こんな記事があった。
チャイナの新聞なので当然チャイナの太鼓持ちの内容になっているが日本の状況や日本政府の対応などはあながち的外れでもないどころか的を得ている。
翻って日本は、先週12月10日、東京駅近くに1回1980円でPCR検査が受けられる施設がオープンしたことが、大きな話題となった。約30秒で唾液から摂取し、翌日には結果を教えてくれる。即日知りたければ、追加料金を払えば教えてくれる。付近で働くサラリーマンを中心に、客が殺到していると、テレビニュースは報じていた。
こんなことができるなら、なぜ年初からやっていなかったのだろう? 日本が長らく、「PCR検査が受けられない問題」であたふたしていたのは、周知の通りだ。
それはひとえに、検査を保健所が抱え込んでいたからだった。何もかもお上で抱え込まずに、「民にできることは民に任せる」という資本主義の基本に立ち返ればよかっただけのことだ。
GDP成長率というのは、前年の経済規模と較べた値だから、2020年にコロナ禍で経済が落ち込めば、2021年以降、復興していくにつれて急伸するものなのである。皮肉なことにOECDは、「経済復興が顕著なアジア地域が、世界経済の復興の牽引役を果たすだろう」と解説している。