鍼、カポ、サンディニスタ

腰痛の為、鍼を打ってもらいに行ってきた。
面白い先生だったので事あるたびに長話。鍼の長さの話とか、何センチ位刺すのか、とか。
打ってから電気も流してもらったが、その前に気功を試してもらった。というより勝手に披露された(笑。後ろ向きだったから見てはいないが、ズーンと体の奥の方が重くなった感じがして面白かった。全快とはいかないが、少しは楽になった。

昨日、職場でバッグをあさってたら失くしたと思ってたカポが出てきた。使い易くは無いがいかにもアナログな作りと質感が気に入ってたので嬉しい！きっと今日のライブは良いと思うな。

で今、クラッシュの「サンディニスタ」を聞いてる。
18歳頃、とにかくクラッシュには影響を受けてた。サンディニスタはレコードにして3枚組で発売された。ごった煮的に色んな音楽が詰め込んまれたこのアルバムは当時賛否両論あったが、俺はこのアルバムを聞いて好きな事は何でもやって良いんだ！って思った。そんな一枚。
今でもこのアルバムは十分刺激的だし、どんな色にも染まってはいない。大好きなアルバムだ。
キャッチーという言葉に思わず反応してしまう人に聞かせてあげたい。

たくさん歩きたい

最近良く思う。たくさん歩きたいって。
どこまでも伸びる道は常にアートで、ほんの少しだけ未来を感じさせてくれるから。
時間によって移り変わる光景はなぜかいつも滑稽で、光と影が行き交う人達を演出。突然の雨、飛び出す猫、チープな店の看板で妄想。最後には誰も居なくなって、でもそこに新しい時の動きを感じる事が出来る。
道に迷ったって構わないさ。予定調和になる位ならむしろその方が楽しい。
たくさん歩きたい。

ゆっくり動き出す

誰かが感じた事についての表現を見聞きするのは好きだ。ブログや写真、音楽とかたわいも無い日常の出来事についてでも。その人の顔や心の動きを想像。少しの間。止まってしまいそうな時間がまたゆっくり動き出すから。

昨日のスピアメンの練習に、職場の後輩の子供が友達を連れて見学に来た。高校一年生で、バンドをやりたいらしい。が、まだスタジオに入ってもいないのに、ドラムが喧嘩して脱退との事。笑える話だが、一生懸命そんな事を語る幼さの残る顔に未来を感じてちょっとハッピーな気分になった。
俺達は素晴らしい道ばかりを歩いて来た訳ではないが、彼らの歩く人生の手助けにほんの少しだけでもなれれば嬉しい。

20100705SM＠Earthdom

７月５日、ＳＭライブ＠アースダム。
鵺院企画『キメラ座』で、対バンは、藻の月、ロス・ドロンコス、鵺院。
通常ならライブの時は仕事を休むのだが、この日はどうしても出なければならない用事がありリハの時間ギリギリに到着。ちょうど前のバンドのリハが終わった所だった。リハの中音は、最近のアースダムの感じと違い妙にこじんまりとしてた。んー・・・、物足りない気がしないでもない。空間的な音を作る為に音量を上げるか、それともこのままで本番にのぞむか。結果、最近は中音に関係なく常にトリップ出来てるのでこのまま行こうと言う事でリハを終了。
本番は…。中音、やはり全く気にならなかった。というより全く関係が無かった。本当にメンバーの最近の弾け具合を見てると気持ちが良い。自分を装う事なく、何の気負いもなく自然に自分が出せてる。そしてどんどん上がって行くのが分かる。こんなプレイを見てたら嬉しくなって音なんて全く気にならなくなる。おかげでますますギターが適当になってる気がしないでもないが（笑）、ま、そんな事は大した問題では無い。だって良いライブだった事は間違いないんだからさ。
あと対バンについて。
藻の月。好きだな～。グルーブが気持ち良いんだよ。シャカシャカ鳴らしてるうちに過去からの時間がつながってうねって行く。でも結局スカされるんだけど、そこがまた気持ち良い。ジョージ（呼び捨てで申し訳ないですが、これが一番しっくり来る）、歳とってるけどムッチャ格好良い。俺が言うのもなんだけど、本物なんだよね、多分。
ロス・ドロンコスは個人的にはラリハさんのＧをもっと聞きたかったな。
トリは企画者の鵺院。鵺院は昨年末にやったライブの時に知り合ったバンドだが、メンバーは百戦錬磨の面白い人達。もっと早く出会っててもおかしくない程近いフィールドにいながらも知り合ったのが最近、これも“今”会うべくして会ってんだろうな、きっと。音的には黒いね。Ｒ＆Ｂ、Ｒ＆Ｒ、パンク、ファンク色んな要素が混ざってるけど、それをドイちゃんのＶｏが鵺院の世界にまとめ上げる。ピースフルで素敵な歌詞。俺には歌えないけど胸に響いた。９月もまた気合入れて楽しもうね！
ライブ、そしてその後、全てにおいて楽しい素敵な一夜だった。