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拾い読み★2013-334≪コラム記事≫

2013年12月03日 21時53分16秒 | マリーンズ2011~15
ロッテとの交渉難航…涌井まさかの「西武残留」の目も

 西武からFA宣言しロッテ移籍が濃厚と見られる涌井秀章投手(27)とロッテとの交渉が予想外の難航を見せている。

 11月19日の初交渉から早2週間。「ロッテさんの熱い気持ちを伝えてもらいました」(涌井)、「涌井投手に対する思いを率直に伝えることができた」(林球団本部長)と相思相愛ぶりを見せつけた両者だが、なぜかいまだに入団合意には達していない。

 思えばわずか30分で終わった初交渉で、条件提示を行わなかった林本部長は「本人にとって大事な選択。特に(最終決断の)時間制限は考えていない」と次回交渉以降のスケジュールについて、さらりと未定を付け加えた。

 両者の交渉状況について、ロッテ側の関係者は「現在は球団と涌井選手側の関係者との間で条件を詰めている最中。メドとしては今月の中旬ぐらいまでかかるのでは」と延々と進まない条件交渉の現状を語った。

 西武から出された慰留条件は再契約金なし、推定2000万円ダウンの単年2億円契約。涌井サイドとしてはロッテの現状維持がベースの2年4億4000万円程度の提示に難色を示しているのかもしれない。

 涌井サイドからは「交渉が一向に進まない状況に本人がじれてきている。このままでは西武残留の可能性もある」との情報も漏れてくるが、涌井の望みはカネでなく環境だったはず。

 すでに伊東監督が勝利宣言を放ち、中後がつけている背番号「16」の譲渡までが内定しているロッテを、果たしてこの状況から袖にできるのか。
(東スポ)
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