある。来日2年目の今季はここまでフル出場の141試合に出場、打率3割3厘、24本塁打、91打点だった。
(報知)
李大浩、現時点でオリ残留希望「ほかでやることは頭にない」
今季で2年契約が切れるオリックスの李大浩内野手が7日、来季去就は「プロの世界なので」と条件面優先で決めることを示唆しつつも「オリックスに残りたい。ほかでやることは頭にない」と現時点では残留を希望した。
8日には出場選手登録を外れることを明らかにした。これで4番として活躍した今季を終えることになり、成績は打率3割3厘、24本塁打、91打点だった。
(共同)
【獅子さん目線】
西武Dに吉兆のカエル 勝って本拠CSだ
西武渡辺久信監督(48)が、2位を争うロッテとの「10・8」決戦に向け、闘志をぎらつかせた。勝てば、2位でのCSファーストステージが決まる一戦。「勝つか負けるか。それで勝負をつける」と力を込めた。チームは今季最多の7連勝中だが「戦い方はいつもと一緒」と冷静。「ここまで来たら涌井でしょう」と勝利の瞬間を守護神涌井で迎えるプランを立てた。
吉兆を予期する出来事もあった。西武ドームでの全体練習中、三塁側ベンチに現れたのはカエルだった。吉兆を暗示する動物とも言われ、ソフトバンクのペーニャがベンチにカエルの置物を持ち込み、チームが連勝した逸話もある。
今季は春季キャンプで室内練習場に「福」を連想させるとされるコウモリが出現した。9月26日には、その後の快進撃を予期するように、三塁側ベンチ裏に勝負の守り神と言われるムカデが現れた。
「10・8」決戦と言えば、94年の巨人対中日の歴史的一戦が有名だが、渡辺監督は「(印象深いのは)オレの中では10・19だね」。88年ロッテ対近鉄のダブルヘッダーでの結果の末、西武の優勝が決まった日を回想し、イメージを高めた。先発予定の牧田は「1球1球、魂のこもった投球をしようと。勝つためにやる」と必勝を誓った。【久保賢吾】
(日刊)
カエルさん、コウモリさん、ムカデさん…。
あぁ!!試合中にカラスくんが鳩ちゃんを襲撃ってのもありましたね。。。
ココは確か“ドーム球場”でしたよね??。。。自然との調和と共存(?)どんだけ~(◎ω◎;)
チームにとっては吉兆かもしれませんが、この手の生き物が苦手な人たちにとっては拷問と悲劇でしかない( ̄∇ ̄;)??
「勝つか負けるか」/渡辺監督
西武渡辺久信監督が、2位を争うロッテとの「10・8」決戦に向け、闘志をぎらつかせた。勝てば、2位でのCSファーストステージが決まる一戦。「勝つか負けるか。それで勝負をつける」と力を込めた。チームは今季最多の7連勝中だが「戦い方はいつもと一緒」と冷静。「ここまで来たら涌井でしょう」と勝利の瞬間を守護神涌井で迎えるプランを立てた。
(日刊)
【西武】最終決戦へ吉兆カエル!南米で「幸運」象徴の珍客
西武とロッテが8日、CS第1ステージの本拠地開催権をかけ、西武Dでの最終決戦に臨む。西武の先発の牧田は、94年の胴上げ投手、桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)から「10・8男」を継承する決意を示した。ロッテがオリックスに敗れたため、西武が2位に浮上し、8日は引き分け以上で2位が決定する。ロッテは井口、今江の主軸2人をスタメンから外し温存するなど、準備を整えた。
ゲロゲ~ロ!! 決戦前日、最終調整に臨む西武Dの三塁側ベンチに、“珍客”が現れた。イキのいいトノサマガエルが出現し、7連勝中のチームを象徴するかのように、ピョンピョンと躍動した。カエルは南米で幸運を招く象徴とされる。渡辺監督も「盤石だねえ」と目尻を下げた。
“吉兆3連発”だ。2月の南郷キャンプでは、中国で「福を運んでくる」とされるコウモリが室内練習場に飛来した。9月26日、楽天戦の試合前には、同じ西武Dの三塁側ベンチ裏にムカデが出現。ムカデは後ろに下がれないことから、退却をしない勝負の守り神とされるが、その日から7勝2敗と勝ちまくっている。
(報知)
【西武】牧やん、桑田継ぐ!最終決戦で必殺クイック「使う」
西武とロッテが8日、CS第1ステージの本拠地開催権をかけ、西武Dでの最終決戦に臨む。西武の先発の牧田は、94年の胴上げ投手、桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)から「10・8男」を継承する決意を示した。ロッテがオリックスに敗れたため、西武が2位に浮上し、8日は引き分け以上で2位が決定する。ロッテは井口、今江の主軸2人をスタメンから外し温存するなど、準備を整えた。
時は来た。先発の牧田は意外なほど穏やかに、大一番に臨む心境を語った。「特別負けようが勝とうが、気にしない。負けてもCSでたたけばいい。そのぐらい気にしないでいった方がいいのかな。気にすると自分の投球が、できなくなりますから」。勝つと思うな。思えば負けよ―。美空ひばりの名曲「柔」を思わせる無の境地で、マウンドに立つ決意を明かした。
プレッシャーには慣れっこだ。強心臓を買われ、3月のWBCでは侍ジャパンの守護神を任された。日の丸の重圧を力に変え、熱投。今季ロッテ戦には4試合に登板し、2勝1敗、防御率1・04と相性もいい。ノーワインドアップで投げながら、突然クイックに変える必殺技“牧やんクイック”にも「勝つためには手段を選ばない。ここぞというところでは、使おうと思う」と大胆予告。ロッテ打線を幻惑する構えだ。
「10・8」には思い入れも強い。静岡で過ごした少年時代、野球中継といえば巨人戦だった。94年は小学4年。“国民的行事”に熱くなった。「槙原さん、斎藤さん、桑田さん…。負けられない意地を感じました」
中でも桑田真澄に魅せられた。「桑田さんには勝ちたい、勝つという執念が見えた」。上手投げと下手投げの違いはあるが、緩急を駆使した投球術には影響を受けた。WBC台湾戦では同点の9回無死一塁、小飛球になった送りバントを決死のダイビングキャッチ。勇気を出しての全力プレーは、現役時代の桑田さんを思わせた。「10・8男」襲名の資格は十分ある。
チームは破竹の7連勝中。13試合連続で2点差以内の接戦で、11勝2敗だ。渡辺監督は「シーズン中は『ひ弱だ、ひ弱だ』と言い続けてきたけど、ぶっとくなったよね」とチームスローガンである「骨太」に成長したナインを褒めた。「1球1球、魂を込めて投げたい」と牧田。さあ、決戦だ。
◆「10・8決戦」 94年10月8日、長嶋監督率いる巨人と高木監督の中日が、ナゴヤ球場で史上初の「同率首位チーム同士による最終戦での優勝決定戦」に臨んだ。試合前のミーティングではミスターが「俺たちは勝つ! 勝つ! 勝つ!」と猛ゲキ。試合は巨人が槙原―斎藤―桑田の必勝リレーで、長嶋監督復帰後初の優勝を飾った。ミスターはこの決戦を「国民的行事」と表現。瞬間最高視聴率は67%をマークした。
(報知)
渡辺監督 涌井11連投で2位死守だ!吉兆も“出現”
西武・渡辺監督がロッテとの本拠地CS開催を懸けた今季最終戦の「10・8決戦」に向け、守護神・涌井の11連投を予告した。
涌井は6日の日本ハム戦(札幌ドーム)まで10戦連続で登板し、稲尾和久の持つ球団記録を更新。指揮官は「ここまで来たら涌井でしょ」と最終戦の登板も示唆した。11試合連続となれば72年の佐藤道郎(南海)に並ぶリーグ記録となる。
この日の練習は片岡、中村ら主力選手は休養したが、涌井は「寝たら元気になった」と参加。「あすはマキちゃん(牧田)に期待する。(登板機会が)なければないで助かる」と先発右腕にエールを送った。
10・8といえば94年の巨人―中日の最終決戦が有名だが、渡辺監督は「オレは10・19だな」とパ伝説の最終決戦、88年のロッテ―近鉄を思い描いた。「どっちで(CSを)やるかによって違ってくる。勝負をつける」と力を込めた。
練習中のベンチには幸運をもたらす「吉兆」の生き物と言われるカエルも出現。「縁起ものなんだ?盤石だね」と指揮官も笑顔を見せた。ナイターでロッテが敗れたため、2位に浮上。チームは破竹の7連勝中。あらゆる力を味方につけて2位の座を死守する。
▼西武・牧田 後ろがしっかりしているから初回から全力でいける。勝つために自分が何をすべきか考えたい。
(スポ二チ)
ゲコゲコ!西武・ナベQ「盤石」吉兆の蛙出た!!
ゲコゲコ。ロッテとの最終決戦(西武ドーム)を翌日に控えた7日、三塁側の西武ベンチにトノサマガエルが出現した。
一般的に幸運を招くとされる蛙。飛び跳ねる姿は上昇機運にたとえられるだけに、2位フィニッシュを目指す渡辺監督は「盤石だね」と上機嫌だ。今季は宮崎・南郷での春季キャンプで、幸運の象徴とされるコウモリが登場。9月下旬には、後ろに下がれないことから決して退却しない縁起モノとされるムカデも現れた。そして、この日の蛙。「すがれるものには何にでもすがる」という指揮官には頼もしく映ったに違いない。
「引き分けなんて考えず、勝つか負けるか。営業的にも違う」と渡辺監督。蛙の効果(!?)か、この日のナイターでロッテが敗れ、2位に浮上した西武がその座を堅持する。 (高橋かずみ)
(サンスポ)
最終戦もこの男!西武・渡辺監督「ここまで来たら涌井でしょ」
今季最終戦、ロッテ戦(西武ドーム)の九回は、この男が締める。10連投で6戦6セーブをマーク中の西武・涌井は7日、入念なマッサージを受け体を休ませた。「寝たら元気になりました。あしたは牧ちゃん(牧田)に期待しています」と、先発の牧田が最後まで投げきることを願いつつも、準備は万全の様子だ。渡辺監督も「ここまで来たら涌井でしょ」と勝ちゲームであれば、最終回に右腕を投入することを明言した。
(サンスポ)
西武・ナベQ、ロッテ戦へ「勝負をつける」
西武は7日、一部主力を除く選手が西武ドームで練習し、8日のロッテ戦(西武ドーム)に備えた。勝てば2位、負ければ3位が決まる。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの開催権を懸けた一戦に渡辺監督は「どっちで(CSを)やるかによって違ってくる。勝負をつける」と力を込めた。
チームは破竹の7連勝中。6試合連続セーブの涌井ら救援陣を軸に、接戦の強さが際立つ。8日の先発を任される牧田は「後ろがしっかりしているから一回から全力でいける。勝つために自分が何をすべきか考えたい」と意気込んだ。
(共同)
【西武】渡辺監督ロッテ戦「勝負つける」
西武が7日、勝てば2位が決まるロッテとの「10・8」決戦に向け、西武ドームで全体練習を行った。
中村、片岡ら主力を除くメンバーで、約2時間汗を流した。直接対決に向け、渡辺久信監督(48)は「やりがいがある。勝つか負けるか。それで勝負をつける」と意気込んだ。
(日刊)
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