![]() | グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (扶桑社文庫) |
扶桑社 |
この映画版は宮沢賢治原作、キャラクター原案は、この本の著者 ますむら・ひろしさんです
人間ではなく、猫がキャラクターとなっています
この本は、原作に非常に忠実な劇画化であると、まえがきにありました(場面進行や会話もセリフも殆ど全て原作通りとのこと)
この作品が大きなスクリーンに飛び出すのだなぁ・・とイメージしながら読み進めました
最初から最後まで ずっと静かに胸に問いかけられているような 同時に自分に問いかけているような
そんなしみじみと余韻の残る作品でした
劇場版グスコーブドリの伝記2012年7月7日公開 では、
主人公の声優をされる小栗旬さんの声が きっと染み入るように感じられるだろうなぁと思いました
蔵様は、コトリ というお役の声を担当されます コトリは不思議なキャラクターであると紹介されています
ますむらさんのあとがきに
原文を読んでみたいと思った方はぜひ 「グスコンブドリの伝記」と 「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」も
読んでくださると、「グスコーブドリの伝記」が一段とふくらんでくると思います。とありました
参考までに検索してみましたら、両方とも、宮沢賢治作品館・童話篇
の中の童話作品でした
宮沢賢治さんが、飢饉におそわれている岩手の農民の手助けをしたいという願望の中で書かれた作品であり
いま、上映されることのシンクロニシティを感じます
公開が楽しみです
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