
モモさんのソルフェージュ・レッスンでは、たいてい最初に単旋律の聴音を実施しています。今日ははじめてト長調を聴きとりました。
別宮貞雄・入野義朗編集代表「子供のための旋律聴音」から、第109番、ト長調、4分の3拍子です。
ピアノ曲のなかではト長調はこれまでなんども体験してきたことでしょう。調号に「ファ♯」がつくことも知識として知っています。
ですが、譜面は書いたことはありません。
まずト音記号を書き、すぐとなりに調号を書きます。これまで聴いてきたハ長調は調号がありませんでしたので、ト音記号のあとはすぐに拍子記号でした。ほかの調性になると、ここがちがいます。
拍子記号は最初に書いたきりで、つぎの段になっても繰りかえし書く必要はありませんが、調号はべつです。段がつづくかぎり、段の最初にかならず書きます。
ふだん見なれているはずの楽譜でも、自分で書いてみると約束事にうっかりするものです。しっかりおぼえてもらいました。
モモさんの音感はたいへんよくて、2声の聴音ではすでにハ長調以外の調性も体験ずみですが、調号をふくめた変化記号の音にたいしてきちんと聴きわける耳をもっています。ですから、ト長調の旋律を今日はじめて聴いたからといって、これまでととくにかわったことはないはずです。
最初の通奏のときに第1拍を追うのではなくて、第1小節からつらつらと旋律どおりに音符をならべてしまったことはフライングでしたね。
通奏では、かならず第1拍をとらえるよう心してください。聴音ではあわてずに、曲の全体をとらえるほうがさきなのです。
第6小節の第2拍に4分休符がはさまっていることで、拍子感がくるわされてしまいました。ここは訂正して、理解してもらいました。
これからハ長調だけでなく、ト長調やイ短調、ヘ長調といった調性が登場してくるでしょう。それにあわせて調と調号、音階の関係をつかんでもらおうと思います。(こうき)
レッスン日 2008年8月26日(火) 17:30
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます