血の誓い

カーク、KNTVで久しぶりに韓国ドラマを観たよ。連続ドラマだけど、旦那が浮気して奥さんが浮気の現場を抑えようとして旦那の会社に乗り込んでくるみたいな話だったよ。ていうか、その奥さんは勤めてる会社が倒産して、社長から別の会社を紹介されるけど、紹介されたのは旦那の会社でさ。面接を受ける前に旦那と浮気相手が一緒にいるのを見つけて、その浮気相手に掴みかかるんだよ。でも旦那は浮気相手の味方をしてさ。まぁ、社長の娘だから機嫌をそこねるわけにはいかないんだけどさ。

社長の娘と浮気をしているのかよ？

そういうことだよ。しかし、世の中には奥さんがいても浮気する奴もいて不公平だと思うよな。

冴えないオッサンの本心だな。

でも、自分も昔はエリートの端くれだったから一瞬モテた時もあったけどさ。

一瞬って瞬きするぐらいの時間だろ。せいぜい2、3秒かよ。

2、3秒では何も出来ないだろ。まぁ、自分の勘違いかもしれないよ。某団体にいる間はエリートの端くれだったけど、数年で辞めて、その後はクリエイターの端くれになったんだよ。それほど才能があった訳じゃないし、イバラの道だよな。ていうか昔話をするつもりはなかったんだよ。ドラマの話だけどさ、浮気相手を演じてる女優さんより、浮気された方の奥さん役の女優さんの方が親しみやすくていいと思ったよ。主役だから当然かもしれないけどさ。また中世のヨーロッパの話をするか。

ペーターとジホンで悪い魔女たちをやっつけに行ったんだろ。

そうだな。若いヘリンの考えた作戦を実行したんだよ。東洋の龍を使う少々残酷な作戦だよ。魔女たちのアジトに忍び込み浴槽に鯉になった湖の龍を入れて、タイミングを見計らって龍を元の姿に戻したんだよ。湖の龍は一番年上の魔女に襲いかかってさ、その魔女は抵抗する間もなくあっさり龍の餌食になってしまったんだよ。

死んだのかよ？

一撃だよ。龍に食い殺されたんだよ。他の魔女たちは慌てて逃げたけどジホンが魔法をかけてアジトの外に出れなかったから袋のネズミだよ。魔女たちは魔法で湖の龍を攻撃しようとしたけど龍には効かなかったんだよ。なぜ魔法が効かなかったのかと言えば、ジホンが龍を守るために魔法でシールドのようなものを作って保護していたんだよ。魔女たちは龍に魔法が効かないし逃げ場もないからついに命乞いをしたんだよ。もう悪だくみはしないから助けて欲しいって言ってさ。

助けてやったのかよ？

騎士のペーターにも慈悲の心はあるんだよ。一番年上の魔女がリーダーのようだったし、実はその魔女たちの本当の姿はイタチやネズミなんだよ。魔女たちに二度と魔法は使わないと誓わせてさ、魔女たちはその誓いを破ることは出来ないんだよ。

そんな魔法があるのかよ？

ファンタスティック・ビーストのシリーズでダンブルドアとグリンデルバルトがお互いに戦わないと誓って魔法をかけたという話があったよ。決してその誓いを破ることは出来ないんだよ。おそらくその誓いを破ったら死ぬ運命なんだよ。

また映画のパクリかよ。

パクリって言ったら人聞きが悪いだろ。参考にさせてもらったということだよ(ｰ ｰ;) 騎士のペーターは魔女たちに血の誓いを立てさせて、それから以前にも使った魔法の杖で魔女たちの魔力を奪うと魔女たちはイタチやネズミの姿になったんだよ。そのイタチやネズミをジホンが移動の魔術で遠い異国へ飛ばして、それで一件落着だよ。

ペーターは魔女たちに血の誓いを立てさせたりは出来ないから全部ジホンがやったんだろ？

まぁ、そういうことだけどさ。しかし、ヘリンは何をしてるのかな？グループが活動停止でヒマだからって男と遊んでないだろうな。

ペーターがそんなことを気にしても無駄だけどさ。所詮は住んでる世界が違うんだよ。

ヘリン、もし日本に旅行に来たら車で六甲の夜景を見に行こう。フェラーリかランボルギーニをレンタルしてさ、山道を稲妻のように駆け抜けるんだよ(￣д￣;)

仮にペーターがスーパーカーをなんとかレンタル出来ても飛ばせる訳がないよ。事故っても弁償出来ないからノロノロ運転でさ、カメのように遅いって言われてしまうんだよ。ドンガメ？ってさ。

やかましいんだよ。

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」より