
声楽の生徒さん9名による二部合唱「夏のメドレー」の初あわせです。
テキストはたかしまあきひこ編曲「童謡・唱歌 四季のメドレー ピアノ伴奏付」(ドレミ楽譜出版社)をつかいます。春、夏、秋、冬にちなんだなじみの曲が、上手にピアノ伴奏でつないであります。1曲ずつですともの足りない気もしますが、こうしていちどに10曲以上もメドレーになっていれば、よそ行きふうにもなりますね。
「夏のメドレー」は、ピアノのソロもふくめて13曲がまとめてあります。
1.サマータイム
2.茶つみ
3.夏は来ぬ
4.かもめの水兵さん
5.とんぼのめがね
6.トゥインクル・リトルスター
7.たなばたさま
8.お星さま
9.ラ・メール
10.海
11.われは海の子
12.砂山
13.椰子の実
ピアノ伴奏の音はちょっとすてきにアレンジされています。
メンバーはソプラノがさっちゃん、ヒナさん、松さん、ヒロミさん、奈々さん、アルトがみっちゃん、南さん、若さん、のすけ。さんです。
さっそくなおき先生の指揮にあわせて練習をはじめました。
ピアノ・ソロの「サマータイム」はゆっくり。第2曲「茶つみ」に向けて速くなり、4分音符=76のテンポから102まであがりますが、その速さにのれません。
「茶つみ」に入る前のピアノの16分音符のフレーズを聴きとる練習をしました。
「茶つみ」は生きいき歌います。
けれども最後の「すげのかさ」のあとの休符で、つぎの「夏は来ぬ」のレガートを予感してください。そうすれば、雰囲気がきちんとかわります。
第4曲「かもめの水兵さん」はノン・レガートで歌います。
「白い帽子、白いシャツ、白い靴」の箇所は、ピアノの「タン・ウン・タン・ウン・タン・タン・タン」のリズムのおもしろさを生かしてフレーズをまとめます。
第7曲「たなばたさま」では2小節のフレーズのまとまりを感じ、重心を2小節めの第1拍にかかるようにクレッシェンドします。2分音符はかわいらしく。
第8曲「お星さま」の第7小節は短調(変ホ短調)へ移ろうとします(じっさいには偽終止してあかるくおさまりますが)。転調をよく意識して、アルトの最後の「ソ」の音はソプラノのおなじ音(ソ)に寄りそうように入ってください。
第10曲「海」は、第12小節「干網 浜に」のあとでブレス。第17小節でアルトがソプラノよりも高い音を歌いますが、主旋律はソプラノにありますから目立ちすぎないように。第23小節の「ソのナチュラル」に気をつけましょう。
第11曲「われは海の子」。これも前奏の16分音符のパッセージを聴く練習をしました。この1小節間で4拍子をしっかり意識して、「われは海の子」の「わ」をはっきり出します。繰りかえされる「タン・タン・ターア・タ」のリズムはノン・レガートで歌って、曲に活気をもたせます。
第12曲「砂山」は2小節単位で波がうち寄せる感じをとらえ、フレーズのあたまにアクセントを置きます。歌いだしから第8小節はいったん終わりらしく、つづく第9小節でクレッシェンドして第10小節「呼べ呼べ」に重心をもってゆきます。
終曲の第13曲「椰子の実」。
歌から第2小節の「名も知らぬ」は、2分音符に旋律の重心を感じます。第4小節「島より」は、「レ」の音がぶらさがりぎみ。ピッチを保ちます。第9小節では出だしの高い音をよく意識して、用意しておいて声を出しましょう。
第12小節「離れて」はいったん歌をおさめるような感じで、あらためてたっぷりと、つぎの「なれはそも 波に幾月」に入ります。
第14小節は歌詞にしたがってブレスするので、1番と2番では息をする箇所がかわります。1番は「波に」のあとにブレスですが、2番では「今日の」までいってから息をしてください。
「八重の潮々」では、最後の音にテヌートがかかっています。たっぷりのばして、つぎの部分に勢いがつながるように歌います。ただし4分休符があるので、のばしすぎには注意。
最初は全曲をとおして、2回めは上記のようにこまかく確認と注意をしながら、練習は1時間20分ほどつづきました。
南さんが差しいれてくださったお茶をみなさんでいただき、ティータイム。
それからこんどは、なおき先生の指揮なしで立って歌ってみました。よく注意をまもって、とても上手です。明日が発表会だってだいじょうぶ!
そのあとドレスの打ちあわせと、独唱の伴奏あわせの日時をとり決めて散会しました。ご苦労さまでした。(かほ)
レッスン日 2008年6月1日(日) 15:00
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