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かなり軽症のハンチントン病 / 通訳者の闘病記録

24/09 病気の診断を受け、 話しにくい症状が、病気のためと判明。出来ることを最大限するための記録

この病気での、同時通訳の難しさ “小さい声でハキハキ”

2025-05-15 12:44:00 | 通訳関連

通訳には、同時通訳と逐次通訳(話者が話した後に通訳する)がある。

 
逐次は場合によってゆっくり目でも問題ないが、同時はそうはいかない。
 
話者の話すスピードについて行って通訳をいなければいけない。
 
発表会の同時通訳に入った。
とても難しい。
 
<同時通訳で難しいこと>
※まず病気の症状ではっきり話せない&出さない音がある
※通訳を聞く人が、イヤホンで聞くタイプだったが、話者の邪魔にならないよう、”小さい声でハキハキと“通訳する必要がある。
※この”小さい声でハキハキと“が、鬼のように難しかった。
※病気の症状で、”大きい声でハキハキと話す“ことさえ難しいのだから。
 
<対策>
※テキストを読むなどして引っかかる単語は、何度もハキハキと話すを練習する

日々の雑記) 240425 衝撃的だったこと (発音が悪すぎて聞き取れないレベルかと 泣泣泣)

2025-04-25 19:38:00 | 通訳関連

つい先日。

ネイティブの同僚に、本当になんて事のないことを話しかけた。
 
内容も短かかったのに、自分の感覚でも、
全くまともに話せてなかった。
 
同僚も、仕事の手を止めて、耳を傾けてくれた。
“傾けてくれた”というより、そうしないと聞き取れなかったのだろう。。。
 
通訳は出来るだけハッキリ話そうと心掛けるが、
雑談はパラパラと喋るだけに、余計に聞き取りにくかったのかもしれない。
 
短い話でさえ、全くバラっと出来なかったことに衝撃だった。
本当に発音できなくなっている。
雑談だからこそ余計に。。。
 

日々の雑記) 通訳関連) 15年前に病名が判明しなくて良かったと思う理由

2025-04-24 19:48:00 | 通訳関連

現在54才で、30代後半から発症している。

 
最初に症状を自覚したのは記憶障害だった。
変だと感じてから数年してから、”やはりこれはおかしい”と感じ、緊張しながら脳内科を受診した。
 
脳のMRI, 認知症のテスト,アルツハイマーのテストなどを受けたと思うが、
医師の診断は、
“MRIを見ても全く問題ありません。
認知症でもアルツハイマーでもありません”とのことだった。
 
私は少し粘って、
“ですが絶対に記憶がおかしいのですが、それはどうすれば調べられるのか?”と尋ねたが、
医師の回答は、
“これ以上は何も出来ません”と、いうような回答だったと思う。
 
15年も前の話なので、医師との会話の記憶は少し違っているかもしれない。
 
ところで、最近になって、あの時に病名が分からなくて良かったと、思う。
 
あの時に名医にあたって、病名が判明していたら、
なりたいと思っていた”通訳者”を目指すことさえ、
諦めていただろうと。
 
通訳者に必須な”瞬間的な短期記憶”や”表現力”、
そして”発声が悪くなる”ことを知ってしまっていたら、
自分には絶対ムリだと諦めていただろう。
 
今現在、通訳のパフォーマンスが悪く、いつクビになるかもと、ビクビクする毎日だが、
何年間かしばらくの間でも、通訳者として未熟ながらも勤めることが出来た。
 
あの15年前の診察で、病名が判明しなかったこと、
本当に有難いと思っている。

日々の雑記) 少しの希望 (通訳業)

2025-04-11 22:34:00 | 通訳関連

今日は通訳の件数が多かった。

 
発音/発声しにくい音があるのと同時に、
比較的発声しやすい音や表現があることに気がついた。
 
通訳なので、話者の単語を勝手に変えてはいけないが、
自分で表現を変えられる部分は、発声しやすい音を中心に通訳すると、
少し聞きやすくなるかもしれない。
 
あとやはり,以前からやってきた様に、詳細や背景を長期記憶になるための努力と、
また発声ができる様に、何度も口から発声するしかないとも思える.
 
今日は通訳の件数が多かったが、以前にも取り扱ったことのある内容が多く、
それだとやはり内容を理解できているため,
ここしばらくの中では、いちばん良い出来ではなかったかと思う。
 
良い出来とは口が裂けても言えないが、
それでももう少し、通訳業を続けられる小さな光が,少し見えたような気がした。
 
 

通訳関連) 決戦は今日だった(感覚としてクビは免れたような?)

2025-04-02 19:52:00 | 通訳関連

250402 決戦は今日の午後だった。

 
平たく言うと、偉いさんが来られて通訳に入ったのだが,クレームは来そうだがクビは免れたような気がする。
 
職場の方たちは、私がハンチントン病であることを知らない。
私は派遣社員で、派遣会社の担当の方には話してある。
 
去年12月、4日間検査入院で仕事を休まないといけなくなった時に、派遣会社の担当の方に、病名含め詳細を話した。
 
その時に派遣会社の方と相談して、その時点では、
主治医からの”通訳/翻訳業務には支障はないでしょう”という言葉もあり、
 
派遣会社の方の判断で、”病名は伏せて、遺伝病の検査入院が必要” とだけ勤務先に告げた状態だ。
 
私が入る通訳は、対象者が一般社員の方だけの時もあれば、役員の方の時もある。
今回は後者だった。
私の通訳ぶりを耳で聞いて、私の行く末を決める決定権のある方たちだった。
 
今回はたまたま進行上、私の分量がかなり少なめだった。
今のクビに怯える立場からすると、幸いだった。
 
そうやって分量が少なかったにも関わらず、私の通訳を聞いていた方は、かなり聞き取りにくかったと思う。
 
 発声している私自身が、発音できていないことが分かる程度だったから。
 
担当した分量が少なかったおかげで、クビは免れたような気がするのだが、
“聞き取りにくかった”
“声がかぶって聞こえなかった”
”レシーバーで聞いてるから大声でなくて良いのに、声が大き過ぎた“
 
このようなクレームが入りそうだ。
 
そして最近感じるのは、舌のコントロールだけではなく、
声の大きさも、コントロールしにくくなっている気がするのだ。。