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コラム記事 【2/9】

2022年02月09日 21時43分39秒 | マリーンズ2022

≪2/9≫

育成4年間を「卒業」したロッテ森遼大朗が飛躍の1年へ 好投手輩出が続く宮崎都城からまた1人

12球団のキャンプは、少しずつ実戦モードに入りつつある。各球団、どんな新戦力が現れるか。ロッテでは右腕の森遼大朗投手(22)への期待が高まる。育成選手として4年間を過ごし、昨年12月に支配下契約を勝ち取った。オンラインで活躍への思いを尋ねた。【取材、構成=金子真仁】

 ◇   ◇    

4年間も背番号「123」を付けたから「62」が実に初々しい。ただ、A組(1軍)でアピールを続ける森本人に背中は見えない。

「やっとここまで来たな~っていう感じです。でも、去年までと基本的にはほとんど何も変わってない気はします」

黙々と練習する。派手なタイプではない。大きなことは言わずに、実直に努力を重ねる。どちらかというと口下手だ。

昨年12月9日、球団と支配下契約を結んだ。「一番は両親に伝えたいです」と言い、大学進学ではなく、プロ野球の育成契約を選択させてくれたことへ、感謝の思いを寄せた。

年末に宮崎・都城に帰省した。友人が宮崎市内まで迎えに来てくれて、あいさつ回りを済ませてから実家に戻った。「ただいま」「おかえり」。いつも通りのやりとり。面と向かうと、照れくさい。

「なかなか、ちゃんと言えなかったですね」

マウンドでは堂々の振る舞いで飛躍した。昨季はイースタン・リーグで10勝。誰もが驚くような球はないものの、日本ハム戦では清宮、中田、大田の中軸から三振を奪った。美馬学投手(35)直伝のフォークで幅を広げたのが大きい。このオフも美馬の自主トレに同行した。

「僕は体重移動がちょっと早くて、前へ行こうとする部分が大きかったので。どう我慢して、どこで力を入れるか。美馬さんにも『前に突っ込むな』と言われましたし、いろいろな引き出しをいただきました」

大学野球に進んだと同じだけの歳月を費やした。多くの支えがあり、今に至る。今月8日のシート打撃でも、カウント1-1からながら3奪三振。位置づけは、大卒の即戦力右腕に等しい。それでも派手な言葉は出ない。

「できれば先発で初勝利を挙げられればいいですが、そこは自分の置かれた場所で頑張りたいです」

謙虚な思いを口にしつつ、周囲の期待は高まる。帰省時には大仕事もあった。地元都城から「みやこんじょ大使」を委嘱された。球界では中日柳、巨人戸郷も同大使を務めている。県外出身ながら、オリックス山本も都城高の出身だ。

「うれしいですし、本当に光栄なんですが、まだ1軍で投げてないですし、活躍しているところが全然違うので…。これから頑張って、何とか肩を並べられるくらいの人間にはなりたいなと思います」

選手、ではなく「人間」とするところにも人柄がにじみ出る。恩返し。口数は少なくとも思いは強い。2月下旬には宮崎でオリックス、ソフトバンクとの練習試合3試合がある。

「やっぱり、その試合で投げてみたい気持ちはあります。高校時代も(その球場で)投げたこと、ありますし」

1年前の今ごろはキャンプ早々の故障で出遅れ、シーズン中の昇格チャンスも巡り合わせがなかった。故郷で好投し、今年こそ自分の流れに。「まずは初勝利を挙げられるように」。入団5年目、昨季盗塁王の和田康士朗外野手(23)は育成同期入団にあたる。負けぬよう、森遼大朗の名を売る1年にしたい。

(日刊)

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≪2/9≫

同学年、右投げ右打ち、捕手…将来の“打てる捕手”候補のロッテ・松川と村山

ロッテは昨年のドラフト会議で、ドラフト1位で松川虎生(市立和歌山高)、育成ドラフト4位で村山亮介(幕張総合高)と高卒の捕手を2人指名した。

 松川と村山は同学年で“右投げ右打ち”、ポジションも捕手。さらには将来的には“打てる捕手”として期待されており、“共通点”が多い。松川と村山はお互いのことをどう思っているのだろうかーー。

 松川は村山について「同期入団で同じキャッチャーというところで、負けられないという気持ちがある。しっかりとキャッチャーとしてのスキルをあげていかないといけない」と、“負けたくない”という意識があるようだ。

 村山も松川について「同じポジションで同じようなスラッガータイプのバッターだと思います。ただドラフト1位と育成4位、この時点で差があるので、この差を埋めるためにやるべきことがこれから出てくると思う。しっかりこれから突き詰めてやっていきたいと思います」と、現時点では支配下選手と育成選手という違いがあるが、この差を分析し1日でも差を縮めていきたいという考えだ。

 村山は特に「バッティングでは負けたくないですね」と話す。2月6日の打撃練習では、育成の佐藤奨真が投じたストレートを右中間に柵越え。バットでアピールした。ドラ1の松川もA組のシート打撃で二塁打を放つなど、バットで存在感を示している。

 現時点で、打撃と守備、どちらに自信があるか質問すると、松川が「バッティングの部分は、キャッチャーに比べてまだ(自信が)あるのかなと思います」と話せば、村山も「打つ方に自信があります」と返ってきた。現状では両選手ともに、打撃に自信を持っているようだ。

一軍で正捕手を掴むためにも、打撃とともに守備面でのレベルアップをしていきたいところ。

 松川は「ピッチャーの良いところをどれだけ引き出せるかがキャッチャーとして大事だと思いますので、そういう部分だったり、守りに関しては準備の声が大事になってくると思います。まだまだ足りないですけど、そういう部分は磨いていきたいと思います」と“投手とのコミュニケーション”、“守りでの声”を磨いていきたいと考えているようだ。

 村山は守備面での売りについて「肩が強いと思うので、スローイングが自分の武器だと思います」と話した。

 捕手は“経験”がモノをいうポジションなだけに、まずは経験を積んでレベルアップを図りたい。そして、1日でも早く一軍に定着していきたいところだ。ロッテの捕手陣は“打てる捕手”の佐藤都志也は24歳だが、今年の5月で28歳となる田村龍弘をはじめ、加藤匠馬、柿沼友哉と一軍クラスの捕手陣は20代後半の選手が多い。

 松川、村山の2人は、1学年先輩にあたる育成・谷川唯人とともに、将来マリーンズ捕手陣のレギュラー争いを盛り上げていって欲しいところだ。

▼ 松川虎生
背番号:2
生年月日:2003年10月20日生
守備位置:捕手
身長 / 体重:178センチ / 98キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:市立和歌山高-ロッテ(ドラフト1位)

▼ 村山亮介
背番号:126
生年月日:2003年11月12日生
守備位置:捕手
身長 / 体重:186センチ / 108キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:幕張総合高-ロッテ(育成ドラフト4位)

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

 

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