2016年に急逝したプリンス。彼の父親ジョン・L・ネルソンはジャズピアニストだったそうです(2001年没)。
プリンスは自分の作品に父親の名前を何度もクレジットしており、ジャズミュージシャンであった父親の影響を多分に受けていたことが分かります(プリンス母はジャズシンガーだった)。
プリンスの姉のシャロンがかつて父が住んでいたアパートにて未発表の楽譜を発見し、彼女のプロデュースのもと、ジョン・L・ネルソンの甥、つまりプリンスの従兄にあたる伝説のジャズドラマー、ルイス・ヘイズがアルバムに参加し、未発表曲に息を吹き込んで現代によみがえらせました。
レコーディングはかつてプリンスのマイスタジオだった『ペイズリーパーク・スタジオ』で行われたそうです。
下のリンクページで全曲を試聴することができます。耽美的でありながら意外とポップで聴きやすい印象です。そんな部分がプリンスに影響を与えたのかな?
私のお気に入りは6曲目のボサノヴァ調の『ハート・オブ・マイン』です。とってもスウィートなサウンドです。