勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

いつものロシア

2022-10-28 01:03:40 | 社会
 ロシアが最近になって、「ウクライナが放射性物質をまき散らす「汚い爆弾(ダーティーボム)」を使った挑発行為を計画している」と、喧伝し始めた。
 主張によると、ウクライナが、あたかもロシアがウクライナに対してそのようは兵器を使用したように見せかけるために、ウクライナ自身の領土内でこの「汚い爆弾」を使用しようとしているとのこと
 これだけでもなんだか頭が痛くなるような主張なのだが、今日のニュースでは、ロシア政府が証拠写真を取り上げてきて、

「ほらほら、ウクライナはここの施設に爆弾を作らせているんですよ」と言ったところ、
、スロベニア政府から、「いやいや、その写真って、うちの放射性廃棄物管理機関が昔プレゼン資料で使ったやつなんだが・・・」

と言い出したらしい

なんていうか、嘘をつくならもうちょっとバレにくくしろというか、
ネットで適当に拾ってきたような写真を使うのって、いくらなんでも雑すぎるだろうと思うのだけれども、
彼の国はこれまでにも、どう見ても嘘で、言っているロシア自身がどうしようもなく説得力がないことを確信しているような主張を堂々と繰り広げる、といったことを繰り返してきていて、
主張を取り下げない限りはそれは嘘ではないという姿勢を貫いているため、
今回のスロベニアのツッコミに対しても、これをスルーするのか、スロベニアの捏造であるとするのか、
まぁ、そんなかんじになりそうである。

なんにしても、色々と報道されているように、
これがロシアがウクライナに対して、放射性物質をばらまく攻撃を仕掛ける伏線であるのか、
非常に気持ちの悪い話だ。




 
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胡錦濤前総書記の中途退席

2022-10-23 00:20:03 | 社会
今月22日の中国共産党大会の閉幕式で、
前の総書記である胡錦濤氏が突然退席する一幕があったらしい。
理由については色々と取りざたされるみたいだけれども、
個人的には習近平総書記の演出だったような気がしてならない。
胡錦濤氏を退席されることで、誰も自分には逆らえないのだということを、
大会に出席していた面々にはもちろん、報道を通じて世界に喧伝することが目的だったのではないだろうか。
ゼロコロナ政策に反対していた李克強首相も引退させられちゃうみたいだし、
独裁に向けて突っ走っちゃってるかんじがプンプン。
中国は毛沢東氏の長期独裁による人災ともいえる困難な時期を経て、
一個人に権力が集中しない体制を作り上げてきたのだと思っていたのだけれども、
そういった努力がたったの10年で失われてしまうのを見てしまうと、
独裁志向の強い人物が国家の主席に座った場合に、
これを阻むことがいかに難しいのか、色々と考えさせられる。
お隣ロシアの、プーチン氏による独裁体制も好例であるし、
アフリカや中南米はそんな国がてんこ盛りである。
日本の自民党の一党独裁も、近いと言えば近いか。

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0~2歳児がいる家庭への「子育てクーポン支給」

2022-10-15 10:15:44 | 社会
政府・与党が、0~2歳児がいる家庭に一定額のクーポンを支給する事業を始める方針を固めたというニュースを見て、ため息をついている。

少子化対策の取り組みの一環らしいが、こんな手法で出生率が向上するなんて、
本気で思っているとしたら、日本の少子化対策の無為無能ぶりは本当に深刻だ。。。。

俺様が住んでいる市では10年近く前から、
0~2歳児がいる家庭へ、オムツや子育て支援に使えるクーポン券を配布していて、
内容的には今回の国の施策とドンピシャなのだが、
出生率はこれっぽっちも改善していない。

Yahooニュースへのコメントやら何やらでいろんな人が書いているように、
少子化の原因となっているのは、子どもを責任をもって成人まで育て上げるのに必要な費用が、
子育て家庭が稼ぐことのできる賃金を超えてしまっているのではないかという不安であり、
高々月数千円のおむつ代が障害になっているのではない。

根本的には、今の日本人の大半の所得があまりにも低くなりすぎてしまったことが要因なのだろうが、
それが短期間に改善できないというのなら、
せめて負担が本格的に重くなってくる、
高校生~大学生の学費軽減に取り組みべきじゃないんだろうか。
子育て世帯の晩婚化が進む中で、
下手をすると子どもが大学生になる頃には定年間近なんてケースも増えてくると思われる。
そのあたりの不安を解消してあげないと、30後半で結婚した夫婦は、
せいぜい1人の子どもを産み育てるだけで終わってしまうだろう。


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ウクライナ4州併合

2022-09-30 22:10:47 | 社会
先ほど、ロシアがウクライナの東部・南部4州の併合を一方的に宣言した。
これでロシアは、獲得した土地を一切返還する気がないことを明確にし、
停戦の可能性を自らの手で切り捨てたことになる。

このような暴挙をウクライナや国際社会が認めるわけもなく、
戦争はこれから泥沼の長期戦に突入することになりそうだ。

今日のプーチン大統領の宣言で印象的だったのは、
今回の併合が、昔の大ロシアの復活に向けたものであるとの主張で、
これだとこれから先もウクライナの侵略は続くだろうし、
周辺の旧ソ連国家に対しても同様の行為が繰り返されることになる。

対抗手段として欧米が講じている経済制裁も、
食料と天然資源を抱えたロシアには今ひとつ効果を発揮していないような気がする。
この辺りは第2次世界大戦の日本とはだいぶ趣が異なるようであり、
経済戦でロシアを屈服させるのはかなり難しそうである。

こうなると、ウクライナへの軍事支援を延々と続けることになるが、
冬を迎えて逆にヨーロッパの方がエネルギー問題を抱えるようになっており、
ニュース報道で言われているように、ロシアがただただ追い詰められている状況ではないと思うのだが、
そのあたりはこれから世界中が結果を目の当たりにすることになるのだろう。

テレビゲームのようなフィクションの世界では、
ロシアのように無法を繰り返す存在は、例えば「スターウォーズ」の銀河帝国のように打倒されるべき「悪」であり、
最終的には「正義」がこれを打倒してめでたしめでたしとなるわけだが、
現実の世界では必ずしもそのような勧善懲悪が成し遂げられるわけではない。



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ほんでもってロシアが。

2022-09-27 22:33:56 | 社会
先日、「部分的動員」を発表したロシアだが、
ここ数日だけでも色々大変だ。

①NYタイムズがロシアのクレムリン直属の準軍事組織ワグナー・グループについて報道
 前線近くにいるウクライナ兵によると、ワグナー・グループは囚人部隊をほぼ支援なしで突撃させてウクライナ軍を消耗させる作戦をとっているとのこと。ウクライナ側は囚人部隊が集団で投降してくるため、対応に困っているらしい。。。

②予備役の対象になる男性の出国を9月の28日から禁止
 ロシア国境では、期限前に国外へ脱出しようとする車の列であふれかえっているらしい。そんな中で数少ない味方であるベラルーシのルカシェンコ大統領がロシアを訪問。プーチン大統領に、「ロシアには2500万人の予備役がいる。3万人だろうが5万人だろうが、逃げるなら逃げてしまえ」とコメント。

③ウクライナ南部のロシア占領地で徴兵が進む
 ロシア軍の支配下にある南部のヘルソンとザポリージャの2地域では、18歳から35歳までのすべての男性が外出を禁じられ、多くが軍部への出頭を命じられているらしい。

④“ロシア編入住民投票最終日迎える
 ウクライナ東部と南部の親ロシア派支配地域で、ロシア編入に向け強行されている住民投票は27日に最終日を迎え、翌日までに結果が発表される見通し。
 
未開の大国ロシアに明日はあるのか。
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最近のロシアについて

2022-04-10 23:42:11 | 社会
たまには趣味以外のことで

2月以降の、ロシアのウクライナ侵攻について、
俺様もモヤモヤとしたものを毎日感じている今日この頃です。

21世紀になっても、
ヨーロッパで相変わらずああいったことが起こり、
ロシアの兵隊たちがウクライナの一般家庭から家財道具を盗み出しては売り払ったり、
客観的に見てどう考えてもウソとしか思えないことを、国営放送が事実として言い張ったり、
一体なんやねんあの国は、という気持ちになったりするのです。
そういう言動がまかり通ってしまうロシアという国について、
どういう歴史的な背景があってこうなってしまったのか、逆に興味を惹かれて、
図書館で色々と本を読みふけっています。

個人的に、いちばん「なるほど」と思ったのが、
袴田茂樹氏の「現代ロシアを読み解く~社会主義から「中世社会」へ~」(ちくま新書)です。
2002年に出版された本なので、プーチン大統領がまだまだ若くて、
アメリカあたりともそれなりに仲良く付き合っていた頃までのロシアを解説した本なのですが、
帝政ロシアからソビエト連邦、さらにはゴルバチョフからエリツィン、そしてプーチンへと引き継がれたロシア社会において、
そこで暮らしているロシア人たちがどのように生きてきたのか、
そして政権に対して常に何を期待しているのかというのがよく分かります。

現在のウクライナ侵攻は、この本の出版から20年後の出来事ですが、
世界からこれほどの批判を浴びせかけられながら、なおかつプーチン大統領が高い支持率を得ている理由や、
ウクライナに攻め込んだロシア兵たちが、まるで20世紀のソビエト兵のように虐殺や、略奪に走る理由が、
この本を読んだ後は、何とはなく察せられるのです。
それは、そういう事情では仕方がないかというものではもちろんなく、
ウクライナの人々にとっては大変な災難であるのですが、
このロシアという旧態依然とした大国が、どうすれば隣人と仲良くやっていける国になるのか、
ゴルバチョフが、エリツィンが挫折した米英型の民主化にどうすれば辿り着けるのか、
本当に難しい問題だと思います。




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