天狗ジェリー

鵺院土肥ちゃんの店“天狗ゼリー”が11月いっぱいで移転閉店するので行ってきた。
久しぶりの下北、相変わらず人が多いのは何だけど、おもちゃ箱をひっくり返したようなこの雰囲気はいつ来ても変わり無くて妙な安心感がある。
店に着くと制服の土肥ちゃん。柱の陰から少々見てたがなんかオモロイ！店内に入ると客が一人。見れば、元ラップ、現セレブスのケイちゃんだった。久々！偶然！ケイちゃんの話はいつも気楽でオモロい。沢山笑わせて頂きました。
で、まずはアイス。「ハレルヤ！」と言って半額に。、、つーか言わなくても半額じゃん！以前キャラメルバニラを食したので今回はカボチャ。なかなか美味す！続いて葡萄味のゼリー。フンワリ大人の食感でこれまた美味！下北に無くなってしまうのが残念。その後ワインを頂き帰途についた。
井の頭線。下北から吉祥寺へ向かった、、はずだったのだが、ふと気が付けば電車が反対方面に向かってる気がする。確認したら次は明大前。少し前に久我山を通り越したんだけど？？？どうやらツイッターやってたら吉祥寺に着いたのも気付かずまた戻ってたみたい。んー、、土肥ちゃんゼリーに何か仕込まれたかもしれない！が、楽しいひと時を過ごしたから良しとしよう。

シネマブラスト

ハイチ出演企画『シネマブラスト』を見にアースダムへ。
会場に入るとブルーシートが敷かれていた。前方には白い布で作ったスクリーン。この日は、映画→ライブ→映画といった構成。福居ショウジン監督企画の映像と音楽のぶつかり合い。
まずは映画『キャタピラ』。多分80年代初期の作品。ノイズをバックに見る当時の風景はそれだけでもイカレタ物に感じるが、数人の登場人物が少しずつ歪んで行く感じが面白い。80年代のバブルの裏にあった軽さと狂気が徐々に大きくなってエンディングを迎えた。リビドーの成田君の映像もチラリと映り、懐かしかった。
ライブはハイチとデットパン・スピーカーズ。ハイチは映画からの流れを感じる演奏だった。デッドパンはいつも通りのハイな演奏だった。
トリの映画『S-94』。これが監督の最新作。ウイルスによって滅亡してしまった世界に残った数人が生存者を捜す、というストーリー。こちらも音楽はノイズ！ちなみにノイズと表現しているが、テクノのようでもあり工事現場に鳴っている音のようでもある。ブラストと付くだけあってとにかく音がデカかった。結末は見てからのお楽しみ。早速次の作品を楽しみにしています！
家でカルトな映画を見るより、体全体で刺激を受けたナイスな企画だった。

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あの絵は完成する事は無かった
描き始めたと同時に終わってしまったから

しわから漏れる吐息、裕福になった音塊、風の声
あの絵には沢山の筆で何重にも美しい色が塗りこめられていたのに

でも続きがあのキャンバスに描かれる事は無かった
途切れた集中力は私の視界を横切って
隣の蒼白いキャンパスに色を着けていたから

111104KFMS彦六ライブ

2011年11月4日、高円寺の大陸バー“彦六”で私、水沢幸司はソロ・ライブをやった。
今回のライブは、友人の知人の店で元グレリチ、現マモル＆ザ・デイビスのマモルのライブがあり、対バンを捜しているという事で話が回って来た。飲み屋だし、座敷だし、ソロライブは随分やってないし、、な感じだったので躊躇していたのだが流れでやる事に。とは言え、マモルとのジョイントはグレリチ以来の約四半世紀ぶりな事もあり、やってみたくもあったんだけどね。

当日。5時頃彦六に着くと既にマモルがリハをやっていた。彦六は和風のお座敷内装なので、四畳半の部屋で演奏してるみたいで笑えた。で、俺もここに立ってる事を想像してみた。、、イメージ出来なかった。

ライブは私から。全8曲中4曲が新曲と初カバーが一曲、といった構成。曲間にはフレンドリーな客席に乗せられ長々話なんぞをしてしまったが、曲のマッタリさとトークのくだらなさに違和感なかったので少々ビックリ。でも、会場の雰囲気にマッチした面白いライブだったと思う。ラストはカバーの、、、やっぱ言わない。何というか、凄く素敵な曲なので言ってしまうのが勿体ないので。
ところで、今回のライブの私のテーマは“歌”だった。最近下手さを痛感してたし、今回は轟音ではないので誤魔化しが効かない。その上でギター一本と歌で何を伝えられるか？と考えていた。結果、下手なとこや間違いはあったが、それでもプラスアルファで120％出し切れた。
マモルは、いつも通りのポップなパブ・ロックンロール（※こんな言葉はありません）。一人でもノリノリで良い感じだった。
で、最後にマモルとセッション。曲はリザード“宣戦布告”！当日マモルに「やろう！」と言われてやったけど、楽しかったな。30年位前に地元近くのやぐらの上で一緒にやったけど、また一緒に歌う事になるとは、、。会場大盛り上がりで楽しかった。

今回のライブで、また“歌う事と歌詞の面白さ”を感じる事が出来た。大きな収穫。今後のスピアメンに反映されるのではないかな。
まだまだやれる事はある！もっともっと楽しむよ！