８０～９０年代初めに人気だったイギリスのデュオ、スタイル・カウンシルの『ザ・ロジャース』です。
オサレなサウンドの中に、当時のイギリスへの痛烈な社会批判の歌詞がのっかっています。日本人はただオサレで聴いてただけだけど。
この曲が入っているCDを車の中で久しぶりに聴いてみた時にアレッ、て思ったことがありました。楽器の音の方が前に出過ぎちゃって、ヴォーカルのポール・ウェラーの声が薄くて存在感がないんですよ。歌の中ではサッチャーさんの批判なんかして、反骨精神のあるやつだと思ってたのに、ホントのところ結構弱気だったんか～コイツは、って。それで歌声の方じゃなくてサウンドのほうが印象に残ってるのね、って勝手に納得しました。家のラジカセで聴いてた時はそれほど感じなかったんだけどなぁ。
そんな理由で、このバンドは、ウチのカーステレオの『殿堂入り』リストに入るという栄誉に恵まれませんでした、残念。