~紫上の茶亭~

お茶でも飲みながらまったりとおしゃべりしましょう(*^^)

自閉症のもりもとさんとハルさんの対談

2018-12-19 | 発達障害関連セミナー・講演会
週末はおめめどうのセミナーでした。
今回は自閉症の当事者であるもりもとさんと
ハルさん(おめめどうの社長さん)のチャット対談。

話し言葉の理解のしにくさや
曖昧な言葉のわかりにくさなどが
よくわかりました。
「耳が聞こえる」「言葉がしゃべれる」と
「話し言葉が理解できる」は
イコールではないんだなと改めてわかりました。
そして、もりもとさんが
「筆談で会話をすることで対等な立場で
会話ができる。」
とチャットに入力されたのを見て
自閉症の人にわかりやすい方法で接することが
その人の人権を守ることに繋がるんだなと
思いました。

自閉症の人の感情が淡々としているのも
今回の発見でした。

セミナーに参加されていた学校の先生が
「行事で達成感を感じることはありますか?」
と質問された時のもりもとさんの回答は
「達成感って何ですか?」
ということでした(^-^;

そのやりとりで、学校の期末懇談会で話題に
あがった音楽会の話を思い出しました。
音楽会のプログラムに交流学級と支援学級の両方の出番があり
支援学級の児童は両方の練習をしました。
先生は
「がんばっただけ成長するし、子供達の自信に繋がる。」
と言われていましたが
太郎はきっと「(音楽会)終わったな」という
感想しかなかったんじゃないかなと
思います(^_^;)

太郎に「休み時間は誰と何して遊んでるの?」と
なにげに聞いたことがあり、太郎は
「誰とも遊びたくない!
僕は休み時間はゆっくりしたいんだ!!」
と怒りだしました。
たぶん、休み時間まで小太鼓の練習を
させられていることに対して
「がんばって練習して音楽会を成功させる!」
という意欲的なものはなく
「なんで休み時間に休めないんだ!」と
怒りがこみ上げてたんだと思います(^_^;)

先生から
「がんばってますよ」「楽しんでますよ」
とよく聞きますが
本当に太郎はそう思ってるんだろうか・・・?と
常に先生の気持ちと太郎の気持ちに温度差を感じます。

セミナーの後、本を購入して
もりもとさんにサイン(お手製のハンコ)をもらいました(*^^*)