考えが変わったのかよ?
まぁ、現実的に他の企業がAIをどんどん活用してるのにある会社は、AIは使わないで今まで通りのやり方でいくとなったら、ひょっとしたら競争に負けるかもしれないよ。そう考えると世の中の流れには逆らえないような気もするけどさ。でも、クリエイティブの世界に限っていえば、AIにイラストを描かせたからと言って、ある日、AIと立場が逆転してAIに支配されるなんてことはあり得ないだろ?
あり得ないのかよ?
イラストの背景じゃなくて、例えば、工場の操業をAIに任せたら、ある日突然AIが人の命令に従わなくなって反乱を起こすなんてこともあるかもしれないけどさ。それでも、工場の外に出れば大丈夫だろ。
工場の外に出れば大丈夫かもしれないけど、その工場は昔のようにAIに頼らないシステムに戻すしかないよな。そもそもAIの本体ってどこにあるんだよ?
イラストの背景を作るようなAIはたぶんサーバーの上にあって、オンラインでデータのやり取りをしているんだよ。でも、工場でAIを使うなら工場の中に設置するかもしれないよ。かなり費用がかかりそうだけどさ。ということは、あまり予算のない中小企業にはAIの導入はハードルが高いってことになるよな。まぁ、何重にも安全策を取っていれば、AIと立場が逆転するなんてことにはなかなかならないんじゃないかな。逆に危険なのは、戦争はあまり起こってほしくないけど、戦争にもAIを活用するようになったらAIが敵ではなくて味方の人間を攻撃するのはあり得ないことじゃないよ。だから、AIを活用する時は、仮にAIが暴走したら手に負えないような場所では使わないとかさ、そういう決まりを作っておくべきだと思うよ。
それで大丈夫なのかよ?
正直、大丈夫と思えないけどさ、現在の状況でAIの活用を止めるのは難しそうだよ。車の自動運転だって、車が人の言うことを聞かなくなったら車は凶器だからさ、やめた方がいいかもしれないけど、既に開発が進んでいるようだし事故が連続して起こるとかしないと歯止めはかからないと思うよ。そういう脅威が具体的になるまでは誰にも止められない気がするよ。また中世のヨーロッパの話をするか。
ピカピカの女王の城で人魚を見つけたけど、なんだかおかしかったんだろ?
そうだな。捕まって閉じ込められていた割には陽気でさ、何だかテンションがおかしかったよ。人魚は、お兄さんのお名前をまだ聞いてなかったですね、お名前は何とおっしゃるの?と訊くから、騎士のペーターは、ペーターと言いますと答えたんだよ。
どこがお兄さんなんだよ?冴えないオッサンだろ。
いちいち突っ込まなくていいんだよ。人魚は、良かったら一緒に遊びませんか?って言ってさ、横で話を聞いてたジホンは人魚を睨んだんだよ。ジホンは、人魚を連れて帰るのか放っておくのかどうするんですか?って騎士のペーターに訊いてさ、騎士のペーターは、別のジョーカーの弟子の手下が来たら人魚はまた閉じ込められるから連れて帰るしかないって言ったんだよ。でも、その前にハヨンとアリスと話をしてきます、と言って、騎士のペーターは道案内をしてくれたサルに、ハヨンとアリスの居場所を訊いたんだよ。サルは、案内しますって言ってさ、騎士のペーターは一人でサルの後をついて行くことにして、ジホンは人魚がどこかへ行かないようにその場所に残ったんだよ。騎士のペーターは城の中をサルの後をついて歩いたけど、ふと人魚と少し遊んでいきたい誘惑にかられたんだよ。
情けないオッサンだよ。
でも、サルが着きましたって言うから、余計なことを考えている場合じゃないと思ってさ、城の広間へ入るとハヨンとアリスが椅子に座っていたんだよ。騎士のペーターがお久しぶりです、と言うとハヨンとアリスは少し驚いた表情をして、何故城に来たのか訊いたから騎士のペーターは湖畔の建物に住んでいた人魚が連れ去られた話をしたんだよ。騎士のペーターは、人魚を見つけたからもう帰りますと言ったけど、二人の表情が何だか暗く見えたから何かありましたか?って訊いたんだよ。すると、ハヨンは、ジョーカーの弟子がたまにやって来て、城に住み続けたいなら自分の言うことを聞けと言って脅されていると言ったんだよ。騎士のペーターの因縁の敵だからここで倒したいところだけど、また逃げられるかもしれないとも思ったんだよ。それで、本当はすぐに元の世界へ帰る予定だったけど、予定を変更して、ジョーカーの弟子本人か手下が来るまで待つことにしてんだよ。
でも、いつ来るか分からないんだろ?
ハヨンの話では、ジョーカーの弟子か手下が2週間おきぐらいに城の様子を見に来るということだよ。騎士のペーターはハヨンに、ジョーカーの弟子か手下が来るまで城に滞在することにしますと言うと、ハヨンは空いてる部屋に泊まって下さいと言って、サルにどの部屋かを指示したんだよ。
サルはハヨンの家来かよ?
別に家来じゃないと思うけどさ、ハヨンもサルのことをよく知ってるんだよ。騎士のペーターはハヨンに礼を言ってジホンのところへ戻ったんだよ。まぁ、確実にジョーカーの弟子を倒せるとは限らないし、あまりハヨンに期待を持たせないようにしたんだよ。ジホンのところへ戻ると相変わらず人魚は陽気なままで、このお姉さんが私を睨むんですよ、何とかして下さいって言ったんだよ。騎士のペーターはジホンにしばらく城に滞在することになったと告げ、ジホンも一緒に城に留まることで問題ないか訊いたんだよ。ジホンは、仕方ないですね、って言ってさ、先に部屋で休みますと言って、ハヨンが使っていいと言った部屋の方へ廊下を歩いて行ったんだよ。騎士のペーターは、人魚をどうしたものかと考えたけど、その部屋に置き去りしたらジョーカーの弟子か手下に捕まる可能性があるし、一緒に連れていくしかなかったんだよ。人魚は廊下を歩きながら、ペーターさんもたまにはのんびりしたらいいんですよ、とか言って、騎士のペーターの手を握ったり体を摺り寄せたりしたんだよ。ハヨンは気を効かせて、二部屋を使っていいと貸してくれたけど、騎士のペーターは、ジホンだけ別の部屋に泊まって、人魚と一緒の部屋に泊まれないかと本気で考えてしまったんだよ( ̄д ̄;)
エロいオッサンだよ。ジホンが許すはずがないよ。
朝、ジホンが部屋に来たら、騎士のペーターと人魚が裸で寝ててさ、騎士のペーターが、これは何かの間違いだ、間違いに決まっていると言って謝る姿が見えるようだよ。
アホなオッサンだよ。