鈴木智香子の『この曲が聴きたい!!』 = A Song A Day =

その日の気分や季節柄に合わせて、ジャンルを問わず、とっておきの音楽をご紹介します。

【番外編】原節子さん

2015年11月30日 | 日記

原節子さんの訃報に際し、いろいろ思いをめぐらせています。

私の考えは鑑賞者よりも、やはり演じる方の視点に立ってしまうのですが、彼女に何が起こったのか?引退を決意させたきっかけは何か?本人の口から対外的に出てくる理由はきっと、「別に。ただ、まあいろいろあって、もういいかなって思って」といったところだったんだろうなと推測します。

それが証拠に、誰も彼女の引退の理由はこれだ!と断言した人はいません。

原節子さんのような引退の仕方をした女優だと、真っ先に思い出すのが、グレタ・ガルボです。そして、歌手だと、やはり、ちあきなおみでしょうか?

私は、彼女たちが綺麗なうちに、全盛期のうちに一線を引いた、というのは観賞する側の憶測だと思っています。

きっと彼女達の中で、『何かが死んだ』のだと思うのです。 いままで、創造の活力になっていた何か、将来の展望を形成する発火点になっていた何か。 それが創造の源であり、助けであったパートナーの死なのか、時代の急激な変化なのか、そういったものが、彼女達に引導を渡したのかな。

演じたり歌ったりというのは、いろんな奇跡の上で成り立っているな、とつくづく思います。人間は生身でできているし、本人は健全で、新しいことに挑戦する気満々だったとしても、活動の障害となるいろんな外的トラブルに見舞われ、活動に影響することだって多々あったはずです。

そんな微妙なバランスの中で成り立っていたものが、何か一つの要因が崩れて、彼女達は引いたのではないでしょうか? それこそ、バタフライ・エフェクト級の何か。

でも何をもってバランスだったのか、その中で何が崩れたのか、本人達にとって具体的に言葉に表して理解を得る必要もないので、他人には、共感は難しいんだと思います。

そういえば、男性で、そういう引き方した人、意外と思い当たらないんだよなあ。新しい時代がやってくる前に亡くなった人は思い当たるけど(例えば、フランス俳優のジェラール・フィリップ。ヌーヴェルヴァーグが到来する前に亡くなったので、彼の印象は今でも端正で穢れのないイメージのまま…)。

 

最近見つけた動画です。この人、素敵だわあ。

『日本人離れ』、そう、原節子さんもそんな風に形容されていたっけ。もうこの言葉自体、当時ほど有難がる人もいなくなりましたよね。 


【男性編】どんくさい人が好きだ【営業さん】

2015年11月09日 | 日記

前回の投稿を思い切って個人のフェイスブックに挙げたところ、男前の方々からたくさんのいいね!を頂戴しまして、恐縮しております。多分、男前な方々の許容幅が広いお蔭で、「また突然何を言い出すかと思ったら。ふん、まあいいでしょ」ってなもんだろうな、と思ってるんですけど(笑)。センシティブな話題にも関わらず、いいね!を下さった男性の方々、広い心で一笑に付してくださって有難うございました。

じゃあ今回は、調子にのって男性のお話を。

中でも日々、教室を通じて新しく出会う方というと、生徒さんを除けば、営業の方が圧倒的に多いのです。

意外と長くお付き合いをさせていただいている営業さんは、隙がありありで、不器用でも愛嬌のある、嘘が苦手そうなタイプの方です。 

どんくさいとつい応援してあげたくなるし、例えば商品名がとっさに出てこなくて口ごもっているとか(笑)、FAXずっと待ってたのにいっこうに送ってくれないなどの軽いポカをやっても、「まあ○○さんだからいいか」、って思えてしまう、ある意味人徳者なのです(で、なぜかこういう人がトップセールスをあげていたりする!)。 でも、商品知識はものすごく豊富で、自身も当然使用実績があったりして、要らない機能などはたとえ一押しの自社製品だったとしても「これは、御社にとっては必要ないです」ときっぱり言い切る一面もあったりします。

外見的には『刑事コロンボ』タイプで、つくづく人って外見で判断できないな、と思わせてくれます。

 

一方、キレッキレで滑らかなセールストーク、おまけに完璧な資料をもって武装してくる営業さん(IT広告系に多い)は、日頃ストレスが溜まっている鈴木の恰好の餌食になり、教室の応接スペースが『論破ールーム』と化し、大抵、鈴木の『ストレス勝ち』になります(笑)。 

外見的には身体にピッタリっていうかピッチリ合ったスーツに身をまとい、履いている靴が大抵上向きにとんがってます(笑)。

今までの経験でいうと、こういう方々は、契約に至らなかった場合でも、リターンマッチを挑んでくる、ということはまずないですね。 自分が売っている商品を、前回と違う切り口で紹介してみよう、とか、この商品をこのように使っていただくと、音楽教室の御社にとって絶対お役に立ちます!と説得する情熱、そして何よりも、自分の売っている商品を信じる気持ちが、やっぱり足りないんだな、と思います。 そうそう、唯一そうやってリターンマッチを挑んできた営業さんがいました! それは某情報系大手の、男前な女性の営業の方でした!そして今でもその契約は9年間続いています。
 
人柄で契約するしないを決める、というところは、とっても田舎もんの発想だとは重々承知しているのですが、この見方の基準が大きく変わることは、これからもないでしょう。

 

 

 


【辛口】つるむ女が嫌いだ【御免】

2015年11月03日 | 日記

ずばり言いますが、私は職業柄、そして性格上、友人が少ないのです。いや、いないと言っても過言ではありません。

教室は平日の夜までやっているし、土日祝日もよっぽどの用事がないかぎり出歩くことはないです。

そうなると、土日祝日お休みがある会社員系の友人とはだんだん疎遠になっていきました。しょうがないことですね。

でも、このライフスタイルがとても自分の性にあっていて、気に入っています。

むしろ勤め人だった時代から考えると、やっと自分にとって理想のライフスタイルを手に入れたような気がします。

 

私はお酒は全く呑まないし、飲みに行く習慣がありません。

おいしいイタリアンのお店にはたまに行きたいと思いますが、どれだけいいお店を知っているかはステイタスではないと思っています。お店は必ず知り合いのところに応援を兼ねて行きます。新規開拓にはいつも慎重です。

たまの旅行はしょうがないから主人と行く(お互いそう思っている)。教室があるので海外は今のところムリ。

等々、友人と量的な交流が極端に少ないお蔭で、自分は何が必要でで何が必要ではないのか、今、これからどうしたいのかを、無風状態の場所でじっくり考えられるというメリットが多分にあります。

これは私が取り組んでいる音楽やそれに関する日々の活動(教室とかたまの演奏とか)にとっても、最適な環境だと思っています。

 

と、まるで周囲の人を邪魔者扱いしてしまったように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

普段あまり会うことがなくても、凄く魅力あるなあと感じる人達がいます(とりあえず今回は女性の話)。

そういう方たちは、大抵仕事や家庭のことで忙しくしていて、めったにプライベートで会うことはありませんが、それでもいつか何かの折に一緒にテーブル囲んでみたいな、と思わせる人達です。

で、そういう人は、こっからが本題です。基本『つるんで』いません。

大抵独自の裁量で仕事を切り盛りし、部下の面倒を見ながら日々の仕事をこなし、一生懸命一日を生きています。一言で言うと『男前』な女性達です。

こういう女性は、

決断が早く、おまけに責任を負っている人の立場を慮ることができるので、世間の一般の女性たちのようによくありがちな、

「考えとく」とその場を曖昧に流しながら、結局ギリギリになって「やっぱり用事があってダメ」などと、何かと天秤にかけたのか?で、こちらの提案が負けたのか?と疑念を抱かせることは決して言いません。

 

基本一人で行動することに慣れているので、

「○○さんがいないと私一人になっちゃうんで」とか、どこかの田舎の小娘のようなことは決して言いません。

 

その場で自分が得たいものが何か明確に分かっているので、

周りの消極的意見や低レベルさに呑み込まれるなんてことは決してありません。

 

教室を通じて、こういった女性達に出会えたことに凄く感謝しています。完全なお友達とは言い切れないかもしれませんし、私もグダグダな慣れあいになろうとも思っていませんが、いつも心のどこかで励みにさせていただいています。

まるで歯車同士が一瞬触れ合って、また離れていくように、長く浅く、お付き合いをしていけたらな、と思います。

 

 

 

ここで辛口ついでに、鶴舞周辺で気づいた、年齢に関わらずつるむ女達の特徴。

2、3人〜5、6人でつるんで歩いている場合、

①目線の高さが一緒(背が高くても、低くても身長がほぼ同じ、凸凹コンビはほとんど見ない)

②化粧やファッション、ヒールの高さが同じ

③顔のレベルもそれぞれのヒエラルキー(階層)が何となくあって、そこに丁度良く収まっている。詳しく言うと、美人チーム、そこそこチーム、女捨ててるチームに分かれていたりする。

④そしてどのチームも、基本的にその枠から出ようとしない。 

 

男性はこんなの敵に回したら、やっかいだよ〜伝家の宝刀、『一斉生理休暇』とられちゃうぞ〜(笑) !