グリーグの「アリエッタ Op.12-1」をおさらいしている、大人の宮さんです。
すでに譜読みは終えて、両手で通奏できます。
今日はペダルについて検討しました。
ところどころ、あらかじめ楽譜にペダルのガイドが書いてあります。
ペダル記号がないところは、ペダルを使わないということではありません。
ロマン派の曲はペダルありきです。
記号が書いてないのは、あとはご自分で…ということです。
書いてあるとおりに踏んでもいいですし(たいていは、うまくいきます)、ほかに方法があるなら、試してみるのもよいと思います。
試してみて気に入らず、たとえ採用しなかったとしても、こんなとき・こんなふうにペダルを使うと、こういう効果があるのか!! といろいろおもしろい発見があるものです。
さて宮さんは、出だしの1小節を、第3拍でペダルを踏みかえていました。
もし、1小節間ずっとペダルを踏んでいたらどうでしょう?
メロディは「ソ」の音が4回つづく(ピアノ流の持続音ですね)だけです。
和音もずっと同じです。
ペダルを踏みかえずにおくと、ひとつの響きがずっと間断なくつづきます。
とてもふくよかな響きがしますね。
もちろん踏みかえるのもアリです。
音がよりクリアになりますね。
ちがいを吟味して、どちらが自分好みか決めてもらいたいと思います。
メロディのいちばん盛りあがる箇所。
バスとアルペジオによる伴奏がずっとつづいていた音楽が、その瞬間はたとなくなり、ソロになったメロディが一瞬、歌いあげます。
楽譜にはバスに休符が記されたところにペダルを切る印がありますが、すこし唐突に伴奏部がなくなってしまう印象がありますね。
ペダルを切る箇所を、半拍ぶん遅らせてみましょう。
そしてバス音も、第2拍の頭まで残してみましょう。
右手のソロに、「はい、どうぞ」と合図を送るように、ソロの最初の1音ぶんだけバスで支えてあげます。
こちらのほうが、音楽のつながりがよさそうです。
あとメロディが再現されるたびに、ちいさな音符「ミ♭・ソ」で装飾されていますが、ここはできるだけメロディにくっつくタイミングで弾きましょう。
装飾音が書いてあるのは楽譜では前の小節のおしまいですが、もともとこの音はメロディについているものなのです。
タイミングが早すぎて「ミ♭・ソ~」とおしまいをのばしてしまうと、装飾音らしくなくなってしまいます。
仕上がりはもう間近です。
レッスン日 2021年6月21日(月) 19:00(こうき)
すでに譜読みは終えて、両手で通奏できます。
今日はペダルについて検討しました。
ところどころ、あらかじめ楽譜にペダルのガイドが書いてあります。
ペダル記号がないところは、ペダルを使わないということではありません。
ロマン派の曲はペダルありきです。
記号が書いてないのは、あとはご自分で…ということです。
書いてあるとおりに踏んでもいいですし(たいていは、うまくいきます)、ほかに方法があるなら、試してみるのもよいと思います。
試してみて気に入らず、たとえ採用しなかったとしても、こんなとき・こんなふうにペダルを使うと、こういう効果があるのか!! といろいろおもしろい発見があるものです。
さて宮さんは、出だしの1小節を、第3拍でペダルを踏みかえていました。
もし、1小節間ずっとペダルを踏んでいたらどうでしょう?
メロディは「ソ」の音が4回つづく(ピアノ流の持続音ですね)だけです。
和音もずっと同じです。
ペダルを踏みかえずにおくと、ひとつの響きがずっと間断なくつづきます。
とてもふくよかな響きがしますね。
もちろん踏みかえるのもアリです。
音がよりクリアになりますね。
ちがいを吟味して、どちらが自分好みか決めてもらいたいと思います。
メロディのいちばん盛りあがる箇所。
バスとアルペジオによる伴奏がずっとつづいていた音楽が、その瞬間はたとなくなり、ソロになったメロディが一瞬、歌いあげます。
楽譜にはバスに休符が記されたところにペダルを切る印がありますが、すこし唐突に伴奏部がなくなってしまう印象がありますね。
ペダルを切る箇所を、半拍ぶん遅らせてみましょう。
そしてバス音も、第2拍の頭まで残してみましょう。
右手のソロに、「はい、どうぞ」と合図を送るように、ソロの最初の1音ぶんだけバスで支えてあげます。
こちらのほうが、音楽のつながりがよさそうです。
あとメロディが再現されるたびに、ちいさな音符「ミ♭・ソ」で装飾されていますが、ここはできるだけメロディにくっつくタイミングで弾きましょう。
装飾音が書いてあるのは楽譜では前の小節のおしまいですが、もともとこの音はメロディについているものなのです。
タイミングが早すぎて「ミ♭・ソ~」とおしまいをのばしてしまうと、装飾音らしくなくなってしまいます。
仕上がりはもう間近です。
レッスン日 2021年6月21日(月) 19:00(こうき)
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