【オープン戦 中日2―7ロッテ ( 2018年3月25日 ナゴヤD )】
「実戦でも結果を残してますし」/井口監督
ロッテのドラフト2位藤岡裕の「2番遊撃」での開幕スタメンが当確となった。
井口資仁監督は明言こそ避けたが「実戦でも結果を残してますし」と納得の様子。
ロッテ「どんどん走る野球」体現、6個の盗塁成功
ロッテナインが井口資仁監督(43)の目指す「どんどん走る野球」を体現した。
サインで走ったのは6回に菅野が二盗し、鈴木が本盗を成功させたダブルスチールの場面だけ。積極的に次の塁を狙い続け、結局計8回盗塁を企て、うち6個を成功させた。
井口監督は「今日みたいに打てれば良いですけど、打てない時もある。いろんな策で1点を取っていかないと勝てない。行けるピッチャーにはどんどん走れと言っていますし、それが今年のチーム。今日みたいに足を使って勝てるゲームを1試合でも多くやりたい。アウトになっても良いから走っていこうと言ってますから」と説明した。
ロッテ酒居6回2失点「球はそれほど悪くなかった」
4月1日の開幕第3戦・楽天戦で先発が予定されているロッテ酒居知史投手(25)が、中日打線を6回5安打2失点に封じた。
この試合までオープン戦無失点。この日は4回に3安打を集められて2点を失ったが、それでも防御率1・06の好成績でシーズンへ臨むことになった。
「失点しましたけど、それをしっかり次に生かせれば。4回も押し負けたとか投げる球がなくなったとか、そういう訳ではなかった。球自体はそれほど悪くなかった」と話し、試投したカットボールについては「今後、助かってくる球になるかもしれないですし、余裕があれば使っていきたい」と説明した。
今季の目標は規定投球回達成。「1年間投げられれば達成できると思うが、とりあえず1試合1試合自分のできることを精いっぱいやっていきたい」と意気込んだ。
ロッテ福浦が松坂打ちで存在感 開幕スタメン当確
ロッテ福浦和也内野手(42)の開幕スタメンに当確ランプがともった。この日は「7番DH」で先発、松坂から左越え適時二塁打を放って存在感を示した。
打った印象を聞かれると「印象を言うのは失礼だよ。でも名前のある投手だから」とうれしそうな表情を見せた。福浦が42歳3カ月で開幕スタメンとなれば、78年野村克也に次ぐ、チーム2番目の年長記録だ。
ロッテ鈴木が3安打2打点、松坂との対戦は「幸せ」
「5番三塁」で先発した鈴木大地内野手(28)が松坂からの2安打を含む3安打2打点と活躍した。
松坂との対戦について「僕らからしたら、本当にもうスターなんで。松坂さん3年夏の甲子園の準決勝、決勝を見に行ってるんで。純粋な野球ファンとしてすごく幸せでした」と感激。
その上で「相手どうこうというより、キャンプからしっかりセンター中心に振り切っていこうと金森打撃コーチのもとでやってきて。どのピッチャーでも変えずにやっているつもりなので、その中で良いスイングが出来たと思います」と話した。
ロッテルーキー藤岡裕大&菅野剛士、開幕スタメンへ
ロッテの新人2人、ドラフト2位藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)とドラフト4位菅野剛士外野手(24=日立製作所)が、そろって開幕でスタメン出場することが確実になった。
中日戦に「2番遊撃」で先発した藤岡裕は「今までテレビで見ていた選手。まさか対戦できると思っていなかったので緊張しました」という中日松坂から2安打。
第1打席は球種の多さに戸惑い、自分のスイングができなかったが、第2打席は中堅右への打球で一気に二塁に到達し、第3打席は内角のカットボールを右前へ運んだ。「第2打席以降は割り切っていくしかないと思ったんで。追い込まれてからしっかりセンターに強く振れて良かった。3打席目はカットボール。うまく拾えた」と話した。
2軍の試合で調整して開幕に臨む藤岡裕は「ルーキーらしく積極的に失敗を恐れずにやっていきたい」と意気込んだ。
また中日戦に「6番左翼」で出場した菅野も、吉見と伊藤準から1安打ずつ。「オープン戦を通じていろんな投手と対戦できたので、その経験をシーズンに生かしていきたい。プロの投手はみんな決め球を持っていて、それを使って攻めてくる。でもその中でも本当に手も足も出なかったということはなかった。監督が決めることですが開幕スタメンで行くとなれば全力でプレーしたい」と話した。
2人が同時に開幕先発出場となれば史上4度目の快挙。前身の毎日が創設年の1950年に新人5人を開幕スタメンで起用したことはあるが、それ以降は複数新人が1試合目から先発した例は少なく、65年の井石礼司(右翼)&山崎裕之(遊撃)、97年の小坂誠(遊撃)&清水将海(捕手)しかない。
(以上 日刊)
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井口ロッテ 圧巻の6盗塁 松坂、吉見から走った走った
ロッテ・井口監督の掲げる「走塁改革」を象徴する締めくくりだ。
松坂のクイックモーションが速くないと判断し、全選手に自主判断での盗塁を許可。松坂からは3盗塁し、6回1死一、三塁では2番手・吉見から重盗も成功させるなど計6盗塁。「シーズンも続けてできるようにしたい」と指揮官は手応えを口にしていた。
井口ロッテ 新人コンビ開幕スタメン決定的 OP戦最終戦そろって2安打
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が25日、オープン戦最終戦となった中日戦で、憧れの松坂から2安打を放ち、「2番・遊撃」での開幕スタメンを決定的にした。また、同4位・菅野剛士外野手(24=日立製作所)も2安打でスタメンが濃厚。新人2人が3月30日の開幕・楽天戦(ZOZOマリン)で井口新監督に初勝利をプレゼントする。
0―0の4回無死、2打席目だが、藤岡裕の鼓動は高鳴ったままだった。マウンドにはあの松坂がいる。初回1死の第1打席は変化球で遊ゴロ。雑念を振り払い、センター返しだけを心掛けた。内角142キロを右中間二塁打。5回1死でも右前にはじき返した。
「緊張しました。(目の前に)テレビで見ていた人がいる。まさか、対戦できると思っていませんでした」
4歳で野球を始めた藤岡裕が「松坂」を知ったのは5歳の夏。98年夏の甲子園、準々決勝の横浜―PL学園戦は生中継に加え、実家のビデオで繰り返し見てきた。「延長17回、3時間37分の激闘。めっちゃ見ていました」。試合時間さえ言えるほど憧れた「平成の怪物」から放った格別の2安打。そしてこの2本で開幕スタメンへの道を切り開いた。
春季キャンプから存在感を示し、井口監督からは「誰が見ても抜けている」と絶賛された。だが、3月3日の日本ハム戦の7回に二盗を狙い、スライディングした位置が二塁ベースに近すぎ、むち打ちのような形で首を痛めた。軽症と思われたが、再発。23日の中日戦が復帰戦だった。
不在期間に3年目・平沢の台頭もあり「2番・遊撃」争いは混沌(こんとん)としたが、復帰後は3試合連続安打し、オープン戦打率は・538。「実戦でも結果は残したし行けると思う。あとは試合勘だけ。火曜日(27日)からは下(2軍)で試合に出させる」と井口監督も30日の開幕・楽天戦へ太鼓判を押した。イースタン・リーグでさらに感覚を研ぎ澄ませる。
ドラフト4位の菅野も腰痛の角中が守備に就けるかの回復次第で右翼、もしくは左翼での開幕スタメンが濃厚だ。複数新人野手の開幕スタメンは、球団では21年ぶり。指揮官も「まだ1週間ある。どうでしょう」としながらも「その可能性はある」と言った。
オープン戦は巨人に次ぐ2位。キャンプから実戦重視を貫いた新監督の下で、若手が着実に結果を出し、戦う態勢は整った。
「ルーキーらしく、積極的に失敗を恐れずにやりたい」
そう話した藤岡裕、そして菅野がチームに無限の可能性を生む。(福浦 健太郎)
ロッテ菅野 2安打1盗塁 井口監督「一番、打撃の内容はいい」
ロッテ・菅野は「6番・左翼」で出場し、藤岡裕に負けじと2安打1盗塁。
オープン戦は全14試合に出場し、打率.240だったが、野手の正面を突く当たりも多く、井口監督も「チームで一番、打撃の内容はいい」と高く評価している。明大では東京六大学新記録の28二塁打を放っている24歳は「スタメンで行くとなれば全力でやりたい」と意欲的だった。
(以上 スポニチ)
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井口監督ニンマリ「やりたい野球できた」
オープン戦最終戦を完勝で締めくくり、8勝4敗2分けの2位で終了。井口監督は25日「勝ち負けどうこうより、やりたい野球の形ができてきた」と手応えをつかんだ様子。キャンプから強化してきた走塁面も盗塁19と結果を出した。六回に重盗を成功させた鈴木は「やってきたことが試合でできているので、シーズンでも続けていきたい」と意欲的だった。
ロッテ・酒居、初の開幕ローテの座つかむ「できること精いっぱいやっていく」
先発したロッテの酒居は、新たに覚えたカットボールを試しつつ6回5安打2失点と無難にまとめた。「球の質もバランスも良くなった。オープン戦が始まった時よりかなりいい」と自信に満ちた表情だった。
井口監督は「任せられる」と話し、初の開幕ローテーションの座をつかんだ。昨季終盤に台頭して5勝した2年目右腕は「今季は規定投球回を投げることが目標。一試合ずつできることを精いっぱいやっていく」と主力の自覚が芽生えている。
平沢(練習していない一塁手で途中出場)
「ミットは三木さんに借りた。本当は遊撃がいいが、どのポジションであっても出ることが大事」
鈴木(3安打。重盗で生還する場面も)
「次の塁を積極的に狙う姿勢を出せた。チームとしても個人的にも、いい形でシーズンに入れる」
ロッテD2・藤岡裕&D4・菅野、新人の開幕スタメンあるぞ!
「2番・遊撃」で先発出場のD2位・藤岡裕(トヨタ自動車)は、松坂相手に四回は右中間二塁打、五回にも右前打を放ち「まさか対戦できるとは思っていませんでした。緊張したけど強く打ち返せた」と首痛からの復調をアピール。「6番・左翼」の同4位・菅野(日立製作所)も2安打と結果を残し、井口監督は新人2人の開幕スタメンについて「可能性はあるでしょう」と合格点を与えた。
6回5安打2失点で開幕ローテーション入りを確実にしたロッテ・酒居
「球の質もバランスも良くなった。オープン戦が始まったときよりかなりいい」
練習していない一塁手で途中出場のロッテ・平沢
「ミットは三木さんに借りた。本当は遊撃がいいが、どのポジションであっても出ることが大事」
巨人、オープン戦1位で終了 2位はロッテ、3位は楽天
プロ野球のオープン戦は25日、各地で6試合が行われ、全日程を終えた。巨人が楽天に4-3で勝ち、11勝5敗1分けの勝率6割8分8厘で楽天を抜いて1位となった。2位はロッテ、3位は楽天で、2年連続日本一を狙うソフトバンクは10位、セ・リーグ3連覇を目指す広島は11位だった。
打率トップは3割8分6厘の内田(楽天)で、本塁打はバレンティン(ヤクルト)の6本が最多だった。
公式戦はセ、パ両リーグともに30日にナイターで開幕する。
(以上 サンスポ)
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【ロッテ】井口野球の神髄見えた! 本盗ダブルスチールでOP戦白星締め
ロッテが機動力を生かした攻撃でオープン戦最終戦を白星で飾り、8勝4敗2分けの勝率6割6分7厘の2位で終えた。
3―2と1点リードの6回1死から鈴木が右前打で出塁。菅野も右前打で続き、1死一、三塁へとチャンスを広げた。福浦の3球目に一塁走者・菅野がスタート。捕手が二塁へ送球した瞬間に三塁走者・鈴木が本塁へ突入した。遊撃手・京田からの送球が高めに浮き、4点目を奪った。仮にストライク送球でも完璧にセーフのタイミングだった。ダブルスチールを成功させ接戦をものにした。井口監督は「選手にはああいうところで点を取っていこうと話している。今日みたいに打てればいいですけど、なかなか打てないゲームもある。1点でも多く取る作戦をしないとこのチームは勝てない。シーズン中も(ダブルスチールは)増えると思う」と手応えを口にした。
打線は13安打の猛攻で、7度目の2ケタ安打。打線は水物といわれるが、走塁にはスランプがない。井口監督は「積極的な走塁のアウトは責めない」としていおり、「一つ先の塁を狙う」意識を選手間に浸透させてきた。9度の盗塁を企画し、5度成功させ、7点のうち4点を足を絡めて奪った。
長打力不足を「機動力」でカバーし、得点力アップにつなげる“井口野球”の神髄が垣間見えた最終戦だった。
【ロッテ】酒居、オープン戦15イニング目で初失点
開幕ローテをつかんだロッテの酒居知史投手(25)がオープン戦初失点を喫した。
3―0の4回、2死二塁から左前適時打を浴びるなど2失点。4戦15イニング目でゼロ行進が途切れた。
【ロッテ】福浦、松坂から適時二塁打 “レジェンド対決”制す
ロッテ・福浦和也内野手(42)が平成の怪物・松坂との“レジェンド対決”を制した。
2―0の4回2死二塁から外角140キロの直球を振り抜いた。打球は左翼線へ飛び、ワンバウンドでフェンスに当たる適時二塁打で3点目を奪った。プロ25年目、球界最年長野手が日米通算164勝右腕打ちで貫禄を示した。
【ロッテ】平沢が初の一塁に井口監督「1軍で使いたい選手。いろんなシチュエーションがある」
ロッテの平沢大河内野手(20)がオープン戦初の一塁の守備についた。6回に井上と交代して途中出場した。井口監督は「今は井上の調子が悪いので、ああいう形になることはある。(平沢は)打撃がよければ1軍で使いたい選手。いろんなシチュエーションがあると思います」とシーズン中も平沢の一塁での起用を示唆した。
3年目の平沢はオープン戦14試合で打率3割1分3厘、0本塁打、3打点と成長を示していた。一方の井上は中日との3連戦で、10打数2安打の打率2割と調子を落としていた。
【ロッテ】即戦力ルーキーコンビ藤岡裕&菅野が開幕スタメン決定づける活躍
ロッテの即戦力ルーキーコンビが97年の小坂誠、清水将海以来となる新人2人以上の開幕スタメンを決定づけた。
ドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が松坂から2安打。4回先頭では内寄りの直球を右中間にはじき返した。中堅手・大島が定位置よりやや左にいたことを見逃さず「抜けた瞬間に行けると思った。次の塁を常に狙っている。一つ先の塁を奪えてよかった」と二塁を陥れた好走塁も光った。
3日の日本ハム戦(札幌)で首を痛め、3週間ほどファームでの調整を強いられた。その間、開幕遊撃を争う平沢が1軍で活躍。「結果を見るのがつらいですよね」と漏らすこともあった。「新人でショートの開幕スタメンで出たのは小坂さん以来というのは知っている。チャンスがあるのは今回だけ。1日でも早く上に上がりたい」と急ピッチで仕上げた。
23日からの中日3連戦(ナゴヤD)で9打数4安打の打率4割4分4厘と結果を残し、守備でも安定感を見せてアピールに成功。井口監督も「試合勘だけですかね。実戦でも結果を残してますし、いけると思う」と開幕オーダーへのメドを立てた模様だ。
ドラフト4位・菅野剛士外野手(24)=日立製作所=は6回に右前打、8回に中前打を放ち、マルチ安打をマーク。オープン戦全14試合に出場し打率は2割4分ながらチームトップの4二塁打をマークするなど、パンチ力のある打撃をアピールした。
主力の角中が腰痛を抱えており、患部の回復次第ではあるが、開幕戦は左翼か右翼でスタメン出場することになる。菅野は「あとは監督、コーチが決めることですけど、開幕スタメンでいくとなれば、全力で頑張っていきたい」と意欲。社会人日本代表でもチームメートだった藤岡裕とのコンビでの開幕スタメンも視界に捉えた。「一緒に出たいというより、チームが勝つために一緒に2人で頑張りたい。新人ですし、チームを勢い付けられるようにやっていきたい」と即戦力としての意気込みを口にした。
(以上 報知)
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ロッテ・酒居が6回2失点、開幕3戦目先発へ順調 打線は“足攻”から一挙4点
ロッテは開幕3戦目の先発が予想される2年目の酒居が6回を投げ、5安打で2失点とまずまずの投球を見せた。
三回まで1安打に抑えてきた酒居だったが、四回につかまった。1死後、ビシエドに143キロのストレートを右中間に運ばれ、二塁打。福田をフォークで空振り三振に仕留めたが、高橋に左へ適時打を運ばれ、さらに松井雅にも左への適時打を浴びた。
酒居は前回までオープン戦計11回で無失点。15イニング目にして初めて得点を許したが、それでもこの2点だけ。球数も99球で、100球をメドに登板しており、うまくまとめた。開幕3戦目の4月1日・楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)へ向け、順調に仕上げてきた。
打線は六回、2番手・吉見を相手に“足攻”を見せた。1死後、鈴木と菅野の連打で一、三塁。一走・菅野が二盗を成功させる間に、三走・鈴木が本塁を陥れた。
さらにたたみかけた。田村の適時打と荻野の2点打で一気に4点を奪った。
ロッテは2番手・田中、3番手・益田、抑え候補のシェッパーズがともに1回を三者凡退で退けた。
ロッテ2新人開幕スタメンあるぞ ドラ2藤岡裕&ドラ4菅野マルチ競演
楽天との開幕戦でロッテの新人2人の名前がスタメンで呼ばれる可能性が出て来た。
ドラフト2位の藤岡裕(トヨタ自動車、写真)はこの日も遊撃でスタメン出場。2安打を放ち、結果を出した。97年の小坂誠(現2軍コーチ)以来となる新人としての遊撃スタメンをほぼ手中にし「しっかりとアピールできた。守備からリズムを作って打撃につなげていきたい」。自信をみなぎらせた。
また、同4位の菅野(日立製作所)も外野の一角に食い込みそうな勢いだ。最後まで出場して第3、4打席で結果を出した。角中、清田の負傷の影響を受け30日まで外野陣がどうなるか波乱含みだが、菅野は「(スタメンなら)全力で頑張っていきたい」と語った。井口監督は「可能性はあります」と含みを持たせていた。
(以上 デイリー)
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【中日目線】
中日・松坂 巨人戦先発へ 森監督「一歩上の段階に来た」
オープン戦最後の登板となった中日・松坂は5回93球を投げ6安打3失点。「すっきり抑えたかったので、そこは残念だったが予定通り投げられてよかった」と振り返った。
課題も見つかった。「よく走られてしまった。僕に問題がある」。クイックモーションで足より手が先に動き始める悪癖が出て、盗塁を5度狙われ3度成功を許した。それでも5回は「足の上げ方を変えた」と藤岡裕の二盗を封じてみせた。
9番に入った打撃では2打数無安打。4回は1点を追う2死一、二塁で遊ゴロに倒れ「打つ気満々だったけど、予想より投手の球が速かった」と話した。
森監督は「シーズンに向けて一歩上の段階に来た」と評価。4月4日の巨人戦(ナゴヤドーム)先発が有力視されるが、調整期間を考慮して5日の同戦となる可能性もある。
松坂 開幕前ラスト登板で5回3失点 4回に集中打浴びるも粘投
中日の松坂大輔投手(38)が25日、ナゴヤドームで行われたロッテとのオープン戦最終戦で、自身3度目の先発。5回で93球を投げ、6安打3失点だった。
オープン戦初登板だった4日の楽天戦(ナゴヤD)では2回2安打2失点。2度目の先発となった14日の古巣・西武戦(同)は3回3安打2失点としていた松坂。開幕前最後の登板となったこの日、初回、先頭の荻野を二ゴロに仕留めるなど、13球で3者凡退に抑える上々の立ちあがり。2回は1死から鈴木に中越え二塁打を浴び、1死二塁としたが、続く菅野を右飛、二塁からタッチアップを狙った鈴木が三塁で憤死となり併殺。3回は1死から2連続四球としたが安打は許さず、この回も無失点とした。
しかし4回、2本の長短打などで1死二、三塁とされると、鈴木に右翼への2点適時二塁打。2死二塁から福浦に二塁打を許し、この回3点を献上。3本の二塁打を含む4安打を集められたが、それでも、3つのアウトはすべて空振り三振で奪ってみせた。
19日のセ・リーグ、ファンミーティングで森監督がこの日のメドとしていた「5回、100球」。その5回は1死から安打を許したものの、得点は与えなかった。
松坂の投球内容は5回で93球を投げ、6安打3失点。3三振を奪い、与四球は3だった。
中日 松坂 移籍後初めて打席に入る
中日の松坂大輔投手(37)がロッテ戦に先発。チームはオープン戦最後の3連戦はDHを使わず、先発投手が打席に入っている。
松坂も「9番・投手」でスタメンに名を連ね中日移籍後、初めて打席に立った。
第1打席は3回、先頭で二ゴロ。4回は2―3に迫り、なおも2死一、二塁と一発出れば逆転の場面で打席に入ったが、遊ゴロに倒れ快音は響かなかった。
投げては4回に4安打を集中され3点を失ったが、5回6安打、93球と先発として試合はつくった。
(以上 スポニチ)
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中日・松坂、いざ4・4へ!森監督に叱られたけど5回100球クリア
新たな“怪物伝説”の始まりだ。中日・松坂は予定の5回を投げ終えると、ナゴヤドームに集まったオープン戦最多の3万6096人のファンからの大きな拍手に、少しだけ笑った。
「5回投げられて良かった。でも、四回を抑えていれば、もう1イニング投げられていた。残念です」
93球を投げ、5回6安打3失点。有力視される開幕2カード目、4月4日の巨人戦(ナゴヤドーム)の先発に向けて手応えとともに反省材料もあった。
順調な立ち上がりだったが、四回、ロッテ打線につかまった。先頭の藤岡裕に直球を右中間にはじき返され、一死二、三塁からは鈴木にカットボールを右翼線に運ばれた。福浦にも適時二塁打を許して計3失点。コースが甘くなったところを狙い打ちされた。
盗塁も3つ許した。森監督にクイック投法を怠っていたことを説明すると「できるのなら最初からやりなさい」と叱られた。指揮官は「でも、5回100球(93球)はクリアできた。(右肩の)回復力をみていかなければいけないが、シーズンに向けて一歩上の段階にきた」と評価した。
松坂は2015年に手術した右肩に負担をかけないために調整法を変えた。オープン戦中、ブルペンに入るのは登板日の前日だけ。遠投などで肩をつくってきた。
1年前の3月25日。ソフトバンク時代の松坂は広島戦(ヤフオクD)で7回無安打無失点。開幕ローテ入りを強烈アピールしたが、「あのとき、すでに右肩はおかしかった」。キャンプで100球以上投げたツケだった。4月中旬に右肩痛を発症。1軍マウンドに戻ることはなかった。その反省だ。
「(投げない)不安もあったが、こうやって順調に(試合で)球数を増やすことができた。シーズンに向けて、もう少し状態を上げたい」
まだ調整段階-。こんなもんじゃない。4・4に体も心もベストに持っていく。(三木建次)
中日・松坂は5回6安打3失点 先発ノルマのイニング投げきった!
先発ノルマの5回を投げきった! 中日・松坂大輔投手(37)がオープン戦最終戦の25日のロッテ戦(ナゴヤドーム)に先発して5回を投げて6安打3失点で3奪三振、3四球。投球数は93球だった。「9番」で打席に立ったが、二ゴロ、遊ゴロと快音は聞かれなかった。
五回二死走者なしから中村を139キロ直球で右飛に打ち取ると、今オープン戦最多の36096人で埋まったスタンドからは大きな拍手が送られた。
「予定の5イニングを投げられてよかった。きょうは直球はよくなかった。でも、点を取られたところはもう少し粘れたかな、と思う」と反省した。
一回は3者凡退。三回まで無失点に抑えたが、四回、ロッテ打線につかまった。先頭の藤岡裕に142キロの直球を右中間を破られる二塁打。一死二、三塁とされて鈴木にカットボールを右翼線にはじき返された。2点二塁打となった。さらに福浦にも適時二塁打を許して、この回3失点。球が高めに浮いたところを狙い打ちされた。
前回14日の西武戦(ナゴヤドーム)は3回2失点、5四死球と制球に課題を残した。それからは投球フォームを安定させるべく遠投を繰り返した。球数は「93」。森監督から「5回100球がメド」と課せられたノルマはクリアできた。順調なら開幕2カード目、本拠地開幕の2戦目となる4月4日の巨人戦に先発する見込みだ。
【一問一答】
中日・森監督、松坂の開幕ローテについて「今はリハビリ中。本人がどの程度まで持っていけるか」
中日・松坂大輔投手(37)がオープン戦最終戦の25日のロッテ戦(ナゴヤドーム)に先発して5回を投げて6安打3失点で3奪三振、3四球。投球数は93球だった。「9番」で打席に立ったが、二ゴロ、遊ゴロと快音は聞かれなかった。試合はロッテに敗れた。松坂の登板後、五回を終えて森監督はインタビューに応じた。
--松坂の投球について
「いい面も出てるでしょうけども、まだまだというところもある。いろんなやらなきゃいけないことが、まだたくさんあると思います」
--開幕ローテは
「今はリハビリ中。状況を見ながらの投球をしていますから、まだまだ時間がかかるかもしれませんし、これから本人がどの程度まで持っていけるかですね」
--オープン戦を振り返って
「故障者なくベストのオーダーが組めてるところがいいですね」
--攻撃面でも2点すぐに取り返した
「今のところ、順調に打線もきているのかなと思います」
中日・松坂、9番投手で出場 日本では12年ぶりの打席
中日は指名打者を使わず、松坂は「9番・投手」で出場した。三回、先頭で二ゴロ、四回二死一、二塁で遊ゴロと得意の打撃力をアピールできず、「打つ気は満々だったんですけど。自分が予想していたよりも球は速く感じた」と悔しそうな表情。打席に立つのはメッツ時代の2014年4月12日のマーリンズ戦以来で、国内では、プロ初本塁打を放った06年6月9日の阪神戦(甲子園)以来4307日ぶりだった。
中日・高橋、2年ぶり開幕先発へ 波留打撃コーチ「最後に結果も出た」
中日の高橋が3試合連続で複数安打をマークした。四回は「高めに浮いてきた変化球をうまく打つことができた」と左前適時打を放った。キャンプからアピールを続け、2年ぶりの開幕戦先発出場を確実とした。
波留打撃コーチは「最後に結果も出た。(投げ損じを)ミスショットしなくなったのはいいこと」と評価した。
(以上 サンスポ)
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【中日】打者・松坂、大谷仕様バットを選択「取り寄せてもらいました」
一打同点の場面。松坂は高鳴る鼓動を抑えられなかった。1点差の4回2死一、二塁の打席。「打つ気満々でしたけど、やっぱり1軍の投手の球は、自分の予想より速いんだなと思いました」。結果は遊ゴロ。それでもダッグアウトに戻って、“相棒”をいとおしそうに見つめた。
グリップエンドに「OS11」と刻印されている黒色のバット。「用具メーカーの人にお願いして取り寄せてもらいました。去年から気分転換で使ってました」という日本ハム時代の大谷(O)翔平(S)モデルだ。21日にヤフオクDでソフトバンクの川島、中村晃からもバットを譲り受けたが、この日の“初打席”で選択したのは大谷仕様。本人と接点はなく、話したこともないが「感覚ですね。振りやすい」と愛用している。15日のナゴヤDでの特打の際も、このバットでサク越えを放っていた。
3回の打席は二ゴロ。日本では、プロ初本塁打を放った西武時代の2006年6月9日の阪神戦(甲子園)以来、4307日ぶりの「打者・松坂」だった。本業の投手としても、5回6安打3失点で、今年の実戦4試合目で最多の93球を投げた。「オープン戦で出て良かったこと(解消すべき課題)は、ほぼ出たのでは」と順調な仕上がりを強調した。開幕5戦目の巨人戦(4月4日、ナゴヤD)での先発が決定的。森監督も「シーズンに向けて一歩、上に来たのでは」。大谷バットも味方につけて、セ・リーグ仕様の怪物が、まもなく復活の舞台に立つ。(田中 昌宏)
【中日】松坂、目標達成の5回3失点…国内で4307日ぶり打席にも立った
中日の松坂大輔投手(37)がオープン戦3度目の登板で5回6安打3四球3失点。5回100球をめどにしていた予定通り、93球を投げ抜いた。
前回、14日の西武戦(同)では3回3安打5四死球2失点で76球を費やした。オープン戦最終登板に向けて「長いイニングを投げてない。決められた5イニングを投げられるようにしたい。(そのためにも)無駄な四球を出さないようにしたい」と意気込んでいたが、3回に突然、変化球が制球できなくなり、1死から連続四球。ただ、野球の神様に助けられて、その回を無失点に抑えた。
1死二塁、加藤への4球目のカットボールがワンバウンド。大きく弾んだのを見て二塁走者・田村が三塁進塁を狙ったが、ボールが加藤の体に当たって捕手・松井雅の目の前に落ちる幸運で、ゆうゆうタッチアウトになった。
バックの守りにも助けられた。2回1死二塁、菅野を右飛に打ち取った際に二塁走者の鈴木がタッチアップ。右翼・平田は捕球後、小さなテイクバックで素早く送球すると、鈴木を三塁で憤死させて併殺を完成させた。
しかし4回に3点を失った。2死二、三塁で鈴木に右翼線の2点二塁打を献上して先取点を許すなど、3本の二塁打を含む4安打を浴びた。それでも、この回のアウトはすべて空振り三振で奪う意地を見せつけた。
久々にバットも握った。「9番・投手」で先発したため、3回先頭で打席に登場。二ゴロに倒れた。1点差に追いつき、一打同点の場面だった4回2死一、二塁でも出番が回り、こちらも遊ゴロ。それでも、日本ではプロ初本塁打を放った2006年6月9日の阪神戦(甲子園)以来、4307日ぶりの「打者・松坂」だった。
(以上 報知)
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「1歩上の段階に来たんじゃないかな」/森監督
中日松坂が最終試験をクリアした。オープン戦最終戦となったロッテ戦に先発。4回に4長短打を許したが、苦しみながらも5回6安打3失点にまとめた。
森繁和監督は「今の時点で5回、100球をクリアできた。あとは回復力とかになる。シーズンに向けて1歩上の段階に来たんじゃないかな」と事実上のGOサイン。
中日松坂、先発合格 条件5回クリア4・4巨人戦へ
中日松坂大輔投手(37)が最終試験をクリアした。オープン戦最終戦となったロッテ戦に先発。4回に4長短打を許したが、苦しみながらも5回6安打3失点にまとめた。初めて「9番投手」で出場し、打席にも立った。ノルマの5回、100球(93球)をクリアし、森監督も事実上のGOサイン。4月4日巨人戦(ナゴヤドーム)での中日デビューがくっきり見えた。
百戦錬磨の松坂が夢中になっていた。4回は4安打を浴びて3失点。常に走者を背負う状況で、高校時代からのセットポジションの悪癖を忘れていた。
「手が先に動いちゃうんです。そうしたら走者は手を見て走れるので。5回は足から動かすようにしました」
積極走塁を掲げる井口ロッテとはいえ、4回までに3盗塁を許していた。苦しい回を終え、冷静になった。クイック投法を修正した5回は、1死から出した一塁走者の二盗を松井雅が防いだ。「監督には(癖を)直せるなら早く直せよ、と言われました」と頭をかいた。
直球の調子が悪く、あまり使わないカーブも交ぜて変化球主体の配球を試みた。試合を作る方策を必死に探った。3回には打球に右足を出して「絶対やめてください」と年下の朝倉投手コーチに怒られた。体調ではなく「野球の」反省ができることが大きな進歩だ。「オープン戦で出てほしいもの(課題)はほぼ出たと思う。あとは球の質とか、すべてひっくるめて状態を上げていく」とスタンバイ状態に入ったことを宣言した。
今後、2軍戦の調整登板はしない。次はもう公式戦だ。4月4日の巨人戦(ナゴヤドーム)での初登板が内定している。その条件として、オープン戦で5イニング以上投げることを森監督は定めていた。指揮官は日程を明かさなかったが「シーズンに向けて1歩上の段階に来たんじゃないかな」と事実上のGOサインだ。
松坂も手応えを感じている。「予定通りに5回を投げられたのは良かった。言われたところで投げられるように準備、体調を整えて開幕を迎えたい」。ソフトバンク時代は右肩痛に悩まされて3年間で登板はわずか1試合。06年以来の日本での復活星へ、力強く進んでいる。【柏原誠】
中日松坂「カーブでストライク取れたら」一問一答
中日松坂大輔投手(37)が、ロッテとのオープン戦最終戦に先発し5回3失点でまとめた。開幕ローテ入りを当確させ、4月4日巨人戦(ナゴヤドーム)に向かう。松坂との主な一問一答は以下の通り。
-試合を振り返り
松坂 試合前から直球が走っていないと感じたので、うまく変化球を使って抑えたいと。やっぱり(オープン戦最後は)すっきり抑えたいと思っていたが、できなくて残念。予定通りに5回、100球を投げられた。途中まではいいペース。点を取られたところは、もう少し粘れたかなと思っている。
-3回から球数が増えた
僕の中で(試合中にフォームを)少し変えたんだけど、それが合わず、途中ですぐまた戻した。余計な球数を増やしてしまった。
-カーブをはさんだのは修正の意味もあった
そうですね。カーブはあまり打ってくる球ではない。あれでポンとストライクを取れたらもっと楽になる。
-4回の田村は惜しくもスライダーが外れて四球
打席で(捕手の田村から)「手が出ませんでしたよ」と言われた。本当かどうかは分かりません(笑い)。
-打席にも立った
チャンスでいい流れだったので何とかヒットを打ちたかった。
-公式戦に向けて
こういう(間隔を空ける)調整は初めてだったので不安もあったけど、順調に球数を増やせた。これでいいと自分に言い聞かせて、その通りにやれたと思う。
中日松坂「打つのは大好き」大谷バットで柵越え連発
中日松坂大輔投手(37)が最終試験をクリアした。オープン戦最終戦となったロッテ戦に先発。4回に4長短打を許したが、苦しみながらも5回6安打3失点にまとめた。初めて「9番投手」で出場し、打席にも立った。ノルマの5回、100球(93球)をクリアし、森監督も事実上のGOサイン。4月4日巨人戦(ナゴヤドーム)での中日デビューがくっきり見えた。
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中日松坂が待ちに待った打席に立った。3回は二ゴロ。4回は2死一、二塁で遊ゴロに倒れ「打つ気満々でしたが予想より球が速かった。バントがあまり得意じゃないのでバントしなくていい場面で回ってきて、と思っていたので良かった」と笑わせた。
手にはエンゼルス大谷のバットが握られていた。日本ハムで使っていたモデル。数日前の打撃練習で使い、ナゴヤドームで柵越えするなど“威力”を実感。大谷と交流はないが、ソフトバンクにいた昨年「気分転換に」とアシックス社を通じて入手。キャンプ後にまた3本もらった。
ここまでバットに強い興味を示す投手は珍しい。先日の福岡遠征では前日に本塁打を打っていた中村晃、川島のバットを譲り受けた。ほかにも何種類かのバットを発注している。「打つのは大好きです」と言う顔は野球小僧そのもの。セ・リーグの水はきっと合っている。【遊軍=柏原誠】
中日松坂、直球走らず最多93球「状態を上げる」
中日松坂大輔投手(37)がオープン戦最終戦に先発し、5回3失点で開幕前最後の登板を終えた。オープン戦は3度目。中日はこの試合、シーズンを見据えてDH制度を使わず、初めて「9番投手」で出場した。
5回、100球をメドにマウンドに上がった松坂は移籍後最多の93球を投げた。快調な立ち上がりだったが、次第に制球が乱れ、4回に4安打を集中されて3失点したのが痛かった。最終5回は持ち直し、7球で切り抜けた。6安打、3四球、3奪三振の内容だった。
「予定通りに5イニングを投げられたのはよかった。4回がなければ、もう1回行かせてもらえるという(監督の)話だったので、もったいなかった。試合前から直球がいってなくて、変化球で何とか抑えられたらと思っていた」と振り返った。
次はいよいよ公式戦。4月4日の巨人戦(ナゴヤドーム)での初登板が内定している。「どこで投げるかは分からないが、しっかり言われたところで投げられるように準備、体調を整えて開幕を迎えたい。オープン戦で出てほしいもの(課題)はほぼ出たと思う。あとは状態を上げていくということ」と事実上のスタンバイOK宣言だ。
注目された打撃では2打席で二ゴロ、遊ゴロだった。2打席目は2死一、二塁の同点チャンスだった。「打つ気満々だったけど、思っていたより球が速かった」と久しぶりの打席で戸惑いもあったようだ。
(以上 日刊)
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中日・松坂、5回3失点も粘投 注目の打撃は2打数ノーヒット
中日・松坂大輔投手がオープン戦最終戦に先発した。結果は5回を93球、被安打6、与四球3で3失点だった。
三回までは走者を背負っても切り抜けたが、四回につかまった。
無死から藤岡裕の二塁打と中村の安打と二盗で二、三塁。井上は三振に切ったが、鈴木に2点二塁打を右にはじき返された。さらに2死から福浦にも左への適時二塁打を浴びた。
打たれたのはともに甘くなったストレートだった。だが、カーブ、シュート、スライダー、フォーク、カットボールと多彩な変化球を操って、ベテランらしい投球を見せた。
これまで2度の登板では、計5回を投げ4失点。この日は5回、100球をメドにマウンドに上がり、3点を失ったものの、粘りの投球をみせた。
一方、キャンプから注目されていた打撃では、2度打席に立ったものの、二ゴロと遊ゴロで2打数ノーヒットだった。
(デイリー)
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